久米繊維工業株式会社 代表取締役 久米信行さま [2008年12月17日(Wed)]
NPO法人CANPANセンター理事
久米繊維工業株式会社 代表取締役 久米信行 (くめのぶゆき) さま チャイルド・ケモハウスのみなさま そして応援してくださっているみなさま。 クリスマスおめでとうございます。 2年前のCANPANブログ大賞の第1回受賞式で、 小児がん治療中の子どもと家族のための 「夢の病院」設立を、みなさんは 熱く訴えかけられました。 その時、一見すると無謀とも思える計画に 会場の多くの人が「できる!」と直感されて 応援の挙手をしてくださいましたね。 それ以来「夢の病院」プロジェクトは、 いつも私の胸の中にありました。 実は、半年ほど前から、 私にとって一番大切な家族の一人が、 がんと共生しています。 家族のことで、仕事のことで、 時に辛くてくじけそうな時でも チャイルドケモハウスのブログは、 私の心を励ましてくれました。 やさしく温めてくれました。 どれだけ感謝したら良いか 言葉に尽くせません。 不思議なことに、 田村さんから、この応援メッセージを 書いてほしいというメールをいただいたのは、 仕事で滞在中のドイツのホテルの一室です。 今、時間は深夜の二時です。 ちょうど、iPodからはジョンレノンの名曲 Happy X'masが流れていました。 偶然とは思えないことに、 このホテルのすぐそばには、 私も今夜初めて目にして圧倒された 世界遺産ケルン大聖堂があります。 先ほど、なぜか深夜にひとり 大聖堂を見上げたくなって ゆっくり歩いて一周してきました。 最初は霧の中に浮かぶ大聖堂を ちょっと恐ろしくも感じました。 しかし、大聖堂を見上げて対話するうちに、 心が穏やかに静まるように感じました。 おそらく数えきれないほどの人が 敬虔な祈りを捧げたからでありましょう。 その正面には、やさしい光を放つ 母子像がありました。 心からの慈愛に満ちた姿は、 クリスチャンではない私の心をも やさしく包み込んでくれました。 荘厳な世界遺産の中心にある 美しく輝く母子像も、 チャイルド・ケモハウスを祝福して くださっているように思えてなりません。 夢の病院を応援している方々の祈りは 近い将来、きっと形になるでしょう。 そして、ケルンの大聖堂のように 遠い遠い未来の子供たちにまで 遺して語り継ぐことができるでしょう。 夢の病院のレンガの1つにでもなればと思い 大聖堂の母子像を思い浮かべながら、 心からの応援メッセージを 書かせていただきました。 わずかではありますが 子供と一緒に寄付も させていただこうと思います。 Happy X'mas. And A Happy New Year. NPO法人CANPANセンター理事 久米繊維工業株式会社 代表取締役 久米 信行 【プロフィール】 1963年生まれ。87年、慶應義塾大学経済学部を卒業後、日興証券勤務等を経て、91年、父の経営する久米繊維工業入社。94年より社長。オーダーメイドのTシャツをネットを通じて受注・販売するビジネスモデルで、日経インターネットアワード、IT経営百選を受賞。IT活用の先駆者として知られる。著書に『メール道』『ブログ道』(ともにNTT出版)。 ブログ>> http://kume.keikai.topblog.jp/ 久米さま 心のこもった応援メッセージをありがとうございました。 応援メッセージを読んで 今すぐ寄付する |