CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る
« 糸魚川に春よ来い! 2018年「消防車、出動しまーす」プロジェクト | Main | 180803 UFOキャッチャー 左右の動きをスムーズに »
<< 2021年07月 >>
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
種類別アーカイブ
診療記録の検索
検索語句
タグクラウド
最新の診療記録
最新コメント
最新トラックバック
リンク集
※修理技術に関すること以外で、おもちゃ病院に関するご意見・ご感想等がありましたら、ぜひ下のブログからコメント入力してください。
ゆりかご日記
180731 PIC電子オルゴールに、SHEPARD音源の曲集を追加[2018年07月31日(Tue)]
PIC電子オルゴールVer5_7に、
SHEPARD音源の曲集を追加します。

171124_Orgel_7.JPG
by ToyDr.わたなべ('18.7.31 おもちゃクリニック ゆりかご
ゆりかご編オルゴール」でお世話になった恩返しのつもり。

 がんばっています! 糸魚川



VIB改良_理想的な減衰曲線.JPG打鍵音の減衰率を改良したエンベロープデータ「enve_VIB」(VIB深さ=30%固定)を追加します。

これに伴い、揺らぎ比較のプロジェクト「ongen_SHEPARD_18313」と、ソングデータ「song_YURIKAGO_VIB」も一部修正したので、公開済みファイルと差替え願います。

完成した減衰曲線イメージは、添付図(VIB改良_理想的な減衰曲線)のとおり。

(お詫び)
VIB深さ=60%では思った以上にVIB効果があり、通常は(演歌などで必要の場合以外は)VIB深さ=30%で十分でした。

今後、エンベロープデータ「enve_VIB30」「enve_VIB40」「enve_VIB50」のファイルは使い道がないので、3つとも公開フォルダから削除願います。


なお、揺らぎ比較のプロジェクトに使用したエンベロープデータ「enve_VIB60」は、当面そのまま存置願います。

※必読記事:PIC電子オルゴールの本家、つつじが丘おもちゃ病院のブログは、

1(シェパードの無限音階)
以前、Dr大泉院長に特注で「wave_SHEPARD」音源を作って貰っていたが、その音源を生かしたものを模索しているうちに、今まで試作報告が遅れていた。

特注プロジェクトは、音程がドレミファソラシド・・・と上昇を続けながら、無限に繰り返す「SHEPARD」(無限音階)を2種のデバイスに載せていただいたもの。

今回、音程上昇を半音階スケールに改修したので、プロジェクト「shepard_PIC1822」と、「shepard_PIC1840」を試聴ください。



2(揺らぎ曲線にあこがれて)
ビブラフォンの構造から分かるように、金属音板をマレットで叩いて演奏するため、強いアタック感があるのは当然のこと。それにも拘らず豊かな余韻が続くのは、音板直下に並ぶ「共鳴パイプ」のおかげ。

このとき、ビブラフォンでは共鳴パイプ上の円形羽根がモーターでゆっくりと回転していて独特の「揺らぎ」が生み出される。(音板打楽器の仲間、マリンバにはない機能。)


前回プロジェクトでは、曲目は「ゆりかごの歌」、音源は「シェパードの無限音階」、ビブラフォンの「揺らぎ」は「独自のエンベロープ波形」で実現した。
VIB曲線にあこがれて.JPG


一定の減衰率による指数減衰曲線を基本波とし、これに正弦波(5Hzから6Hz周期のsin波)を合成して、音量的に「揺らぎ」を与えている。
データサンプル数を256サンプルと最大限に多くして、1回の揺らぎ周期は8サンプルにした。大泉院長のご指導に感謝します。


※なお、次の課題としては、本物のビブラフォンのような強い「アタック感」と豊かな「余韻」を、両方とも「同時に」実現することが求められていた。


3(共鳴パイプを再現)
既存のエンベロープデータの減衰曲線を、エクセルグラフで同一軸上に重ねて比較すると、特徴が視覚的にイメージできる。減衰曲線の一覧は添付図(減衰曲線イメージを比較)のとおり。
減衰曲線イメージを比較.JPG


音板打楽器の強いアタック感を求め先頭部のみピアノ曲線に重なるようにしつつ、それ以後は共鳴パイプによる豊かな余韻が味わえるような曲線が得られるよう、試行錯誤した。
結局、急峻な減衰率による指数計算から始まり、以後は4段階で減衰率を戻していき、続く残響部では緩やかな指数曲線とすることで、イメージどおりの曲線を描くことができた。

このときの数値をサンプルデータ化して、「enve_RSN」(レゾナンス=共鳴)を作成。
このままマリンバ風エンベロープデータとして使えるのではないか!
マリンバ風の木質音は余韻の長さを、eps_mac=TEMPO×4(±10%)で調整する。

また、金属音のビブラフォン風エンベロープは、あらためて、この減衰曲線に正弦波を合成して、5Hzから6Hzの「揺らぎ」を実現している。
今回、理想的な曲線に改良したエンベロープデータ「enve_VIB」を正式公開版とする。「揺らぎ」の周期は、eps_mac=TEMPO×4.6(±10%)で調整する。
VIB改良_アタック感と余韻を両立.JPG



4(開発資材とプロジェクト)
今回の曲データを含む設計資料と開発プロジェクトは、
ビブラフォン風エンベロープの思い付きメモや詳しい設計資料は同梱の「enve_VIB」フォルダを、ご参照あれ。


5(ソングデータのジャンル分け)
今回の追加曲集は、この「SHEPARD」音源を使ったソングデータを中心に、(選曲を容易にするため)3ジャンルに分類して、下記プロジェクトに収容し直した。

(1)既存のソングデータの音源を「SHEPARD」音源に置換え、エンベロープデータを「enve_RSN」(マリンバ風)にしてみた。

→主に既存の曲目で「子どもの歌」に分けられるもので、楽しい曲が多いため、あえて「揺らぎ」効果は実装しない。
今回、プロジェクト「yurikago_PIC18326」にて全曲収容したので試聴ください。

(2)同じく「SHEPARD」音源に置換え、エンベロープデータを「enve_VIB」(ビブラフォン風)にした懐かしい歌。

→主に拙作の「日本の歌」に分けられるもので、「ゆりかごの歌」に代表されるような大正期童謡や子守唄など。
今回、プロジェクト「ongen_PIC18326」を拝借して全曲収容し、さらに新曲(ボイストレーニング用の練習曲)を4曲追加したので試聴ください。

(3)同じく「SHEPARD」音源に置換え、エンベロープデータを「enve_VIB」にした外国曲。

→主に拙作の「世界の歌」にジャンル分けできるもので、クラシックの名曲や世界民謡など、比較的ゆったりとした曲でビブラフォン風の「揺らぎ」効果が期待できる。
今回、プロジェクト「yurikago_PIC1705」にて全曲収容したので試聴ください。


既存のソングデータ内の「SEHPARAD」音源への置換えや、「song_shepard.inc」というインクルードファイル作成までの手順は、技術志向つながりでメル友になったDr鶴岡先輩に相談したところ、実にサクサクっと仕上げていただき、大変驚いた。
ソングデータのジャンル分けも同氏のプロジェクトからヒントを得たもので、この場をお借りして感謝申し上げます。

この記事のURL
https://blog.canpan.info/charts/archive/155
トラックバック
※トラックバックの受付は終了しました
 
» 171124 ゆりかご編オルゴール from  おもちゃクリニック ゆりかご 日記
がんばっています! 糸魚川 (追記:お礼のコメントもご参照ください。) 2017年11月25日(土)、定期巡回でプレゼントを配布。 糸魚川ゆかりの相馬御風が作詞した 春よ来い、カチューシャの唄、 2曲を先頭に持って来て、大人も楽しめる懐かしい曲を選びました。 この一… [Read More]
Tracked on 2018年12月13日(Thu) 21:49

コメントする
コメント
この投稿に限らず、私(ToyDr.わたなべ)の愛用している電子オルゴールは、「名張市つつじが丘おもちゃ病院」のDr.大泉院長が開発されたものです。
今回のビブラフォン風エンベロープデータについても、何回も添削指導をお願いしながらも、何とか形にすることができましたので、感謝を込めて、ここに報告申し上げます。

つつじが丘おもちゃ病院のブログには、昨年来、拙作の曲データの紹介や(一人のファンとしての)コメントなどを載せていただいております。
カテゴリーとして整理され、過去のプロジェクトから体系的に学ぶことができますので、今後ともご指導のほど、宜しくお願い申し上げます。

つつじが丘おもちゃ病院 - FC2ブログ - カテゴリー「電子オルゴール+音声」
http://tutujith.blog.fc2.com/blog-category-7.html
Posted by:ToyDr.わたなべ  at 2018年07月30日(Mon) 19:29