消防車に音と光をプレゼント、「火の用心!」カスタマイズ[2020年07月03日(Fri)]
「火の用心!」カスタマイズ
3か月ぶりの おもちゃクリニック ゆりかご 定期巡回で、「ひまわり病院」を訪問し、消防ハシゴ車を治療しました
【プレゼント】
いつもは、おもちゃ本来の姿に戻ったら治療完了として退院するのですが、ここで、おもちゃドクターから素敵な提案があります
緊急事態宣言中に技術研修として作った PIC電子オルゴールの曲データを組込み、「火の用心!」仕様にカスタマイズしてみます
お客様のご了解を得て、こっそり電子オルゴールを組込み、子どもたちへのサプライズプレゼントです!
3か月ぶりの おもちゃクリニック ゆりかご 定期巡回で、「ひまわり病院」を訪問し、消防ハシゴ車を治療しました
取れていたハシゴを、元の位置にネジ止め、
後輪右軸の曲がりを真っ直ぐに修正しました

シャーシにはスピーカー穴や電池BOXらしき加工が見えます
分解したら電子回路的なものは、どこにも見当たりませんが、
リアバンパーにはスライドSW取付用らしき部分が見えます


後輪右軸の曲がりを真っ直ぐに修正しました

シャーシにはスピーカー穴や電池BOXらしき加工が見えます
分解したら電子回路的なものは、どこにも見当たりませんが、
リアバンパーにはスライドSW取付用らしき部分が見えます




【プレゼント】
いつもは、おもちゃ本来の姿に戻ったら治療完了として退院するのですが、ここで、おもちゃドクターから素敵な提案があります
緊急事態宣言中に技術研修として作った PIC電子オルゴールの曲データを組込み、「火の用心!」仕様にカスタマイズしてみます
お客様のご了解を得て、こっそり電子オルゴールを組込み、子どもたちへのサプライズプレゼントです!
消防車を手で押して遊ぶときに、後部両肩のタッチセンスで動作、
車体形状に合わせたセンサーは、左右一対で、確実に感知します

センサーは車体の内部から取付け、ステンレス線で結束固定、
左側はGNDに接地、右側はPICのCPS(センサー入力)に配線

リアバンパーに小さなスライドSWを取付け、
電源の「ON/OFF」ができるようにします

車体形状に合わせたセンサーは、左右一対で、確実に感知します

センサーは車体の内部から取付け、ステンレス線で結束固定、
左側はGNDに接地、右側はPICのCPS(センサー入力)に配線

リアバンパーに小さなスライドSWを取付け、
電源の「ON/OFF」ができるようにします

パトライトに下からLEDを挿入、回路基板をネジ止めし配線、
シャーシにはスピーカと電池ケースをネジ止め固定して、完成

タッチセンスで、音声再生と同時にをオルゴール曲演奏開始、
ヨーロッパ民謡5曲とサイレン音3種類を、ランダムで演奏します

短タッチで、音声再生と同時に曲演奏を開始
長タッチで、音声や曲演奏をストップします
シャーシにはスピーカと電池ケースをネジ止め固定して、完成

タッチセンスで、音声再生と同時にをオルゴール曲演奏開始、
ヨーロッパ民謡5曲とサイレン音3種類を、ランダムで演奏します

短タッチで、音声再生と同時に曲演奏を開始
長タッチで、音声や曲演奏をストップします
【ダウンロード】おもちゃドクター向け技術情報

元は、つつじが丘おもちゃ病院 の公開フォルダにあるサンプルプロジェクト「yurikago_PIC1825.X」を使いました
こちらの PIC電子オルゴールではサイレン音も曲演奏として実装できるので、とっても便利
ウーカンカン(消防)、ウーウーウー(警察)、ピーポー(救急)などが用意されています
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当方で消防車用に「火の用心!」カスタマイズして、新プロジェクトとして保存
音声は「火の用心!」だけなのでプログラムメモリに置いて、曲演奏開始と同時に再生
電池2本の3Vで動作、デバイスはCPS機能内蔵のPIC16F1825、タッチセンスで操作
新プロジェクト名: FireDept_1825.X
ソースファイル名: FireDept_1825.asm
音声データファイル: voice_HINOYOJIN_8bit.asm
以下、元のサンプルコードからの変更部分を抜粋。ご参考まで
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オプション機能設定で、曲目スキップとランダム選曲を宣言します
#define OPT_SKIP ;演奏中のSW押下で曲目スキップするときに宣言する
;無視して演奏継続するときは宣言しない
#define OPT_RAND ;ランダムに演奏するときに宣言する
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構成情報で、ボリューム配分とピッチベンドを次のとおり調整入力
VOICE0_VOL equ 50 ;音声0のボリューム配分[%]
ORGEL_VOL equ 100 ;オルゴール演奏のボリューム配分[%]
VOICE_N equ 1 ;音声発声数の最大値(最大値3、0のときは音声再生機能を
; 実装しない)
PART_N equ 2 ;演奏パート数の最大値(最大値3、0のときはオルゴール演奏機能を
; 実装しない)
PITCH_N equ 2 ;ピッチベンド有効パート数の最大値(最大値はPART_N、
; 0のときはピッチベンド機能を実装しない)
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今回、PWM出力は補正不要です。シングル出力、出力音量100%のまま
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この個別アプリでは機械SWは使わないので、行の先頭でコメントアウト
;#define SW_ENBL ;SWを実装するときに宣言する
#define TSW_ENBL ;タッチSWを実装するときに宣言する
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ソングデータのインデックスは、実装する曲のみを有効化
(サイレン音3種類とヨーロッパ民謡5曲)
son_mac song_FIRE5, inc_song_FIRE5
son_mac song_PATCAR5, inc_song_PATCAR5
son_mac song_PIIPOO5_SIN14, inc_song_PIIPOO5_SIN14
son_mac song_CAMARADE_SIN14, inc_song_CAMARADE_SIN14
son_mac song_HOLDIRIDIA_SIN14, inc_song_HOLDIRIDIA_SIN14
son_mac song_KOHAN_RING4, inc_song_KOHAN_RING4
son_mac song_MAKIBAWA_SIN14, inc_song_MAKIBAWA_SIN14
son_mac song_VRENELI_SIN14, inc_song_VRENELI_SIN14
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音声データのインデックスとデータに「火の用心!」を追加して有効化
他の行はコメントアウト
voiceN_tbl
;「じゃかじゃか消防車」の音声データ(wav2txtと、txt2asmで生成したもの)を使う
von_mac voice_HINOYOJIN_8bit,voice_HINOYOJIN_8bit_len,8000
voiceN_tbl_end
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;音声データ
include "voice_HINOYOJIN_8bit.asm"
;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;
新プロジェクト用の差分(更新)ファイルは、ココから ダウンロード
※オリジナルの PIC電子オルゴールVer6_2 をダウンロード 済が大前提で、
その中の 「orgel6_2」フォルダ 内に、差分(更新)ファイル を追加(上書き)する
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※オリジナルの PIC電子オルゴールVer6_2 をダウンロード 済が大前提で、
その中の 「orgel6_2」フォルダ 内に、差分(更新)ファイル を追加(上書き)する
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【B 自動車、ミニカー、建設機械の最新記事】
Posted by ToyDr.わたなべ at 00:00 | B 自動車、ミニカー、建設機械 | この記事のURL | コメント(1) | トラックバック(0)
早速、園長先生からお礼のメッセージが届きました。
「ありがとうございました!
お昼寝から起きたFくんは、直ぐに消防車を見つけて『わー、改造してある、すごいね』と、遊び始めました。
仲間の車(パトカー、タンクローリー)と並べて、『消防車だけ音がなるし光るし、かっこいいね!おもちゃドクターすごいね!』と、大喜びでした(^^)」