保育園のパワーショベル修理、R/C(トイラジコン)機能を復元(その2) [2020年11月16日(Mon)]
タッチで操作するトイラジコン送信機、
ツムツム 100円貯金箱に実装 10月24日、ひまわり病院を定期巡回で受付けたパワーショベル。 バケット外れを治療し仮退院したが、R/C 送信機が無かったので、 おもちゃドクターの技術研修として、送信機の制作に挑戦してみた。 【経過報告】R/C カー(トイラジコン)方式 キャタピラーは外観だけ。実はタイヤ駆動で、R/C カー(トイラジコン)方式と判明 送信機が無かったので、R/C ラジコン操作はできないものと、今まで諦めていた ![]() ![]() 本体基板には MX1508RX というオールインワンの IC。手持ちの 27MHz 送信機でテスト たまたま、適合する送信機が見つかり、本体は動作確認済。参考回路図を入手しておく ![]() ![]() 適合したのは真っ赤なスポーツカーのラジコン 送・受信基板を調査して、プロトコル解析 ![]() ![]() 送信は 8A977、受信は 8A978 であり、TX2-RX2 と同じプロトコル ただし、停止コードの送信回数は、15回か16回であることが判明 ![]() 手持ち送信機のエンコード信号は、WAVEファイルで録音して解析することができた。 【診療方針】送信機を制作 だが問題は、送信機の本体が元々無い(紛失した)こと。 洒落たケースやタクトスイッチなどは高価になり、おもちゃ修理には適さない。 先進おもちゃ病院の修理事例を参考にタッチSW による送信機を制作したい。 ツムツムの可愛い貯金箱の中から、エイリアンを採用 この子の名前は、リトル・グリーンメンというらしい 頭のツノがアンテナで、胴体に取付けた電極にタッチして操作 ![]() チップ部品での基板回路の本格制作は初めて、とても苦労 部品面(PICの下)も活用し、何とかエンコーダ部が完成 ![]() タッチ電極はステンレス線で内部のセンサー電極と導通している 実機組込みの際にケース内部に隠されて、外側からは見えない ![]() タッチ SW の構造が分かるように、ペットボトルの輪切りに取付けて、 本来のケースの上で撮影したメイキング動画を公開する。ご参照あれ 電源スイッチ ON で、赤 LED が点灯して、切り忘れを防止。 (スイッチを切る習慣をつけて欲しいため、省略しなかった) タッチしている間(操作中)は、緑 LED 点灯で「送信中」を表示。 【プロトコル解析音声】 解析した音声ファイル(mp3 変換して)は、ココ で試聴できる。 (※ただし、大音量に注意のこと!) ・最初の4種類は単独操作。先頭から順に、前進・後退・右折・左折 ・続いて同時操作。前進+右折・前進+左折・後退+右折・後退+左折 |
【送信機完成】エイリアンで楽しく遊ぼう
先日、R/C 送信機が無い(紛失した)まま仮退院したが、これで解決
パワーショベルをエイリアン送信機で操縦し、楽しく遊べるようになる
パワーショベルをエイリアン送信機で操縦し、楽しく遊べるようになる
【ダウンロード】
分解したパワーショベルや手持ちのトイラジコンの画像、エンコード信号の解析図及び使用したプロジェクト等の開発資材は、当方の Googleドライブにて公開中
・プロジェクト名は、TX2_TOUCH_1822.X
【参照記事】
今回も、名張市つつじが丘おもちゃ病院の大泉院長の過去の修理例を参照
おもちゃドクターの技術研修として、代替送信機の制作に挑戦したもの
素晴らしいプロジェクトを、ほぼ完全コピー(開発者の大泉院長に感謝)
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