240322 すみっこぐらし 音声再生(yurikagoプロジェクト応用)
[2024年03月22日(Fri)]
この、おもちゃ修理「電子カルテ」を見て yurikagoプロジェクト を応用して、音声再生するおもちゃを自作したとの報告あり、ご諒承をいただき転載する
音源データを含むプロジェクトもご提供あり、当方の共有ドライブで公開する
プロジェクト名は、yurikago_SW_15325.x
ソースファイルは、yurikago_SW_15325.asm
音声データは、voice_sumikko\W25Q32.hex
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すみっこぐらし 音声再生自作おもちゃ
2024/03/17 (以下、おもちゃ病院相馬さんのブログ記事から抜粋)
来院したご家族のお子さんが退屈しないように遊んでもらうためのおもちゃを自作。
ドラえもん、キティーちゃん、についで3作目になります。
今回は、イオンシネマにあった、ポップコーンに付属の物で、かわいらしかったので、つい買ってしまったものです。
音声再生のマイコン回路は、ToyDr.わたなべ様のブログ記事をそのまま使わせていただき、音声データのみが自前です。
ToyDr.わたなべ様のブログ記事は以下になります。
ToyDr.わたなべ ブログ
PICマイコンプロジェクト名(yurikago_SW_15325.X)
このプロジェクトには本家がありまして、いつもお世話になっております大泉ドクター様によるブログが以下になります。
名張市つつじが丘おもちゃ病院
皆様ありがとうございました。
(すみっこぐらし_音声再生_ビデオ動画は、
是非とも、おもちゃ病院相馬さんのブログをご覧ください。)
(中身)
すみっこぐらし_音声再生おもちゃ_基板
すみっこぐらし_音声再生おもちゃ_内部
以前、キティーちゃんで同様の物を作ったときの私のブログ記事に、ToyDr.わたなべ様から以下のコメントを頂いたことがありました。
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おもちゃドクターあるある!!!
初めまして。前回のドラえもんを拝見して以来、ずっと注目していましたが、キティちゃんバージョンもありましたね。
私も、身近で安価な材料をリサイクルおもちゃに変身させては楽しんでいます。スイッチにタッチセンスを使ったプロジェクトも秀逸ですよ。
ついつい、使えそうなお菓子を見ると買ってしまうのは、おもちゃドクターあるある!!!
2022-12-18 06:54 WATANABE Masaru
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その時のアドバイスにあったタッチセンスは、小さな子供さんが遊ぶのに優しいのでいい感じです。LED点滅もきれいですね。
私の方は、渡辺様の様にプログラムをいじれないので、そのままコピーさせてもらっております。感謝申し上げます。
(回路図、クリックで拡大)
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おもちゃ修理の電子カルテ(修理技術の情報交換)
[2024年03月01日(Fri)]
おもちゃ修理の情報交換用ブログ − CANPAN ブログ
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ぜひ、ニックネームやおもちゃ名で、コメントしてください。
(おもちゃドクターの "励み" になりますので)
(2月29日現在、閲覧数:1,276,780回、
コメント:314件)
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(同日現在、記事数:396本)
Snapで新型AVRにHVPが成功した(IR送信機を改造)
[2024年02月10日(Sat)]
Snapで 新型AVRに HVPが成功した
当初投稿のタイトル 「240209_赤外線リモコンカーの送信機改造(AVRマイコン換装)」 を変更し、記事のカテゴリも変更する。
タイトル変更の理由は、世の中にはHVPで悩んでいる人が思った以上に多くて、今回タイトルのとおり、「Snapで新型AVRにHVPが成功した」事例は、それほどエポック・メイキングなニュースだと知ったからだ。(先輩ドクターからのアドバイスに感謝)
特に、記事後半の 技術情報 に 目からウロコのトリビア情報 が掲載されているので、お見逃し無く!
(なお、記事内容は変更なし)
赤外線リモコンカー、車体なし 越年課題が解決
今回の患者さまも、おもちゃドクター手持ちの赤外線リモコンカー、ボタン電池入れっ放し(反省しきり)で、ギリ液漏れ寸前。
リモコンの相手が紛失してしまったコントローラに、新しい命を吹き込むマイコン換装の治療状況を、失敗談も含めて写真多め(くどい説明は少なめ)で報告する。
REALDRIVEnano赤外線リモコンカー
おもちゃDrの技術研修材料として入手
1セットは送信機と車体が揃っている
残るは送信機だけ、今回の技術研修用
機能別に片面基板が分かれている
Q-STEERより、改造スペースあり
REALDRIVE nano(2024 診療記録より)
症状:赤外線リモコンの車体が紛失
残された送信機を有効活用したい
治療:AVRマイコン換装で4ch対応の
互換送信機に変身させる大手術
退院:2月9日、輪廻転生して動作確認済
当クリニックの広報活動に活用する
【改造START】
4chに対応できるようにしたい
改造の主役は
ATtiny202Snapから
UPDIで
tiny202に
(インターフェース基板で)
HVPに成功既存基板のウラに
tiny202を貼付け
DIP変換基板上の
部品コストは約85円ところが設計ミスで、最初の改造は
大失敗!SW入力には、
プルダウン抵抗が必要だった
【方針変更】
片面基板で簡単な回路だと甘く見ていたのが、失敗の原因。
焦って手直しの途中でも、セラコンを過熱ショートする医療事故が発生し、さすがに失敗の連続で治療中断して頭を冷やす羽目に。
やはり私には、確認のためのルーチンで回路図の作成が必要と痛感した。
Q-STEER と違い
ch設定は固定されている
その分、配線はシンプル、SW入力は正論理
なるほどch切替えSWなし、その他は
Q-STEER と同じ回路構成であると確認
抵抗増設よりSW論理を反転させる方が簡単
SW5個の共通端子をローサイドに接続する
【改造再開】
改造基板上のマイコンは、回路に組上げた状態でファームウェアを書き直すことができる。
いつもながら、ファーム開発者の素晴らしい設計に、感謝する。
さて改造再開では慎重に確認しつつ配線変更
SW共通端子をGND側に配線(黒色)接続
過熱ショートさせたセラコンは交換するも
マイコンの電源端子間にもセラコンは必須
基板上のマイコンに
UPDI配線を接続、
Snapから(非公認の手法で)
HVP成功
【輪廻転生】
これ1台で4ch対応の万能送信機が完成。
完成した万能送信機を使って、Dchの実機GT−R車体を操縦できた。
ch設定に必要なPORスライドSW付き
内側ケースに片方のビスだけで仮止めする
もう片方のビスは外側ケースにはめてから本締め
省電力設計なので元のボタン電池2個で運用可能
記事の後半では、Snapから 新型AVRに HVPが成功した 手順を詳しく紹介する。
2023年末、先進おもちゃ病院の修理事例(マイコン換装)をバーチャル体験
[2023年12月03日(Sun)]
CH32V電子オルゴールで3線SPI音声再生
この記事は、先進おもちゃ病院の修理事例を参考に、おもちゃドクター技術研修として、手近で安価な素材を用いて修理事例をバーチャルに体験し、その成果品をオリジナルの「リサイクルおもちゃ」とするものである。
100均の キティちゃん貯金箱 に組込んで、試作完成。
最初に、動作確認の動画から先にご覧あれ。
実装音声・曲目は、CH32V換装のデビューに
敬意を表して、オリジナルのまま制作している。
当方のキティちゃんの貯金箱も、単4電池3本
20mmスピーカは、後ろ頭の硬貨投入口に固定
(参考)ネット通販(メール便可)の一例は、コチラ
使わせていただいたプロジェクトは、ブレーキ出力にし、タッチセンスのチューニングを微調整。
SPI音声 67%、オルゴール 100%に音量変更。
省電力に設計されているので、電源SWは省略する。
ハートマークの内側にアルミテープを貼ってタッチパッドにして、タッチと同時にアース線も触れるように、背中側にメッキ線1本を、外付けした。
【経緯】
技術研修の課題は、マイコン制御のおもちゃ修理で、COB不良でも治療不能とせず、廉価なマイコンで代替回路を作って、何とか楽しく遊べるようにすること。
名張市つつじが丘おもちゃ病院 のブログ記事を、参考にさせていただいた。
その記事の末尾では、次のとおり感想が述べられている。
「COB不良でも修理を諦めないで、一歩進むことが重要だと思う。
そんな志のあるドクターには、つつじが丘おもちゃ病院は支援を惜しまない。」
何という、心強いお言葉であろうか!
早速、私も真似したいと申し出て、ご指導いただいた次第。
おもちゃ病院には、どんな症状のおもちゃが、いつ来院するかも分からない。
COB不良のおもちゃに遭遇しても慌てないために、バーチャル診療を体験しておきたい。
【特徴】
今回のマイコン換装では、ターゲットにCH32V003J4M6を採用、SOP8なので老眼ドクターでも何とかDIP8変換基板に手半田ができるサイズ。
電源条件をクリアし、3線SPI音声再生、LED点滅付き、しかも電子オルゴールも同時に実装されている。
電池3本を入れたら、操作はタッチパッドが1個だけ。
マイコン書込みに使ったのは、WCH−LinkE
私は秋月で購入(750円)、たった、これだけ!
公開されているプロジェクトをそのまま試作するだけなら、プログラミング初心者でも意外と簡単。
書込み環境の整備は、開発者のブログをご参照あれ。
以下、それぞれの特徴点を詳しく見ていただきたい。
2023 年末に向けて、リサイクルおもちゃの準備
[2023年11月09日(Thu)]
そろそろ年末に向けて、おもちゃ病院の患者さまも、クリスマスツリーやお正月飾りなどのおもちゃが多くなってくる頃。
おもちゃドクターとしても、日頃からお世話になっている保育園や育児支援施設へのクリスマスプレゼントを、準備しておきたい。
キャラクター商品が豊富な100均ショップで、
リサイクルおもちゃ制作に使えそうな材料を調達
角型シール容器は、2個セットで110円
CH32V電子オルゴールを組込んでみた
ガムボトルをリサイクルして、容器代を節約
「宝石箱」タイプで、
光でまほう遊びが可能
タッパー容器は大・小セットで、110円
R8C電子オルゴールでは、30数曲入り
オルゴール曲のレパートリーは、クラシックから童謡まで幅広く160曲余りあるが、今年はラテン系やハワイアンなどの新曲データを中心に選曲して実装する予定。
231021 CH32V電子オルゴールは4和音でも高音質
[2023年10月30日(Mon)]
ここで CH32V電子オルゴール の 2023 レパートリーを試聴できる
【経緯】
私が愛用する電子オルゴールは、「つつじが丘おもちゃ病院」の大泉院長が開発された PIC電子オルゴール に始まり、R8C電子オルゴール、CH32V003電子オルゴール でも開発され、広く公開されている。
多彩な音楽表現も、PICやR8Cから引き継がれていて素晴らしい!
個人的な CH32V事始め として、SOP8のJ4M6でLチカまでは何とか進んだ折に、電子オルゴールでJ4M6サポート は、高齢の老眼ドクターにとっては何よりの朗報だった。
開発者に感謝申し上げる。ありがとうございました。
【2023 レパートリー試聴】
感謝を込めて、J4M6電子オルゴール完成記念 に、ハワイアンの曲データを作ってみた。
曲目は 真珠貝の歌(3和音)、アロハ・オエ(3和音) の2曲で、連続演奏もできる。
開発者にも報告済、もし、お気に召していただけたら幸いである。
CH32Vは、コスパはもちろん音質の良さも、もっとアピールして欲しい。
雑音がなく、高音まで澄んだ音色で、おススメ。
(左クリックで再生 音量注意、右クリックで 名前を付けて保存)
曲名 ファイル名 演奏時間 mp3サイズ
真珠貝の歌(3和音) CH32V_SINJUGAI3.mp3 01:35 647KB
アロハ・オエ(3和音) CH32V_ALOHAOE3.mp3 01:59 814KB
【技術情報】
参考回路図のとおり シングル出力 で試作、ブレッドボード上で演奏試聴は成功。
(楽曲試聴の mp3 は、この状態で録音したもの。)
230920 R8C電子オルゴールでラテン系の新曲を連続演奏
[2023年09月20日(Wed)]
230919 yurikagoプロジェクト(orgel7_6対応)
[2023年09月19日(Tue)]
この yurikagoプロジェクト は、本家の「名張市つつじが丘おもちゃ病院」で公開されている PIC電子オルゴール Ver7_6 を基盤に、代表的なアプリ機能を実装したモデル2種類を、一つの応用事例として公開するもの。
yurikago仕様に改変した 機械SW、CdS、CVD の動作モードは、アプリケーションのソースで設定し、ソース冒頭のコメントに明記している。
yurikago仕様 のアプリソース名
・apl_SW_Alarm.asm (SW論理選択、目覚し時計向きアプリ)
・apl_SW_yurikago.asm (SW論理やLED制御の選択式アプリ)
【曲データの標準化】
開発者のブログで、songファイルとonpuファイルを標準化 したとの情報が公開された。
何と、R8C と PIC と CH32V とで、曲データは 相互互換 となったのだ。
これは、お好みの曲データを自分で作るユーザーにとっては、うれしいニュース。
開発者の献身的なご努力に、あらためて感謝。ありがとうございます。
ご本家の PIC電子オルゴール バージョンアップに倣い、当方の分家プロジェクトも「yurikagoプロジェクト(orgel7_6対応)」として公開する。
230805 R8C電子オルゴール演奏DEMO、おもちゃ病院のBGMに
[2023年08月15日(Tue)]
【R8C電子オルゴール】
(クリックで、mp3再生 1分30秒)
このBGM R8C電子オルゴール は先日、プラレール踏切警報機 の治療で使ったばかり。そのときは、実装するオルゴール曲目をお客さまに選曲していただくため、サンプル演奏おもちゃとして(65曲を入れて)先にプレゼントした。
「・・病院」を怖がるお客さまに少しでもリラックスして貰えればと、同じものをもう一つ作って、今回の「まちや病院・夏」の受付で演奏を披露。
今後、施設や保育園へのプレゼント用には、子どもたちが楽しく遊べるように、ランダム演奏にしてスリープ付き自動開始なしで、"タッチでまほう遊び" モデルにしたいと考えている。
ファームウェア自体は、今回も、「名張市つつじが丘おもちゃ病院」のブログから最新の R8C電子オルゴール を丸ごと使わせていただき、カスタマイズでもご指導いただいた。
この場を借りて感謝申し上げる。ありがとうございました。
【回路図】
ご参考までに、回路図と基板上の部品配置図を掲載する。
基板制作費は約200円、一番高いのは実は 角型シール容器 なので、おもちゃドクターの技術研修として、安価で身近な素材を再利用してオリジナルの リサイクルおもちゃ を作ってみては?
【ダウンロード】
演奏DEMO用 のファームウェア( "タッチでまほう遊び" モデル、39曲を実装)は、当方の共有フォルダにて公開する。