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第一回東北商品買取の巻(13)まどか荒浜 [2011年05月12日(Thu)]
仙台ワークキャンパスに再び行くことにしました。
今「まどか荒浜」の皆さんが、ここで繭玉商品をつくっている、というのです。

「まどか荒浜」は仙台市若林区にある施設です。海の近くに和紙と和菓子のお店を運営しておりました。職員10名、44名の利用者が仕事をしておりました。

地震の直後、すぐに七郷中学校に移避難しました。先に避難していた住民が車いすの移動を手伝ったり、利用者をおぶって移動してくれたそうです。
利用者の方は全員無事に避難することができました。利用者全員の無事を確認した後、職員2名が再び施設に戻りました。現在の避難先をご家族に伝える張り紙を、施設の玄関に張るためです。

施設に戻った時に津波がやってきました。その時、事務の女性職員が津波で流されお亡くなりになってしまったそうです。

500人を超える死者がでてしまった荒浜地区。新聞やテレビの報道をみても「生き残ったのは運」「地獄だった」つらい言葉が並びます。

仙台ワークキャンパスにつきました。



お昼ごはんの前の作業時間。「せっかくだから、赤い衣装着て明るくしてください!茶谷さん!」ということで着替えてみました。


でも、私が明るくしなくても、みんな明るい明るい!



素晴らしい!



これはツーショット写真撮らないと!


これこれ!私が写ってないですよ!



職員の方にお話をお聞きしました。一緒に写っている方は、なんと津波から避難した後、施設に戻った職員の方でした。



地震の直後、すぐに利用者、職員ともに駐車場に集合して送迎バス3台と自家用車で七郷中学校に移避難しました。利用者の方の無事を確認いたします。全員無事です。ほっと肩をなで下ろします。でも「利用者の家族の方が心配して施設に来るかもしれない」と考えます。

「どうにかして避難場所を知らせないと」施設の玄関に避難場所を知らせる張り紙を貼らなくては。そして避難先の学校も寒く、このまま夜を過ごすのが不安です。学校で宿泊するために必要なものを取りにいかなくては。

職員が2人、まどか荒浜にもどることになりました。




職員2名が再び施設に戻ります。女性職員が玄関に張り紙を貼りに行きます。男性職員は建物の中に入って、避難に必要なものを揃えてゆきます。

その時に津波がやってきました。男性職員はまだ建物の中、部屋の中にみるみる水が入ってゆきます。あっという間に津波が建物の天井近くまで入ってきます。男性職員は素潜りで津波の中を泳ぎ、下に見える窓まで潜って、なんとか窓から外に脱出することができました。津波の中を泳ぎ、建物ぞいにつかまりながら移動し、なんとか助かることができました。そこから見える光景は、すさまじいものでした。

残念ながら張り紙を玄関に貼っていた女性職員は、助かる事ができませんでした。


「あの地獄は、体験したものでないと、わからない…」



まどか荒浜の建物は大変な状態で、もどって活動することができないそうです。
間借りしている場所では、和菓子づくりも和紙作りもできません。

メインの仕事ではないのですが「まゆ玉」という商品のパッケージの仕事もしておりました。
「まゆ玉」とは、カイコが蛹になるときにできる、100%絹の繊維でできたものです。
「まゆ玉」にはセシリンという物質が豊かに入っていて、このセリシンには紫外線をカットし、活性酸素を抑え、お肌を保湿するはたらきがあるそうです。「まゆ玉」を指にはめて、顔をなぜるようにして使います。



この「まゆ玉」を仕入れてパッケージをして、仙台のホテルなどに卸しておりました。
「このまゆ玉の仕事だったら、間借りしている場所でもできるかもしれない」




まどか荒浜の中に入り、まゆ玉を探します。見つかりましたが、まゆ玉はもう商品としては卸せない状態でした。



「新しくまゆ玉を仕入れて、ホテルに卸すことはできないか」
まゆ玉を仕入れることはできても、近くのホテルは軒並み被害を受けております。

「このまゆ玉をつかって、新しい商品をつくることはできないだろうか…」
しかも復興につながるような、希望がもてるような商品をつくりたい。



だるまをつくることにしました。
だるまなら、まゆ玉の素材、形にぴったりです。

しかも、倒れても倒れても起き上がってくるだるまです。





色もとびっきりカラフルにいたしました。名前は「福幸だるま」にしました。福を呼ぶために、幸せをつかむために「福幸(ふっこう)」です。もちろん「復興」とかけてます。



どうです。かわいいでしょ?




さあ、この「福幸だるま」を販売しますよー!
「ミンナDEカオウヤ」プロジェクト!





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