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2020年03月01日

台風15号災害支援情報共有会(2月)参加報告

去る2月18日(火)、千葉南部災害支援センターがある鴨川市「里山オフィス」にて台風15号災害支援情報共有会がありました。
当日は、今も現地で技術系特殊案件支援を行う災害支援NPO他約15団体、5市町社会福祉協議会、2自治体+県危機管理課、県民生活文化課が参加して行われました。
台風災害から5ヶ月が経過していますが、現地被災者の状況をよく知る支援団体からの課題として上げられていた内容について共有したいと思います。

◆災害支援NPOより
●ブルーシート展張(千葉県南部は今もブルーシートに覆われた家屋が多い状況です)
・ブルーシートの劣化への対応が増加、ボランティアが対応している。
・地元業者との付き合いを大事にする地域性から本工事の順番を待つ家が多い。
・県が有料事業者を紹介するシステムがあまり機能していない(検証必要)。
・声をあげられず、張り替えていない家もある。
・本工事まで長期化が予想されることから、粘着ルーフィング+シルバーシート施工に切り替えはじめた。このような被害は全国的に見ても千葉県のみ。
●カビの発生
・行政が支援した実績はなく、住民自ら処理またはボランティアが対応している。
・高齢者、障害者などは自力でできず、健康被害が心配される。
・住民向けのカビ対策の講習が必要ではないか。
●生活困窮者・年金生活者
・家を修理する費用がなく、20%補助があっても残りを自己負担できず、再建をあきらめる人が多い。
・このままでは、困窮者が増加する。生活保護に至らない困窮者をどう支えるか。
・迷惑をかけたくないと声を上げない人が多く見られる。
・被災者向けの情報が取得しにくく、書類申請も不慣れなため、制度を利用していない人も多いのではないか。
●空き家、別荘が多い
・今回の災害での人口流出が多い。
・普段住んでいる人がいない家屋がそのまま放置され、倒壊による二次被害が心配。
・相続問題があり、放置されているケースもある。
●ニーズ拾い
・被災者からはニーズが上がってこない。理由は被害状況に差があり遠慮や我慢をしている。
・今後は足湯やサロンなどのイベントを企画し、会話の中からニーズを拾いたい。
●担い手
・一般ボランティアの減少が課題。
・高速料金無料化、人件費の確保、ボランティア保険など課題が残る。
・県外からの災害ボランティアの滞在期間が費用の問題で3月末〜4月末が予想される。その後の対応が懸念されるが、技術系特殊案件に対応する地元団体ができているので期待したい。

◆社会福祉協議会より
・ボランティアセンター閉鎖後、復興支援センターや丸ごと支援窓口として、ブルーシート展張に関する案件のみ受付している。
・マンパワーが足りない。

◆参加した市町より
・マンパワーが足りず、申し出があったものに対してしか対応ができない。
・制度説明など住民への幅広い周知ができていない。おいつかない。
◆千葉県の危機管理課からは住宅課の資料として、被災家屋修理の対応状況が報告されました。
【参考】
半壊:修理申し込み2334件/修理依頼1032件/完了328件
一部損壊:11464件/修理申し込み2047件/修理依頼1044件/完了201件
・県主催のブルーシート展張講習会が2〜3月に実施される。受講者が参加、作業しやすい環境をどのようにつくっていくのか、検討必要。


時間の経過とともにメディアによる情報も少なくなったり、次から次へと災害が起きて被災地の状況がどうなっているのか知る機会が少なくなってきていますが、現地ではいまだに雨漏り、家の中が水浸しやカビ発生で安心して暮らすことができない方々が多くいる状況の中、どうにか人として最低限の住居は確保してほしいと多くのボランティアが被災者に寄り添った支援をしていたり、地域住民による新たな支援グループが立ち上がり活動が始まっています。
弊財団でも可能な限り現地の状況や支援活動の状況などをお伝えすることで、さらに次の支援につながればと思います。

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posted by 公益財団法人ちばのWA地域づくり基金 at 13:22| Comment(0) | 2019千葉県台風・豪雨災害支援基金
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