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2023年04月24日

 地域固有の風景・風土・風味を守り、育てる難しさ。

 都市には都市の、農山村には、農山村に溶け込んだ、固有の風景がある。
 20世紀は、機能重視のアーバン(都市型)派が、伝統的な地方の風景を、浸食してきたが、後半になって、地域アイデンティテ-の台頭から、地方の伝統的建造物が保存、再生、リニューアルされたり、ルーラルデザインによる公共物の整備がなされるようになってきた。
 現在成功している観光地の多くは、自治体と住民活動によって、このような取り組みの積み重ねを、持続してきた地域であるが、パンデミックと高齢化、人口減少で、疲弊した自治体は、民間企業が、投資先として、アーバンデザインを引っ提げて、触手を伸ばしているのを、救命ボートのような感覚で、好意的に、受入れようとしている。
 地域主体で、試行錯誤の中、ルーラルデザインによる風土づくり、風味づくりをしてきたが、行政内部のマンパワーの育成を怠り、安易に外部に依存、長年に渡り、人的・物的資金を投入してきた無形財産を、惜しげもなく、協定という美名の下で、手放している。
 ニセコが、外資の投資先として、反映して見えるが、一杯、3000円のラーメン、数万円もする寿司を、何パーセントの道民が、食べに行くのか。
 外国人が闊歩し、都市と見間違うようなコンドミニアム、ホテル、ショップ街、そこには、道民のためのプチ贅沢なリゾート地では無い、虚しさと怒りを覚える。
 稼ぐと言う言葉が、何よりも、優先される時代、稼ぐことが、正義だと言わんばかりの風潮の中で、風景、風土、風味を守り、育てることは、文化・教育と同じで、次世代に、引き継ぐ、財産であり、一私企業の儲けの手段では無い。
 要諦を踏まえず、小手先の手直しで、風景を、壊せば、取り返しのつかない交流人口の減少を加速させよう。
 自我が強く、稼ぐことを是とす民間パートナーとの結婚は、風景・風土・風味等、潜在資源を磨き、育てる公的機関とは、相いれないはずだが、相思相愛としたら、役所の存在そのものを自己否定することとなる。

 多機能グッズ売り上げ主義の日ハム新球場の平日の閑古鳥は、いみじくも、動員数は、施設では無いことを、教えている。
 監督の奇をてらったパーフォーマンスも今年が限界で、壊れた、風景、風土、風味を、再生するのは容易では無い。
 人的マンパワーの育成は、基本中の基である。建物新設ありきで進んだフロント陣は、投資回収どころか、負債を増やすであろう。火傷どころではない本業にも影響する大きな致命傷を抱えた。 
posted by 若見 at 09:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒松内

2023年04月20日

ルバーブの遮光対策

 自家製ジャム用に、イチゴ、カシス、ルバーブを育てている。
ブルーベリー、プルーンも苗木を植えたが、ハタネズミに木の皮を食べられたり、台木を伸ばしてしまったりと、失敗が続き、相性が悪いみたいだ。(このネタ、前回も書いたね,)
 ルバーブは、二株から、増やして、15株になっているが、グリーンと赤の混じりで、ジャムにすると濁った茶色で、小汚い感じの色になるから、食欲を損なう。
 そこで、赤くしたいが、遮光すると良いらしいので、段ボールで囲い、中に、枯葉を敷き詰めてみることにした。 今朝、二株を囲ったので、残りの大きくなりそうな株にも、同じ手法をと、考えている。結果が楽しみ。
 カシスは、二株から、実を収穫できる。今年は、小型のビンに、5個ぐらい獲れそうだ・
 ブルーベリーと違い、ネズミも匂と棘で、苦手らしいし、冬囲いも必要ないくらい雪にも強い。
 昨年、ご近所さんから、小枝を頂き、10株も根が付いた。今年は無理だが、来年は、収穫できると思う。低木果樹は、管理が、超楽だから、若い方には、是非、お薦手(チョキ)めしたい。

2023年04月19日

早朝イタドリ腐葉土集め

 昨年、ブルーベリー五本を学校側の畑の傍に移植し、がっちり冬囲いしたが、全て、ハタネズミに新芽、枝を食害されて、今のところ、枯死モードとなっている。
 駄目もとで、麻縄や、ペンキで、保護したが、多分、駄目だろうな。
 以前は、雪解けにかけて、イチゴの株をやられたので、マルチをせずに冬越しさせたら、来なくなった。
 手を焼くハタネズミだけれど、彼らを心底、憎めない。その理由の一つに、放置すると畑に迫ってくるイタドリを、冬中、こなごに粉砕して、腐植促進に一役かっているからだ。
 雪解けから、イタドリの新芽が出るまでの二週間に、私は、彼らと、腐植菌が作り出した腐葉土を、集めて、スイカや大豆、ジャガイモ畑の土づくり資材の一部として、利用させてもらっている。あまり肥えた土が嫌いだったり、連作障害の出やすい作物には、良さげな気がする。
 自然栽培もどきの菜園では、人間が、少し、自然を改変しつつも、色々な生き物が、支えあっている。
 
CIMG3359.JPG

 
posted by 若見 at 08:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 北海道

2023年04月18日

二年分の木灰を頂いて感謝。

 先週の金曜日の午後、家内とニセコの友人宅に、木灰を頂きに、伺った。
天気は良かったけど、黄砂混じりの冷たい風が、羊蹄を背景に高台にポツンと建つ一軒家に吹き付ける。
 玄関先に、三袋置いてあったが、ベルを鳴らすと、元気な笑顔で、奥様が階段を下りて来て、トランクに入れるのを手伝ってくれた。
 昨年の秋以来の訪問だから、半年近く過ぎているが、お互いの家族、健康で、変わりない事を確認して、安堵。
 帰路は、ダイソー、DCM、R町の肉屋さんに、寄り道して、菜園資材等のショッピング、家内は、茶道に使える畳の小物を発見して、上機嫌だった。
 ハワイオアフ島で行われたロッテ選手権、渋野は、最終日、自分で壊して、ワンオーバーの53位、4日間、 惜しいパットを幾度も外し、攻撃的に攻めたショットが、池に捕まって、ダボもあり、バーディと同じくらい、ボギーあって、メンタル的にちぐはぐ。
 次戦は、メジャーのシブロン、期待しないけど、もしやと、応援しまくるだろうなあ。