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特定非営利活動法人 地域の未来・志援センターさんの画像

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岐阜にて助成金セミナーを開催しました [2011年10月05日(Wed)]

「“新しい公共”時代のNPO資金調達セミナー」を開催しました。

2005年の団体の設立時からNPOの活動に対して社会から資源・資金が提供される社会づくりを目指して毎年実施しております助成金セミナーは、昨年までの流れを変え、今年は”新しい公共”、”NPO資金調達”をテーマに行いました。

今までは助成制度の種類と内容をNPOに紹介し、数多くある助成制度にも制度によってそれぞれの個性、特性があるということを知っていただいて、それぞれの団体の活動に適した助成制度を選んで申請、活用していただこうという狙いで進めてきておりました。

”新しい公共”時代を迎え、NPOの資金調達の選択肢も増えていく傾向にあるなかで、今年の助成金セミナーは助成制度の紹介だけに留まらず、NPOの資金調達について”あるべき論”まで掘り下げて、そこから団体の運営にかかる経費の種類によって調達先が異なることを確認し、NPOに対して資金を提供するそれぞれの組織(助成団体、銀行、基金)から活動のねらいと内容を紹介していただき、そして資金を提供する立場の目線についてお話をいただいて、自身の団体の運営に適した資金調達について考えるきっかけになることを狙って、以下の内容で行いました。

セミナーの内容は盛りだくさんで、参加者の多くから、もっと話が聞きたかった、時間が足りなかったという感想をいただき、個別のテーマでセミナーを行ってもらいたいというリクエストもあって、参加者、主催者にとって充実した時間が過ごせたのではないかと思います。

たくさんのご参加、ご協力、本当にありがとうございました。


開催名称:”新しい公共”時代のNPO資金調達セミナー

開催日時 : 2011年9月10日(土)13:00-16:15pm

開催場所 : ふれあい福寿会館(県民ふれあい会館)【岐阜県岐阜市薮田南5丁目14-53】

参加者数 : 44名(定員50名)

主催/後援:
主催:NPO法人ぎふNPOセンター/一般財団法人セブン-イレブン記念財団/
    NPO法人地域の未来・志援センター
後援:岐阜県/岐阜市

開催内容 :
・開催挨拶 駒宮博男(NPO法人地域の未来・志援センター 副理事長、
                               NPO法人ぎふNPOセンター 理事長)
        井下龍司(一般財団法人セブン-イレブン記念財団 事務局長)

・セミナー(1)”新しい公共”におけるNPOの資金調達のあり方 
        駒宮博男(NPO法人ぎふNPOセンター 理事長)

・セミナー(2)セブン-イレブン記念財団レジ横募金による市民活動支援の取り組み、
                                         これまでとこれから
        井下龍司(一般財団法人セブン-イレブン記念財団 事務局長)

・セミナー(3)セブン-イレブン記念財団公募助成のご案内
        野崎佳子(一般財団法人セブン-イレブン記念財団)

・セミナー(4)”新しい公共”におけるNPO資金調達方法紹介
        @NPOへの地域金融機関の取組み
         鈴木英一(岐阜信用金庫 法人営業グループ)
        A最先端を行く!地域住民によって作られた市民ファンド
         戸田幸典(公益財団法人京都地域創造基金専務理事・事務局長)

・パネル討論『”新しい公共”における地域の資金循環とは』
       パネリスト:鈴木英一(岐阜信用金庫 法人営業グループ)
              戸田幸典(公益財団法人京都地域創造基金専務理事・事務局長)
              井下龍司(一般財団法人セブン-イレブン記念財団 事務局長)
       コーディネーター:駒宮博男(NPO法人地域の未来・志援センター 副理事長、
                               NPO法人ぎふNPOセンター 理事長)

・閉会挨拶 駒宮博男(NPO法人地域の未来・志援センター 副理事長、
                               NPO法人ぎふNPOセンター 理事長)

開催風景 :
1.会場全景


2.NPOの資金調達のあり方 駒宮氏


岐阜には平成17年度より平成22年度までの6年間、「公益信託ぎふNPOはつらつファンド」というNPO向けに助成を行っていたファンドがあったが年々、財政が逼迫し、消滅。それ以前は公益信託ぎふNPO基金という制度があった。この2つの制度を振り返り、NPOへのアンケートを元に、NPOの資金源についての考え方や、その使い方、資金調達に必要な支援の形を紹介いただきました。


3.セブン-イレブン記念財団の取り組み 井下氏


現在のセブン-イレブンのコンビ二は約1万3店舗あり、募金箱は約3万個置いてある。(1999年からレジごとに募金箱を置くようになった。設置開始は1994年〜)年間約3億の寄附があり、環境の市民活動に使われている。最近では災害支援を目的として期間限定の募金も行っており、東日本の震災では37億円が集まり、集まったお金は直接被災地に届けに行ったなど、18年も前から行われている、市民が市民を支える仕組みを紹介いただきました。


4.セブン-イレブン記念財団公募説明 野崎氏


2012年度の公募助成の内容、申請上の注意点などについて、ご説明をいただきました。


5.NPOへの地域金融機関の取組み 鈴木氏


NPOに対して融資をする銀行の立場から、NPOに対しての見方、融資の事例、NPO活動に関する調査研究の結果をご紹介いただいて、NPO向けの商品(ぎふしんNPO法人支援ローン)や融資するときの判断のポイントなどを、説明していただきました。事業の内容、事業計画などをどのようにわかりやすく相手に伝えるかということは助成制度への申請と共通するものがあるが、団体のキャッシュフローを明確に伝える必要がある点は助成制度とは異なり、この点はNPOが比較的弱いといわれている部分だということを改めて確認できました。


6.地域住民によって作られた市民ファンド 戸田氏


NPOへの寄付が広がらない、社会システムの再構築の必要性を感じ、2009年に300人以上の方々からの寄付によって「市民立」の公益財団として設立された、公益財団法人京都地域創造基金の特徴、事業の内容、課題などを紹介いただき、このように地域での資金循環の仕組みを模索している他地域の活動なども紹介をいただきました。


7.パネル討論


前段のセミナー内で話足りなかったことや、会場から受け付けた質疑に対して、パネリストから回答いただきました。後半は日本の税制、お金が国から地方に回ってくる今の流れ方についてにも発言があり、民が民を支えるお金の循環について考える、とても良い機会になりました。


8.質疑応答