220603 複線のカーブレール2本 接合凸部の破損
[2022年06月11日(Sat)]
プラレールの複線のカーブレール2本
2022年6月3日、ひがし診療所から預り入院
今回の治療では「熱可塑性プラ」が、かなり優れものだと実感した
僭越ながら自分の手技を投稿するので、ご意見など、コメントいただきたい
【整形と新材料の準備】
ヒビ割れた凸部は取り去り、少し間口を広げる
引張応力に備え、ミニドリルで小穴を空けておく
(画像クリックで拡大表示)

粒状の熱可塑性プラ、最初は適量が分からない
接合を受ける側の形状を利用して見当を付ける

今回の治療で使う、新材料「手びねりプラ」など
うち、プライマーは接着剤の二大メーカーのもの

粒状で転がりやすく、袋から出すときに注意
紅茶カップ用の小スプーンですくってみる

さじ加減は、この写真をご参照ください
小スプーン2杯分で凸部1か所分

プライマー塗布後、2枚重ねて比較
元の厚みの分 AよりBを 広く取った

引張応力に備え、ミニドリルで小穴を空けておく
(画像クリックで拡大表示)

粒状の熱可塑性プラ、最初は適量が分からない
接合を受ける側の形状を利用して見当を付ける

今回の治療で使う、新材料「手びねりプラ」など
うち、プライマーは接着剤の二大メーカーのもの

粒状で転がりやすく、袋から出すときに注意
紅茶カップ用の小スプーンですくってみる

さじ加減は、この写真をご参照ください
小スプーン2杯分で凸部1か所分

プライマー塗布後、2枚重ねて比較
元の厚みの分 AよりBを 広く取った

【熱可塑性プラによる整形手術】
ただし、まだ動画にするレベルには至ってないので、肝心の作業状況が(両手がふさがっていて)画像に残っていない!?
手びねりプラを、お湯で柔らかくしてから
患部に被せて、凸部を形成していくのだが

コツは、母材もプラも十分に温めることと
ドライヤーで、水分を蒸発させてから密着

プラがハミ出しても大丈夫、落ち着いて
ドライヤーで温め直せば、微調整できる

患部に被せて、凸部を形成していくのだが

コツは、母材もプラも十分に温めることと
ドライヤーで、水分を蒸発させてから密着

プラがハミ出しても大丈夫、落ち着いて
ドライヤーで温め直せば、微調整できる

【仕上げ補強】
温度が下がり白く硬化したことを確認し
型から抜いたあと、ヤスリでバリを取る

小穴での引っ掛かりと、重曹+接着剤の併用で
グラつきを防止し、接着強度を補強する
-thumbnail2.jpg)
別の凸部は欠けてはいるが、残った半分は健全
欠けた半分だけを再建する術式とし、手術成功
-thumbnail2.jpg)
柔軟性は皆無だが、硬化後の固さは十分で
ヤスリ掛けには、とても苦労するほどだった
-thumbnail2.jpg)
型から抜いたあと、ヤスリでバリを取る

小穴での引っ掛かりと、重曹+接着剤の併用で
グラつきを防止し、接着強度を補強する
-thumbnail2.jpg)
別の凸部は欠けてはいるが、残った半分は健全
欠けた半分だけを再建する術式とし、手術成功
-thumbnail2.jpg)
柔軟性は皆無だが、硬化後の固さは十分で
ヤスリ掛けには、とても苦労するほどだった
-thumbnail2.jpg)
【スペーサー案】
しかし、硬化後の固さがあり過ぎて、今度は受側の部材の破損が懸念される
そのため接合部に適度な隙間を作る必要があるが、そこで、この手間を減らす案を紹介
受側となる凹部に、あらかじめスペーサーを入れておく方法は、いかがか
【参考情報】
この記事をまとめた電子カルテPDF (489KB)は、ココから ダウンロード
(参照)メーカーの商品情報や取扱説明PDFは、コチラ
ちなみに、「型取くん」や「おゆまる」とは明らかに違って、お湯を注いでも浮いて来ません。取扱説明書には「生分解プラスチックなので自然にやさしい素材です。」とあり、材質までは分かりませんが、感触ではジュラコン(POM)に似ています。
プライマー、建材業界では下塗り用の接着剤を意味するそうですが、セメダインPPXプライマーは、「※接着剤ではありません」の注意書きあり。私は、柔軟性のあるプラスチックに含まれる可塑剤を抜く効果を期待して使いました。(ToyDr.わたなべ談)
「高温車内では(とろけるので)置き忘れないように注意が必要。材質は多分、ポリ カプロラクトンだと思います。」(Facebook友達より)