221129 ぴょんぴょんアンパンマン 跳ねない(ギヤ割れ)[2022年12月08日(Thu)]
まねっこおしゃべり ぴょんぴょんアンパンマン
2022年11月29日、能生児童館にて預り入院、ToyDr.わたなべ が集中治療。
物理的な破損やヒビ割れに対する処置を終え、組み戻して動作確認すると、何とか足の上下動が回復して、ぴょんぴょん跳ねるようにはなったが、、、
以下、詳しい診療状況を、順に画像で報告する。
まねっこおしゃべりぴょんぴょん アンパンマン
ぴょんぴょん跳ねるはずが、足が上下に動かない

分解点検
モーター配線がネジに咬み込んでいた
老朽のため切断寸前。→半田付け直し

脚部スライド板の固定用ネジ受ボスが破損
接着剤だけでは到底持たないことは明らか

複雑骨折の再建手術
プラスチック破片を仮接着し 0.8mm穴あけ
ケース外から 2.0mm穴あけ(内部加工用)

ネジ受基部に 0.8mm穴をケース外から貫通
ここに、ステンレス線で縛り上げて固定する

0.3mmステンレス線で縛り上げ固定後、
さらにエポキシ接着剤で全体をカバーする

ギヤ割れ発見
モーター軸のピニオンギヤが軸方向にヒビ割れ
ドクター手持ちの新品9Tギヤに交換する

動作確認
何とか足の上下動が回復して、ぴょんぴょん跳ねるようにはなったが、、、
まねっこおしゃべりが反復せずに1回しか出来なかったり、数でジャンプの回数が足りなかったりと、本来の姿ではない。
リハビリ退院
これ以降の治療には、より高度な診療技術と長期間を要するため、当クリニックとしては現状で仮退院していただき、しばらく様子をみていただくことをおススメする。
そのうえで、やはり元どおりの姿への完全復元を目指すときには、先進おもちゃ病院への転院紹介を行う所存。
これ以降の治療は、技術と長期間を要するため
現状で仮退院、しばらく様子をみていただく

やはり強度不足は否めないので、無理に
上から押さえ付けないよう、要注意

お客さまから「仮退院で大丈夫です。」とのご了解を得て、さらに「動画を見て、あのアンパンマンが動いていてとても感動しました!」との感謝のお言葉も。