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2016年06月10日

熊本ボランティアレポート

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今回、南阿蘇を中心にボランティアに行きました。訪問する前にニュースや新聞で熊本全体が壊滅的な状態と聞いていたので、交通機関や宿泊など不安でしたが、実際に着いてみると多くの旅館や施設が再開しており、今回案内していただいた本田さんによると地震は断層上に位置するかどうかで被害が大きく変わるので、断層上でなければ被害が少ないところも多いそうです。

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 まず1日日は被害の大きかった場所の見学と 志朗チャイルドサポートで集まった義援金を渡すため九州学び舎代表理事の長野さんを訪問しました。最初に見学した崇城大学にある民間災害センターでは、ボランティアの7割以上が熊本県外であり、中には外国人のボランティアもいました。次に、被害の大きかった益城町と熊本市内を廻りました。ここの二か所は日奈久断層と布田川断層の二つの断層上に位置しているので、行く前にあまり被害のない熊本市内を見ただけに亀裂の入っている道路や1階部分がひしゃげたマンションと被害の差が印象的でした。 
 次に九州学び舎代表理事、長野さんの会社がある南阿蘇を訪問しました。南阿蘇村でも断層の上に家があるかどうかで大きく変わるため、同じ区内や町内でも大きく被害が変わるそうです。その結果、隣人同士でも被害の度合いが異なり、お互いに地震の被害に対する共有が難しく、普段密接な関係だからこそ、今回の地震により町内や区内で、もめごとが増えているそうです。

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 二日目は長陽地区にあるペンションあかね雲さんの荷物運びを手伝いました。またペンションオーナーは元々東京でボクシングトレーナーをしていたということで、志朗と格闘談話に花を咲かせていました。
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その後、東海大学周辺と南阿蘇大橋の崩壊現場を訪問しました。本当に道から先の橋が消え、掛かっていたはずの橋の向こう側は土砂崩れの影響で橋がどこにあるか把握するのも難しい状態でした。また東海大学周辺では、学生アパートや学生向けの商売で成り立っていたため、今後どうなるかわからないそうです。
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 三日目はまず酪農農家と東海大学の職員をしている藤本さん宅で酪農を手伝いました。

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今は牛舎に入っているが、地震直後は牛が怖がり、入れるのがとても大変だったそうです。

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また、牛舎は傾いているので建て替えなければならず、藤本さんの自宅も中心の柱がずれているので、まだこのままリフォームして住むか引っ越すか悩み中だそうです。

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 今回ボランティアをして感じたことは、現在ボランティアの数が減っているが、これから熊本では梅雨に入るため、地震の影響で地盤がゆるくなったところが雨で崩れる可能性があり、人はいくらいても足りないそうです。更に5年、10年と長期で復興に時間がかかるため今後も一回で終わらず定期的にボランティアに行けたらと思います。

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*土砂災害のためつぶれた車が何台もありました

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