知識ポータル戦略
[2008年03月10日(Mon)]
いろいろ反応いただき、少し調子に乗ってきました。
今日は別の視点で、私が実践しているブログに対する考えかたを書きます
それは「知識ポータル戦略」というものです
「あのサイト(ブログ)に行けば、そのテーマに関連するすべての知識が整理されて集まっている」
「その専門知識の世界に入りたいなら、まず最初に、その世界の見取り図と概観を提供してくれる、あのポータルサイト(玄関サイト)に行くべきだ」との評価を得ることを優先する戦略」
です
ブログをされている方はいろいろな考え方があると思いますので、一つの意見として聞いていただければと思います
NPO会計道というブログを始めて、一番最初に書いた記事は「NPO会計と企業会計」というテーマ。
NPOの会計と企業の会計はどう違うのか、ということを書きました
しかし、これはあまり評判がよくなかったです(というほど意見をいただいていませんが)
というのも、NPOの会計のあるべき姿について意見を述べるには私はまだ力不足であったので、知識のある人にとってはあんまりたいした内容ではなく、逆に知識のない人にとっては難しすぎるという中途半端なものだったからだと思っています
そこで、途中から方針を変えました
新しい方針は、「NPOの会計担当者の役に立つものに徹しよう」というものでした。
たまたま、「プロフェッショナル進化論」(田坂広志著)という本を読んでいたら、次のような箇所がありました
「大半のブログは、「多くの人が読んでくれたこと」よりも「自分のメッセージを発信したこと」や「知人に読んでもらったこと」に意義を見だすものである。
しかし、「個人シンクタンク」のパーソナルメディアの戦略(この本の主張は、ウエブ革命の時代、プロフェッショナルになるには、個人個人がシンクタンクになることを目指すべきだという内容です)では、「自分の意見や主張を載せる」ことから始めることが、かならずしもベストではない。
むしろ、「読者の役に立つ情報や知識を整理して載せる」ことから始めることが最善策になることが多い」
私のブログが想定している一番のターゲットは、NPOの会計担当者です。
NPOの会計担当者には、会計がやりたくってNPOに入ったのではなく、NPOの活動がしたくて参加しているが、たまたま何らかの機会で会計の担当者になってしまったという方が非常に多いです。
そのような方が、経験もなく、知識もない中で試行錯誤しながら会計をしたり、税務署と対処したりしている例がたくさんあります。
そういう方にとって、役に立つようなものにしよう、そこに徹しよう、と思ったわけです。
そう考えると、いろいろな知恵も湧いてくるわけです。
私のブログの特色のひとつである「目次一覧」も、その発想から来ています
「それはホームページの役割だ」という考えもあるかもしれませんが、日々活動している中で、いろいろな具体例にあたりながら、「こんな情報も役に立つだろう」というものを考えながら更新していく、というのはブログにしかできないのではないかと思います。
これを、プロフェッショナル進化論では「知識ポータルの戦略」と言っています。
私がNPOの会計に携わっている理由の一つには、自分が今までの人生では考えもしなかったようなニーズを見つけ出し、それを活動にしているNPOと出会うことの楽しさです。
そのようなニーズの背後には困っている人がたくさんいるのだと思います。
ブログを自分たちの活動の紹介や自分たちの考えかたを述べることも大切ですが、自分たちのNPOが「こういう人たちの役に立ちたい」と思っている人たちにどのようにして役に立てるのか、ということを中心にブログを組み立てていくこともありかな、と思っています
今日は別の視点で、私が実践しているブログに対する考えかたを書きます
それは「知識ポータル戦略」というものです
「あのサイト(ブログ)に行けば、そのテーマに関連するすべての知識が整理されて集まっている」
「その専門知識の世界に入りたいなら、まず最初に、その世界の見取り図と概観を提供してくれる、あのポータルサイト(玄関サイト)に行くべきだ」との評価を得ることを優先する戦略」
です
ブログをされている方はいろいろな考え方があると思いますので、一つの意見として聞いていただければと思います
NPO会計道というブログを始めて、一番最初に書いた記事は「NPO会計と企業会計」というテーマ。
NPOの会計と企業の会計はどう違うのか、ということを書きました
しかし、これはあまり評判がよくなかったです(というほど意見をいただいていませんが)
というのも、NPOの会計のあるべき姿について意見を述べるには私はまだ力不足であったので、知識のある人にとってはあんまりたいした内容ではなく、逆に知識のない人にとっては難しすぎるという中途半端なものだったからだと思っています
そこで、途中から方針を変えました
新しい方針は、「NPOの会計担当者の役に立つものに徹しよう」というものでした。
たまたま、「プロフェッショナル進化論」(田坂広志著)という本を読んでいたら、次のような箇所がありました
「大半のブログは、「多くの人が読んでくれたこと」よりも「自分のメッセージを発信したこと」や「知人に読んでもらったこと」に意義を見だすものである。
しかし、「個人シンクタンク」のパーソナルメディアの戦略(この本の主張は、ウエブ革命の時代、プロフェッショナルになるには、個人個人がシンクタンクになることを目指すべきだという内容です)では、「自分の意見や主張を載せる」ことから始めることが、かならずしもベストではない。
むしろ、「読者の役に立つ情報や知識を整理して載せる」ことから始めることが最善策になることが多い」
私のブログが想定している一番のターゲットは、NPOの会計担当者です。
NPOの会計担当者には、会計がやりたくってNPOに入ったのではなく、NPOの活動がしたくて参加しているが、たまたま何らかの機会で会計の担当者になってしまったという方が非常に多いです。
そのような方が、経験もなく、知識もない中で試行錯誤しながら会計をしたり、税務署と対処したりしている例がたくさんあります。
そういう方にとって、役に立つようなものにしよう、そこに徹しよう、と思ったわけです。
そう考えると、いろいろな知恵も湧いてくるわけです。
私のブログの特色のひとつである「目次一覧」も、その発想から来ています
「それはホームページの役割だ」という考えもあるかもしれませんが、日々活動している中で、いろいろな具体例にあたりながら、「こんな情報も役に立つだろう」というものを考えながら更新していく、というのはブログにしかできないのではないかと思います。
これを、プロフェッショナル進化論では「知識ポータルの戦略」と言っています。
私がNPOの会計に携わっている理由の一つには、自分が今までの人生では考えもしなかったようなニーズを見つけ出し、それを活動にしているNPOと出会うことの楽しさです。
そのようなニーズの背後には困っている人がたくさんいるのだと思います。
ブログを自分たちの活動の紹介や自分たちの考えかたを述べることも大切ですが、自分たちのNPOが「こういう人たちの役に立ちたい」と思っている人たちにどのようにして役に立てるのか、ということを中心にブログを組み立てていくこともありかな、と思っています