【三井物産株式会社】過去の助成団体一覧(2005年〜) [2009年11月18日(Wed)]
助成金セミナーで登壇頂いた、三井物産株式会社の「三井物産環境基金・活動助成」過去の助成先を紹介します。
(参加者のアンケートでリクエストがありましたので。。) [東海3県(愛知・岐阜・三重)を抜粋](更新:2011年1月21日) 【2010年】 団体名(活動地域)『案件名』「案件概要」[助成期間]〔助成金額〕 @NPO法人中部リサイクル運動市民の会(愛知県) 『名古屋市内における「不用品リユース&チャリティ」の仕組みづくり事業』 「名古屋市では99年の「ごみ非常事態宣言」以降、行政・事業者・市民の協働による様々なリサイクル施策が実施され、大幅なゴミ減量に成功したが、ゴミと資源の総量はほぼ横ばいであり、次の一歩として、ゴミの発生抑制に向けたリユースの仕組みの構築が課題である。本活動では、家庭から出る不用品を名古屋市内46ヶ所の「リユースステーション」で寄付物品として受け付け、それらを「リユースショップ」において販売し、その収益を地域の環境保全活動などに還元する「不用品リユース&チャリティ」の仕組みを構築する。これにより、まだ使えるものは地域で循環させた後でリサイクルする、リユース中心の地域循環型社会を実現させる。」 [3年] 〔7,000(千円)〕 ANPO法人パートナーシップ・サポートセンター(PSC) (愛知県/中部支社推薦) 『NPOと企業の協働による環境保全等の事業調査と啓発』 「ボランティアが支える環境保全活動は各地で活況を呈しているが、その継続性についてはまだ課題がある。資金的な裏づけを得て推進できるNPOと企業の協働は、継続性・発展性の点で優位であるため、本活動では、全国のNPO支援センターと大学とのネットワークにより協働事例を調査しレポート集として刊行する。調査には、当団体主催のNPOと企業の協働を顕彰する「パートナーシップ大賞」の審査過程で実施する調査の手法を活用する。事業立上げから成果や今後の展望までを対象にした事例集は、NPOや企業にとってのモデルとなり、協働を促し、効果的な環境保全の推進に貢献する。」 [1年] 〔1,000(千円)〕 【2009年第2回】 団体名(活動地域)『案件名』「案件概要」[助成期間]〔助成金額〕 @NPO法人森林の風(三重県) 『まちのきこり人育成講座と水源の森プログラムの実践』 「本活動は、当団体が森林組合から造林作業を請け負うことで培ってきた高い技術力を生かし、森林再生に携わる人材の育成と技術の伝承に取り組むもの。主に市部在住者を対象として「まちのきこり人材育成講座」を開催し、林分調査や地拵え・間伐・枝打ちなどの実習、チェンソー技術の指導などを通じて、森林施業の即戦力となる人材を育成する。これにより短期間で森林施業技術を理解、習得できるようになり、講座修了者を当団体の活動で戦力化することで、施業面積を拡大してゆく。」 [9ヶ月] 〔1,002(千円)〕 ANPO法人表浜ネットワーク(愛知県) 『海洋生物が砂浜と人をつなぐ!アカウミガメから砂浜の価値を学ぶ海岸保全活動』 「アカウミガメの産卵に適した砂浜は、防災、生物の生息域、漁場など様々な機能をも併せ持つが、砂浜を横切る県境や市境界ごとに海岸整備の方向性が異なり、ウミガメや他の生態系を翻弄する結果となっている。本活動は、これまでの調査結果に更なる調査を重ね、海岸法に定める「防護・利用・環境」が調和した砂浜のモデルケースを打ちたて、発信するもの。具体的には、@アカウミガメの繁殖状況比較による、産卵に適した砂浜環境の追求、A国内の海浜およびウミガメ産卵地の比較と相互評価のとりまとめ、B消波ブロックにより分断された砂浜の、在来海浜植物や堆砂垣等を用いた自然豊かな砂浜への再生、C生物多様性条約締約国会議における提言・発信。これらの成果の発表することで、生態系に配慮した海岸保全モデルの波及が期待できる。」 [2年] 〔6,370(千円)〕 【2008年第1回】 団体名(活動地域)『案件名』「案件概要」[助成期間]〔助成金額〕 @NPO法人表浜ネットワーク(愛知県) 『海岸構造物がアカウミガメの上陸・産卵に与える影響と対策の検討〜 タートルトラックを対象として〜』 「日本沿岸は絶滅危惧種であるアカウミガメの北太平洋域唯一の産卵場所であるが、大型台風や異常潮位により消波ブロックなどの砂浜の人工構造物が露出して、ウミガメの産卵の障害となっている。海洋生態系上位のアカウミガメの繁殖環境を保全することは、海洋生態系全体の保全につながる為、ウミガメが上陸する際に砂に残す移動跡、タートルトラックに着目して海岸構造物がウミガメに与える影響を調査し、行政等にその対策を提言する。具体的には愛知県の海岸約14kmを踏査し、タートルトラックの計測、周辺環境の記録、流出の危険のある産卵巣の移植、蓄積したタートルトラックの画像データ解析、調査結果の報告を行う。」 [1年] 〔2,063(千円)〕 【2007年第1回】 団体名(所在地)『案件名』「案件概要」[助成期間] @NPO法人ソムニード(岐阜県) 『ネパール・マカワンプール地域における地域住民参加型森林保全事業』 「ネパールでは急激な人口増に対応するため、水源涵養林を耕作地に転用して食料を増産している一方で、水の枯渇・土壌流出・洪水等の災害が多発。当NPOが2002年以来持続可能な農村開発プロジェクトを展開してきたマカワンプール地域で、地元民によって組織され、行政と共同で森林を利用・管理する「森林グループ」に、森林再生・保全に関する共有資源管理の技術を移転する。具体的には、技術指導員の養成や森林利用グループの組織化、水源涵養地への植林や砂防措置の実施、他地域への普及などを行う。」 [3年] 【2006年】 団体名(所在地)『案件名』「案件概要」[助成期間] @NPO法人表浜ネットワーク(愛知県) 『表浜海岸のアカウミガメと自然環境の保全』 「愛知県豊橋市・表浜海岸における絶滅危惧種・アカウミガメの保全活動。同海岸は日本有数のアカウミガメの産卵地だが、近年、砂浜の激減により消波ブロックがむき出しになり、アカウミガメの行く手を阻み、又、台風の影響もあり産卵率、孵化率が低下している。昨年、自治体が試験的に一部の消波ブロックを撤去したが、根本的な対策は講じられていない。本活動ではアカウミガメの産卵に関するデータを収集し、流失の可能性のある卵を安全な孵化場所に移動することで、孵化率の向上を図る。又、2年後に同海岸のラムサール条約への登録を目指す。」 [3年] 以上。 |