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ゆりかご日記
220928 スピードレーシング RCカー(コントローラ破損)[2022年09月30日(Fri)]

のう診療所にて入院受付 9月28日

スピードレーシングは、2.4GHz、R/Cカー


【問診】

コントローラ、本体のラジコン車とUSB充電アダプター付で入院
「使用年数は2年、コントローラのまわす所が折れた」との訴え

全長23cm、スピードレーシングカー
2.4GHz R/C ステアリング用ノブ破損
220928_RC_00.jpg


【検査】

まずセオリーどおりに、送信側から検査・治療を進める
RFチェッカーで、電波は出ているらしいことを確認

コントローラーを分解点検、2.4GHz R/C
前後左右フルアクション、ターボ機能なし
220928_RC_02.jpg

ステアリングは、回転部の中心軸が折損
よほど強い力が掛かり、ネジ切れた様子
220928_RC_04.jpg


【治療1】

破損部は、繰り返し無理な力が掛かる場所であり、
生半可な接着では、到底持たないことは明白

5ミリのプラスチック丸棒を、中心に貫通
軸の側面からピンを2本打ち、回り止め
220928_RC_06.jpg

軸全体の周囲を、エポキシ接着剤で固定
これで仮退院、さあ元気に遊んでください
220928_RC_08.jpg

治療完了後に、組み戻し直前の写真
基板上には、型番不明のチップのみ
220928_RC_10.jpg


【治療2】

レーシングカーの本体には、2年間、存分に遊んだ形跡が残る
思い出と共に、あえて修復せず、そのままの状態でお返しする
これからも、大事にしていただければと、願うばかり

本体の電源は、ニッカド充電池 4.8V
進行方向の補正ツマミが紛失している
220928_RC_12.jpg

レーシングカー本体には、歴戦の名残り
2年間、存分に遊んだ形跡と思われる
220928_RC_14.jpg

受信デコーダーICは、型番不明の8ピン
F/Bは MD2689、L/Rは MX08E
220928_RC_16.jpg

後輪ジョイント部の破損は、右端を
ステンレス線で縛り、抜け止め完了
220928_RC_20.jpg

内側からもプラ板を貼付け、補強済み
これからも、大事に遊んでくださいね!
220928_RC_22.jpg

もし、車体の方も具合が悪くなったら、そのときはあらためて おもちゃクリニック ゆりかご をご用命くだされば、幸いである。(なので、今回は「仮退院」ということ)


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