260315 キッズドライバーのハンドル、COB故障(治療方針の検討)[2026年04月12日(Sun)]
【経緯】
3月15日、「おもちゃ修理工房みやま」終了後のこと、初診担当Drから、重症おもちゃのセカンドオピニオンの依頼あり
患者さまは、キッズドライバー(ハンドル)アガツマ
昨年末の医局会で COB故障と診断したが、担当Drは過去の診療履歴から思い入れがあり諦め切れず、かと言って代替基板換装も自信がなく手つかずのまま抱えていた、と正直な告白
【概要】
症状:ハンドル部のボタンが不作動
基板外の外付け部品チェック済
基板電圧OK、COB故障と診断済
治療:お客さまと相談のうえ代替基板で置換
退院:再入院治療中、少々お待ちください
クリニック代表として、先ず お客さま(能生子育て支援センター)の元に訪問し、長期入院のお詫びとともに、「修理代無料」(乾電池2〜3本程度で)の範囲で、楽しく遊べる程度に改造する選択肢を説明
快くご諒承いただき、当クリニックのリサイクル活動への感謝のお言葉まで頂戴、感激!!
【精密検査】
以下、今回の治療方針の検討過程を、後日のため詳しく報告
セカンドオピニオンのキッズドライバーの治療は、最新の PUYAマイコン換装で進める方針だが、その前に精密検査を徹底してやり切ることが求められる
そして、COB故障の診断は担当Dr一人任せにせずに複数人で検証し、その上でお客さまからご承諾を得て初めて、「マイコン換装」が適応できるものと、私は思っている
(参照)インフォームドコンセント(納得診療)Q&Aは、
コチラ
電池液漏れ跡は、綺麗に研磨清掃で導通回復済
だが経年劣化もあり、この際に電源配線は交換
基板以外の周辺部品は、それぞれ単独でチェック済
基板上の部品も確認、左右LED配線色に惑わされた
基板パターン面の導通チェック、導通不良はない
COBの際まで電圧供給あり、SWからの入力確認
全てのSW接点を研磨清掃後、再チェックするも動かず
残念ながら COB故障と診断、20年前の基板は入手困難
昨年末の医局会で私も含めて複数人で検査したが、残念ながら COB故障と診断した
担当Drからの事前情報で、PIC換装基板を作って持参していたので、代替基板での置き換えも出来る旨をお客さまと相談していただくことにしていた
【治療方針】
安価・高性能な新種のマイコンは、まだ臨床事例が少ないが、当クリニックでは技術研修で 治療シミュレーションを積み重ね、おもちゃ治療技術として確立してきたと感じている
センターを訪問の際、キッズドライバーのペダル部も見せていただき、前任Drの献身的な治療状況を直に拝見して、感服!
セカンドオピニオン での治療方針
年度替わりの事務手続きで治療が中断していたが、ようやく一段落して、キッズドライバーの治療を始める
頭の切換えが追いつかないが、初心に戻って最初からやり直してみる覚悟で、頑張りましょう!!
お客さまの大切なおもちゃを実験台には出来ないので、診療シミュレーションが必須、本番の大手術前のいわゆる「素振り」
技術研修で磨いてきた腕の見せ所だが、100均おもちゃ アメパト に評価基板を組み込んで試作してみよう
【換装用プロジェクト】
今回も、名張市つつじが丘おもちゃ病院の Dr.大泉さま(以下、「開発者」)に、ご指導をいただきながら進める
このキッズドライバーの 換装用ファームウェアは、ちょうど昨年末に新種PUYAマイコン版が開発され、開発者のブログで公開されたばかり
そのファームウェアは自由にダウンロードして使うことができ、複製、改変、再配布も自由とのことで、ありがたく使わせていただく
この場を借りて、開発者様には感謝申し上げる
ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。

