11月に入ると、宮城の叔母から渋柿が届く。
これを、干し柿にして、冬期間のお茶のお菓子
替わりに、頂く。
干柿用の渋柿には、紐を付けて吊るせるよう
にT字の茎があらかじめ付いている。
まず、ヘタを切って、皮むきをし、二個一組
として、紐を付け、沸騰したお湯の中に5秒。
これで、カビ防止の第一殺菌処理。
次に、湿度40、温度23度の室内で干し作業を
行う。
外干しが望ましいが、この時期、日本海側
は、時折、雨が降る。雨に当たると、カビを防
げないので、室内乾燥がベスト。
深夜電力を利用した蓄暖機なので、24時間一
定の温度を保てるのことに着目して、この方法
に落ち着いた。
石油ストーブなら・・高いものに付く。
干し始めて、2日目に、25度の焼酎を、筆で塗
布。
衛生手袋をして、干した状態で、塗るので、
結構、神経を使うし、根気、体力が必要。
一週間目になると、30パーセント近く小さく
なり、一回目の手モミ作業をする。
その二日後に、二回目の手モミ作業をして、
その二日後に、殺菌乾燥した葦の葉を敷き詰め
たお櫃の中に入れて、五度前後の寒い所で、熟
成をする。
五日ほどすると、焦げ茶色になって、固くな
り、完成。
これを、茶袋に入れて、冷蔵すると、二カ月
は、持つ。
全ての行程で、容器の熱湯消毒、マスク着用
使い捨て手袋着用して、自給用でも衛生面は最
新の注意を払うのが、鉄則だ。