241215 チェイス スーパーポリスカー、変形できない(ギヤ歯欠け)[2024年12月27日(Fri)]
パウパトロール 変形ビークル チェイス スーパーポリスカー
12月15日、おもちゃ修理工房みやま にて受付入院
症状:変形の開閉が出来ない
治療:分解点検して再組立て
中心ピニオンギヤ2歯欠け
ギヤ上下を反転して仮設
海外から新品ギヤ取り寄せ中
退院:12月24日、よこまち診療所にて仮退院済
新品ギヤ到着次第、再来院で根本治療する
【分解整備】
シャーシの固定は、7か所のハメ込み
後方から順に青い爪を外し最後は抉る
中心軸のピニオンギヤに
大きな力が集中する構造
ピニオンギヤの歯欠けを発見
10歯のうち2歯が欠けている
新品ギヤを手配するが、仮に上下を反転して再組立てしてみる
前輪部を左右から支えてやると、何とか変形できる状態を確認
年末年始を挟むので、海外から部品到着までの間、仮退院とする
241215 覆面パトカー、音が出ない(原因不明)[2024年12月23日(Mon)]
トミカ4D 日産GT-R 覆面パトカー
12月15日、おもちゃ修理工房みやま で入院受付したが、
当クリニックでは 修理不能 と判断して返却する
症状:タイヤSWでの音が出ない
【解析困難】
さすがトミカ、本体サイズ:77 x32 x20mm
LR44電池2個で基板電圧2.8V、各SW接点清掃
スピーカチェッカで音量確認、いずれも異常なし
裏面から基板のリセットSW押しても、変化なし
これ以上の解析は困難のため、故障原因不明
残念ながら当クリニックでは修理不能と判断した
241213 ペッタンワールド、連結できない(代替マグネット連結器)[2024年12月20日(Fri)]
予め「ゆりかご」を巡回して待機患者さまを預り、週末の12月15日、おもちゃ修理工房みやま に持ち込み
ペッタンワールド というマグネット連結のおもちゃ
以前の担当 Dr.Toy-zawa が入院治療を引き受けてくれた
【診療記録】
色褪せするほど脆くなっている
せめて安全に遊べるように工夫
マグネットは、誤飲防止のため
薄いPET板で全体を包んで固定
これで先頭車に続いてゾロゾロ
連結したまま、一緒に動かせる
240119 はたらく車、CATブルドーザー(支え部品が紛失)[2024年03月07日(Thu)]
キャタピラー・ブルドーザー
ドイツ「ブルーダー社」の知育玩具、工事現場で働く車シリーズ
入院から1か月半、代替部品の探索に時間(と頭)を費やした診療記録
原形とは全く違う材質・形状・色になってしまったが、保育園の先生方のフォローで
子どもたちに面白がって遊んでもらえれば幸いである
「おもちゃは、子どもに愛されてこそ生きる喜びがある。」ドーザーを上下する軸の支え部品が紛失
シャボン玉遊びの空き容器を再利用する
容器上部を輪切りにして支えリングに代用
反対側を真似て、プラ板で同じ形状を再現
プラ板を土台に輪切りリングを取付け
これで脱着可能な代替部品が完成した
240302 緊急出動!おしゃべりパトロール(音が鳴らない)[2024年03月03日(Sun)]
ひなまつりに アンパンマンが2体、ひまわり診療所にて受付入院
2件目は、緊急出動!おしゃべりパトロール
症状:光るだけで音が鳴らない(診療記録より抜粋)
治療:スピーカ配線の断線、半田付け直し
内部のスイッチ類接点を磨き清掃
運転席人形の軸破損を、接着補強
左右のドアミラーは、修理保留
退院:3月4日、ひまわり診療所にお届け退院済
スピーカ配線が外れてた
両方ともハンダ付け直し
アンパンマンの回転軸先端が折損
分解してエポキシ樹脂で接着補強
2023年末、ダンプカー、荷台が外れて再入院[2024年01月01日(Mon)]
昨年11月末、やまのい診療所にて預り入院の常連さんたち、4点とも再入院。
4点目、ダンプカー (再入院)
症状:ダンプ荷台が外れた
治療:リベットでカシメられていたのを
M3ビスで代替したが締付け不足
今回はワッシャーを入れ締付け後
瞬間接着剤を1滴垂らしておく
退院:1月9日、やまのい診療所にお届け退院予定
黄色のダンプトラック、荷台が外れてしまった
前回の治療で、本来リベットでカシメられていたのを、簡易にM3ビスで代替したもの
締め付けが甘かったのが原因で、おもちゃDrとして反省!
2023年末、マグネット連結カー、連結部破損で再入院[2024年01月01日(Mon)]
昨年11月末、やまのい診療所にて預り入院の常連さんたち、4点とも再入院。
3点目、マグネット連結カー
コチラの保育園バス?が入院
症状:PETで包んで復元再生したが
接続部で折れて今にも外れそう
治療:接続部で可動性がないのが原因
Wナット固定で可動性も確保
PET板での包み形状を変更
両側からホットボンドを充てん
可動性と安全性も、確保した
退院:1月9日、やまのい診療所にお届け退院予定
以前、ネオジム磁石で復元再生したが接続部で折れて、今にも磁石が外れそう
接続部で可動性がなかったのが根本原因、今回は治療術式を改善する
2023年末、ショベルカー、軸受け破損で再入院[2024年01月01日(Mon)]
昨年11月末、やまのい診療所にて預り入院の常連さんたち、4点とも再入院。
2点目は、ショベルカー (再入院)
症状:アームの根元が破損した
治療:シリンダの穴径を少し拡げる
プラ板で欠損部を補強・固定
金属ワッシャーも併用した
退院:1月9日、やまのい診療所にお届け予定
小さなショベルカーは、子どもたちに大人気
材質は、金属とプラスチックが適所に使い分けられていて、感心する
ビス支点の受け側はプラスチック、可動アームの根元が破損
以前プラリペアで補修しが、再度破損したもの
【根本原因】
タイヤ側がプラ材、アーム側は金属材
根本原因は、シリンダーピストンの固着
プラ製シリンダーの穴径を右だけ拡げる
最適な滑り具合を確保しつつ、持ち上げたときにアームが自然落下しないことを確認
220630 破損したダンプトラック(はずみ車を外す)[2022年07月09日(Sat)]
【見た目より安全性】
どちらもプラスチック破損しているトラック、見た目や機能より、子どもたちが安心して遊べるように何とかして欲しいとの、保育園からの要望
容姿より安全性を最優先して治療を進める
2022年6月、
やまのい診療所にて預り入院
どちらもプラスチックが割れ、破損している
カーズ
ラスティーズ MACK、リヤバンパー破損
鋭利な切り口をヤスリ掛け、丸みを付ける
【過負荷と診断】
黄色のダンプトラックは、子どもたちに安全に楽しく遊んで欲しいと願い、フリクション走行は諦める診断となった
トルクリミッター付きの車軸は、軸受けが破損
フライホイールを外すと、ボス割れも見られる
ピニオンギヤ歯欠け、割れあり、修理不能
老朽車には過負荷と診断、はずみ車は撤去