230805 R8C電子オルゴール演奏DEMO、おもちゃ病院のBGMに
【R8C電子オルゴール】
このBGM R8C電子オルゴール は先日、プラレール踏切警報機 の治療で使ったばかり。そのときは、実装するオルゴール曲目をお客さまに選曲していただくため、サンプル演奏おもちゃとして(65曲を入れて)先にプレゼントした。
「・・病院」を怖がるお客さまに少しでもリラックスして貰えればと、同じものをもう一つ作って、今回の「まちや病院・夏」の受付で演奏を披露。
今後、施設や保育園へのプレゼント用には、子どもたちが楽しく遊べるように、ランダム演奏にしてスリープ付き自動開始なしで、"タッチでまほう遊び" モデルにしたいと考えている。
ファームウェア自体は、今回も、「名張市つつじが丘おもちゃ病院」のブログから最新の R8C電子オルゴール を丸ごと使わせていただき、カスタマイズでもご指導いただいた。
この場を借りて感謝申し上げる。ありがとうございました。
【回路図】
ご参考までに、回路図と基板上の部品配置図を掲載する。
基板制作費は約200円、一番高いのは実は 角型シール容器 なので、おもちゃドクターの技術研修として、安価で身近な素材を再利用してオリジナルの リサイクルおもちゃ を作ってみては?
【ダウンロード】
演奏DEMO用 のファームウェア( "タッチでまほう遊び" モデル、39曲を実装)は、当方の共有フォルダにて公開する。
【カスタマイズの経緯】
当クリニックでは、「透明・平等・情報公開」を信条としている(と自負する)。
初歩的なミスも少なくないが「失敗は成功のもと」として、あえてブログに公開する。
おもちゃドクターとしては失敗を恐れずに、「まだ伸び代がある」と、新しいことへの挑戦を前向きに捉えたい。
最初、CVDタッチセンスは、反応が鈍かった
人差し指でワンタッチくらいでは、全く無反応

フタ表面に2mmビスの頭を出してセンサにすると
人差し指1本でもワンタッチで確実に反応する様に
おもちゃ病院の受付用として、自動開始付き
スリープなしで連続順演奏のDEMOが完成
ユーザーの礼儀として、開発者にDEMO用モデルの完成報告とお礼のメールを送ると、すぐ返信があり「CVDタッチセンスの反応が悪くなる原因はバグでした。」と、改修版をお送りいただいた。(感謝。礼儀を忘れぬことが大切)
改修後は、2mmビスの頭に触れなくても(ウラにアルミシートがある範囲なら)軽くワン・タッチで反応するようになり、感謝感激!
改修と同時に、開発者から「曲データの中で『青い目の人形』は違和感があり、全体的に音程を下げたら個人的にはいい感じになりました。」との、ご指摘あり。
あわてて調べると、「青い目の人形」の不具合は、逆に 当方の作業ミス によるものと判明、深くお詫び申し上げた。
実は他にも、同様の事態(移調度設定ミス)を発見し、ほぼ全曲を試聴しながら微調整を繰り返し、ようやく(開院の前夜に)カスタマイズが完成した次第。
そんな訳で開院前はメチャクチャ忙しかったが、カスタマイズ完成の達成感は半端なく、いざ開院した病院でお預りした入院治療も 治癒率100% で完了した今、「燃え尽き症候群」の状態。
【参考】
今回、R8CとPIC電子オルゴールの既存曲データ更新や新曲データ採譜の連携手順を、開発者と相談しながら、一定のルール化を図れたことは、大きな成果。
ちなみに、ご本家の「つつじが丘おもちゃ病院」のR8CとPIC電子オルゴールでは、曲データも含めて日々進化更新されているので、使う直前に最新版を再ダウンロードし直した方が良い。