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おもちゃ修理の電子カルテ(修理技術の情報交換)[2026年06月01日(Mon)]
おもちゃ修理の情報交換用ブログ − CANPAN ブログ このブログにコメントを投稿することで、おもちゃ待合室の掲示板としてご利用ください。 カテゴリーからおもちゃの種類を選択してください。 ブログ閲覧やコメント入力はユーザー登録不要です。 ぜひ、ニックネームやおもちゃ名で、コメントしてください。 (おもちゃドクターの "励み" になりますので) (5月31日現在、閲覧数:1,704,185回、 記事数:478本、コメント:373件 5月のべ訪問者数:3,072人) 260516 なごみケーションにゃんこ、電池液漏れ(配線交換)[2026年05月19日(Tue)]
おもちゃ修理工房みやま 5月16日、入院預りとなった 三毛猫 の治療完了報告 (写真提供は、Dr.Toy-zawa より) 【概要】 とても穏やかな良い天気で行楽日和の中、一組のご家族が3世代4人で来院 子どもさんには「電池チェック」を楽しく体験していただいた 症状:新品電池でも全く動かない 治療:昔の電池液漏れ跡あり ルーターで研磨清掃する 負極配線を伝いSWも腐食 SWを外して接点洗浄し、 配線2本とも交換して完治 退院:5月21日、修理工房みやまにお届け予定 【ドクター体験】 ぬいぐるみ系や育成型おもちゃでは、子どもさんの愛着が強いことが多く、治療するタイミングに注意が必要 ご家族から貰った、とても大切な思い出があるとのこと 根本的に分解点検するには、ぬいぐるみを全て脱皮させる必要があるので、子どもさんの面前での治療を進めて良いか、お客さまと相談する ここは、体験型おもちゃ病院なので、とりあえずは「電池チェック」をしていただきながら、子どもさんの様子を伺うことに 電池チェッカーの使い方や、電池交換時の注意についてレクチャーしていると、子どもさんも「治療」に興味を示し、おもちゃドクターの治療にも納得が得られた 【スクリーニング検査】 貰いもので、使い方も本来の動き方も分からないらしい 子どもさんが電池チェック済、ドクターは電池金具の目視点検から診察開始 取り急ぎ、電池液漏れ跡のサビ腐食をルーターで研磨し、接点洗浄剤スプレーで清掃してみたが、動く気配なし 当クリニックでは問診で訴えがなくても、実は別の病気が隠れていないか「ふるい分け(スクリーニング)」する、いわゆる基本検査も忘れずに おもちゃ病院界隈で「イワヤ」と言えば、犬のぬいぐるみの骨折治療が定番だが、この患者さまは 骨らしき感触がない! 初見の患者さまを診察するときは、先ず技術的な情報収集が必要だが、超有名メーカーの製品だけにネット上には多くの情報が飛び交う その中から有用な情報をドンピシャで検索する 情報リテラシーも、ドクターの治療技術のうち (最近は 画像検索や AIモード検索などのツールも活用している) 【精密検査】 入院して慎重に治療を続けることになったが、外来診療の待ち時間の合間にも治療を続行 電池ケースに取り付けられたPTC(自己回復ヒューズ)は、切れていない そうなると次は電源ラインを点検、マイナス配線は要交換と診断 さらに、電源スイッチも動きが固く、ON側でも導通が確認できない 260512 たまひよ おうた絵本、水濡れ(ひたすら乾燥)[2026年05月12日(Tue)]
【概要】 2026年5月12日、1か月振りの巡回で「よこまち診療所」=中央保育園さんでは、「子どもたちが遊んでいるときに水に濡れて、音が鳴らなくなってしまった」おうた絵本が待っていた 症状:おうた絵本を水に濡らして 音が鳴らなくなった 治療:ドライヤーの温風で完全乾燥 分解点検、内部も乾燥後に 動作回復したことを確認済 内部に乾燥剤をプレゼント 退院:5月18日、よこまち診療所にお届け退院予定 【診療状況】 こんな時は、むやみに電池やスイッチに触って動かしてはいけない 特に、イラスト絵柄が印刷されたタッチスイッチのページは、周囲枠のスキ間にも温風を吹き込んで、ひたすら完全乾燥させる その後、絵本の裏表紙からも温めると音が鳴るプラスチックおもちゃ本体と絵本の両面テープが剝がれやすくなる 本体はビス(電池フタのビスも含めて)8本を緩めて分解 内部のスイッチシート面には、水滴が侵入していなかった 一番表面の紙製シートが、ほとんどの水分を吸ってくれた模様 内部もドライヤーで完全乾燥後、全てのスイッチで音が出た! 念のため組立て時に、コネクタ付近にスペースを見つけ 小サイズの乾燥用錠剤を、「お守り」としてプレゼント 今週末の5月16日、「おもちゃ修理工房みやま」にて、他のドクターから検査合格をいただいたら、治療完了となる 260425 おもちゃラジコンの40MHz送信基板(テスト用)[2026年04月27日(Mon)]
【経緯】 トイラジコン界隈では、 TX-2/RX-2 のプロトコルは、ほぼ標準になっている 先日は、電池金具のメンテナンスで完治退院だったが、今のうちに、40MHzのトイラジコン治療技術も磨いておかねば 数年前に、タッチセンス操作の 27MHz送信機を作った経験はあるが、40MHzは未経験 今回は TX-2 40MHzの送信基板を自作し、トイラジ治療時の「テスト用」として備えておく試み 【発振周波数の確認】 初めに、クリスタル発振のRF基板を自作し、その周波数をオシロで観測、本当に40MHzのキャリア波形が見られるかを確認する RF部分のみを単独基板で、回路設計する 試作確認後に部品定数を最適化したもの 少し大き目のユニバ基板なら私でも実装可能 GNDパターンはスズメッキ線2本で配線する 在庫部品で何とか間に合わせたが、心配は 40MHzクリスタルがオーバートーン発振用 いざオシロを持ち出して来て、2段目Trのベース端子に接続 ドキドキしながら、その波形を観察したのが、以下の画像 自作と言っても回路設計は、名張市つつじが丘おもちゃ病院さん のブログ中、2014年5月に公開されたドクター研修会用の コルピッツ発振+パルス変調+ローパスフィルタ回路をベースにして、部品定数を 40MHz用に置き換えたもの 10年以上も前の記事と、サポート継続に敬意を表しつつ感謝する、有り難うございます! (さらに昨日は、40MHz版も公開されている) 私は、ターボ無しでキャリア制御あり、乾電池2本で電源SWも省略して実装 当方のオシロ波形では、Vp-pでも 約1.5Vだったが、おそらく大丈夫だろう 【エンコーダ】 エンコーダのファームウェアは、これも Dr.大泉さんが精力的にアップデートされていて、その時点での最も廉価なデバイスが選択できる 直近では PY32F002A で8ピンのデバイス AL15S6 が追加サポートされている GPIO化と、ファームの書込みは、周囲との接続前に行うと安心 LEDはキャリア制御で点灯させるべく、電流制限1KΩを空中配線 カット&トライは2段目のバイアス抵抗だけ アンテナの代わりに、オシロで観測した波形 コントローラを逆さまにすれば、Jozen ラジコンも操作可能 【到達距離の確認】 S8050は電流増幅率が大きく中出力向きなので、3V駆動でも予想以上に電波が出る可能性あり要注意 その一方で、トランジション高周波特性は100M〜150MHz程度(最大でも200MHz未満) 40MHzの増幅効率はそれほど高くないので、「微弱電波」に抑える設計では、むしろ好都合 実機での動作試験を繰り返し、今回は 47KΩで、室内用としては必要十分 な操作感となった ドクター手持ちの、40MHz送信機とするには、少々出力が小さいほうが、車体側の受信基板のテストには好都合かと思われる 260412 シナモロールのレジスター、スキャナ配線が老朽(ケーブル交換)[2026年04月20日(Mon)]
スキャナー配線が切れそうで 動かなくなった 4月12日、おもちゃ修理工房みやま にて、親子+祖父の三世代でご来院のお客さま 「急がないので、じっくりと診て欲しい」とのご希望で、入院治療する 【概要】 症状:ハンディスキャナのコードが 切れ掛かっていて無反応 治療:USBケーブルなどを使って コード全長を交換する お客さまのご希望で入院 退院:4月20日、ひまわり診療所にて退院済 【診療記録】 本体側もスキャナ側も、屈曲部で被覆が破けて 全長で損傷が著しい、途中での断線が疑われる USBケーブルで代用して、全長を張り替える 屈曲部の補強も万全に施して、動作確認済み 早速、お客さまに退院のご案内を電話連絡 ひまわり診療所「ゆりかご」にて退院予定 260412 ポケモンのフィギュア、剣が折れた(芯立て接合)[2026年04月20日(Mon)]
「何度も接着したが、すぐ取れる」と、持ち込まれた 2016年4月12日、おもちゃ修理工房みやま、開院前から玄関先でお待ちかね 【概要】 症状:持っている(口にくわえた)剣が折れた 何回接着してもダメだった 治療:小ビスの頭を飛ばして芯棒を作り 接合部に埋め込み接着して完治 退院:その場でお渡し退院済 【診療記録】 260412 おもちゃラジコンカー、電池液漏れ(電池金具の清掃)[2026年04月18日(Sat)]
【概要】 2026年4月12日、おもちゃ修理工房みやま にて 入院治療をご希望のお客さま、2点目はおもちゃラジコン 症状:新品電池でも動かない 電池液漏れ経歴あり 治療:送信機の電池蓋のネジ交換 車体側の電池液漏れ金具を 取り外し研磨清掃、再取付 退院:4月18日、ひまわり診療所にて退院済 【診療記録@】 コントローラ側 当クリニックとしては、珍しい 40MHzのトイラジ 10年ものとは思えない綺麗な姿だが 全く動かない 電池フタの締まりが緩い→受け側をプラリペアで補修 お客さまのご希望により頭の舐めたビスを新品に交換 コントローラを分解点検、SW接点を清掃しておく 別のトイラジで動作確認した結果、電波状態は良好 【診療記録A】 車体側 電池液漏れありとの申告、新品電池でも動かない 電池ホルダーは左右に2か所 これは右側、液漏れ跡が残る 左側の電池ホルダーも、同様 単三×2本用の電池ホルダーから 左右2組とも電極金具を取り外す 液漏れ跡のサビ腐食を、研磨清掃 防錆のため接点保護剤をスプレー 基板までの配線はOK、電圧供給が復活 修敏な動作を、確認することが出来た 260315 キッズドライバーのハンドル、COB故障(PUYAマイコン換装)[2026年04月13日(Mon)]
【概要】 患者さまは、キッズドライバー(ハンドル)アガツマ 長年愛されてきたことが伝わる姿に、思わず笑顔! 症状:ハンドル部のボタンが不作動 基板外の外付け部品チェック済 基板電圧OK、COB故障と診断済 治療:お客さまと相談のうえ代替基板で置換 PUYA電子オルゴール+音声再生で 紆余曲折ありつつ、動作確認済 退院:4月13日、センターにお届け退院済 【動作確認】 まず初めに、治療完了後の動作確認をご高覧あれ 消費電流は稼働時 約50mA、スリープ待機時 約7μA、なので電源SWは不要 以下の4つの出力チャネルは、コンカレントに動作する(同時発音が可能) @エンジン(音声N0)、 Aウィンカー(音声N1)、 Bおしゃべり(音声N2)、 C3つのサイレンと♪音符(オルゴール) 予想以上の素晴らしい出来栄え、名張市つつじが丘おもちゃ病院 のDr.大泉さま(以下、「開発者」)のご指導に感謝申し上げつつ、今回は代替基板とオリジナル回路との繋ぎ込みの手順を解説する オリジナルとは異なる部分もあるが、楽しく遊ぶには全く問題は無い 【準備を万端に】 お客さまの大切なおもちゃを実験台には出来ないので、診療シミュレーションが必須 100均おもちゃ アメパト に評価基板を組み込んで試作成功を体験している 通常の修理では難しい状態だったが、お客さまの大切な思い出を守るため、「マイコン換装」と言う『再生』の道を選択 このおもちゃが再び動く瞬間を想像し、一歩ずつ丁寧に向き合いたい 繋ぎ込み用の配線長は、おもちゃの最大寸法を目安に 今回は、ハンドル外周の直径よりも、若干長めに用意 SW配線は部品面から引き出し、接点清掃後に導通確認 この段階では6個のSW接点のオン抵抗値は 100Ω以下 代替基板の回路図(SWマトリクスは既存回路を改造) LEDやLAMPの抵抗は既存品をチェックの上、再利用 LAMP駆動トランジスのベース抵抗は、基板上に移設 左右反転した半田面、画像に繋ぎ込み先 16か所を明示 ちょうど ネジ穴があるので、左右の配線はここを通す このセンターは 10年来の常連さんで、これまでの信頼関係があり、やはり、当クリニックとしては中途半端な治療で済ませたくはない 再入院でお預りの際に、部品代実費は現金でなくても構いません(例、乾電池数本でもOK)と説明してあり、安価に部品調達することが必要 「修理費無料」の約束だったが代替基板のコストは 182円、これなら(タクトSW 6個を加えても)「乾電池2〜3本」を頂戴できれば十分 260315 キッズドライバーのハンドル、COB故障(治療方針の検討)[2026年04月12日(Sun)]
【経緯】 3月15日、「おもちゃ修理工房みやま」終了後のこと、初診担当Drから、重症おもちゃのセカンドオピニオンの依頼あり 患者さまは、キッズドライバー(ハンドル)アガツマ 昨年末の医局会で COB故障と診断したが、担当Drは過去の診療履歴から思い入れがあり諦め切れず、かと言って代替基板換装も自信がなく手つかずのまま抱えていた、と正直な告白 【概要】 症状:ハンドル部のボタンが不作動 基板外の外付け部品チェック済 基板電圧OK、COB故障と診断済 治療:お客さまと相談のうえ代替基板で置換 退院:再入院治療中、少々お待ちください クリニック代表として、先ず お客さま(能生子育て支援センター)の元に訪問し、長期入院のお詫びとともに、「修理代無料」(乾電池2〜3本程度で)の範囲で、楽しく遊べる程度に改造する選択肢を説明 快くご諒承いただき、当クリニックのリサイクル活動への感謝のお言葉まで頂戴、感激!! 【精密検査】 以下、今回の治療方針の検討過程を、後日のため詳しく報告 セカンドオピニオンのキッズドライバーの治療は、最新の PUYAマイコン換装で進める方針だが、その前に精密検査を徹底してやり切ることが求められる そして、COB故障の診断は担当Dr一人任せにせずに複数人で検証し、その上でお客さまからご承諾を得て初めて、「マイコン換装」が適応できるものと、私は思っている (参照)インフォームドコンセント(納得診療)Q&Aは、 コチラ 電池液漏れ跡は、綺麗に研磨清掃で導通回復済 だが経年劣化もあり、この際に電源配線は交換 基板以外の周辺部品は、それぞれ単独でチェック済 基板上の部品も確認、左右LED配線色に惑わされた 基板パターン面の導通チェック、導通不良はない COBの際まで電圧供給あり、SWからの入力確認 全てのSW接点を研磨清掃後、再チェックするも動かず 残念ながら COB故障と診断、20年前の基板は入手困難 昨年末の医局会で私も含めて複数人で検査したが、残念ながら COB故障と診断した 担当Drからの事前情報で、PIC換装基板を作って持参していたので、代替基板での置き換えも出来る旨をお客さまと相談していただくことにしていた 【治療方針】 安価・高性能な新種のマイコンは、まだ臨床事例が少ないが、当クリニックでは技術研修で 治療シミュレーションを積み重ね、おもちゃ治療技術として確立してきたと感じている センターを訪問の際、キッズドライバーのペダル部も見せていただき、前任Drの献身的な治療状況を直に拝見して、感服! セカンドオピニオン での治療方針 年度替わりの事務手続きで治療が中断していたが、ようやく一段落して、キッズドライバーの治療を始める 頭の切換えが追いつかないが、初心に戻って最初からやり直してみる覚悟で、頑張りましょう!! お客さまの大切なおもちゃを実験台には出来ないので、診療シミュレーションが必須、本番の大手術前のいわゆる「素振り」 技術研修で磨いてきた腕の見せ所だが、100均おもちゃ アメパト に評価基板を組み込んで試作してみよう 【換装用プロジェクト】 今回も、名張市つつじが丘おもちゃ病院の Dr.大泉さま(以下、「開発者」)に、ご指導をいただきながら進める このキッズドライバーの 換装用ファームウェアは、ちょうど昨年末に新種PUYAマイコン版が開発され、開発者のブログで公開されたばかり そのファームウェアは自由にダウンロードして使うことができ、複製、改変、再配布も自由とのことで、ありがたく使わせていただく この場を借りて、開発者様には感謝申し上げる ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。 260317 乗用四輪車ベンチ、タイヤ割れ(三輪車のタイヤで代用)[2026年04月11日(Sat)]
【入院の経緯】 3月17日、「のう診療所」=能生児童館の2階にある能生育児支援センターを別件で訪問したところ、乗用おもちゃ修理を相談された その場で治療は難しいので、預り入院で「修理代無料」の範囲で治療する センターでは、おもちゃの修理費用は予算に見込んでないそうだ、何とか工夫してみよう 【診療概要】 症状:四輪車の後輪右タイヤが割れた 治療:後部がこわれた三輪車をドナーとし 後輪タイヤ2本と交換改造する 宿題のハンドル軸のグラつきは、 100均マナ板でワッシャー手作り 退院:4月13日、直接お届けし退院予定 【点検、症状確認】 【治療開始】 先生方と相談のうえで、後部がこわれた三輪車の方を部品取り用ドナーとして、 四輪車ベンチの割れた後輪タイヤと交換するという方向で、ご諒承をいただいた
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