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おもちゃ修理「電子カルテ」
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ゆりかご日記
2023年末、ショベルカー、軸受け破損で再入院[ 2024年01月01日(Mon)]

昨年11月末、やまのい診療所にて預り入院の常連さんたち、4点とも再入院。

2点目は、ショベルカー (再入院)
231229_yamanoi (4).jpg

症状:アームの根元が破損した
治療:シリンダの穴径を少し拡げる
   プラ板で欠損部を補強・固定
   金属ワッシャーも併用した
退院:1月9日、やまのい診療所にお届け予定

小さなショベルカーは、子どもたちに大人気
材質は、金属とプラスチックが適所に使い分けられていて、感心する
ビス支点の受け側はプラスチック、可動アームの根元が破損
以前プラリペアで補修しが、再度破損したもの

【根本原因】

タイヤ側がプラ材、アーム側は金属材
231231_bucket (1).jpg

根本原因は、シリンダーピストンの固着
プラ製シリンダーの穴径を右だけ拡げる
231231_bucket (2).jpg

最適な滑り具合を確保しつつ、持ち上げたときにアームが自然落下しないことを確認


【対症療法】

壊れた根元の復元治療を試みる
プラ板で欠損型と補強板を作る
231231_bucket (3).jpg

2液式のエポキシ接着剤で固定、
だがビス受け強度不足で、失敗
231231_bucket (4).jpg

金属ワッシャー2枚重ねを挟んで
復元に再挑戦、写真のとおり成功
231231_bucket (5).jpg

ショベルアームを上下させて機能復元を確認し、これにて退院とする
しばらくはこの状態で、元気に遊んでいただきたい
今回の治療術式でもなお強度不足は否めず、言わばリハビリ状態での退院であり、いずれまた来院されるであろう(予感)


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