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2025年07月10日

【参加者からの感想】子どもへの暴力防止講演会2025

6月28日に行った「子どもへの暴力防止講演会2025」の参加者のみなさまからいただいたご感想を一部ですがご紹介します。

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●「権利」という言葉を意識して使うことで慣れ、自分や他人の権利について考えられるようにするというのは驚きでした

●山口市、山口県でもこういうCAPなど活動が拡がっていろんな大人が子ども中心にいけるようになるといいと思う。子どもにもっと大人が関心を向けられるように。

●自分の生活の中で「人権」という言葉をあたり前に使うことがなかったのですが、子どもたちにあたり前の人権を知り、使い、守ってもらうために、日々の中で使っていこうと思いました。自分では気づけないこと、たくさん学べました

●職場でもっと話し合いをして、「子供達によりそう」を中心にやっていきたいと思います。

「自治体まるごと予防教育」というのが最も印象に残りました。子どもの権利を守るためには、子どもだけでなく周囲の大人がどう変わっていくのか、文化にならなければというお話が心に残りました。

●子どもはまず権利を持って生まれてくる。権利の使い方を学び、良いこと悪いことではなく、折り合いをつける事が大事だと教えてもらいました。まずは「権利」を口に出してみようと思います。

●「権利」を日常使いできるようになりたいです。子ども時代に話をきいてくれて、自分(私)を大切にしてくれる大人がいてくれたことに感謝します!

●本人が決めていないことは無効!
いいことか悪いことかと考えることが暴力に繋がる
おとなが使わないから子どもが使えない
「何でもひとりでできる子を育てる」時代は終わった!

「人の権利を奪わないで自分の権利を守る」「失敗しながら学ぶ」できそうでできないことで、そうなっていけばいいなと強く思いました。

「No」と言えるために、を考えると、いろいろ考えました。一人ひとり背景抱えてきたことの大変さなど。困難を抱えている人、子たちへ、どう働きかけたらよいか考えています。

●子どもは、人の権利を奪わないで自分の権利を守っていく練習をしている。その最中の子どもを決して否定してはいけないと思いました。
posted by CAP西京 at 23:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動報告

やまぐち子ども・子育て応援ファンド助成交付決定

7月8日、山口県庁にて「令和7年度やまぐち子ども・子育て応援ファンド」の感謝状贈呈および交付決定書交付式が行われました。

この助成金は山口県が企業から寄付金を集め、子どものため、子育てのために事業を行う団体へと配分するというもの。

今年度は県内21企業からのご寄付が、29団体に交付。
その中の1団体として、CAP西京も交付を受けました。

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CAP西京では、先日行った「子どもへの暴力防止講演会2025」の事業費に大切に使わせていただきました。
県内の企業のみなさまの気持ちに応えられるような事業を行うことができたのではないかと思います。

これからも、ますます山口県の子どもたちが安心に、自信を持って、自由を感じられるように精進してまいります。

ありがとうございました。

【CAP西京 一同】
posted by CAP西京 at 09:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 表彰、助成

2025年07月02日

子どもへの暴力防止講演会2025 活動報告

6月28日、CAP西京主催の子どもへの暴力防止講演会

「子どもがNO!と言えるようになるために〜いじめ・誘拐・性犯罪からじぶんを守る NO! の教え方〜」

を開催いたしました。

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前の日に梅雨が明けて本格的な暑さの中、48名のみなさまがご参加くださいました。

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講師は、NPO法人にじいろCAPの重永侑紀さん。
久留米、佐賀、熊本を中心に自治体を中心にCAPプログラム等を活用した”SOSの出し方教育”に取り組んでおられます。
そして、さまざまなプログラムを活用して学校での授業を実施されており、対象者に合わせたプログラムを開発。年間1000回を超える講演を行っておられ、主に子どもアドボカシー事業やアタッチメント理論、支援方法などを提供されています。

今回は「自分のキモチがわからない子どもたち〜おとなにできること〜」というタイトルでお話しいただきました。


どんなお話があったのかというと…


●日本では、現在児童虐待の相談対応件数が22万件を超えている。
不登校は34万人と言われている。
さらに、自殺者数は529人。
18歳になるまでに性被害に遭う男子は10人に1人、女子は2.5人に1人。

●子ども期に「逆境的体験」(=ACE。虐待、ネグレクト、家庭内暴力、親の精神疾患や薬物依存、離婚、貧困、いじめ、災害など)が多いほど、人は社会的、情動的、認知的な問題を抱える可能性が高まり、その結果、危険行動が増加し、社会不適応をきたして早世の可能性を高めてしまう。

●子ども期の保護体験を増やせ!(孤立を減らすこと、安全な依存先を増やすこと)

●人権とは、人として生きていくのにないと困るもの。
子どもは、生まれた瞬間から権利主体であり、子どもも当たり前に権利の主体者であること。
「権利を奪わないで!」

●こどもまんなかの実現をアタッチメント理論を基に目指す

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アタッチメントとは、このホワイトボードに描かれているように、赤ちゃんが泣いていたら「お腹が空いたね」「オムツを替えてほしいんだね」「大丈夫よ」などと誰かが助けてくれる、代弁してくれる経験を幼いころに得ることで、人や社会を信頼できるようになる力を形成すること。

この形成基盤が弱くなってきている今、地域のおとなたちができることは…

子どもの話を聴くこと
子どもを信じること
子どもと一緒に考えること



講演会の中では、隣の人と話してみようというペアワークが何度か組み込まれており、参加者のみなさんは感じたことをアウトプットすることで、自分の考えや思いを整理することができました。


私たちおとなの役割が、子どもの未来を変えていく。


こどもまんなか社会を実現するためにも、まずは私たちが子どもの権利を学んでいくことが必要だと改めて感じました。


たくさんの学びをくださった重永さん、本当にありがとうございました!


参加者からの感想はまた後日UPする予定です。


【CAP西京 藤岡】
posted by CAP西京 at 22:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動報告