230131 yurikagoプロジェクト(orgel7_5対応)
[2023年01月31日(Tue)]
【経緯】
愛用する PIC電子オルゴールが、新年早々に oregl7_5 にバージョンアップされた。
ご本家に倣い、当方の分家プロジェクトも orgel7_5_yurikago として公開する。
開発者のブログを拝見し、新バージョンでは半音単位の上下移調も動的変更が可能(いわゆる「曲中での転調」も可能)と知れば、是非とも試してみたいと思うのは当然。
今回もまた開発者にご指導いただきつつ、分家プロジェクトのバージョンアップと同時に、曲中での転調デモ曲データを作成する。
用意した楽譜は、文部省唱歌「虫の声」。
単純なメロディゆえに、リピートだけでは物足りず、「半音上げて」のリピートに期待したい。
「曲演奏途中での転調設定や、いかに?」
【新バージョンの確認】
「名張市つつじが丘おもちゃ病院」の関連ブログは必読。
(日々進化しているため、予告なく更新されることがある)
何はともあれ、本家の新バージョンを入手しないと始まらない。
ダウンロード・解凍したフォルダの中から、プロジェクトロケーションフォルダをコピーして、自分のパソコンにフォルダ丸ごと貼り付け。
当方で、パソコンのルートドライブである「C:」に貼り付けて、「C:\orgel7_5」というフォルダが出来上がる。
このフォルダ・パス名には多バイト文字を含まないように留意。(全角文字は、IDE で文字化けするため)
MPLAB X IDE から好みのプロジェクトを開いて、いよいよ、新バージョンの PIC電子オルゴールにご対面。
当方で、よく使うデバイスのプロジェクトを一つずつ開き、ビルドや書き込みでエラーが出ないことを一とおり確認。
今後は、ここを当方の作業場所「yurikagoプロジェクトロケーション」として区別するため、フォルダ名を「orgel7_5_yurikago」に変更。
【旧バージョンからの移行】
開発者のブログを熟読、新・旧バージョンの違いを見ると、アプリ記述部分は互換性が確認されているようだ。
既存レパートリーの曲データは、開発者により新バージョンに移行完了済。いつもながら、素早い対応に驚き!
アプリソースファイルは、旧バージョンの「orgel7_4_yurikago」用が、そのまま使えるが、SWの論理極性を事前に宣言する方式に改変。
プロジェクト(根のソース)ファイルも、旧バージョン用が、そのまま使える。SPI音声再生は2線接続でCVDタッチセンスも併せて実装できる。バージョン表記を更新。(SPI4線(3線)接続ではピン割当ての変更を要す)
昨年末にハマった、レトロ時計の目覚し機能復元プロジェクトも、同様に改変したうえでバージョン表記を更新して追加。
<yurikagoプロジェクト関連ファイルの移行>
apl_Alarm.asm →(SW論理宣言を改変)apl_SW_Alarm.asm
apl_yurikago.asm →(SW論理宣言を改変)apl_SW_yurikago.asm
yurikago_15325_SW.asm → yurikago_SW_15325.asm
yurikago_LF1840_SW.asm → yurikago_SW_LF1840.asm
Alarm_1822_SW.asm → Alarm_SW_1822.asm
追加・更新した当方のプロジェクトは、直後に再ビルドしてエラーが出ないことを確認。
なお、本家で公開されたサンプルプロジェクトの多くは、当方の分家プロジェクト内では割愛し、スリム化。
【新曲データ作成】
新曲データの作成では、新バージョンにおけるマクロ記述などの留意点や不明点もあり、今回も開発者にサポートを依頼。感謝申し上げる。
新バージョン移行済の曲データ、「となりのトトロ」を参照しつつ、当方では、先ず表計算ソフトのエクセルシート上で下書き。
音符一つ一つのデータ化ではエクセル関数や複数行の挿入複写を駆使して、単純反復作業をできるだけ軽減。
音高データは、階名読み(ドレミ)をローマ字入力するだけなので、とっても簡単。
<参考資料>
下書きができたら、IDEで新規ソースファイルを作成、エディタ画面上に必要個所を少しずつ(範囲指定)複写していく。
<新曲データ関連ファイル>
song_MUSIKOE.asm 2KB(新規追加)
onpu_MUSIKOE.asm 6KB(新規追加)
song.inc 11KB(既存ファイルに上書き更新)
採譜データ作成の全体的な作業時間は、従来の約半分くらいと体感。
開発者からは、虫の声も、アクセントになっていていい感じ、と好評価。
【ダウンロード】
なお、これらのプロジェクトは(拙作の曲データも含めて)、複製・改変・再配布は自由であることを、あらためて付け加えておく。