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kousaku_2_c.png
260425 おもちゃラジコンの40MHz送信基板(テスト用)[2026年04月27日(Mon)]

【経緯】

トイラジコン界隈では、 TX-2/RX-2 のプロトコルは、ほぼ標準になっている
先日は、電池金具のメンテナンスで完治退院だったが、今のうちに、40MHzのトイラジコン治療技術も磨いておかねば

数年前に、タッチセンス操作の 27MHz送信機を作った経験はあるが、40MHzは未経験
今回は TX-2 40MHzの送信基板を自作し、トイラジ治療時の「テスト用」として備えておく試み

当クリニックとしては、珍しい 40MHzのトイラジが来院
260412_Jozen40MHz (5).JPEG

(参考)トイラジコンカー、電池液漏れ(電池金具の清掃)は、コチラ


完成した試作品の動作確認を、真っ先に紹介しておく




【発振周波数の確認】

初めに、クリスタル発振のRF基板を自作し、その周波数をオシロで観測、本当に40MHzのキャリア波形が見られるかを確認する

RF部分のみを単独基板で、回路設計する
試作確認後に部品定数を最適化したもの
TX2_F002A_8_40MHz.png

少し大き目のユニバ基板なら私でも実装可能
GNDパターンはスズメッキ線2本で配線する
TX2_F002A_8_40MHz_pb.png

在庫部品で何とか間に合わせたが、心配は
40MHzクリスタルがオーバートーン発振用
260419_40MHz_OSC.JPEG

いざオシロを持ち出して来て、2段目Trのベース端子に接続
ドキドキしながら、その波形を観察したのが、以下の画像

測定中の波形が、綺麗に重なって見える
260419_40MHz_OSC (2).png

STOPして周波数を見ると、40.686MHzだ!
260419_40MHz_OSC (1).png

オーバートーン水晶でも 40MHzで安定発振
260419_40MHz_OSC (3).png



自作と言っても回路設計は、名張市つつじが丘おもちゃ病院さん のブログ中、2014年5月に公開されたドクター研修会用の コルピッツ発振+パルス変調+ローパスフィルタ回路をベースにして、部品定数を 40MHz用に置き換えたもの

10年以上も前の記事と、サポート継続に敬意を表しつつ感謝する、有り難うございます!
(さらに昨日は、40MHz版も公開されている)

私は、ターボ無しでキャリア制御あり、乾電池2本で電源SWも省略して実装
当方のオシロ波形では、Vp-pでも 約1.5Vだったが、おそらく大丈夫だろう


【エンコーダ】

エンコーダのファームウェアは、これも Dr.大泉さんが精力的にアップデートされていて、その時点での最も廉価なデバイスが選択できる
直近では PY32F002A で8ピンのデバイス AL15S6 が追加サポートされている

GPIO化と、ファームの書込みは、周囲との接続前に行うと安心
LEDはキャリア制御で点灯させるべく、電流制限1KΩを空中配線
260426_PY32F002_8.JPEG

カット&トライは2段目のバイアス抵抗だけ
アンテナの代わりに、オシロで観測した波形
260422_14K7.png

コントローラを逆さまにすれば、Jozen ラジコンも操作可能
260424_TX2_40MHz (2).JPEG



【到達距離の確認】

S8050は電流増幅率が大きく中出力向きなので、3V駆動でも予想以上に電波が出る可能性あり要注意
その一方で、トランジション高周波特性は100M〜150MHz程度(最大でも200MHz未満)
40MHzの増幅効率はそれほど高くないので、「微弱電波」に抑える設計では、むしろ好都合

実際に動作試験をしながら、68Kから減らしていく
ここだけはピンソケットを使ったので、交換が簡単
260424_TX2_40MHz (5).JPEG


実機での動作試験を繰り返し、今回は 47KΩで、室内用としては必要十分 な操作感となった
ドクター手持ちの、40MHz送信機とするには、少々出力が小さいほうが、車体側の受信基板のテストには好都合かと思われる

【参考情報】

・部品定数の置き換え

以前から気になっていたが、コチラビンテージRCカーの修理に特化したスペイン語のブログ が参考になった
40MHz帯の送受信機や電子基板のトラブルシューティング情報が提供されている

私は念のため、部品定数の置き換えについて、グーグルのAIモード検索で確認してみた

ただし、これは基本波発振の水晶が前提で、オーバートーン発振を抑える設計方針だったが、でも、その回路で 40MHzで綺麗に発振しているではないか
結果、オーライで、ここはあまり深く追求しない


・今回試作の「まとめ」

当方の送信機は、ターボ無しの代わりにキャリア制御を有効にし、アプリ起動時の「2秒待ち」も有効、実機にて走行テストを重ね、最終段のS8050のバイアス抵抗値は、結局、47kΩに落ち着いた

消費電流は、システム全体で、稼働時は 22mA、スリープ待機時は 6.4μAで、電源SWは省略した

キャリア制御信号でLEDが点灯することを確認した


・電波到達距離の計測

見通しの良い直線距離で、操作可能距離を計測した

68KΩ→ 3m  やや離れると、操作が不可能
51KΩ→ 5m  部屋の対角線で、操作不安定
47KΩ→ 15m 室内用として必要十分、快適操作
22KΩ→ 20m やや、飛び過ぎる

同じトランジスタでも、個別に調整が必要かも?


・率直な感想、「アナログも面白い」

最近は、「技適対応」を気にするあまり、無線を扱う電子工作が少なくなった気がする
でも、適法な電波強度・品質の範囲内に収める回路設計や、基板への部品配置の角度や配線長で成否が分かれるような、痺れる経験があってこそ、40MHzのオシロ波形がピタッと止まって見えたとき、本当に久々に、昔の初歩のラジオ製作の頃の感動を思い出した

取り急ぎ今回は送信機だけだったが、車体側受信機の方も 40MHzに (部品をそろえ次第)挑戦してみたい

いやあ、アナログ電子工作も面白い!

【ダウンロード】

8ピンデバイスは入出力の本数が少ないので、 NRSTピンも GPIO機能で使っている
その設定方法は、開発者のブログで 専用ツールが用意されていて、私はブログ記事を熟読した上で全面的に信頼して、そのツールを便利に使わせて貰っている

私の送信機のプロジェクトは、上記ツールや回路図なども同梱して当方共有フォルダで公開する
なお、このプロジェクトは、複製・改変・再配布は自由であることを、付け加えておく

トイラジコン 40MHz用エンコーダ のディレクトリは
 \TX2_RX2_REALTEK\TX2_F002A_8
プロジェクト名は、PY32F002.uvprojx



この記事のURL
https://blog.canpan.info/charts/archive/510
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