おにぎり容器がトイ・ストーリーのおもちゃに大変身!
[2023年06月14日(Wed)]
おにぎり容器がおもちゃに大変身!
糸魚川の100均一ショップで可愛いキャラクター容器を発見しました。
2個セットでお買い得感あり、おもちゃドクター技術研修で手作りおもちゃに大変身!
完成したリサイクルおもちゃは、日頃からお世話になっている保育園や施設に感謝を込めてプレゼントします。
子どもたちはもちろん、しかも大人も泣ける映画として有名です。
さあ、子どもたち、楽しく遊んで(大人も一緒に)気持ちよく泣いてください。
同シリーズの3作品をシナリオに沿って音声再生するのですが、単に自動再生するのでは面白くありません。
そこで、音声を数秒ごとに区切って細切れ再生し、おにぎり容器の絵柄にワン・タッチすると順繰りに次の音声に進むように、"タッチでまほう遊び" 仕様とします。
音声数が多くなるので試作では2台に分割しましたが、やはり両方とも聞きたくなるので、完成版では1台の中に3作品とも実装します。
【おもちゃリサイクル技術情報】 (追記:MX08 を使った回路図も)
おもちゃクリニックゆりかご では、毎月の医局会での臨床技術研修や、降雪期では冬休み中のドクター自主研修などにより、最新のおもちゃ修理技術の向上に努めています。
このプロジェクトの開発資料は、yurikagoプロジェクトとして分家した当方の共有フォルダで公開しています。
トイ・ストーリーの音声(1台で3作品)を実装したモデルは次のとおりです。
・プロジェクト名(BTL出力、回路図は共通)
yurikago_SW_1822.x
yurikago_SW_1572.x
・トイ・ストーリーの音声データ
voice_ToyStory\W25Q32_8bit.hex を使う
試作完了後に実機にて消費電流を測定して、次のとおりです。
単3電池2本、ブレーキ出力で音量50%、デバイスはLF1572では、
音声再生中は 5〜25mAで、Sleep時は 55.7μAでした。
今回も試作にあたりご指導いただいた開発者に、心から感謝申し上げます。
開発者に試作成功を報告したところ、折り返しアドバイスがありました。
Sleep中のタッチセンスの稼働周期はWDTで制御していて、現行は32msにしています。
これを64msにすれば半分の28uA程度になります。
操作のレスポンスとしては64msでも十分だと思います。
アドバイスありがとうございます。
下記のとおり、64msにしてやってみました。
//#define SLEEP_WDT 0b00001010 //Sleep時のWDT設定値(WDT周期は32ms、WDT無効)
#define SLEEP_WDT 0b00001100 // (WDT周期は64ms、WDT無効) 何れかの設定値を
//#define SLEEP_WDT 0b00001110 // (WDT周期は128ms、WDT無効) 択一選択すること
// これを短くするとSleep時の消費電流が増える
その結果、Sleep時の消費電流は、28.4〜31.5μAで揺れるようになりました。
さすがDr.大泉さまの計算どおりです。
実際にも、2台ともこれで行きたいと存じます。
同じアプリ機能を共用する他の yurikagoプロジェクトでも、64msとなるため、一斉にビルドし直して公開ファイルを更新済みです。
【追加情報】(2023.7.7追記:Hブリッジに、MX08 を使った回路図)
私は最近、Hブリッジに DIP8タイプの L9110H を使い始めましたが、応答特性について正確なデータがなく、今回のような使い方が大丈夫なものか、いまいち自信が持てません。
先日、PIC電子オルゴール開発者のブログで、SOP8タイプですが L9110S の検証記事が投稿されましたので拝読。
検証結果は、
L9110Sのオフ遅延の4usはSS8050よりも悪い。
PWM周期(PIC電子オルゴールでは32us)に対して無視できるレベルではなく、音質に影響すると思われる。とのことです。
覚悟はしていましたが、目に見える形でハッキリお示しいただき、スッキリしました。
そこで、これからは MX08をメインに使いたいと存じます。
SOP8の半田付けを猛練習しなければ。