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地域CSRセミナー開催報告(福岡県) [2007年10月31日(Wed)]
9月13日(木)に「企業のための社会活動セミナー〜地域におけるCSR展開のあり方と、ISO26000の行方〜」が福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)において開催され、企業の担当者を始め、多くの方にご参加いただきました。

 ※ このセミナーの募集要項はコチラ

 基調講演

「日本におけるCSRの動向「ISO26000」とは?その論点とは?」

CS0ネットワーク 共同事業責任者 黒田かをり氏

日本におけるCSRの動向
CSR=企業の社会的責任の定義はまだ明確になっていません。一橋大学大学院商学研究科教授の谷本寛治氏、ビジネス・インザ・コミュニティ(BITC)、欧州委員会Commission of the European Communities(欧州諸共同体委員会)がCSRの定義づけをしています。それぞれの定義の表現は違いますが、社会、環境、コミュニティ、ステイクスホルダーが共通のキーワードになっています。エルキントン氏が提唱したトリプルボトムラインという考え方は、CSRの基礎となる考え方です。1980〜90年のグローバル化は、経済発展をもたらす反面、環境破壊、人権侵害、格差社会といって負の側面ももたらしました。このころから、NGOなどによって企業に社会的責任を求める動きが現れ、経済・環境・社会のバランスを取ることが重要とされるようになりました。日本においては、2003年がCSR元年と呼ばれています

CSRには3つの次元があります。1つ目は、倫理性、環境、人権への配慮を経営活動のプロセスに組み込むこと。2つ目は、社会や環境に配慮した商品・サービスを開発する社会的事業としての次元。3つ目は、企業の経営資源を活用してコミュニティと活動をともにする社会貢献活動です。

CSRへの取り組みは、企業の利益に直結するとは言いにくいところもあります。しかし、多くの国際的な規格やガイドラインがCSRを踏まえた改定を行ったり、CSRの取り組みを市場が評価するSRI市場も登場しました。またEICCなど業界による基準作りやISO26000の発効予定などの動きも見られます。

 地域の企業の事例発表

 九州電力株式会社  
http://www.kyuden.co.jp/
総務部CSRグループ 副長 橋口良一氏

九州電力グループでは、「経営ビジョン」や「行動憲章」に、「お客さま、株主・投資家、社会、従業員の満足度を高めることにより自らの企業価値を持続的に創造し、社会とともに発展する」という経営姿勢を掲げており、その実践こそが当グループのCSRであるとの認識のもと、コンプライアンス経営、情報公開、環境経営、地域との共生などに積極的に取り組んでいる。

 株式会社タカミヤ  
http://www.takamiya.co.jp/
社長室 室長 橋本潤氏

昭和24年、北九州市小倉区の常盤橋(現在の小倉北区室町・木の橋)の袂に1.5坪の釣具店を開業したのが会社の原点。以来、地域、お客様に支持され、店舗を拡大し、平成6年には韓国へ進出する。現在、日本国内60店舗、韓国国内に4店舗を展開している。
創業以来、地域、お客様への感謝の気持ちとして、「社会貢献」を会社理念としており、地域の環境、福祉、教育、まちづくり等に会社あげて取り組んでいる。特に環境保全には、力を注ぎ、平成5年に財団法人を設立し、以来、市民団体、企業、行政と連携を取りながら、継続的、計画的な取り組みを推進している。

株式会社サンキュードラッグ  
http://www.drug39.co.jp/
管理部次長 兼 総務課長 坪根一彦氏

北九州市・下関市を中心にドラッグストア32店舗(うち調剤併設20店舗)、調剤薬局28店舗を展開。地域密着の集中出店を武器に、各店舗のお薬の履歴を共有する「かかりつけネットワーク」や健康セミナーを主催し、健康をキーワードに地域貢献を目指す。現在、北九州市のホームレス自立支援や北九州市のサッカーチーム「ニューウェーブ北九州」を資金面でサポートしている。

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 パネルディスカッション

パネルディスカッションでは「地域社会におけるCSR展開のあり方」をテーマに、取り組みの進め方や考え方について意見交換を行いました。



     NPO法人 ふくおかNPOセンター 代表 古賀桃子氏
     CSOネットワーク 共同事業責任者 黒田かをり氏
     九州電力株式会社 総務部CSRグループ 副長 橋口良一氏
     株式会社タカミヤ 社長室 室長 橋本潤氏
     株式会社サンキュードラッグ 管理部次長 兼 総務課長 坪根一彦氏

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  他の開催地については、こちらをご覧ください。
地域CSRセミナー開催報告(奈良県) [2007年10月31日(Wed)]
9月6日(木)に「地域で広げるCSRセミナー」が奈良市男女共同参画センターあすならにおいて開催されました。企業やNPO、行政の担当者を始め、多くの方にご参加いただきました。

基調講演では、「これからの企業経営とCSRについて」「ISO26000の導入がNPO運営に与える影響について」の2つのテーマで整理を行いました。その後、地元企業3社の事例発表があり、パネルディスカッションでは、「地域でCSRを進めるために」という視点で、熱心な議論が展開されました。

 ※ このセミナーの募集要項はコチラ

 開会挨拶

特定非営利活動法人 奈良NPOセンター 理事長 仲川順子氏

CSRというと大企業が取り組むイメージがあります。けれども地域密着型のCSRもあり、これは元気のある街づくりにつながります。今回のセミナーでは、地域密着型という点にフォーカスしています。「地域密着型のCSRとは?」「すでに奈良で展開されている事例は?」など深めたいと思います。
先駆的なセミナーですが、CSRは「これからどんな社会を作っていくのか?」を考えるときのキーワードになると思います。

 基調講演

「これからの企業経営とCSRについて」
「ISO26000の導入がNPO運営に与える影響について」

ダイバーシティ研究所 代表 田村太郎氏

企業の事例発表の前に「CSRと地方」という視点に立って、「全国的にどのような様子なのか?」という状況と、「これから求められてくるものは何か?」という仮説を、発題したいと思います。

1. 環境以外の部分に課題がある
CSR報告書がたくさん出されるようになってきています。昨年からCANPAN CSRプラスの中のデータベースづくりとして、報告書の調査を行っています。そこから見えてくるのは、企業の社会的責任の報告書なのに、環境については詳しく書かれているが、それ以外の記述がほとんど見られないということです。
CANPANの調査では、48の項目を設定して調査を行いました。よく見ると、これらの項目はNPOが得意な分野ばかりです。企業が取り組みを始めるとき、専門的な知識を持っているNPOからのアドバイスを受けながら進めていけば、地域のCSRはもっと進んできます。けれども、日本のNPOは、ほとんどCSRを知りません。企業とNPO、地域の社会的責任を果たすためにつながっていくのがよいのではないでしょうか。

2. 地方と中小企業の取り組みに注目
2009年11月にISO26000が発効される予定です。これは組織の社会的責任の国際標準で、中小企業や地方にとって大きなインパクトを与えることになるでしょう。今までは東京に本社を置く大企業がCSRを進めてきた感じがありますが、これからは「取引先がどうなのか?」という点にも関心を払う必要が出てきます。

ISO26000はマネジメント規格ではなく、ガイダンス文書です。第三者認証も目的としていません。ISO26000に含まれる7つの中心的課題は、すべてNPOが取り組んでいる課題です。CSRという共通の言葉で、企業とNPOがコミュニケーションを進めていくことが必要です。

 地域の企業の事例発表

 岡村印刷工業株式会社  
http://www.okamura-pic.co.jp/
代表取締役社長 岡村元嗣氏

岡村印刷工業株式会社は、大正9年創業以来「自然との共生」をコンセプトとして、世界遺産や歴史的文化財を有する奈良のすばらしさの紹介や保護に努め、環境面でISO14001やFSC・COC認証を取得し環境にやさしい印刷物の普及と学校での環境教育への協力、また、プライバシーマーク制度導入により個人情報保護の推進等を通して、社会生活の中で印刷を文化の域まで高めたいと考えます。

 市民生活協同組合ならコープ  
http://www.naracoop.or.jp/
組織広報部 広報CSR推進課 豊島すみ子氏

ならコープは奈良県内の約4割の世帯が加入する生活協同組合です。オイルショックが起こった1974年、消費者自身が「自分たちで暮らしを守ろう」と設立に動き出したのが出発です。それから33年、たすけあいを原点に食から環境、福祉へ活動を広げてきました。地域に根ざし、安心・安全を守り、未来へと育んでいきます。

奈良中央信用金庫  
http://www.narachuo-shinkinbank.co.jp/
総合企画部 部長 水上和要氏

奈良中央信用金庫は昭和23年創業以来「常に地元の皆さまと共に、地元の発展に貢献する」という理念の下、協同組織の金融機関として、預金と融資を通じて社会的役割を果たしてきました。さらに全国に先駆けてNPOローンを創設したり、役職員個人と金庫本体からのマッチングギフトで拠出金を積み立て、社会貢献活動に役立てています。


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*事例発表企業3社は、「CANPAN CSRプラス大賞」にエントリーしています。

 パネルディスカッション

事例発表の後のパネルディスカッションは、会場からの質問に答える形で進められ、パネラーと会場が一体となって、議論を深めました。



  ◆パネリスト
     奈良NPOセンター 事務局長 仲川元庸氏
     岡村印刷工業株式会社  代表取締役社長 岡村元嗣氏
     市民生活協同組合ならコープ  組織広報部 広報CSR推進課 豊島すみ子氏
     奈良中央信用金庫  総合企画部 部長 水上和要氏

  ◆コーディネーター 
     ダイバーシティ研究所  代表 田村太郎氏

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  他の開催地については、こちらをご覧ください。
地域CSRセミナー開催報告(新潟県) [2007年10月31日(Wed)]
9月3日(月)に「もっとCSRが身近になる!」CSRセミナーが、ガレッソホール花園において開催されました。

企業向けセミナーでは、企業の事例発表を中心に、なぜ地域でCSRを進めていく必要があるのか?どのように進めていくのか?を考える機会となりました。

 ※ このセミナーの募集要項はコチラ

 基調講演「CSRの全国的な傾向と地方企業の役割」

ダイバーシティ研究所 代表 田村太郎氏

大企業のCSRが進んでくると、その企業と取引を行っている中小企業に向けて、社会的責任を果たしているかどうかの確認がされるようになってきます。たとえば、ソニーは環境調達からCSR調達へと移行し、取引先へのCSR監査が行われています。このような調達の動きは、メーカーだけでなく流通でも同じで、「この食品を作る過程に、児童労働はなかったか?」という環境以外のCSRのテーマについても、調達の担当者は求めるようになってきます。結果として、取引先である地域の中小企業へのCSRの要請がなされるようになってきます。
なぜ地域でCSRを進める必要があるのでしょうか。たとえば、あなたが大手のメーカーの調達の担当者だとして、ある地域で何か問題が続くと、その地域と取引をすることに不安を感じるでしょう。地域のCSRを"地域ぐるみ"で進めていくことは、「安心して取引ができる地域」につながります。

 日本財団公益コミュニティサイトCANPAN CSRプラスの紹介

日本財団 経営企画グループ CANPANチーム 木田悟史氏

日本財団公益コミュニティサイト 「CANPAN CSRプラス」と「CANPAN CSRプラス大賞」の説明がありました。

 新潟Cボラねっとのご紹介

新潟NPO協会 本間莉恵氏

「Cボラねっと」は、新潟県企業・勤労者ボランティア推進協議会のことで、CはCorporateとCitizenのCです。

事業内容は、次の5つです
1. 社会貢献活動に関する相談および情報提供
2. 社会貢献活動に関心のある企業・団体・個人のコーディネート
3. ボランティア活動や市民活動の啓発・資金支援及び情報支援
4. 社会貢献活動に取り組む人材の育成
5. その他目的の達成に必要な事業

Cボラねっとに登録するとメンバー特典が得られます。
1. 登録証と公認プレート
2. 情報誌・メルマガなどによる情報提供
3. ホームページへの社名掲載(http://www.nponiigata.jp/jinzai/)
4. CSRやボランティア活動に関する相談対応・勉強会などへの講師派遣

次のようにCボラねっとは活用することができます。
1. 一歩先をゆく組織になるため
2. 地域にかけがえのない組織になるため
3. 未来のために人を活かす組織になるため

 地域の企業の事例発表

 朝日酒造株式会社  
http://www.asahi-shuzo.co.jp/
広報部 平澤聡氏

1983年に、自社の強み、弱み、世の中の先行きを議論しました。その中で、環境を守っていくことの合意形成がされました。会社の中の強みは、地域の強みでもあります。5年間で89団体に2,600万円の資金提供、子どもたちの自然学校を通して、新潟県内の環境保全に取り組んでいます。

 富士ゼロックス株式会社  
http://www.fujixerox.co.jp/
総務部 総務人事係 係長 神丸浩幸氏

富士ゼロックス新潟の企業理念は「共存共栄」です。我々はこの地に存在できることに感謝し、ゼロックスと原点である"ベターコミュニケーション"(理解と調和)を通してお客様はもとより、地域社会や自然に対しても良い関係を保ち、共に栄え続けることを目指します。

株式会社 エフエムラジオ新潟  
http://www.fmniigata.com/
放送営業部 放送課 課長 中村智景氏

3年前の中越沖地震の経験を生かして7月16日の地震に対応した活動を行うことができました。9月の1日からは、地震対策本部から復興本部となっています。当日は深夜3時まで放送しました。
防災情報を常日頃放送しています。いざという時に非難ができるように放送を行っています。

株式会社サカタ製作所  
http://www.sakata-s.co.jp/
代表取締役社長 坂田匠氏

創業以来半世紀以上にわたり、金属屋根の構成部品に特化するサカタ製作所では企業活動を通じて環境貢献すべく日々技術革新を続けています。建物内の冷暖房等環境エネルギーの損失を軽減したり(断熱金具の開発・製造)劣化した屋根を活かし、環境に良い屋根に再生する製品(葺き替え金具)を開発し、世に送り出しています。

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*富士ゼロックス株式会社、株式会社サカタ製作所、コマスマーケティング(事例発表タイムなし)は、
「CANPAN CSRプラス大賞」にエントリーしています。

<CANPAN CSRプラス大賞エントリー企業紹介1社>
コマスマーケティング株式会社  
http://www.komasu-marketing.jp/

"マーケティングを中心としたコンサルティング・企画サービスを提供しています。
市場調査、広告・販売促進企画、WEB・システム企画、商品企画などマーケティング全般を支援しています。独自サービスとしまして、子育て世帯会員組織『トキっ子くらぶ』を運営し、子育て支援とビジネスの両立に取り組んでいます。


 パネルディスカッション




  ◆パネリスト
     朝日酒造株式会社 広報部 平澤聡氏
     富士ゼロックス株式会社 総務部 総務人事係 係長 神丸浩幸氏
     株式会社 エフエムラジオ新潟 放送営業部 放送課 課長 中村智景氏
     株式会社サカタ製作所 代表取締役社長 坂田匠氏

  ◆コーディネーター 
     ダイバーシティ研究所  代表 田村太郎氏

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  引き続き交流会が開催されました。地域の企業が出しているCSR報告書を
  参加者全員で読み解き、意見交換を行いました。企業向けセミナーと
  NPO向けセミナーの間に開催された交流会では、セミナーでの発表事例の
  詳しい話を聞いたり、参加者同士の活動の様子を紹介しあうなど、
  参加者同士の交流を深めることができました。

  他の開催地については、こちらをご覧ください。
地域CSRセミナー開催報告(宮城県) [2007年10月24日(Wed)]
8月30日(木)に「企業向け みやぎの企業とNPOを元気にするCSRセミナー」が、仙台市市民活動サポートセンターにおいて開催され、多くの地域の企業やNPOの参加がありました。

「あなたの会社が地域に支持される企業になるために」というテーマで、CSR情報調査調査員からの報告、地域企業の事例発表、パネルディスカッションがおこなわれました。

 ※ このセミナーの募集要項はコチラ



 セミナー開催趣旨説明

ダイバーシティ研究所 代表 田村太郎氏

CSRは大手の企業が東京を拠点に進める、グローバル企業がCSR報告書を出す、といった形で進んできましたが、おおよそこのような取り組みは一巡しました。これからは中小企業や、世界的にみると途上国のCSR(SR)をどのように進めていくか?が大きなテーマになってきます。
CSRは大企業だけで進めるのではなく、取引先、流通を通して浸透していかなければなりません。そのためには中小企業が個別に考えるのではなく、地域ぐるみでCSRの取り組みを進めて、それぞれの地域が社会的責任をどのように全うしていくか?がポイントとなります。

 日本財団公益コミュニティサイトCANPAN CSRプラスの紹介

日本財団経営企画グループ CANPANチーム 木田悟史氏

1. CSRの情報の発信が、今なぜ重要なのか
2. 日本財団公益コミュニティサイト「CANPAN」とは?
3. 「CANPAN CSRプラス」とは?
4. 日本財団が「CANPAN CSRプラス」を運営
5. 「CANPAN CSRプラス」の機能紹介
6. 「CANPAN CSRプラス大賞」のご案内

 CSR報告書情報開示調査の報告

調査隊 松坂優里氏

CSR報告書情報開示調査は、東証一部上場企業が発行しているCSR報告書の情報開示度を調査するものです。全国23名、仙台では9名の調査員が調査にあたりました。

仙台では、53冊の報告書の調査を行いました。調査をして次のようなことがわかりました。
  ・どの業種でも、環境に関する記述が多い
  ・記載事項には幅がある
  ・NPOとの共同事例は思いのほか少ない
  ・従業員への取り組みも大切
  ・企業の取り組みに新しい発見があった一方で、あいまいな表現もあり知識がないとわかりにくい

また、調査員の感想としては、次のようなものがあげられます。
  ・CSRに対するイメージが変わった
  ・取り組みがある企業は好感が持てる
  ・中小企業のCSRにも関心が出てきた

調査を通して、各企業のCSRのとらえ方や、重点の置き方が違っていることに驚きました。
企業が様々なCSRに関する情報を出していることがわかったので、一般の人にも企業の取り組みを知ってほしいと思いました。

 地域の企業の事例発表

 イートス株式会社  
http://www.etos.co.jp/
代表取締役 増子良一氏
「One Stop Serviceが提供できる企業を目指す」が経営理念。どんな困りごとでも解決し、満足へとつなげられる企業を目指す。地域ポータルサイトの「anytown」。幼稚園や保育園向けに様々なサービスを提供する「れんらっこ」などを提供している。最近は地域版リサーチサイト「エニリサ」を立ち上げるなど、業務の幅を積極的に広げている。

 奥田建設株式会社  
http://okuda-cc.sakura.ne.jp/
奥田健氏

奥田建設は、多様化し複雑化する新しい時代の変化の中で、建設業の社会的使命と役割を深く認識しながら、多種多様な希望に添えるよう、技術の研鑽と向上を図りながら経営体質の強化につとめている。近年、CSRの必要性を強く意識しており、業態として地域に貢献できることで、また社員が自発的に参加できる取り組みとして、NPOと連携した清掃活動やビオトープ作りに取り組み、さらには他社とも協力して新たな展開を推進している。

株式会社プラスヴォイス  
http://www.plusvoice.co.jp/
営業企画部 部長 藤生崇則氏

企業理念は「新しい価値の創造を通じて社会に貢献する」。IT技術をベースに、コミュニケーションのバリアフリーを目指し、障害者の生活向上サービスを提供。聴覚障害者がテレビ電話などを通じて手話やメール等で用件を伝え、オペレーターが代行して相手先に電話などで用件を伝える「代理電話サービス」が注目されている。

 パネルディスカッション


  ◆パネリスト
     株式会社 イートス株式会社 代表取締役 増子良一氏
     株式会社 奥田建設株式会社 奥田健氏
     株式会社プラスヴォイス 営業企画部 部長 藤生崇則氏
     ハリウコミュニケーションズ株式会社 代表取締役 針生栄一氏
     ダイバーシティ研究所  代表 田村太郎氏
     日本財団経営企画グループ CANPANチーム 木田悟史氏

  ◆コーディネーター 
     特定非営利活動法人 せんだい・みやぎNPOセンター 事務局長 紅邑晶子氏





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  「企業向け みやぎの企業とNPOを元気にするCSRセミナー」に引き続き、
  19:00〜から「NPO向け みやぎの企業とNPOを元気にするCSRセミナー」
  が開催されました。ダイバーシティ研究所代表 田村太郎氏によるISO26000
  についての説明の後、地域のNPOによるディスカッションが行われました。
  ISO26000をNPOが糧にするヒントを探りました。
  他の開催地については、こちらをご覧ください。
地域CSRセミナー開催報告(愛知県) [2007年10月10日(Wed)]
8月28日(火)に「地域の中小企業のためのCSRセミナー」が、愛知県中部電力東桜会館において開催され、多くの地域の企業やNPOの参加がありました。

中小企業が地域で社会的責任を果たしていくために、どのように考えればよいのか?という基調発題の後、地域の中小企業3社の事例発表とパネルディスカッションが行われました。

 ※ このセミナーの募集要項はコチラ

 開会挨拶

特定非営利活動法人 地域の未来・志援センター 代表理事 萩原善之氏

今日のセミナーのキーワードは「地域と中小企業、CSR」です。地域デザインの中で、街づくりにかかわる「仕事」をどのように進めていくのか?会場も含めて、活発な意見交換を行いましょう。

 基調発題

ダイバーシティ研究所 代表 田村太郎氏 「今、地域の中小企業がCSRに取り組むということ」

なぜ、CSRというテーマを異なるセクターの人たちで話し合うのか?という点を、大きく3つの流れで発題したいと思います。

ひとつは、CSRといえば大きな企業が本社で行うもの、CSRは東京で進めているというケースが多くありましたが、CSRは東京でするものではなく、サプライチェーン全体で、つまり地方の企業も含めて進めていくもの、という流れに変わってきました。地域の中小企業のCSRが大きなテーマになってきています。

ふたつめは、2009年のISO26000の発効の流れから、環境から社会的課題へとテーマが広がっています。

そして、今までは報告書を作る流れが主流でしたが、「報告」から「ダイアログ(対話)」、そして「エンゲージメント(絡み合う)」の時代へと変わってきています。

さて、このような流れの中では、安心して取引ができる地域を作るコミュニティの形成が必要になってきます。企業だけで社会的責任に取り組むだけではなく、行政や市民セクターを巻き込んでいくことです。

基調発題として、4つあげます。
    ・地域での取り組み事例を、地域内外で共有しましょう
    ・課題解決の専門家としてのNPOと企業との協働
    ・企業の基本情報開示は必須
    ・地域や業界団体全体でCSRを推進

ではどうやって「安心して取引ができる地域」を作るのか?
を、今日のセミナーの中で考えていきましょう。

 基調報告

サステナブル経営研究会 村田元夫氏
「地元企業のCSRとサスティナブルな経営」〜環境省06年度調査より〜

昨年度に東海3県の中小企業のCSR活動について、環境省から委託を受けて調査を行いました。300件へのアンケートを実施したところ、CSRを知っている企業が約6割、何らかの形で取り組みを行っている企業が6割くらいです。その他、NPOが企業のCSRに取り組む上での協働のパートナーであると認識している企業は、少ないという傾向がありました。これらの数字は、中小企業全体の数値ではなく、ある程度環境活動を行っている企業がどの程度の認識を持っているかという数値になります。

 企業による事例発表

 株式会社 コミュニティタクシー  
http://www.comitaku.com/index.html
代表取締役 岩村龍一氏
柔軟なサービス精神とそこから漂う安心感。「うちはタクシー業ではありませんよ。生活支援業ですよ。」便利屋事業やサロン事業とも連携し、今や地域に不可欠なサービスを提供しています。

株式会社 尾鍋組  
http://www.onabe.co.jp
代表取締役 尾鍋哲也氏
日本で初めて、住宅の地盤改良工事へ住宅ローン金利優遇を適用するビジネスモデルを構築。中小建設業者として、誰に聞いても「絶対に不可能」と言われた金融機関との連携を実現し、NPO法人と共に「環境と経済の両立」を目指しています。

株式会社 リバイブ  
http://www.revive.co.jp/
代表取締役 平沼辰雄氏

真の循環型社会を目指すために、地域の人々に現場を見てもらい、さらには地域と一緒になって環境コミュニティづくりを推進しています。

 パネルディスカッション

パネルディスカッションでは、発表事例をさらに深めながら、地域でCSRを進めるポイントについて、フロアも交え、熱い議論が交わされました。

  パネリスト
     株式会社 コミュニティタクシー  代表取締役 岩村龍一氏
     株式会社 尾鍋組  代表取締役 尾鍋哲也氏
     株式会社 リバイブ  代表取締役 平沼辰雄氏
     ダイバーシティ研究所  代表 田村太郎氏
     特定非営利活動法人 地域の未来・志援センター  代表理事 萩原善之氏

  コーディネーター サステナブル経営研究会 村田元夫氏



 基調講演 「中小企業の社会的責任への取り組みについて」

株式会社 損害保険ジャパン CSR・環境推進室
IISO26000エキスパート(産業界代表) 関正雄 氏 
 



<CSRの認識について>
ここ数年、日本の企業のCSRは進展がありました。大企業のCSRが同じようなレポート作て、マニュアルにしたがって、横並びというのが否めないところもありますが、CSRというのは、チェックリストに沿えばいいものではなくて、経営の本来の姿が現れてくるのが良いです。

さて、CSRをいろんな人と議論していて思うことは、すべての人が同じようにCSRを理解しているわけではなく「私の考えるCSR」があります。けれども、共通の認識がないと議論がかみ合いません。認識を共通化したからといって、「結果としてのCSRが1つのパターンになる」というわけではないけれども、やはりCSRの認識についての議論は必要です。

<日本のCSRについて>
2003年にCSRのセクションを始めて作ったのは、リコーとソニーです。大企業の体制作りは整って、深まってきていますが、中小企業はこれからです。CSRの始まりは製造業でしたが、サービスや金融、大学などにも広がっています。

産業界では、経団連が、2004年に企業行動憲章の抜本的改定を行っています。この見直しはCSRの観点から行われ、「サスティナビリティ」「人権」「ステークホルダーとの対話」の3点が新たに入りました。

経済同友会は、コンプライアンスに加え、社会のニーズを先取りし、社会的価値を攻めの経営に活かしている事例にフォーカスしたグッドプラクティスを2007年7月に出しています。

<ISO26000について>
工業規格を取り扱っているISOが、どうやってCSRを規格化するかという点は、難しい課題です。ISOが持続可能な社会に向けて"SR"つまり企業だけでなく、いろいろな組織が社会的責任を果たすための手引書を、マルチステークスホルダー参加型で作成しています。
ほからなぬISOが、CSRの規格を作るということそのものに、非常に大きな意味があります。1万3千を超える規格という実績、浸透性、世界中に広がるISOのネットワークは、SRを支持する大きな力になります。

この規格は、すべての組織を対象としていますが、やはり企業が多く利用するでしょう。とりわけ企業の99%を超える中小企業や発展途上国などの、これからCSRに取り組もうとする組織を対象として作られるべきと考えています。

ISO26000は、「この通りにすればよい」というガイダンスではなく、様々な組織が特色を生かして取り組むことができるヒントとして、イノベーションを妨げない使い方を供用していく必要があります。

是非、皆さんも関心を持っていただきたいと思います。

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他の開催地については、こちらをご覧ください。
地域CSRセミナー 福岡県 [2007年08月31日(Fri)]
  市民が選ぶCSR大賞!CANPAN第1回CSRプラス大賞 連動企画


CANPAN CSRプラス 』でも地域に貢献している地元中小企業を応援します!
この度、全国6か所の支援センターにより開催される、CSRセミナーをご紹介します。
皆さま、ぜひご参加ください!


【北海道】

2007年

8月 20日 月曜日 札幌市 札幌市ボランティア研修センター 終了
【愛知県】

2007年

8月 28日 火曜日 名古屋市 東桜会館 終了
【宮城県】

2007年

8月 30日 木曜日 仙台市 仙台市市民活動サポートセンター 終了
【新潟県】

2007年

9月   3日 月曜日 新潟市 コープシティ花園 終了
【奈良県】

2007年

9月   6日 木曜日 奈良市 奈良市男女共同参画センターあすなら 終了
【福岡県】

2007年

9月  13日 木曜日 福岡市 ふくおかNPOセンター 終了
 


 
 地域CSRセミナー   〜福岡県〜



近年、企業への信頼を揺るがす不祥事が相次ぐ中、
環境・福祉・人権等といった多角的な視点から、
企業自らが、CSR(Corporate Social Responsibility/企業の社会的責任)
を模索する動きが出てきています。
また、これまで専ら大手企業が主導的に担ってきたCSRも近年では、
地方の主要都市に本社を置く企業の関心対象になりつつあるところです。
他方、 2009年には、ISO26000(組織の社会的責任ガイドライン)
が発効される予定ともなっています。
このセミナーでは、企業も地域も元気にするCSRのあり方を、
NPOとの連携等も踏まえながら展望します。
地域に根ざした企業や団体は、地域社会で求められる責任に、どう取り組むべきか?
現状と今後の方向性について、ともに考えましょう。

【日時】
    2007年 9月13日日 (木) 13:30〜16:30 【開場:13時】

【場所】
    「福岡市人権啓発センター(ココロンセンター)」 
    (福岡市博多区下川端 博多リバレイン オフィス棟 10F) 

【対象】
    企業のCSR活動に関心のある方
    (企業関係者、NPO関係者、行政関係者、一般市民など)

【プログラム】
     基調講演
        講師:黒田 かをり さん/CSOネットワーク 共同事業責任者
         ・これからの企業経営とCSRについて
         ・ISO26000の導入がNPO運営に与える影響について

     地元企業の取り組み事例発表タイム

     パネルディスカッション

【主催】
    特定非営利活動法人 ふくおかNPOセンター

【協力】
    日本財団(公益コミュニティーサイトCANPAN)
    ダイバーシティ研究所

【お申し込み/お問い合わせ先】
      特定非営利活動法人 ふくおかNPOセンター
      〒810-0001 福岡市中央区天神5-5-8-3C
      Tel: 092-751-6042
      Fax: 092-751-6043
      E-mail:info@npo-an.com [ 担当:古賀、吉富 ]

地域CSRセミナー 奈良県 [2007年08月28日(Tue)]
  市民が選ぶCSR大賞!CANPAN第1回CSRプラス大賞 連動企画


CANPAN CSRプラス 』でも地域に貢献している地元中小企業を応援します!
この度、全国6か所の支援センターにより開催される、CSRセミナーをご紹介します。
皆さま、ぜひご参加ください!


【北海道】

2007年

8月 20日 月曜日 札幌市 札幌市ボランティア研修センター 終了
【愛知県】

2007年

8月 28日 火曜日 名古屋市 東桜会館 終了
【宮城県】

2007年

8月 30日 木曜日 仙台市 仙台市市民活動サポートセンター 終了
【新潟県】

2007年

9月   3日 月曜日 新潟市 コープシティ花園 終了
【奈良県】

2007年

9月   6日 木曜日 奈良市 奈良市男女共同参画センターあすなら 終了
【福岡県】

2007年

9月  13日 木曜日 福岡市 人権啓発センター(ココロンセンター)
 


 
 地域CSRセミナー   〜奈良県〜



近年、コンプライアンスや情報開示、地域への貢献など企業のCSR(社会的責任)を求める世論は
年々高まりつつあります。しかしマスコミ等で伝えられるのは大手企業中心のものが多く、
地元企業が取り組むCSRはあまり取り上げられる機会がありません。
本事業では地域密着型の地元企業こそが、これからのCSRの主役であると考え、
奈良における先進事例を紹介し、共有することで県内企業のより積極的な取り組みを
働きかけたいと思います。また、社会貢献のパートナーとしてNPO団体にも広く参画を求め、
奈良のCSRネットワークの形成を目指します。

【日時】
    2007年 9月6日 (木) 13:30〜16:30

【場所】
    奈良市男女共同参画センターあすなら (JR奈良駅西口すぐ ホテル日航奈良2F)

      奈良市三条本町8番1号
      TEL:0742-34-1525
      
【参加費】
    500円 (資料代)

【内容】
   第1部 基調講演
     これからの企業経営とCSRについて
     ISO26000の導入がNPO運営に与える影響について

   第2部 地域の企業向けセミナー
     地域の企業のCSR取組み事例発表
     パネルディスカッション
     CSR情報発信の提案(CANPAN CSRプラス)

【主催】
    NPO法人奈良NPOセンター

【協力】
    日本財団(公益コミュニティーサイトCANPAN)
    ダイバーシティ研究所

【お申し込み/お問い合わせ先】
      NPO法人奈良NPOセンター

      〒630-8317奈良市井上町11番地 ならまち振興館内
      TEL:0742−20−5027(火〜土曜)
      FAX:0742−20−5028
      E-mail:info@naranpo.jp
      担当:仲川元・梅屋

地域CSRセミナー開催報告(北海道) [2007年08月24日(Fri)]
8月20日(月)に「地域のCSRセミナー(北海道)」が、札幌市ボランティア研修センターにおいて開催されました。

 第1部 企業向けCSRセミナー

企業向けCSRセミナーでは、「CSRの動向と地域企業に求められるもの」と題した基調講演と地域企業のCSRの取り組み事例発表3社、CANPAN CSRプラスの紹介がありました。

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基調講演:「次のステージに進むためのCSR」
ダイバーシティ研究所 代表 田村太郎氏


2006年度からCANPAN CSRプラスで公開されている東証一部上場企業のCSR報告書情報開示度調査の結果ら「地球にやさしいが、従業員・社会面の遅れがある」という傾向(詳細レポートはこちらから)が見られます。

最も情報が多く開示されているのは環境マネジメントシステムに関する情報で、内容も詳細に伝えられています。

しかし、例えばセクシャルハラスメントの防止に関する情報や女性管理職割合に関する情報は、簡単にしか伝えられておらず、公開されている情報の密度に差があります。

これからの日本企業には、従業員配慮や社会課題への取組みなど、情報開示の浅い分野への取り組み改善が日本企業に求められます。

一方で、大企業のCSRが進むと取引先へのCSR監査を求める大手メーカーが増えることが予想され、またISO26000は企業や自治体、労働組合、NPOなどにも社会的責任が問われる時代が来ることを鑑みると、中小企業が次のステージに進むためにはCSRへの取組みが大きなポイントとなってきます。

中小企業が専門部署を置いて、CSRを推進すると言うことは、あまり現実的でなく、地域の行政機関やNPO/NGOと連携して地域ぐるみ、業界ぐるみでCSRを推進し「地域全体で見ればCSRを推進できている」という状態が現実的ではないでしょうか。

基調講演の後半では、ISO26000の概要に触れました。ISO26000については、第3部の報告をご覧ください。

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企業の事例発表では次のような3つの事例発表がありました。

事例発表の詳細は、9月14日(金)から始まる『第1回 CSRプラス大賞』投票画面から見ることができます。もうしばらくお待ちください。

株式会社 アレフ  
http://www.aleph-inc.co.jp/

恵庭エコプロジェクトエコチームリーダー 佐々木隆浩氏
事業活動や家庭で発生する食用油の廃油を再燃量化に学校や行政・NPOとともに取り組んでいます。


株式会社 富士メガネ  
http://www.fujimegane.co.jp/

社長室秘書課マネージャー 鈴木裕子氏
海外の難民を保護する活動を、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のコーポレートパートナーとして24年間続けています。


道栄紙業株式会社  
http://www.corelex.co.jp/dohei/

環境管理室 堀川晴代氏
地域とともに「ごみ減量」に取り組み、地域に愛されるトイレットペーパーを送り出しています。


事例発表企業は、『第1回 CSRプラス大賞』(投票期間9月14日〜9月30日、11月9日大賞発表)にエントリーします。エントリー企業は、9月14日(金)に発表されます。
みなさまの『第1回 CSRプラス大賞』へのご参加をお待ちしております。



 第2部 交流会

約1時間の参加者同士の交流会では、名刺交換や参加者間での活発な意見交換が行われました。企業セミナーの参加者、NPO/NGOセミナーへの参加者、新たな出会いや発見がありました。



 第3部 NPO/NGOセミナー

2009年11月発効予定のISO26000についての説明と、地域のNPOの取り組み事例発表2団体がありました。

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基調講演:「NPOと企業とのコミュニケーションで進めるCSR」
ダイバーシティ研究所 代表 田村太郎氏


2009年11月にISO26000が発効される予定ですが、企業とNPOとが一緒にISO26000について勉強をする機会は、あまりもたれていません。

2007年11月には、おおよその内容・文言が確定されます。日本の企業はISO14001などに見られるようにISOに高い関心を寄せていますが、NPOの関心はそれほど高いものではありません。

けれども、NPOの活動内容は、ISO26000の中心的課題(環境、人権、労働慣行、組織統治、消費者課題、公正な商習慣、コミュニティの参画・社会開発)のいずれかにかかわりが深いものではないでしょうか。

残念ながら国際会議に参加している各国のうち、日本だけがNPO/NGOからのエキスパートを送り込めていないのが現状です。

ISO26000時代には、経済活動の中で「どこの地域に発注すれば安全か?」という視点が入ってくるでしょう。

もし、ある地域の1つの企業がきまりを守っていないことがわかった場合、「あの地域から仕入れるのは危険だからやめておこう。」ということになりかねません。

つまり、「安全に取引が出来る信頼できる地域はどこか?」という地域間競争を生むことになります。地域全体がルールを守っていないと、その地域の経済が落ち込んでしまうことになります。

「社会的責任を全うできる地域を、どうやって作っていくのか?」という検討課題を、地域の企業とNPOがISO26000を一つの共通の道具として活用し、一緒に考えていくことが大切です。

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NPO法人 シーズネットの取り組み
シーズネット事務局長 吉田茂郎氏


平均会員年齢78歳、高齢者の仲間作りとシニアの生きがい作りを目指しているNPO法人シーズネットは、北海道経営者協会、北海道社会福祉協議会との協働で、勤労者マルチライフ支援事業に2007年3月まで取り組んできました。

事業の中で、「地域共生プロデューサー養成研修会」を、北海道、栃木、岩手で実施し、多くの企業やNPOが参加しました。

企業の担当者が、NPOを訪問するというフィールドワークを組み入れるなど、企業とNPOがともにCSRを学ぶはじめての研修会となりました。

この事業は3月で終了をしていますが、今後も企業とNPOとがともに活動する“種”が必要ということで「地域共生種の会」を発足しています。

NPO法人 シーズネットのホームページはこちら
→ http://www.seedsnet.gr.jp

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NPO法人 サッポロソウルの取り組み 
サッポロソウル代表理事 横井朋幸氏


代表理事の横井朋幸氏は、大学4年生のときに有限会社キューベットを設立し、2006年には、有限会社からNPO法人シーズネットに組織変更をし、若者の起業支援を続けてきました。

インターンシップ制度では、起業を目指す若者が3ヶ月から半年の間で、社員同様の深いコミットメントの起業へのインターンシップを行い、仕事だけではなく企業家精神を学ぶことが出来ます。

これまでに40社100人のマッチングを行ってきました。
北海道を変えよう!という若者への支援は、インターンシップを受入れる企業側にとっても刺激となって、地域全体を元気づけています。

NPO法人 サッポロソウルのホームページはこちら 
→ http://www.sapporosoul.jp/

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他の開催地については、こちらをご覧ください。
地域CSRセミナー 新潟県 [2007年08月14日(Tue)]
  市民が選ぶCSR大賞!CANPAN第1回CSRプラス大賞 連動企画


CANPAN CSRプラス 』でも地域に貢献している地元中小企業を応援します!
この度、全国6か所の支援センターにより開催される、CSRセミナーをご紹介します。
皆さま、ぜひご参加ください!


【北海道】

2007年

8月 20日 月曜日 札幌市 札幌市ボランティア研修センター 終了
【愛知県】

2007年

8月 28日 火曜日 名古屋市 東桜会館 終了
【宮城県】

2007年

8月 30日 木曜日 仙台市 仙台市市民活動サポートセンター 終了
【新潟県】

2007年

9月   3日 月曜日 新潟市 コープシティ花園 終了
【奈良県】

2007年

9月   6日 木曜日 奈良市 奈良市男女共同参画センターあすなら 終了
【福岡県】

2007年

9月  13日 木曜日 福岡市 人権啓発センター(ココロンセンター)
 


 
 地域CSRセミナー   〜新潟県〜



CSR活動にはそれぞれの組織にあった進め方があります。
環境、人権、安全、地域づくりなど多様な分野があり、
取り組み方も十社十様です。そして今日、CSRの取り組みは
大手企業や担当部署にとどまらず、あらゆる事業活動の現場に
及んでいます。
2009年にあらゆる組織の社会責任に関するガイドライン
「ISO26000」の発効が予定され、今後は企業だけでなく、
NPOや学校、労組や生協などあらゆる組織への地域の一員として
社会への責任が問われるようになります。CSRの基本から、
新潟県内企業の事例紹介、最新ISO26000の動向まで、
CSRの現場に数多く立ち会ってきた講師がわかりやすくお伝えします。

【日時】
    2007年 9月3日 (月) 14:00〜20:00

【場所】
    コープシティ花園 4階

      新潟市花園1丁目2-2
      TEL:025−248-7511
               ・JRをご利用の方:新潟駅万代口を出てすぐ右手ビルです。
       ・自家用車でお越しの方:新潟駅前万代口に有料駐車場がございます。

【定員】
    100名 (申し込み先着順)

【参加費】
    セミナー 3,000円
      ※企業向けセミナー・NPO向けセミナーのみの参加でも同一料金です。
       新潟NPO協会、新潟県経営者協会、新潟県中小企業家同友会会員、
       にいがたCボラねっと登録企業は参加費1,000円


    交流会費 1,500円

【内容】
   [企業向けCSRセミナー ]
      CSRの知識や事例を学ぶことで、CSRへの認識がひろがります。

   基調講演 講師:ダイバーシティ研究所 代表 田村太郎
          「CSRの全国的な傾向と地方企業の役割」
   CANPAN CSRプラス・にいがたCボラネットの説明
   地域の企業3社の事例発表
   パネルディスカッション
       「CSRを通して地域と企業が元気になるために」

   [交流会]
      参加者同士の交流会です。ちょっとしたゲームと軽食を用意しています。

   [NPO向けCSRセミナー]
      NPOと企業の協働の視点をさぐり、CSRの基本を学びます。

   レクチャー1「CSRってなに?」
      講師:ダイバーシティ研究所 代表 田村太郎
   ワークショップ「CSR報告書からNPOと企業の接点を考える」
   レクチャー2「NPOのSRとは?ISO26000発効に向けての動向」
      講師:国際協力NGOセンター(JANIC)事務局長  ISO26000エキスパート 下澤 嶽

【講師紹介】
 田村太郎氏(ダイバーシティ研究所 代表)

 兵庫県伊丹市生まれ。阪神大震災直後に外国人被災者へ情報を提供する
 「外国人地震情報センター」の設立に参加。1997 年4 月から2004 年3 月
 まで(特活)多文化共生センター代表として同センターの成長に居合わせた。
 2004 年4 月からIIHOE 研究主幹として、NPO のマネジメントサポートや自治体
 との協働にテーマを移し、非営利民間の立場から地域社会を変革するしくみ
 づくりに取り組む。また、2007 年1 月からダイバーシティ研究所代表として、
 CSRにおけるダイバーシティ戦略にも携わっている。


 下澤嶽氏(国際協力NGOセンター
 (JANIC)事務局長・ISO/SR国内委員)


 大学卒業後、英国のCSV(Community Service Volunteers)の1年間
 ボランティアに参加。帰国後、日本青年奉仕協会、世田谷ボランティア協会を
 経て、1988年には(特活)シャプラニール=市民による海外協力の会の駐在
 としてバングラデシュへ。帰国後、1998年に同会事務局長。2002年7月に
 退職し、2006年7月より(特活)国際協力NGOセンター事務局長。平和構築
 NGOジュマ・ネット代表。ISO/SR国内委員。


【主催】
    新潟NPO協会

【後援】
    新潟県経営者協会
    新潟県中小企業家同友会

【お申し込み/お問い合わせ先】
    添付の(PDFファイル)申込用紙を参照の上、ファックスもしくはEメールにて、
    件名「CSRセミナー参加希望」とし、お申し込みください。

    NPO法人新潟NPO協会 
     新潟市上所2-2-2 新潟ユニゾンプラザ1F
     TEL 025-280-8750 E-mail:info@nan-web.org(担当:本間)
     FAX 025-281-0014

(最終参加申込〆切 8月31日(金))

PDF:1,02 MB
地域CSRセミナー 宮城県(8月30日 木曜日) [2007年08月10日(Fri)]
  市民が選ぶCSR大賞!CANPAN第1回CSRプラス大賞 連動企画


CANPAN CSRプラス 』でも地域に貢献している地元中小企業を応援します!
この度、全国6か所の支援センターにより開催される、CSRセミナーをご紹介します。
皆さま、ぜひご参加ください!


【北海道】

2007年

8月 20日 月曜日 札幌市 札幌市ボランティア研修センター 終了
【愛知県】

2007年

8月 28日 火曜日 名古屋市 東桜会館 終了
【宮城県】

2007年

8月 30日 木曜日 仙台市 仙台市市民活動サポートセンター 終了
【新潟県】

2007年

9月   3日 月曜日 新潟市 コープシティ花園 終了
【奈良県】

2007年

9月   6日 木曜日 奈良市 奈良市男女共同参画センター 終了
【福岡県】

2007年

9月  13日 木曜日 福岡市 人権啓発センター(ココロンセンター)
 
 
 地域CSRセミナー   〜宮城県〜




*********************************************

■□ 企業向けセミナー 8月30日 (木) 13:30〜16:30□■

■□ NPO向けセミナー 8月30日 (木) 19:00〜21:00□■

*********************************************
 

■□企業向け□■

〜あなたの会社が地域に支持される企業になるために〜

新聞やテレビで企業不祥事の報道が相次ぐ今、社会的には大問題な事が、
企業内では「問題なし」と見過ごされ、企業イメージが大きく損なわれる結果に
なっています。 社会の視点を見失わないために必要なヒント、それがCSRです。
これからの時代の空気を読む最先端をめざす企業のヒントがここにあります。

【日時】
    2007年 8月30日 (木) 13:30〜16:30

【場所】
    仙台市市民活動サポートセンター6階 セミナーホール

    〒980-0811
    仙台市青葉区一番町四丁目1-3

    TEL 022-212-3010 FAX 022-268-4042

       地下鉄広瀬通駅 西5番出口すぐ
       市営バス「商工会議所前」徒歩3分

【参加費】
    1,000円  ※当日会場にてお支払い下さい

【内容】
    (1) CSR情報発信の提案(CANPAN CSRプラス)
    (2) 地域の企業のCSR取組み事例発表(県内地元企業3社予定)
    (3) パネルディスカッション

【主催】
    特定非営利活動法人 せんだい・みやぎNPOセンター

【共催】
    ハリウコミュニケーションズ株式会社

【協力】
    日本財団公益コミュニティサイトCANPAN
    サポート資源提供システム運営委員会
    ダイバーシティ研究所(DECO)

【お申し込み/お問い合わせ先】
    特定非営利活動法人 せんだい・みやぎNPOセンター
                   担当:紅邑(べにむら)

    〒980-0804 仙台市青葉区大町2−6−27 岡元ビル4F
    電話:022-264-1281 FAX:022-264-1209
    e-mail:minmin@minmin.org

(最終参加申込〆切 8月25日(土))

PDF:668 KB


*********************************************



  ■□NPO向け□■

〜NPOにとって他人事じゃないCSR〜

大手企業では最近、CSR報告書というものを作成しているところが増えつつあります。
皆さんは、「CSR」ってご存知ですか? 実は、この取組みはNPOがその専門性を生かして
新たな企業とパートナーシップを組むチャンスを生み出すものなのです。

そこで、せんだい・みやぎNPOセンターでは、この仕組みを生かす意味とコツをNPOの
皆さんにお伝えするためのセミナーを開催します。
このセミナーでは、次年度に向けての新しい事業展開のヒントがあるかもしれません。
団体の活動をもっと活性化したいとお考えのNPO関係者は、必見です。

【日時】
    2007年 8月30日 (木) 19:00〜21:00

【場所】
    仙台市市民活動サポートセンター6階 セミナーホール

    〒980-0811
    仙台市青葉区一番町四丁目1-3

    TEL 022-212-3010 FAX 022-268-4042

       地下鉄広瀬通駅 西5番出口すぐ
       市営バス「商工会議所前」徒歩3分

【参加費】
    無料

【内容】
     (1) ISO26000説明会 ダイバーシティ研究所代表 田村太郎氏
     (2) 地域のNPOによるディスカッション

【主催】
    特定非営利活動法人 せんだい・みやぎNPOセンター

【共催】
    ハリウコミュニケーションズ株式会社

【協力】
    日本財団公益コミュニティサイトCANPAN
    サポート資源提供システム運営委員会
    ダイバーシティ研究所(DECO)

【お申し込み/お問い合わせ先】
    特定非営利活動法人 せんだい・みやぎNPOセンター
                   担当:紅邑(べにむら)

    〒980-0804 仙台市青葉区大町2−6−27 岡元ビル4F
    電話:022-264-1281 FAX:022-264-1209
    e-mail:minmin@minmin.org

(最終参加申込〆切 8月25日(土))

PDF:623 KB
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