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CEセンター日記
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弥次郎兵衛〜巡回・訪問の現場からC〜[2007年07月12日(Thu)]


巡回訪問の現場からC

学校園や学校で行動観察をしていると、先生が子どもに「ちゃんと謝りなさい」と指導している場面に出会うことがあります。もちろんこうした指導は必要なことで、ソーシャルスキルのひとつを、知識としてではなく実体験を通じて身につけることができる良い機会になります。
ところが、時々うまく謝ることができない子どもがいます。モゾモゾしていたり小さい声でささやくように言ったりするのですが、先生から「ちゃんと謝りなさい」と指摘されてますますできなくなり、いつまでも謝罪の時間が終わりません。それでも先生と一対一の場面であれば良いのですが、皆の前で誤らなければならない時は、まわりからため息が漏れ始め気まずい雰囲気になってしまいます。このような展開になってしまうと、謝る指導よりもその後の子どもたちの関係を心配しなければならなくなります。
こうした子どもたちをよくみていると、モゾモゾしたりささやくような声になったりする原因が二つくらいありそうです。

ひとつは、子どもの生育歴や発達の特性によるものです。理由がわからないまま叱られた経験が多い子どもは、その場の空気や他者の視線に敏感で必要以上にプレッシャーになっていることがあります。また発達の特性から自分の気持ちにそったちょうど良い言葉がみつからず固まってしまう子どももいます。このような子どもたちは、日頃から人前で話をするのが苦手ですので先生方は配慮が必要です。視線に敏感な子どもには、向かい合って話しをせず横に並んで目を合わせないようにするのがひとつの方法です。言葉が見つからず固まってしまう子どもには、言い方を教えてあげて同じように言ってみるよう促がすことがひとつの練習になります。

原因の二つ目は、謝ることに至った失敗が尾を引いていることによるものです。何らかの理由で失敗体験が多い子どもは、ささいな失敗で自己嫌悪に陥ってしまい「こんちくしょう!」と思いがちです。そんなときに他者へ向けた言葉など出るはずもありません。中には謝ることを強いるとかえってパニックなってしまうこともあります。失敗が多い子どもには、失敗した気持ちに寄り添った言葉かけを日頃からする必要があります。これは乱暴をはたらいた場合も含まれます。「モノを投げつけたから悪い」の前に、衝動的に投げつけてしまう自分に嫌悪している子どもの気持ちに言葉をかけて欲しいと思います。
「失敗から学ぶ」という言葉があることからわかるように、「謝罪」や「反省」といった社会的な行為を身につける場に使うのであれば、子ども自身がその意味を受け取ることができる精神状態にしてからでなければなりません。

時々、事があるとやたらに「スミマセン」「ゴメンナサイ」と口癖のように言っている子どもに出会うことがあります。まわりの大人が、見た目の行為だけを問答無用に押しつけてきた証です。
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https://blog.canpan.info/cecenter/archive/157
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