• もっと見る
おもちゃ修理「電子カルテ」
このブログは、個人的な おもちゃ修理の備忘録
見習い研修医から現在までの歩みを、電子データで公開
失敗しながらも前を向く 等身大の おもちゃドクター 体験談
« 2026年06月 | Main | 2026年08月 »
<< 2026年07月 >>
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
診療記録の検索
検索語句
種類別アーカイブ
タグクラウド
最新の診療記録
最新コメント
最新トラックバック
リンク集
※修理技術に関すること以外で、おもちゃ病院に関するご意見・ご感想等がありましたら、ぜひ下のブログからコメント入力してください。
kousaku_2_c.png
診療月別アーカイブ
260613 トイラジコン2台目も治療完了(接着剤と補強を併用)[2026年07月03日(Fri)]

おもちゃ修理工房みやま 6月13日

偶然か、入院預り2点とも トイラジコンだったが、これにて2台とも治療完了
(もう1台の治療報告は、下記リンクをご参照あれ)


【初診状況】

こちらは、27MHz ラジコンカー Jozen 使用4年
260613_MIYAMA_nyuuin (3).JPEG

症状:まず送信機も接触不良あり
   後輪軸ごと外れ激しく破損
治療:送信機のタクトSW隙間から
   接点復活剤で安定動作を確保
   車体の後輪軸部の取付けは
   修理不能も含めて後日連絡する
退院:もう少々、お待ちください

当クリニックでは、一見して 修理困難かも と思われるおもちゃも、一旦、預り入院で受付け
廃棄寸前の患者さまを目の前にすれば当然だが、丁寧な問診とスクリーニング検査の結果でトリアージ(診療手順の方向性)を判断


【入院治療】

・送信機の整備から

見た目にも、車体側の後輪サスペンション機構と駆動輪が激しく破損しているが、おもちゃ修理においては、先ずは送信側(コントローラー)から点検整備を行うのが、この界隈のセオリー

ということで送信機から整備、基板上のタクトSWに接点洗浄スプレーで動作安定


・車体側も治療開始

@ 車体側も分解点検で破損状況を確認、根本原因 と治療方針を検討

どうしたら こんな壊れ方 するの? 本当に不思議?な症状
260703_Jozen_27MHz (1).JPEG

破損した欠片やスプリングは全部保管されていた
260703_Jozen_27MHz (2).JPEG


A 接着剤だけでは強度不足は明らか、素材や状況に応じた 適切な補強手段 を併用

幸いなことに、欠片は元位置に完全に合致する
260703_Jozen_27MHz (3).JPEG

サスペンションの折れは、芯に 8mm径ピン立て後に接着
260703_Jozen_27MHz (4).JPEG

後部の支点は接着後、0.45mmステンレス線で二重に結束
260703_Jozen_27MHz (5).JPEG



【退院までの道のり】

ほぼ元どおりの機能を回復して、これで治療完了
次回の医局会にて他のドクターから動作確認して貰う予定で、検査待ち

部品代は、640円 を実費ご負担いただきたい(集金袋 添付)
260703_Jozen_27MHz (6).JPEG


お客さまに、「あっぱれ!」 と申し上げたい

破損した欠片やスプリングを全部しっかり保管され、内蔵電池を全て取外した状態で来院されたことが、手術成功・完治につながったものと思われる
続きを読む...