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福祉施設商品仕入れ旅〜岩手編(14)カナン牧場続き〜旅の最後に [2011年09月08日(Thu)]
(続きです)
前の記事はこちらです

「あ!そういえば!次いつ岩手に来ます?今度凄いパンを焼くんですよ。米よりも高い凄い貴重な麦でパンを焼くんです」

菅生さんの魅力はこの、常に前を前を進んでいく感じですね!
パン食べたいです!



いやあ、菅生さん素敵だったなあ。
さてさて、この近くにカナン牧場と同法人の施設があるそうです。
早速行ってみましょう。



あ、ここだ。
「ひつじ工房」??
こんにちわー。



わー!羊だー!



めえーめえー言ってるー!

おじゃましまーす。



凄い!羊毛で商品をつくっているんですね!



可愛い!



可愛い!



可愛い!

うわーずっと見ていたいけど、もうレンタカー返しに行く時間が来ちゃった!



羊さん、さようならー!



今回の旅はこれで終了だなあ。
岩手は凄い施設がいっぱいあったなあ。
今回の旅を思い返してみよう。

・岩手は全国から授産品の注文がきている。

・しかし注文の多い施設と注文の少ない施設にわかれてしまった。これはもったいない。解決方法探すべき。

・授産品販売、支援が目的だといつか終わる。せっかく商品が良いのだから 経済活動にしてゆかなければ。経済活動だったら継続してゆける。

・各施設、運営のために様々な工夫をしている。これって、社会を良くするためのアイディアがいっぱいつまっているんじゃないか?

・商品を販売することって、品物をお渡しすることはもちろん、その品物がつくられた背景、込められたメッセージもお渡しすることができる。

・素敵な商品には素敵なストーリーがあった。これを販売を通して伝えてゆくことで社会がかわってゆくんじゃないか?

・素敵な商品にはメッセージを発する力があるから、まずはその商品を手にする場所を増やすことだな。

・町の中で何気なく手に取った商品が素敵なメッセージを持っている。それを受け取る人が増えてゆくことで社会が変わってゆく…


うーん、なんなく、次に僕がやるべきことが見えてきそうな…

レンタカー屋さんに着いた!
すみませんーレンタカー屋さん!
カーナビが凄いカーナビでしたよー。
結局ずっと外の地図見ながら運転してましたー。


あっと思いました。
そういえばここ最近、カーナビができてから、ずっとカーナビを見ながら運転してました。
でも今回、久しぶりに外の表示版を見ながら、町の人に道を訊きながら車を運転しました。
それで不便だった?
まあ、不便ですけど
知らない場所を走るドキドキ感。
道と人に尋ねた時の会話のほっこり感。
まさに旅を満喫できたのはカーナビが不調だったからです。

今回のカーナビの件と同じように
効率化を求めて捨てていたドキドキ感、ワクワク感って
僕、いっぱいあったのかもしれませんね。
カーナビに感謝です。
一人での旅が寂しくなかったのもカーナビ不調のおかげかも。

さあ、関東に帰りましょう!
駅はここから10分くらいだそうです。
歩きましょう。
それからゆっくりと電車の旅を楽しみましょう。
駅に着きました。



こ、これは…
時刻表調べればよかった…
携帯電話に入ってる「ナビタイム」で検索しよう…
今日中に帰ることできるかな…
福祉施設商品仕入れ旅〜岩手編(13)カナン牧場 [2011年09月08日(Thu)]


二戸郡一戸町にやってきました。
綺麗な田園風景ですね。

綺麗な景色の中にいると、心も綺麗になったような気がしますね。



今回の岩手県の旅の最後の訪問先「カナン牧場」がこの一戸町にあります。

岩手に入る前に、沢山の方から「カナン牧場には行ったほうがよいよ」と勧められました。
カナン牧場の同法人「ヒソプ工房」の「ちきゅう石けん」は質が高いことで有名です。
今回訪問した岩手の福祉施設職員の方々からも「カナン牧場は勉強になるよー」と教えていただきました。
車の運転をしながら、わくわくしてます。



カナン牧場に着きました。

カナン牧場の経営法人「カナンの園」は1972年設立と言いますから、もうすぐ設立40年を迎える歴史ある法人です。

児童施設「奥中山学園」開設から始まり、カナンの園に集まる人に支援が必要であれば、
教育、生活ともに必要な支援を提供してゆきました。

カナンの園の規模は大きく
児童施設、成人更生施設、授産施設、通所生活介護3ヶ所、ケアホーム3ヶ所、グループホーム9ヶ所、短期入所事業、居住介護事業。行動援護護事業。日中一時支援護事業と多岐にわたります。

その中で「カナン牧場」は障害のある方の就労の場所としてつくられました。「就労継続A型」「就労移行支援事業」の枠組みで運営されております。

「就労継続A型」とうのは障害ある方を雇用する事業形態です。ちゃんと雇用契約を結び、社員として働きます。ということは、その町の最低賃金以上で障がい者を雇用するということです。岩手県の最低賃金は645円。
今までのいわゆる「作業所」の全国平均工賃は月に12,695円(平成21年)ですから時給になおすと80円くらいでしょうか。

このように賃金の桁が違う就労継続A型ですが、なかなかに運営は大変です。作業所のように賃金出来高制の工賃支給の形ではありません。社員として雇用するわけですから施設長に経営感覚が必要になってきます。

「就労移行支援事業」は利用者が一般就労できるように2年間をかけて知識と技術を学ぶ事業所です。

玄関のドアを開けます。
こんにちわー。

施設長の菅生さんが出迎えてくれました。

「ようこそいらっしゃいました。まずはこのワッフルを食べてみてください」



なんですか?このワッフル!?
黒いですよ!

「ふっふふ。これは炭なんですよ」

す、炭!?
あの木が燃えた後の、炭!?

「炭です。南部炭染で使う良い炭を手に入れることができまして、ワッフルに練り込みました。これを食べると身体が綺麗になりますよ」

へえーそうなんですか。いただきます。
あら!美味しい!



「盛岡にトナンカナンという施設を新しくつくりまして、そこでつくってます。私、そこの施設長もやっているんですよ」



いやあー凄いワッフルですねえ。
美味しくて身体にもよいなんて。



「このワッフル含めて、使う素材は全て北のものにこだわってます。ここで製造しているパンの小麦は南部小麦。月10t使います。全て最高のもの。大吟醸」

どおりで美味しいわけですね!

「そして今度月3tを地元の粉に切り替えます」
「それを高い、適性な値段で買い取るんです。生産者が買取値段を決めるんです」

わざわざ高い値段で買い取るんですか!?
大変じゃないですか!?

「私、いつもそうです。この間も企業から相見積をとって、高いほうにしたんです」

え!?それじゃあ普通と逆じゃないですか!?

「私は競争入札の制度が社会を駄目にしたと思っているんです。企業を選ぶなら総合評価でいかないと、どれだけ社会貢献できるかで選ばないと」

なるほど、お金を使うなら社会的にプラスになる使い方をする、社会をプラスにする企業にお金を落として社会を良くしてゆく、ということですね。


「このあたりは限界集落と言われております。今、日本中に限界集落は沢山あります。ではそれをどう救済したらよいと思いますか?」

わ、わからないです…

「私は、岩手が日本を救うと思っているんです。大きく言えば、われわれが救う」

「福祉をくっつけるんです」

…?

「集落にひとつのケアホームをつくったとします。世話人は地元の人。するとどうなります?まずは部屋代が入ってきます。そして福祉の職場には若い人が入ってきます。ワーカーが入ります。集落に人が入ってくるんです。そして交流が始まります」

わあ!一気に人が増えてにぎやかなになりましたね!

「それだけではありません。福祉施設を運営するということは、そこに税金が入ってくるわけです。それを地元に落とす。地元で動かしてゆく。循環させるわけです」

「地元の人を雇用するということは、今度は地元に金が落ちる」

おお!町が豊かになりましたね!

「そして農業と福祉をくっつけるんです」

「農業は今6次産業の時代です。加工も流通もする。これは、人と人が交流する、ということです」

「今、カナンの園では加工施設をつくる準備をしております。ここに、地元の若い人に働いていただきます」

障がい者雇用というわけではないんですか?

「しっかりと運営をしていれば、障がい者就労は必ずついてくるんです」

すごい!組織が良い方向に向かってゆけば、特に目標にしなくても障がい者雇用は自然な形でできる、ということですね。

「ふふふ、そして行政と農業を繋ぐ役割を、福祉が担う」

すごいですね!

「物事は繋がっているんです。一人一人繋がっているんです。地域づくりを一緒にやるんです。雇用をつくるのが仕事です」

「地域が循環してゆかないと、循環しているということは暮らしができているということ」

凄いお話をお聞きしました。
今全国に、農業の担い手がいない、若い世代がいない集落っていっぱいあると思うんです。
これって、すごい解決法じゃないですか?

仕事場を見せてもらってよいですか?

「どうぞどうぞ、今日はもうパンはつくってませんが、奥でジャムをつくってます」

是非見させてください!




「今は夏イチゴのジャムをつくっています」

綺麗な色ですねえ!




「綺麗な色の秘密はこれです」



「この機械をつかうと真空で調理することができます。そうすると短時間低温で調理することができるんです」

酸化、色焼けがなく、食材の風味が残るのだそうです。



「ほら、トマトジャムもこんなに綺麗な色になってますよ」



「こちらはブルーベリーのジャム」

「地元産のブルーベリー2t、トマトは2t以上を買い上げました。商品として出荷する時にはじかれていったものです」

地元の産業を一緒につくりあげているんですね。

ジャムは余分な添加物は一切使っていません。いちごジャムは苺と砂糖だけ、トマトジャムはトマトと砂糖と水飴、ブルーベリージャムはブルーベリーだけです」


「この商品はちょっと凄いですよ」



なんですか?これ?

「りんごのいのちという商品です」

「原材料がりんごだけのゼリーです。この瓶ひとつつくるのに、りんごを8個分使います。先ほどの真空ケトルでつくります」

この中に、りんご8個!?凄いですねえ。

「しかも糖度50以上のフジという品種を使います」

「りんごを真空で加熱すると、りんごのしずくがトロリと落ちてくるんです。それを瓶に入れるんです。どうぞ、食べてみてください」

はい、いただきまーす!
…凄い!りんごが凄い濃縮されてますね!
ほんとに命を食べている感じです!


「次はこちらへどうぞ」
「こちらはレトルトパックをつくための熱処理の機械です」



「これで雑穀粥をつくっているんですよ。身体によいですよ」




「左から、もちひえ、あわ、きび、たかきび、古代米、南部小麦、大豆、きくらげです」
「これだけ入ってます」

うわーこんな沢山の種類のものが入っているんですか!
ほんとに身体によさそうですね!

「この熱処理の機械をつかって、いろいろ試作品をつくっているんですよ」



「これとか」



「この肉はうちで飼っている鶏。美味しいよー」



「これは茸をパックにしました」

凄いですね。
新しいチャレンジを常にしているんですね。

「私たちは、どうしたら工賃を上げることができるのか常に考えています」

「工賃を上げるためには自分たちがメーカーになり販売することです。メーカー直販。そうすれば加工度を高いものを作れば作るほど利益率が上がり工賃を上げることができる」

これが就労継続A型で成功する方法ですね。

「そしてとにかく良いものをつくることです。余計なものは使わない」
「私たちの商品は是非子ども達に食べて欲しい、と思っております」

いやあ、ありがとうございます!
凄い勉強になりました!
菅生さんのお考えを伝えていったら、なんだか日本が変わる気がします。
是非とも商品を販売させてください!
菅生さんのメッセージを商品に乗せて販売させてください!

「あ!そういえば!次いつ岩手に来ます?今度凄いパンを焼くんですよ。米よりも高い凄い貴重な麦でパンを焼くんです」

菅生さんの魅力はこの、常に前を前を進んでいく感じですね!
パン食べたいです!

(続く)
福祉施設商品仕入れ旅〜岩手編(12)あすりーど本舗 [2011年09月08日(Thu)]
岩手県の久慈市にやってまいりました!

ここには美味しいラーメンをつくっている作業所があるんです!
すでにミンナDEカオウヤで販売している「福祉工場みずき」のラーメン、コシがあって美味しいんです。
このラーメン製造現場を見てみたい!

こんにちわー!
あれ?名前が違う!?



「そうなんです。福祉工場みずきは、あすりーど本舗と改名いたしました」

主任職業指導員の長谷地さんが案内してくれました。



ミンナDEカオウヤプロジェクトの説明をいたします。

「それでは館内をご案内いたしましょう」



「こちらは、ラーメンの製造場です」




うわー!すごい広い!
そして清潔感がありますね!



「ここでラーメンを製造しております。1日1万食つくることができます」
「今日は4000食つくります」



1万食!すごいですねえ!
あっベルトコンベアーからどんどん出てきた!
この麺シコシコしてて美味しいですよねえ。
(あとから調べたら麺の熟成に3日をかけるそう!)



僕は野田塩ラーメンの大ファンなんです。
野田塩というのは、隣町の野田村で海水を釜で煮詰めて作る塩です。
そんな塩をつかったラーメンが美味しくないわけがない!

「でも、この野田塩をつくる工場が被災してしまいまして、現在は野田塩をつくっていないんです」

え!?では塩は今あるだけですか!
野田塩ラーメン、貴重品ですねえ…

「年内製造分は大丈夫だと思います。11月から稼働するという話ではあるんです」


しかし、皆さんテキパキ仕事してますねえ。


「あすりーど本舗では、ラーメン以外にもいろいろつくっているんですよ」

え!見てみたいです!



「こちらではかりんとうをつくっております」

え!かりんとう?
でもこれ、丸いですよ!



「はい、この辺りのかりんとうは丸いんですよ」

へえー、いただきまーす。
何これ!美味しい!



今まで食べていたかりんとうとまったく違います!
パリッパリ!という食感!
そして形が可愛い!



全て手作りなんですねえ!

「南部煎餅もつくっているんですよ」

えっ見たいです!

「こちらの建物でつくってます」



おじゃましまーす。



あ!南部煎餅だ!



これ美味しいんですよねー。



この機械で形を整えるんですね!

「よかったら耳の部分食べてみますか?

わーいただきます!




なんだか、普段食べられないところを食べられるって、ドキドキしますね!
美味しい!



すごいテキパキした手際ですねえ!

「隣の建物ではサブレをつくってます」





すごい!貴重な野田塩がサブレに入っているんですね!



サブレがどんどん焼きあがっていきますねえ!
写真に撮らなきゃ!



「修倫会の他の施設も見てみますか?」



はい!お願いいたします!



「こちらの建物では柔道着をつくっているんですよ。」

柔道着ですか!

「この辺りは柔道が盛んなんですよ」



後から調べたら、久慈市は柔道の神様三船久蔵十段が生まれた場所なんですね。



「こちらの建物ではエコポットをつくってます」




紙をハサミで細かくしてるんですか!
手間暇かかりますねえ!



こちらでは子ども用の服をつくっています。



こちらはTシャツ、タオルのスクリーン印刷をしております。

こちらはクリーニングです。



凄い大きな機械がいっぱいですねえ!



いやあ、色んなお仕事をされているんですねえ!

そして、どこの仕事場でも皆、テキパキ仕事をしているんですよ。
これは、一人一人が「仕事をする」という意識が高いんですね。



全国の施設職員の皆さん!
工賃アップに悩んでいる施設職員の皆さん!
支援方法に悩んでいる施設職員の皆さん!
是非、社会福祉法人修倫会「あすりーど本舗」の見学をおすすめいたします!