電子オルゴール楽曲試聴 2025追加曲目一覧(PUYA電子オルゴールの紹介)[2025年07月31日(Thu)]
ここで PUYA電子オルゴール の 2025追加曲を試聴できる
昨年7月からの新病院は 「体験型おもちゃ病院」 というコンセプトで開設し、事前の情報発信や広報活動を重点に活動してきて、ちょうど1年が経過、ようやく軌道に乗ってきたので、ここらで気持ちをリフレッシュして、鋭気を養いたい
久しぶりに、私の原点「大正期童謡」の季節ごとのメドレー演奏や、かねてより気になっていた曲データを採譜して試聴してみた
追加曲データは開発者にも報告、ご本家のレパートリーにも追加 更新されている
PUYA電子オルゴール は、音質の良さはもちろんコスパも良く、もっとアピールして欲しい
動作電圧は1.7V〜5.5Vで電池2本〜3本での運用に、おススメ
【楽曲試聴】
(左クリックで再生 音量注意、右クリックで 名前を付けて保存)
曲名 ファイル名 演奏時間 mp3サイズ
・enve_ELEGANTE
フォスター作曲の2曲は日本でも昔から親しまれている名曲で、どこか大正期童謡や子守唄に通ずるようなメロディライン、子どもたちの情操教育に お昼寝タイムのBGMにどうぞ
スローテンポな曲調の魅力を最大限生かすべく、新たな エンベロープ波形データを採用
それが enve_ELEGANTE、その効果のほどは皆さまのご判断にお任せする
優雅で音量豊かなエンベロープ波形、ゆらぎ付、PIC用のenve_VIBからの派生種
持続音が長い(フルートやバイオリンなどの)演奏表現を、近しいエンベロープで再現する
メロディ音と伴奏音とのバランスや、セクションごとの強弱表現も、選択肢の範囲が増える
・季節ごとのメドレー演奏
季節ごとのメドレー演奏の曲データは、「複数songの連続演奏」の機能を活用して既存の曲データを1曲につなげて演奏させている(楽曲試聴は省略)
【PUYA電子オルゴール】
ここで紹介するのは、PUYA電子オルゴール 、現時点でコスパが最良
「つつじが丘おもちゃ病院」の Dr.大泉さまが開発されたプロジェクトで、初版が2025年6月に公開されている
おもちゃ修理でのマイコン換装では、お客さまの金銭負担を抑えるため、できるだけ廉価なマイコンを使いたいが、同じ値段なら大きい方がお得かと言うとそうではなくて、おもちゃによっては中が狭くて小さいデバイスしか使えないこともあって、小さいパッケージも必要だという開発者のご指摘、ごもっとも
私も、おもちゃ修理の選択肢としての勉強中、特にマイコンが趣味というわけではなく共感する
私見だが、今までPICに頼っていたおもちゃドクターも、そろそろ現時点での安価で高性能なマイコンに移行すべき時期に来ていると思う
PICの不良在庫を使い続ける限り、後継者が育たないのではないかと心配だ
おススメは、今回ご紹介する PUYA電子オルゴール 、ご参考までに詳しく説明する
これは開発環境が、μVisionであればSTM32マイコンでも使えるので、一石二鳥
μVisionに安価な書込み器を デバッガ登録すればシームレスに書込みできるので、私はとても重宝している
【回路図】
私なりに回路図は何度も書き直して、ようやく 8・16・20ピンが勢ぞろい
8ピンでフルピン使用モデル、オルゴール+音声N+音声S
16ピンでOSCピン使用モデル、オルゴール+音声SをBTL出力
ピン数に余裕があり、LED2個のほかCdSやCVDも実装できる
自然環境音再生のモデルを追加、オルゴール+音声SをBTL出力
タクトSWでオルゴール演奏、CVDタッチセンスで音声Sを再生
本来の手順は、オプションバイト書き替えやブートローダ起動機能のあるスタートアップという深〜いツールを理解した上で、正しい手順で使って初めてISPができるようになる訳だが、私は初心者の怖いもの知らずで飛び込んでみた(何度も開発者にご指導をいただきながら現在に至る、感謝)
私のように半田付け技術に不安がある場合は、16ピンの W15S から始めると作業しやすい
型番末尾の「S」は、SOPパッケージの意味で、ピンピッチは1.27mm
16ピンのPUYA電子オルゴールではSWを2個以上実装しておけば、SW0はNRST機能のままでも SW1でも操作できるので、NRSTピン機能を無効にするという 最もリスキーな設定を(最初のうちは)回避できる
もし、この回路図通りに組み立てても期待どおりに動かないときは、ご遠慮なくご連絡をいただきたい
こんな私でも、できるだけサポートしていきたいと考えている
【ダウンロード】
2025新曲データをsongインデックスに追加、LED点滅も追加した PUYA電子オルゴールは、回路図なども同梱して当方共有フォルダで公開する
なお、これらのプロジェクトは(拙作の曲データも含めて)、複製・改変・再配布は自由であることを、あらためて付け加えておく
16ピンのディレクトリは
\orgel_SW_F002A_16
プロジェクトは PY32F002.uvprojx
8ピンのディレクトリは
\orgel_SW_F002A_8
プロジェクトは PY32F002.uvprojx
20ピンのディレクトリは
\orgel_SW_F002A_20
プロジェクトは PY32F002.uvprojx
8ピンでフルピン使用モデルのディレクトリは
\orgel_SW_F002A_8_CVD3
プロジェクトは PY32F002.uvprojx
16ピンでOSCピン使用モデルのディレクトリは
\orgel_SW_F002A_16_SPI
プロジェクトは PY32F002.uvprojx
16ピンで 森の動物たちモデル のディレクトリは
\orgel_SW_F002A_16_NATURE
プロジェクトは PY32F002.uvprojx
サンプルプロジェクトを理解するために、自分で回路図を書いてみて部品配置をアレコレ考えるのが私のルーチン
何度も書き直して机上チェック(最終的には開発者に添削いただくが)、現段階での回路図を「ドキュメント」フォルダ内に同梱する
(冒頭の写真は回路図とは若干違っている。評価基板としてデバグ信号・デバグ情報・ISP用のピンヘッダやSW・LEDも基板上に実装)
・GPIO機能に変更するツール「PY_GPIO」
・NRST機能に戻すツール「PY_NRST」
このツールは20ピン、16ピン、8ピンのデバイスで使えるので、μVIsionでPUYAマイコンへの書き込みに慣れてきたら、先ず16ピンでGPIO化ツールの書き込みを練習して自信を付け、次に8ピンでのGPIO化に進んで行けば間違いがない(と私は思う)
【参考情報】(おもちゃドクター向け)
・電子オルゴールの 特徴・開発経緯
私が おもちゃクリニックゆりかご を立ち上げた2016年頃は、全国的に技術志向の先輩ドクターの皆さまがPIC電子オルゴールを採用されていることを知り、最先端の治療例に感激したものである
つつじが丘おもちゃ病院さまの 電子オルゴールの特徴は、マイコンの種別に拘わらず設計方針が一貫して統一されていること
オルゴール演奏だけでなく音声再生もできて、音に合わせてLED点滅やモーター制御も可能で、鳴り物おもちゃのマイコン換装は殆どこれで間に合うという優れもの
開発者の回想では、初めてPIC電子オルゴールを使った修理記録は2006年8月に公開されているとのこと
以来19年間の開発の歴史に終止符が打たれたのは、本年(2025年)1月5日のことだった
最近ではPICの流通価格が高騰してきて、廉価版のPICは秋月での取り扱いが無くなる傾向が見える
それで、PIC用のファームウェアの殆どは、その時々で安価に入手可能なマイコンに順次移植されている
電子オルゴールも、R8C、CH32V、STM32、tinyAVRマイコンに移植済み
さらに今回、PUYA(PY32F002A)マイコンにも移植完了して初版が公開されたという経緯
・PUYAマイコンへの 移植ポイント
開発者によれば、PUYAマイコンへの 移植ポイントは、以下のとおり
・オルゴール演奏の処理ロジックには改変はありませんが、
動作タイミングや内蔵モジュールへの設定値は設計されています。
・3種(8ピン、16ピン、20ピン)のハードウェアの差異を
デバイス対応のコードで隠蔽しています。
・寝た切り対策を万全にしています。
さらに、これからマイコン換装をやって行こうとするドクターに向けて、PUYA32電子オルゴールの評価用サンプル基板の頒布を始めるとのこと(頒布基板は画像のとおり)
ピンピッチが小さい20ピンのデバイスを 変換基板に半田付け済み、サンプルの ファームウェアを書込み済み であり、すぐに動作するので有難い
【手順が重要】自分用のメモ、ご参考まで
・ブログ熟読で イメージトレーニング
開発者のブログでは、「PUYA開発」カテゴリで、PUYAマイコンの事始めの記事が公開されている
また、「電子オルゴール+音声再生」カテゴリも、PUYA関連の記事は重要、熟読されたい
(参考)「PUYA開発」カテゴリの記事は、コチラ
(参考)PUYA事始めPY32F002A(NRSTモードをGPIOに設定する/オプションバイトの設定方法)は、コチラ
(参照)PUYA電子オルゴールVer1_4(書き替え不能にならないための対策の強化)は、コチラ
なお記事の中で、物騒な言葉(NRSTが死んだまま、SWD機能を殺す、など)が散見されるが、驚かないで欲しい
どうやら技術職の仲間内では昔から使われている 隠語のようなものらしい(が、事務畑一筋だった私は今でもドキッとする)
もし失敗しても、別に取って食われるわけではないし、元々安価なデバイスを使っているので勉強代だと思えば、何も恐れることはない
ご指南のとおり、ルーズ接続にならぬよう、私は古いブレッドボードは使わずにユニバーサル基板に半田付けを確実にして評価基板を作成する
・デバイスへの書き込み
20ピン未満では、入出力に使えるピン数を最大限確保するためNRST無効化するのだが、その際には、「寝たきり予防策」を施したプロジェクトを書き込んで、BOOT0代替ピンでブートローダー起動できる状態にしておくとよい
16ピンのPUYA電子オルゴールではSWを2個にすれば、PF2のSW0はNRST機能のままでも PB0のSW1だけで操作ができるので、NRSTピン機能を無効にするという最もリスキーな設定を(最初のうちは)回避できる
しかし、8ピンデバイスではPF2とPA2が多重化されて6番ピンで被っているため、NRSTピン機能の無効化をやらないとPA2を入出力ピンとして使えずISPも動かないので、開発者が提供しているNRST無効化ツールを使うしかない(あらかじめ、デバッガでSWD接続して書き込む)
開発者によれば、ここでいう「寝たきり予防策」を施したプロジェクトとは、次のとおり
二重の安全策となっているので、安心して使える
・ブートローダを起動できるスタートアップを使う。
公開のサンプルプロジェクトではスタートアップに
startup_py32f002ax5_PA1.sを使っている。
そのため、PA1=HでPORすると、ブート
ローダが起動され、永久に待ち続ける。
その状況でデバガを接続して書き込みができる。
・ファームウェアの冒頭で2秒待つ。
オリジナルのスタートアップstartup_py32f002ax5.s
を使えば、ファームウェアが起動されて、
dev_F002A_8.cの中の「//PA1チェック」で2秒待ちが入る。
2秒待ちの間にデバガを接続して書き込みができる。
【8ピンでGPIO化】
PUYA電子オルゴールの8ピン・16ピン用のプロジェクトでは、PA1=HでPORするとブートローダが起動されるので、この状況でデバガを接続して書き込みする
なので、回路図上でも「BOOT0代替」と明記する
GPIO化ツールを書込み後、電子オルゴールを書込み、その後の書き換えも8ピンでは数回やってみたが無事に成功し、心配した「寝たきり状態」にはならなかった(16ピンで練習した成果か)
早速、2025追加曲を 自動開始とランダム選曲 で実装して、PC作業中のBGMとしてLED点滅でも癒されている
【CVDも動作快適】
8ピンでもGPIO化が成功したので、次は フルピン使用事例の記事 をトレースしてみよう
基板むき出しで電池2本の稼働、CVD配線のビニル被覆に軽くタッチするだけで快適動作
先日、動物たちの鳴き声プロジェクトで使った おにぎりケース では、フタの上からだと反応が鈍いので、デザインより安定性を重視してリード線に直接タッチすることで感度良好となった
せっかくなので オルゴールも(動物がらみの曲を)演奏するモデルに改変、クリスマスのプレゼント用として リサイクルおもちゃ を製作し、保育園や施設に寄贈すべく準備開始
CVDチューニングの手順 を整理
上記ダウンロードのドキュメントフォルダ内に エクセル表を同梱 したので、ご参照あれ

