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広報・コミュニケーション力向上セミナー@盛岡 [2009年11月30日(Mon)]
ちょっと前ですが、11月21日(土)に雪の岩手・盛岡を訪問して、情報開示に関するセミナーの講師を行ってきました。

山田の今シーズン初雪ということでかなり寒かったですが、セミナーを受講していただいたNPO関係者の皆さんは熱心に話を聞いていただき、またグループワークに取り組んでいただき、山田もこの1週間で情報開示に関する話をするのが4回目ということで熱く話をしました(笑)。


NPO基礎力強化セミナー「広報・コミュニケーション力向上セミナー」
日時:2009年11月21日(土)13:30〜16:45
場所:いわて県民情報交流センター<アイーナ>会議室
対象:県内で活動するNPO、市民活動団体
主催:いわてNPOセンター
第1部「NPO・市民団体の情報開示、情報発信の必要性」
第2部「情報発信のコツとポイント、“ここがすごい!”と思う全国の事例


今回のセミナーは、いわてNPOセンターが、NPOの基礎力を強化するためにコミュニティビジネスや事務局業務など6種類のセミナーを各2回行うものです。
ということで、山田は「広報・コミュニケーション向上」の枠で、情報開示にお話しをさせていただきました。
当日は、約15名の方が参加されました。

内容は、第1部、第2部でともに山田が講師として話をしました。
第1部はいつも行う情報開示、第2部はワークショップ形式でそれぞれの団体の情報開示の内容や方法について情報共有を行いました。


第1部「NPO・市民団体の情報開示、情報発信の必要性」

外部に応援を求める団体と、自分たちのお金や力だけで出来る範囲で活動を行いたい団体の2種類の団体がある。これから話すのは、助成金や寄付、行政との協働など、外部の支援を求める団体に必要不可欠な情報開示について話をする。

日本のNPOに寄付がなかなか集まらない理由として、NPOが信用されていない、共感できる感動情報の発信が少ない、NPO活動に経費がかかるというのが知られていない、寄付したい人の気持ちにこたえられていないなどの理由があげられるが、いずれもしっかりした情報開示がなされていないのが原因である。

助成財団は自らの目的達成のためのパートナーとしてNPOを考えている。パートナー選びのためにNPOの情報開示を求めている。

NPOが具体的に情報開示をしようと考えた時に、自らどんな項目を情報開示すればよいか考えていくのでは時間と手間がかかりすぎる。IIHOEが130の助成プログラムの申請書を調査分析し、助成財団が知りたい申請団体情報の項目を抽出した調査結果がある。それを参考に情報開示の内容を考えたほうが効率的。CANPANの団体情報データベースの項目もその調査結果に準拠している。

CANPANでは、情報開示をより積極的に行っているかどうかがわかるように、☆の数(1〜5)で表示している。
情報開示度☆5の団体については、クレジット決済の機能などを提供している。
その他に、CANPANに団体情報を登録することによって、ブログやメルマガなどの情報発信を行うことができる。

CANPANでは、地域の中間支援組織と連携して、地域のNPOの情報開示を進めるのと同時に、情報開示したNPOの信用度を高めるために中間支援組織が情報内容を確認した印をつける(第三者認証)取り組みも行っている。岩手でも、いわてNPOセンターがCANPANとの連携先として一緒に取り組んでいく。

前の部署で審査の担当だった時、申請書が来て一番最初に行うのは、団体名でインターネット検索を行う。その情報で本当に存在している団体なのか、活動しているかなどをまず調べる。昔は、地域の支援センターや行政に「こういった団体はありますか?」と電話で問い合わせをしていたりしたが、今はネット上で存在しているかどうかなどを見る。団体がHPやブログを持っていなくても、行政のデータベースや新聞報道などで何かしらの情報が得られる。

一度、団体名で検索して、ネット上では自分たちの団体がどういう風に見られるのか確認してみたほうがよい。

情報開示の他に、寄付などを求める「応援依頼力」がこれから必要。

アメリカでは寄付を集めるのも一つの職業になっている。寄付を集めるにもいろいろなノウハウがあるのでそういったものを積極的に活用したほうがよい。





第2部「情報発信のコツとポイント、“ここがすごい!”と思う全国の事例

第2部では、4人一組のグループになって、グループワークを行ってもらいました。
グループワークの内容はこんな感じです。

個人ワーク:
はじめに、それぞれの団体でどんな情報発信をしているか、振り返りを行う。
誰に、どんな内容で、どんな方法で、情報発信しているかを紙に書いてもらう。
(約15分)

グループワーク:
グループ内で発表、情報共有を行う。
その後、意見交換。参考になった点や自分のところでも取り入れたいこと、もっと詳しく聞きたいことなど。
(約20分)

個人ワーク:
最初に書いた紙をもとに、その情報発信の目的はなんなのか、その目的を達成するためにふさわしい内容になっているかをセルフチェック。
また、一番力を入れたい情報発信の項目を一つ選び、今日の話やグループワークの情報共有をもとに改善案や強化案を考える。
(約20分)


皆さんのグループワークの話を聞きつつ、山田がまとめて話をさせていたただいたことは、以下の通り。

会報誌の記事をブログに載せてもいいし、ブログのお薦め記事を会報誌に載せるなどしてもよい。紙で見る人と、ブログで見る人は違うケースもあるので。

例えば、高齢者の支援を行っている団体が受益者向けに情報発信をすることを考えると印刷物で情報発信をしたほうがよい。でも、その高齢者に関して、家族がいて家族もNPOの活動に興味を持つことを考えると、ネットでの情報発信も必要。

団体の活動を知り尽くしているが、パソコンが苦手の代表。パソコンは得意だけど、団体の活動について外部に表現するのが難しい、経験の浅い若手スタッフ。代表が手書きで原稿をかいて、若手スタッフがパソコンで入力するというのもあり。

自分の団体の情報発信だけをするのではなく、他の団体の情報発信もしてあげると、いろいろな人が見に来てくれる情報サイトになる。紹介した団体にも喜ばれるし、多くの方が見に来るサイトになって、より自分たちの活動を知ってもらえる。

以上

ご参加いただいた皆さん、主催のいわてNPOセンターの皆さん、どうもありがとうございます!

Workshop人にやさしく 山田泰久(ソーシャル系男子)
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