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ゆりかご日記
210330ことば絵じてん 音が途切れる(修理不能) [2021年03月31日(Wed)]
(※追記あり:基板写真を追加)
久しぶりの「やまのい病院」=めだか園、大変お待たせしました
2021年3月27日(土) ToyDr.わたなべ が訪問診療
今回も FAXで診察予約あり、リモート方式で問診を実施
10327_やまのい.jpg


ことば絵じてんのタッチペン
210327_ことば絵じてん_00.jpg
 症状:ペンで本を指しても音が出ない
 治療:単4電池×2本とも、容量不足
    内部基板面の汚れ、結晶跡を清掃
    電極板を再半田、スピーカ配線交換
 退院:4月22日(木)、やまのい病院にて退院予定


【診察開始】

ペンを分解点検する前に電池チェック、2本とも容量不足
すぐにでも、新品電池に交換されることをお勧めする
210327_ことば絵じてん_02.jpg

新品電池での動作確認は、コチラから ご覧あれ


ペン先のラバーグリップ内に、2個の隠しネジあり
210327_ことば絵じてん_04.jpg

電池ボックスの底にもネジあり、見逃さないように
210327_ことば絵じてん_06.jpg

画像の黄色丸印はプラス電極板、長円は電源スイッチコネクタ
内部基板面には汚れが付着し、白く結晶して粉をふいている
210327_ことば絵じてん_10.jpg

こちらはマイナス電極板、同様に白く汚れて見える
光センサのコネクタは正常だが、ハンダくずを発見
210327_ことば絵じてん_08.jpg


【治療方針】

基板面に付着していた汚れを、アルコール系洗浄剤で清掃後、組立て
新品電池に交換後も、音声が途切れるため、再度の分解点検を実施

スピーカーの取付はしっかりしている
210327_ことば絵じてん_12.jpg


基板半田面と直角に取付けられた電極板との接続部を、両極とも再ハンダ付け
少しグラついていたスピーカー配線を、念のため2本とも新品に交換
(その際、別のスピーカーでもテストしてみたが、音切れは解消せず)

真の故障原因は不明。正常に機能する場合もあり、治療方針が悩ましい


【修理不能】技術力不足を痛感

ペン先の微妙なポジションで、音が途切れる


基板上はチップ部品で構成され、当クリニックの技術力では修理不能と判断
お客さまと相談し、音が途切れることを了承のうえ、一旦退院とする。残念!
おもちゃのご機嫌を取りながら、しばらく様子を見てもらうことになった


【基板写真】(2021/4/19 追記:参考として情報公開)

もう一度、患者さまをお預りし、内部基板を確認する
基板には WX006-1 2017.04.11 の表示、4年前だ
210327_ことば絵じてん_14.jpg

自分の記憶違いを認め、確認不足を反省させられた
面実装部品のクリスタル発見、12.000MHz の刻印
210327_ことば絵じてん_16.jpg

クリスタル取付を再半田しようと試みたが、面実装のため(私の技術では)困難を極めた
とてもお見せできない仕上がり状態で、動作中断する症状もやはり改善されなかった


この記事のURL
https://blog.canpan.info/charts/archive/316
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コメント
私事ですが、3月末に本業の事務職を任期満了で退職しました。ようやく業務引継ぎも一段落したので、ご指摘いただいた点を再確認してみようと思い直しました。
再入院でじっくり観察した結果、面実装型の12MHzクリスタルを発見しました。その表面には、12.000 の刻印が見えます。
ブログ記述のとおり、私の記憶違いも甚だしく、多忙中だったとはいえ、誠にお恥ずかしい限りです。
自分自身の備忘録と共に、他のおもちゃドクターの皆さまのご参考になることを期待して、基板写真の画像を追加投稿しました。
Posted by:ToyDr.わたなべ  at 2021年04月19日(Mon) 10:00

Dr.大泉院長さま、いつも大変お世話になっております。
基板上には、例えば円筒シリンダー形状やHC-49/S型などのピカピカ光る部品は見当たりません。
電源ケミコンなども見覚えがある円柱型じゃなく、チップ部品みたいでした。
もし、再来入院した際には、もっと慎重に確認してみたいと思います。
(※訂正します。再確認の結果、面実装型の12MHzクリスタルがありました。)
Posted by:ToyDr.わたなべ  at 2021年04月14日(Wed) 15:55

つつじが丘おもちゃ病院 大泉です。

動画を観ると、音声が中断した後に再開時は曲の続きから再開していますね。これは、中断している間はCPUが止まっていて、曲の進行も止まっていると考えられます。基板画像には発振子が確認できませんが、もし、発振子を使っているなら発振子、若しくはそのはんだ付け不良かも知れません。

再現性は高いようなので、CPUの動作を観察すれば故障個所が判明するのではないかと思います。
Posted by:大泉茂幸  at 2021年04月14日(Wed) 13:30