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2025年09月06日

保育園へ教職員ワークショップをお届けしました

「年長の子どもたちにCAPを届けて、安心して小学生になってもらいたい!」

という思いを込めて、毎年CAPワークショップのご依頼をくださるT保育園さん。
もう10年以上ものお付き合いにもなるでしょうか。

今年も教職員ワークショップの時期がやってまいりまして、CAP西京3名がお伺いしました。

今回の研修テーマは…「保育の中での関係性づくり」

ということで、2時間の研修時間をたっぷり使って

1.保育で活かす子どもの権利条約
2.幼児期の発達段階の体験
3.話すこと・聴くことについて
4.保育の中で困ったことを話すグループワーク

の4本立てで、楽しく学んでいきました。


こちらは幼児期の発達段階の体験で行ったワークの様子。

▼うさぎの絵を利き手でない手で色を塗り、ハサミで切る!
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▼鏡に映した星の絵を、鏡の中を見ながらなぞる!(もちろん利き手でない手で)
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▼軍手を装着し、小さなシールを台紙から剥がして貼る!
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「早くしなさい!」って言われても、できないものはできません(笑)

が、さすが保育士のみなさん。
器用にクリアされていました!


また、保育の中で困ったことについて話し合うグループワークでは、数ある困ったことのラインナップから選ばれた

「保育士間の意思疎通をよりよくしていくにはどうすればいい?」

について考えました。

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ここで出た意見はやはり

「話すこと、聴くこと」

についてが圧倒的に多かったです。
お忙しい保育士さんたちなので話す時間を取ることがさらなる課題ではあるのですが、今回みなさんの思いを共有できたので、きっと話せる時間を意識的につくれるように動かれることでしょう…♡


前傾姿勢で研修に臨まれたT保育園のみなさん。
長時間の研修お疲れさまでした。

ますます子どもの安心できる場所になることを祈っております。


CAP西京 藤岡
posted by CAP西京 at 23:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動報告

2025年07月10日

【参加者からの感想】子どもへの暴力防止講演会2025

6月28日に行った「子どもへの暴力防止講演会2025」の参加者のみなさまからいただいたご感想を一部ですがご紹介します。

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●「権利」という言葉を意識して使うことで慣れ、自分や他人の権利について考えられるようにするというのは驚きでした

●山口市、山口県でもこういうCAPなど活動が拡がっていろんな大人が子ども中心にいけるようになるといいと思う。子どもにもっと大人が関心を向けられるように。

●自分の生活の中で「人権」という言葉をあたり前に使うことがなかったのですが、子どもたちにあたり前の人権を知り、使い、守ってもらうために、日々の中で使っていこうと思いました。自分では気づけないこと、たくさん学べました

●職場でもっと話し合いをして、「子供達によりそう」を中心にやっていきたいと思います。

「自治体まるごと予防教育」というのが最も印象に残りました。子どもの権利を守るためには、子どもだけでなく周囲の大人がどう変わっていくのか、文化にならなければというお話が心に残りました。

●子どもはまず権利を持って生まれてくる。権利の使い方を学び、良いこと悪いことではなく、折り合いをつける事が大事だと教えてもらいました。まずは「権利」を口に出してみようと思います。

●「権利」を日常使いできるようになりたいです。子ども時代に話をきいてくれて、自分(私)を大切にしてくれる大人がいてくれたことに感謝します!

●本人が決めていないことは無効!
いいことか悪いことかと考えることが暴力に繋がる
おとなが使わないから子どもが使えない
「何でもひとりでできる子を育てる」時代は終わった!

「人の権利を奪わないで自分の権利を守る」「失敗しながら学ぶ」できそうでできないことで、そうなっていけばいいなと強く思いました。

「No」と言えるために、を考えると、いろいろ考えました。一人ひとり背景抱えてきたことの大変さなど。困難を抱えている人、子たちへ、どう働きかけたらよいか考えています。

●子どもは、人の権利を奪わないで自分の権利を守っていく練習をしている。その最中の子どもを決して否定してはいけないと思いました。
posted by CAP西京 at 23:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動報告

2025年07月02日

子どもへの暴力防止講演会2025 活動報告

6月28日、CAP西京主催の子どもへの暴力防止講演会

「子どもがNO!と言えるようになるために〜いじめ・誘拐・性犯罪からじぶんを守る NO! の教え方〜」

を開催いたしました。

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前の日に梅雨が明けて本格的な暑さの中、48名のみなさまがご参加くださいました。

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講師は、NPO法人にじいろCAPの重永侑紀さん。
久留米、佐賀、熊本を中心に自治体を中心にCAPプログラム等を活用した”SOSの出し方教育”に取り組んでおられます。
そして、さまざまなプログラムを活用して学校での授業を実施されており、対象者に合わせたプログラムを開発。年間1000回を超える講演を行っておられ、主に子どもアドボカシー事業やアタッチメント理論、支援方法などを提供されています。

今回は「自分のキモチがわからない子どもたち〜おとなにできること〜」というタイトルでお話しいただきました。


どんなお話があったのかというと…


●日本では、現在児童虐待の相談対応件数が22万件を超えている。
不登校は34万人と言われている。
さらに、自殺者数は529人。
18歳になるまでに性被害に遭う男子は10人に1人、女子は2.5人に1人。

●子ども期に「逆境的体験」(=ACE。虐待、ネグレクト、家庭内暴力、親の精神疾患や薬物依存、離婚、貧困、いじめ、災害など)が多いほど、人は社会的、情動的、認知的な問題を抱える可能性が高まり、その結果、危険行動が増加し、社会不適応をきたして早世の可能性を高めてしまう。

●子ども期の保護体験を増やせ!(孤立を減らすこと、安全な依存先を増やすこと)

●人権とは、人として生きていくのにないと困るもの。
子どもは、生まれた瞬間から権利主体であり、子どもも当たり前に権利の主体者であること。
「権利を奪わないで!」

●こどもまんなかの実現をアタッチメント理論を基に目指す

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アタッチメントとは、このホワイトボードに描かれているように、赤ちゃんが泣いていたら「お腹が空いたね」「オムツを替えてほしいんだね」「大丈夫よ」などと誰かが助けてくれる、代弁してくれる経験を幼いころに得ることで、人や社会を信頼できるようになる力を形成すること。

この形成基盤が弱くなってきている今、地域のおとなたちができることは…

子どもの話を聴くこと
子どもを信じること
子どもと一緒に考えること



講演会の中では、隣の人と話してみようというペアワークが何度か組み込まれており、参加者のみなさんは感じたことをアウトプットすることで、自分の考えや思いを整理することができました。


私たちおとなの役割が、子どもの未来を変えていく。


こどもまんなか社会を実現するためにも、まずは私たちが子どもの権利を学んでいくことが必要だと改めて感じました。


たくさんの学びをくださった重永さん、本当にありがとうございました!


参加者からの感想はまた後日UPする予定です。


【CAP西京 藤岡】
posted by CAP西京 at 22:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動報告

2025年06月14日

「ひと学び塾」に登壇しました

2025年6月14日土曜日。
やまぐちネットワークエコー様からのご依頼を受け

世代を超えて共に磨く「ひと学び塾」
共に安心して暮らすには
〜話してみよう、つながろう!〜


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という、今年度第1回目の研修会に、松谷、河村、藤岡の3名で登壇してまいりました。
大雨警報が出るかも?という足元の悪い中ではありましたが、19名の方が受講してくださいました。

ご参加くださったのは、60代〜80代の方々。
今回は「子どもが暴力にあいそうになったら〜おとなにできることを考える〜」というテーマで、地域のおとながどう子どもに関わればいいのか?というところにフォーカスしてお話していきました。

左矢印1 CAPとは
左矢印1 子どもの権利、こどもまんなか社会
左矢印1 暴力とは
左矢印1 CAPの理念《3つの柱》
左矢印1 CAP子どもワークショップ(就学前1日目を少し)
左矢印1 エンパワメント
左矢印1 虐待サイクルからの回復  など

そして今回は最後に「地域のおとなにできること」のひとつとして、児童相談所虐待対応ダイヤル「189」の紹介をさせてもらいました。

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隣の気になる人に挨拶するだけでもいい。つながりを持つことが大事。
「かも」でもいいんです。気になったら189に。

★参加された方からの感想を一部ご紹介します。
・地域が子どもの味方になることを意識するため、CAPさんの活動は大切だと思いました。
・地域コミュニティーの大切さを感じました。
・もっと早く知りたかった。
・具体的なロールプレイは参考になりました。子どもも大人も自分の気持に素直であること。権利は大切ですネ。
・子どもと接する機会が少なくされていることが課題かな…と。これからどうその場をつくれるかが課題なのではないでしょうか。
・熱心に活動していらっしゃることがよくわかりました。今日うかがった話を参考にして、少しでも地域で生かせたらと思っています。
・次の年代に活動が続く事を願っています。
・子どもの困っていることやイヤがいえるように学校・地域とつながり活動を続けてください。


やまぐちネットワークエコーのみなさま、この度はおよびいただき誠にありがとうございました!
とてもあたたかくお迎えくださり、アットホームな雰囲気で最初から最後まで安心して登壇することができました。

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ちなみに、演題花は登壇者3名が3つに分けて持ち帰られる仕組み!
びっくり&お気遣いに脱帽でした青ハート演題も素晴らしかったです〜!
(萩野菜ピクルスのスモークサーモンサンドは、私の今日のご褒美です♪)

**********

CAP西京では、こういった地域のみなさんからの研修会を受け付けております!
お気軽にお問い合わせください。


▼お問い合わせフォーム
https://forms.gle/w6WjVvKSiniwesdh6


【CAP西京 藤岡】



▼6月28日開催の重永侑紀さん講演会、着々と席が埋まっています!
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お申込みはこちら!
https://forms.gle/WKAeFxt1ptAGYRdD7
posted by CAP西京 at 16:07 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動報告

2023年12月20日

「子育てのヒントを絵本から」を開催しました

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子育てひろば「ほっとさろん西門前てとてと」に集まったみなさんに向けて、CAP西京おすすめの絵本を通じて子育ての悩みやヒントについてみんなで一緒に考えるワークショップを行いました。


1日目は「気持ちの本」

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お子さんたちも一緒のにぎやかな空間で、気持ちの本を読みました。
子どもの気持ちを聴くヒントとして「犬のように嬉しそうに聴く」ということや、子どもが感じたその時の感情を抑えたりすり替えたりしてしまわないようになど、絵本にはない大切なこともお伝えすることができました。

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参加されたみなさんからは

☆息子が成長したときに役立つお話を聞けてよかったです
☆親が聞きすぎちゃってたのかもしれない
☆感情に良い、悪いはないんだ
☆怒りの感情はどうしてもいけないことと思ってしまっていたので救われました
☆傾聴できる大人でありたいと思いました。子どもや家族に対しても謙虚に寄り添いたいと思いました

というご感想をいただきました。


2日目は「あなたが守る あなたの心・あなたのからだ」

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日曜開催ということで、パパも一緒にご参加くださったご家庭も。絵本を通じてCAPワークショップを体感していただき、みなさん真剣に耳を傾けてくださいました。終了後のフリートークでは、活動に興味を持たれた方も!子育てのバイブルにと、絵本をご購入くださった方もおられました。

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参加されたみなさんからは

☆子育てで気になっていたことの1つだったので、聞けて良かったです
☆大事なことを再確認できた
☆自己肯定感を高めるための声かけや、親の態度など知れて勉強になりました
☆まず、子どもの発言を否定せずに受け止めようと思いました
☆性教育を少しずつ伝えてはいるけど、親が子供にどう伝えればいいのか難しいから、今日の話が参考になった
☆自宅ではこういう機会を作れないので、また機会があれば参加したい

というご感想をいただきました。


これらの絵本はCAPプログラムの創始者である森田ゆりさんが書かれていて、CAPの根幹ともいえるものが凝縮されています。

いつもはCAPワークショップの最後に少し紹介をするだけなのですが、こちらの絵本を通じてCAPのことをお伝えすることで、絵本をバイブルに自宅でも読みやすいし、子どもが小学生中学生と大きくなってからも時に復習をする機会も持つことができるのかなと思いました。

ご参加いただいたみなさま、場をご提供いただいたNPO法人あっとのみなさま、ありがとうございました。


ひろばで「子育てのヒントを絵本から」を取り入れてみませんか?

来年度からこの絵本を使った「子育てのヒントを絵本から」のワークショップを山口市内の子育てひろばなどを通じて就学前のお子さまを持つ保護者さんたちに提供できたらと考えています。
気になる方はぜひお声掛けください。


※詳細はこちらの記事参照

CAP西京 担当:藤岡
posted by CAP西京 at 12:43 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動報告

2021年07月21日

CAP西京 2020〜2021年度の活動について

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【2020年度】

○学童保育職員のみなさま※
○民生委員のみなさま
○子育てひろばのみなさま※
○宇部市の子育てひろばのみなさま※

に向けておとなワークショップをお届けしました。
(※は新潟NPO協会「2021年度子どもの安心・自信・自由を守る基金助成」の助成事業として開催しました)

また、

○市内の幼稚園
○市内の保育園

の2園に教職員、おとな、子どもワークショップをお届けしました。


【2021年度】

予定としましては

○山口市内の小学校(中規模校)
○山口市内の小学校(小規模校)
○市内の幼稚園※
○市内の保育園

の4カ所に教職員、おとな、子どもワークショップをお届けし

○学童保育職員のみなさま(2カ所)※

へのおとなワークショップの開催が決定しています。
(※の3カ所は新潟NPO協会「2021年度子どもの安心・自信・自由を守る基金助成」の助成事業です)

コロナ禍ではありますが、感染対策を施してワークを行っていきたいと思っています。
今年度もどうぞよろしくお願いいたします。


CAP西京
posted by CAP西京 at 09:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動報告

2019年07月18日

子育て応援講座を開催しました

2019年6月26日、湯田地域交流センターにて

*子どもの気持ちを受け止めるには?
*子どもと親の気持ちがぶつかったときどうすればいい?
など、CAPの理念に基づいた子育て応援講座

「子どもと『気持ち』を伝え合えるように♪」

を開催しました。

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参加者は7名。1組はご夫婦でいらしてくださいました♪

前半は

*CAPとは?
*CAPの理念
*自尊感情とは?
*エンパワメントとは?


といったCAPの考え方をお伝えしたあと「感情」について考えてみました。

感情って意識でコントロールできない身体の反応です。
嬉しい、楽しい、気持ちいい、悲しい、辛い、苦しい、くやしい・・・

こう思ってはいけない・・・という感情はないんです。

感情の社会化(身体感覚として現れる感情が言葉とつながって他者と共有できること)が未熟な子どもには、おとなが不快な感情を承認し言葉とつなげていくことが必要なのです。

例えば「悲しい」と思っているときに、どんな表現をしていいか分からない子どもに対して、おとなは子どもを抱き包み込んで「○○ちゃん、悲しかったんだね。悲しいから涙が出たんだね」と言葉で置き換えて、感情を認めてあげることが大切なのです。

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△「感情を受け止める」実践例をロールプレイ(劇)でお見せしました


感情について学んだ後は「気持ちのワークショップ」を行いました。

*安心ってどんなとき?
*気持ちを表す言葉
*自分が「不快な感情」になっているときどうしてほしい?


これらについて参加者みんなで考えました。

くやしい、悲しい、辛いなど不快な感情になっているとき、皆さんは

*おいしいものを食べる
*ひとりになる
*車で歌う


などという意見がでました。
この気持ちのワークショップは小学校4年生の親子に行っているワークショップなのですが、子どもたちからは

*ほっといてほしい
*おいしいものを食べさせてほしい
*カープの試合に連れて行ってほしい


などという意見が出たりします。
おとなが考えもつかない意見が出てくることもあります。

でも、大切なのは

『感情に快・不快はあっても、良い・悪いはありません。どんな感情を抱いてもいいのです。大切なことは、自分の心に渦巻くこれらの気持ちを正直に受け止めて、その気持ちをどのように表現するか』『気持ちの本』より抜粋)

なのです。

子育てに大事な「子どもの感情に寄り添う」ということをみんなで考えることができたあっという間の2時間となりました。

お忙しい中ご参加いただいた皆さん、CAP西京へ講座依頼してくださった湯田地域交流センター様、ありがとうございました!

CAP西京では今後もこのような地域の皆さんに向けた子育て講座やワークショップを提供していきたいと思っています。(日にち、内容、金額等はできるだけご相談に応じます)

ご依頼は下記のメールよりお願いします。

capsaikyo@gmail.com

【CAP西京 藤岡】
posted by CAP西京 at 07:32 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動報告

2018年06月11日

2018年度 中国5県CAPグループ交流会 in 山口

6月10日、中国地方で活動しているCAPグループ6団体20名が周ニャン市へ一同に会し、年に一度の交流会が行われました。

毎年ホストを各県持ち回りで行っているこの交流会、今年は山口県が担当。

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舞台に選ばれたのは2月にオープンしたばかりのスターバックスコーヒーと蔦谷図書館で話題の徳山駅。こちらの3階にある交流スペースでの開催となりました。


【10時〜 オープニング】

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CAP西京のリードで行われたアイスブレイクでは

「赤い食べ物」

と言って思いつく物を紙に書き、それを見せずにヒントだけで同じ物を書いている人を見つけるというゲームを展開。

私は「いちご」と書いたのですが、尋ねてみるもみんな「家庭菜園でできるよね〜」とか「ドレッシング掛けたらおいしい」とか「今からが旬」だとか・・・全然違うじゃないですか〜(笑)

結果発表では・・・半数が「トマト」と書いておられました!
そして私を含む少数派には多数派かと思われた「りんご(1名)」、そして私には思いもよらなかった「うめぼし(1名)」「めんたいこ(1名)」「さくらんぼ(2名)」など・・・(ちなみにいちごは2名でした)
なんと「ミニトマト」「トマトスープ」という方もおられ、やっぱりトマトとは違うよねと(笑)

少数派だからって間違いではないんです。
みんな違ってみんないいんです!


【10時半ごろ〜 自己紹介】

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アイスブレイクで和んだあとは、まず自己紹介。

昨年度誕生した新しいCAPスペシャリストのメンバーの養成講座を受けたきっかけ、各地域で活躍中のメンバーがCAPに関わり始めた頃のことなど、これまでベールに包まれていた話がたくさん披露されました️。

中でも私が印象的だったのは、CAPに興味を持ったのは「NOといえる子どもに」という本との出会いだった、という方がおられたこと。私もCAP保護者ワークショップに初めて参加した時に「いやって言っていいんだよ」という話を聞いて、そうだったのか!と体に稲妻が走ったのを思い出しました。

同じようにCAPの必要性を感じてスペシャリストとなった人がここに集っている。
本当にすごいことだと改めて思いました!


【11時半ごろ〜 各CAPグループの活動内容紹介タイム】

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CAPとっとり・・・性暴力のことを中心に活動。
岡山CAP・・・年3〜4回の講演会。子育て広場や助産師とのつながりを使っての事業も。
CAP周南・・・ワークは1校のみ。高校生、ファミサポ提供会員、幼稚園保護者向けの講座等。
CAP西京・・・教育委員会の委託事業中心。CAPマインドを持った個人の活動も紹介。
CAPうべ・・・NPO法人子どもとメディアとのコラボも。人権擁護委員に選出。
CAP下関・・・音楽会、人形劇などのイベントで「CAP」という名前を宣伝している。

同じCAPなのにそれぞれのグループで活動も違うし、持ち味が違うんですね!
でも、みんな同じCAPマインドを持っていて、そこは崩れないんです。


【12時〜 ランチ交流タイム】

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周南市で話題の遊びに行ける診療所「トレーフル・プリュス」にあるカフェ「camu」のお弁当を堪能しながら、CAPな話題に花が咲きました。


【13時〜 CAPセンター・ジャパンの重松和枝さんによる情報交換レクチャータイム】

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ランチタイムに話題になったという話から始まりました。
「新潟小2女児殺人事件を受け、無力感を感じてしまった。そのとき、CAPスペシャリストとして何ができたのだろうか?周りの人にどうアプローチすべきだったのだろうか?」

各グループで話し合い発表したあと、重松さんから次のようにまとめがありました。

人は、正常性バイアス(人間としてその危機に対して自分の物差しで危険度を選別すること)の働きにより、話題になった時は注意喚起するけれど、その後すぐに忘れて言ってしまう。知識を持つことこそが予防である。不安を受け止めてあげて「でも、できることがあるよね!」「〜できるかもしれない!」とこの後のことを考えることが大事―。

CAPという予防教育にはまさにその「できることがある」という要素が満載なので、CAPを知ってもらうことが予防につながるんですね。

そして最後に、近年の子どもワークショップの推移などを見ていった上で今年から始まった「道徳の教科化」について話し合いました。

道徳が教科とされるので、CAPはもうできません・・・
いえいえ、そんなことはないんです!とCAPを売っていくにはどうしたらいい?

・道徳は先生の価値観で左右されがちだけれど、CAPはそれがない!
・子どもだけではなく、教職員、保護者で共通認識される!
・学校ではなかなか取り扱えない性暴力などオールマイティに伝えることができる!
・CAPは子どもの視点を大事にしているので、対等に、一緒に考えることができる!
・教諭ではない第三者の専門家(CAPスペシャリスト)だからこそ頼られることがある!
・文字で状況を読むよりも、劇や体験などで視覚的感覚的に捉えられ、誰にでもわかりやすい!
・何より、道徳と合わせて行うことで、よりCAPを活かせる!

いいところだらけ・・・!!
CAPのすごさを思い知りました。


【〜16時 クロージング】

あっという間に6時間が過ぎ、お開きに。
たくさんの仲間に逢い、たくさんの知識を得て、そしてたくさんのCAPマインドに触れることができた1日でした。

来年はどんな交流会が待ってるのか!?
今からとても楽しみです♪


(CAP西京 藤岡)

posted by CAP西京 at 20:04 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動報告

2016年06月03日

第1回 CAP座談会 活動報告

【2016年6月2日(木)第1回 CAP座談会を行いました】



遊んでいた子が転んで泣いてしまった。


「痛くないっ!泣かないっ!」


と、母親は声をかけましたが・・・



これでいいの?



そんな例題を元にしながら本日は


「自尊感情を育む子育てを」


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というテーマで7名の方にご参加いただき

CAPプログラムに基づいた子どもとの関わりについて考えていく座談会を行いました。



 

***********



うれしい、楽しい、痛い、苦しい、つらい、などなど・・・

こんな「感情」って、まだ言葉で表現できない子どもには、おとなが寄り添って代弁してあげると良いそうです。


特にネガティブな感情は、子どもは案外言ってはいけないと思いがちなのだそう。
(おそらく、ネガティブなことを言ったときのおとなの反応がマイナスなものだからかなと思います。子どもはおとなが悲しんだり怒ったりしてほしくないから…)


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▲ネガティブなときはこうしてほしい!というご意見がずらり。大人でもこういう願望、ありますよね。




おとながその「痛い」などというネガティブ感情を承認してあげる



「痛かったんだね」という言葉かけをしてあげる



「これが痛いってことなんだ」と言葉と感情が連動する



「痛いって思ってもいいんだ」と思えるようになる



そして、だんだんその感情を他者と共有できるようになっていくのです。




***********



なので、転んで泣いてしまっても


「痛かったんじゃね、泣いてもええんよ」


と感情を出させてあげ、子どもが葛藤し苦しむプロセスに寄り添ってあげること。


そうすることで「生きる力」である自尊感情が育まれ、挫折に強く思いやりのある子に成長するのです。



 ・・・というお話でしたが、いろんな子どもがいるし、親もそれぞれだし、なかなかうまくはいかないですよねあせあせ(飛び散る汗)


でも、この話を聞けたので、まずは今日、子どもの感情に寄り添えるよう頑張りますexclamation×2



*************



今年度、CAP座談会は4回に渡って行います。


次回は


9/6(火)、12/9(金)、2/27(月)

場所はさぽらんてです。


幼児〜中学生のママさん対象。


定員10名。


 

座談会へのお申し込みは 09078945637(藤岡)まで!

posted by CAP西京 at 16:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 活動報告