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CEセンター日記
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弥次郎兵衛A 計算力がつかない理由[2006年08月01日(Tue)]

【計算力がつかない理由】

メモある自治体でおこなわれた教員の初任者研修についての
記事が新聞に載っていました。
指導力不足や免許の更新制を問われている最中、
先生方の努力を垣間見ることができます。
そんな中で、少しばかり気になるところがありました。
ベテランの先生が新採の先生に教える「先生の先生」による講義で
以下のようなお話があったからです。

「0.8+1.5の答えを0.23と答える子供たちが結構いる」という例をあげて、
 「この誤答は、形式的に小数点を動かしてしまっています。
足し算の結果が、元の数より小さくなっていることに『おかしいな』と思える、
そんな豊かな感覚を身につけられるような指導が必要」とのお話しでした。
十数年の指導歴を持つ先生のお話ゆえ、多くの経験と教育現場への思いを込めた
講義であることは間違いないでしょう。

学校特にここ最近の学校現場での忙しさから、
先輩先生が新米の先生へ指導する機会が充分でない現状を考えると、
初任者研修が必要なのは当然のことです。
ただ、数の量的な比較を、それも計算の作業過程の中で検証して欲しいと
子どもたちに期待するのは、私は少し荷が重いのではと思います。
もし、これが既に学習を終え習熟できたレベルの子どもたちに
期待するというのであれば話は別ですが、
いまこれから身につけようとしている子どもたちにとっては、
決められたルールにしたがって数を操作することで
精一杯ではないかと思うのです。
「・・・と答える子供たちが結構いる」わけですから、豊かな感覚を身につける前に
ちゃんと計算ができるような指導を考えて欲しいのです。
0.8+1.5の誤答は、一般的に「形式的に小数点を動かしてしまう」ことや
「10分の1の考え方がわかっていない」といった理由で説明されてきました。
これは間違いではないのですが、もう少し子どもたちの様子を見てみると、
様々なつまづきに気がつきます。

○導入時に利用する教科書の例題でひっかかってしまう
○担任の教示が理解できないまま見切り発車で計算をさせられる
○学力がその計算のできるレベルに達していない
○理解できたものの、プリントを配られ、鉛筆を持ち、
式を読んでいる間に忘れてしまう
○計算式そのものを見ているうちに視覚的に混乱してしまう
○筆算や暗算の最中に、位取りで混乱してしまう
○計算の途中で、やりかたを忘れてしまう

本子どもたちの様子から、「できない」理由は必ずしも
「形式的に小数点を動かしてしまう」からだけではないようです。
計算というと、どうも簡単であまり価値のないものと思われがちで、
つまづいてしまう子どもたちについて教え方の工夫を、
充分検討してこなかった感があります。
「計算よりも考える力が必要である」とか
「計算ばかりをして何になる」といった声をよく聞きますが、
これらは計算についてのある種見下したメッセージが込められているような
気がしてしかたがありません。
「方程式ができても将来何の役にも立ちやしない」などは
まさしくストレートな表現ですね。
方程式が何の役に立つのかについてはともかく、
そしてもっと大切なことがあったとしても、現実に、この計算を身につける段階で
挫折してしまう子どもたちが少なくないことについて、
そろそろ考えてみる時期にきているのではないでしょうか電球
この記事のURL
https://blog.canpan.info/cecenter/archive/39
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