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ゆりかご日記
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221118 リサイクルのプラレールの再入院(ギヤ割れ、電池規格違い) [2022年11月23日(Wed)]

【リサイクルのプラレール】

6月の「梅雨入り前の総点検」で台車だけの動力車に、中古新幹線の車両カバーをかぶせて1台のプラレールにリサイクルしたが、先日、「動かなくなった」との連絡あり

梅雨どきや降雪前に、古傷が痛むのは
おもちゃドクターの年代では普通だが
221118_AA_00.jpg

スイッチONで走るが、HIでは動かない
ピニオンギヤ割れが原因、新品に交換する
221118_AA_02.jpg


リサイクルのプラレールの治療は、これで完了なのだが、
今回は再生品ならではの取扱注意事項があるので、以下の続きもご覧あれ。
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221031_レトロなキャラクター時計は、電子オルゴール(PIC技術研修) [2022年11月15日(Tue)]

レトロなキャラクター時計は、電子オルゴール(PIC技術研修)

('22/12/29更新:設定SWを追加)

【経緯】

おもちゃドクター技術研修として、レトロなキャラクター時計を分解してみたら、目覚し音は電子オルゴール演奏だった。
元々が電子オルゴールだったら、PIC換装で同等機能の再現も簡単では?
しかし、甘い考えであったと思い知らされ、ブログ掲載が大幅に遅れてしまった。
約2か月前から試行錯誤した過程を、ここで(失敗談も含めて)報告する。
(投稿記事が長文になるが、ご容赦あれ。)


【オリジナルの演奏曲】

レトロなキャラクター時計の修理(ムーブメント交換)で、機能検証結果を報告済だが、修理完了後の見事なオルゴール演奏をフルコーラスで聴いて、正直、驚いた。

演奏途中、サビの部分でメロディーパートに何やらエフェクトが掛かっていて、それゆえ何回も反復繰り返し聴いても、飽きが来ない。
最初は、残響効果の「ディレイ」「リバーブ」かなと思ったが、もしかしたら音量変調の「トレモロ」みたいな気がする。
しかも、「ビブラフォン風」の揺らぎとは異なり、マンドリン奏法のように一つ一つの変調がクリアに立っている。
言葉で説明するのは、難しいのだが、、、。

代表して、2曲目「小さな世界」のフルコーラス演奏を、ご試聴あれ。

PIC電子オルゴール orgel ver6_3 の開発者である 「つつじが丘おもちゃ病院」 Dr.大泉院長 によると、この音色は大昔のアーケードゲームに使われていた PSG音源 に近しく、その当時のレトロな音色のファンは今でも多いとのこと。
デューティ比50%の矩形波に簡易な減衰を施すことができて、初代ファミコンブームの要因の一つは PSG音源 だった、という トリビア情報 も。

私は、おもちゃ修理やリサイクルおもちゃへの応用では、PIC電子オルゴール を愛用。
LED点滅やモーター駆動などのアプリ機能が豊富で、プログラミング初心者でもカスタマイズが可能なサンプルが公開されているのが、大変ありがたい。
今回もまた、開発者に全面的に技術指導をいただき、この場を借りて感謝申し上げる。
いつも、ありがとうございます。


【再現機能の構想】

実物は時計ムーブメントを交換して完治したが、ここでは技術研修として同等機能を PICマイコン を使って再現させてみたい。
そして次のステップでは、音源や機能も見直して自分好みにアレンジしていく予定。

orgel ver6_3 では、エンベロープや音源波形は曲ごとに固定で、演奏途中でこれを切り替えるためには、少し工夫が必要。
まず演奏曲の方を前半・後半に2分割し、前半は通常の演奏で後半のサビ部分からはトレモロ変調の演奏を、連続して演奏すれば結果的には1曲の演奏に聴こえるはず。
もし、このように分割した演奏曲を連続演奏できたら、演奏表現の幅が広がるのだが、、、。

即日、開発者から回答あり。
orgel のさらなる機能追加(特に動的変更)は、とてもとても大変だが、1つの曲を複数の曲に分割して、連続演奏させることは現機能( orgel ver6_3 )で可能。
演奏終了時のコールバックで次の曲を開始すればいい。そうすると曲間が空かずに連続して演奏される。そのような使い方を意識して設計済みの機能である。

なるほど、それなら簡単と思いきや、完成までの道のりは長く、遠かった!

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221011 レトロなキャラクター時計の修理(ムーブメント交換) [2022年11月08日(Tue)]

本物の精密時計は、おもちゃ修理の対象外だが

キャラクター目覚し時計 は、
知育おもちゃとして受付ける

おもちゃクリニック ゆりかご では、本物の時計修理はお引き受けできないが、キャラクター目覚し時計回転メリー付き置時計などは、子ども用に限り受付ける。
ただし時計ユニット自体は修理対象外で、飾り部分の動き、音や光などに限定して修理する。

今回は技術研修として、レトロなキャラクター時計を入手したので、これを実際に修理体験してみよう。


【外観点検】

ディズニーのキャラクターがデザインされた、30年前の置き時計で掛け時計にもなる。電池のフタがなく、電池交換しても動かない。

キャラクター時計の修理(技術研修)
ディズニーの目覚し時計は、30年もの
221011_DisnyClock_00.JPG

レトロな木枠、音量調整や曲選択ができる
これは、かなり高級なプレミアものかも?
221011_DisnyClock_02.JPG

時計は(基板とは別の)電池1本=1.5V
音声基板は、電池2本=3V、アンプ付き
221011_DisnyClock_04.jpg

新品電池でも時計の針が全く動かない
手動で目覚し時刻に進めて、動作確認
221011_DisnyClock_06.jpg


高さ22cm×巾16cmほどで、あちこちにキズがあるが、レトロなインテリアとして飾り物にしても良い上品な仕上げ。
音声目覚し機能付きで、内蔵スピーカーから4曲が演奏されるようだが、今は何も音が出ない。


【1次検査】

基板上には、四角い COBとチップ部品
パターン割れや半田外れは、見られない
221011_DisnyClock_08.jpg

TOCHIGI TOKEI CO.LTD.の刻印あり
ムーブメント製造元は現存していない
221011_DisnyClock_10.jpg

日本製ムーブメントを分解点検、動かない
Y字形のアラーム接点は、きれいな状態
221011_DisnyClock_12.jpg

ステッピングモーターのコイル端に青サビ
研磨して、コイル抵抗は 306Ω まで回復
221011_DisnyClock_14.jpg

時計ムーブメントから基板を外し、点検
アラーム信号は、外へ引き出されている
221011_DisnyClock_16.jpg

ステッピングモーター接点で、電圧測定
1秒ごとに、反転した電圧出力を確認済
221011_DisnyClock_18.jpg


接点保護スプレーして元どおりに組み戻しても、ローターが回転しない状態は変わらない。
当クリニックにおいては、これ以上は修理不能と判断する。
こわれた時計ムーブメントの代わりに、100均の目覚し時計スタンドから取り出したムーブメントを組込んでみよう。

こわれたムーブメントに代え、100均の
目覚し時計から取り出したものと交換
221011_DisnyClock_20.jpg

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