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おもちゃ修理「電子カルテ」
おもちゃドクターWの診療状況をPDFで保管、公開。
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ゆりかご日記
211026 犬のぬいぐるみ 尻尾フリフリ(リンク棒折れを接合)[2021年10月29日(Fri)]

犬のぬいぐるみ
2012年 イワヤ製の定番おもちゃ、月末の定例医局会で集中治療

骨折治療して動くようにはなったが、元どおりではない報告
211027_dog_00.jpg


【経過】

コロナ禍で中止の「まちや病院・だが、問合せには個別対応
10月13日、「本町のお茶舗やさんに聴いて、予約します。」と、
電話連絡にて診察予約あり、常設おもちゃ病院での受付は可能と返答

患者さまは 犬のぬいぐるみ で、孫娘さんの遊び友だち
「スイッチ入れた時に少し動くだけで、異音がして止まる」
とのこと
同日、のう病院 =能生児童館にて診察申込書を受付、即日入院預り


【分解点検】

電池交換済とのことだが、チェックすると電池容量不足を示す
電池ボックス内や端子板はきれいで、液漏れ跡もない
新品電池で動作テストするも、動きが止まるのは問診のとおり

頭を外さなくても胴体は分解可能、先ず左側から
211026_dog (1).jpg

次に右側も分解、そこで尻尾にリンクする部品の切断を発見
211026_dog (2).jpg

0.3mmステンレス線で締め、この上から接着剤でカバーするが、
211026_dog (3).jpg

これでは、エポキシ系接着剤の厚みが平ギヤに干渉するため、
211026_dog (4).jpg

エポキシの厚みをヤスリ掛けして、ギヤとの干渉をクリアできた
そして最後は、ギアボックスの分解点検だが、

既に前脚のクランク軸スペーサーに割れを発見、慎重に
211027_dog (1).JPG


【精密点検】 ギヤボックスとモーター

ギヤボックス内の異物やほこりを除去清掃しながら、最後にはモーターも分解してグリスアップするまでが、当クリニックの標準ルーチン
そのあと、きれいにぬいぐるみを着せてあげてこそ、一人前のおもちゃドクター
分解よりも組立の方が何倍も難しいことは、身に染みているが、頑張りましょう!

分解前の全体写真は、いざ組立の際に参考になる
211027_dog (2).JPG

スペーサーの割れは難接着素材のため、とりあえず欠片だけ除去
回転に支障ないが、左右の動作タイミングが微妙にズレる副作用
211027_dog (5).JPG

ギアボックスを開けたら写真、1工程ごとの記録を習慣にしよう
211027_dog (3).JPG

モーターも分解、マブチ純正品は、10年経っても余裕で使える状態
211027_dog (4).JPG



【動作確認】

組み戻してみると、その場で回るように動く
前進しないが、これで正しい動きなのかな?


何か、違う!


恐る恐る、FACEBOOKページに投稿して、先輩方にご意見を伺う
すぐに、リアクションで貴重なコメントをいただき、感謝申し上げる


【再点検、退院】

再度分解して、4本足の向きを調整、斜め前進する位までの改善が精一杯
何とか動くようにはなったが、「治療完成度=80%」と申告、達成感なし
本日の退院時、(重心不安定で斜め前進、たまに転ぶことも)お客さまに説明、

「ヨチヨチ歩く姿も可愛いです。」
とのご感想には、正直なところ救われた思い


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