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第一回東北商品買取の巻(18)陸前高田あすなろホーム [2011年05月13日(Fri)]
さあ、陸前高田の「あすなろホーム」を目指します!

カーナビによると海沿いの道だったら40分ぐらいで着きますが、たぶん道路は寸断されていることでしょう。

山沿いの道路を選びます。カーナビだと25km約1時間。

現在16時半。間に合うのか。
なにぶん、あすなろホームの電話が復旧していないので、こちらが向かっていることを伝えられないのです。そもそも、あすなろホームが今日活動しているかもわからないんです。

とりあえず、山道を走ります!
ってジャンボさん飛ばし過ぎですよ!



これから岩手に入ると、もう今日中には関東に帰ることできません。
急いで今日の宿を探します。
こういう時のiPhone!便利ですねー。
ああ!岩手は温泉宿しか空いてない!

【ビジネス応援】2食付でいい湯だな♪ビール付き ¥8,850

これ!もう、このプランしかないから、これ!
ジャンボさん!今日は温泉宿でビールですよー!

「うっしゃー!」
今まで一泊2000円のゲストハウスで、近所の安い定食屋ばかりでしたからねー。

岩手県に入りました。ぐるぐると山道を上がった後は、ぐるぐると山道を下ります。
川沿いの道路に入りました。



こんな山道なのに…

ここはびっくりするくらい山の中です。
でも川をさかのぼって津波が来たようです。



途中、いくつか道路が寸断されていて、回り道を探します。

「ああ、もう!」
ジャンボさんの焦った声が聞こえます。

何度か道に迷いながら、あすなろホームにつきました。



現在17時半を過ぎたところです。
まだ誰かいるでしょうか?

ごめんくださいー!

「はーい!」

いやー、まだいらっしゃいました!
よかった!

利用者の方は帰った後でしたが、職員の方が残っておりました!

さっそく施設長の西條さんにお話をお聞きします。

地震の時は施設内にいて、皆無事だったが、その時お休みしていた利用者の方2名がお亡くなりになってしまった。利用者のご家族の方も何名かお亡くなりになってしまった。

津波の被害で帰ることができなくなった利用者は、何日間かあすなろホームに泊まっていた。

利用者の皆は本当に素晴らしい。私は震災の後、涙をこらえながら生活した。くじけそうな時、利用者が私を励ましてくれた。利用者の皆がいなかったら、もたなかった。

今も仕事をしているが販路が無い。

「販路が無くなってしまったんですか」

販路もなにも、街ごと無くなってしまった。

つくった商品今まで街で販売していたが、その街ごと今はない。

「道の駅でも人気の商品だったんだけど、今は道の駅もどっかに行っちゃってねえ…」
西條さんが力なく微笑みました。

これは、ミンナDEカオウヤの出番じゃないですか!
たぶん、今回で一番の出番です!

早速商品を見させていただきました。



こちらは「イサダフレーク」と「藻塩」です。

「イサダ」というのは「オキアミ」のことです。
陸前高田ではイサダ漁が盛んです。

今年も3月5日からイサダ漁が始まったのですが、たった数回の漁で震災にあってしまいました。なので大変量の少ない、貴重なイサダです。

地元の業者と連携して商品をつくっております。

ちなみにオキアミにはツノがあるオキアミと、ツノのないオキアミと2種類あるんです!知ってました?私はさっき知りました!ちなみにこちらのイサダフレークは、ツノナシオキアミを使用しております!

藻塩は陸前高田の海でとれた昆布を使用しております!

奥の調理場ではパウンドケーキをつくっている真っ最中でした!



うわー美味しそう!



「こんな商品もあるんですよ♡」と見せていただいたのが



こちら!陸前高田のりんごが入った「アッぷりん」!

うわー美味しそう!

他にも、ゆずがいっぱい入った「ゆずまるクッキー」、さくっとヘルシー「焼かりんとう」、健康的な「ヤーコン茶」などなど、素晴らしい商品が沢山ございます!

そういえば、津波の絵を描いている、とお聞きしたのですが…

「そうそう、みんなで絵を描いたり、習字をしたりしたんですよ。」
「素敵だから、絵はがきにしたんですよ。」







この、「一歩前進」っての、良いですね!






これは販売せねば!

いやーどの商品も欲しいなあ「とりあえず、クッキーとアッぷりんと絵はがき」下さい!
と購入して、商品を入れてもらった袋がまた素敵!(夜の旅館で撮影)





そして5月15日に神奈川県あざみ野でマルシェがあり
私が参加することになっていたので、その時販売する商品を購入いたしました。

さあ、全国の皆さん!
凄い美味しいあすなろホームの商品!
ミンナDEカオウヤ!



さてと、温泉旅館に行きますか!ジャンボさん

「下のほうは見ましたか?」と西條さん。

いえ、私たち、上の山のほうから来たもので。

「大変なことになってますよ。すぐ、道をおりたところです」

どういうことでしょう。
ジャンボさんと私、車に乗って坂道を降りてゆきます。

何分もしないうちに、わかりました。



あすなろホームから下、街がまるごと無くなっていました。






高台の上にあって、あすなろホームは助かりました。
でも、これからどうしたらよいんでしょう。

街がないんです。










日が暮れてきました。
本日宿泊する旅館に向かいます。


走っても、走っても凄惨な光景が続きます。





一ノ関にある温泉旅館につきました。

駐車場には警察の車がびっしり停まっております。

…ここは全国から来た警察官の宿泊場所なんだ…

入り口には

「歓迎!」
「気仙沼ご一行様」
「陸前高田ご一行様」
と書かれた札が下がっております。

家を無くした方の避難先にもなっているようです。

到着したのはもう21時半。
急いで食事場所に通されます。


さあ、ジャンボさん!今日はごちそうですよ!

いただきます!

途中までゆっくりと食べていたジャンボさんの箸が止まります。

「…今日は、もう、食べられないかも」

じゃあ、ジャンボさんビール注文しましょう!
ビールくださーい!

「…いや、今はもう、いいから」

ジャンボさん、かなりショックを受けてしまったようです。
いつもは、あんなに食事を楽しみにしているジャンボさんなのに。

そういう私も、正直、味がわかりません。
仲井さんには「美味しいです」など言いましたが、
気持ちが沈んでるんでしょうか。
残ったビールを片付けました。

じゃあ、ジャンボさんお風呂入りましょう!
仲井さん!お風呂は何時までやっているんですか?

「いやー前は24時間開けてたんだけどぉ、この前、地元の人が飲み過ぎてお風呂入ったままお亡くなりになってしまてなあ。そんなことあったから、夜遅くはやってないんですぅ」

…って、いらない情報まで聞いてしまった!
お風呂入りづらいじゃないですか!
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