
220303 赤外線リモコンDEMO基板の製作(その2・送信回路)[2022年03月03日(Thu)]
【経過】
おもちゃ修理の練習教材として入手したもので、元々、コントローラーは別売り
昔は、ガラケーの赤外線通信を使って遊んでいたらしいが、、、
【診察】
症状:前輪の右タイヤが紛失、コントローラーなし
治療:別の不要ミニカーからタイヤを部品取り
手持ちのコントローラーで、動作確認済
退院:当クリニックのマスコットに就任(前回分ともに)
このあと、PICマイコンでクローン送信機を試作するが、コストが掛かり過ぎて、もはや修理とは言えない
元々のコントローラーが手元に無い状況でのクローン送信機自作は、かなりの割高となり現実的ではない
(2022/3/12 GP4 GP5 外部プルアップを追加)
内部プルアップできるポートが限られていた
内部プルアップできるポートが限られていた
現実的には、不要品を再利用してクローン送信機に改造する
電源に余裕あれば、赤外線出力も最大限までアップできる
電源SW付きでスリープ機能は不要、LED点灯で切り忘れ防止
【技術情報】以下、おもちゃドクター向け
今回は、送信側エンコーダ回路の DEMO基板 を製作し、実際のミニカーを運転操作する
実は、1年以上前に入手していた部品
一体、いつ使うかって? 今でしょ!

赤外線リモコン送信機DEMO基板を製作
手持ち基板に収まるよう、各部品を配置

回路は、先輩おもちゃドクターの完全コピー
トランジスタは、手持ち部品を使用している

一体、いつ使うかって? 今でしょ!

赤外線リモコン送信機DEMO基板を製作
手持ち基板に収まるよう、各部品を配置

回路は、先輩おもちゃドクターの完全コピー
トランジスタは、手持ち部品を使用している

【バンド番号の設定】

バンド番号の設定は、製品ではハードウェアSWに寄る
「A・B・C・D」のどれか一つのポジションを選択
今回のクローン送信機では、バンド番号の設定はファームウェアに実装されたオリジナル仕様でソフト的に実現
詳細は、先輩おもちゃドクターのブログをご参照あれ
;パワーオン後最初のキー入力でCH番号を記憶し、受信側にもCH番号設定を送信
;右折ボタンが押されていたらchA
;左折ボタンが押されていたらchB
;前進ボタンが押されていたらchC
;後退ボタンが押されていたらchD
;CH番号設定の指示データはCH番号+b'0000'である
同時に 受信側 DEMO基板 のCH番号(バンド番号)も、自動設定されることに注目
つまり DEMO基板 同士なら「ペアリング」機能があるということ! 何と素晴らしい!
これで DEMO基板ワンセット があれば、Q-STEER で使われている4つのバンド番号にも適宜対応可能(技術研修用に最適)
【 DEMO 動作確認】
DEMOテスト用のマシンとして、活躍を期待
改造した赤外線コントローラでウィリー走行
改造した赤外線コントローラでウィリー走行
おもちゃ修理技術の情報交換は、下記URLをご参照ください。
https://blog.canpan.info/charts/category_17/
おもちゃリサイクルの活動報告は、下記URLをご参照ください。
https://blog.canpan.info/yurikago/category_6/
※ おもちゃクリニック ゆりかご は、「おもちゃリサイクル普及啓発事業」として、
糸魚川市・糸魚川市教育委員会の後援を得ています。
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