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2025年03月17日

 佇まい、情緒が失われて久しい市街地景観

 新しく、空洞化する市街地に、公設民営のレストラン
が、三月末、お目見えする。

 町には、景観条例があるのだが、黒のマッチ箱を連結
したような形状で、周囲の風景を向上させているとは思
えない。

 余市の、列車を利用したらラーメン屋があったが、私
には、重なって見えた。

 その店は、ほどなくフェードアウトしてしまった。

 都会のビルの間の、屋台村ゾーンなどでは、見受けら
れる建物だが、周囲を丘に囲まれた盆地の中の、レスト
ランとして、情緒や佇まいが感じられない。

 せっかく、公金を投入するのだから、景観アップ、不動
産価格が、アップするような工夫がなされないのか、理解
できない。

 どうも、そこだけ違和感が、半端ないのだ。

これは、私だけが感じていることかもしれないが、今後
こんな屋根の無い、ブラックな街並みに変わっていくと
したら、本当に、街中は、賑わうのだろうか。 

 道内で、十勝方面は、市街地であっても、農村景観を意
識しているし、美瑛も、駅前から、軟石を活用して、佇まい
創出に配慮している。

 料理のメインは、タイ料理だと聞く。
シェフがたまたまタイ料理経験者だから・・ということだ
けど地元、近隣から調達される食材がどの程度、利用されるの
だろうか。

 人口構成から考えて、リピーターが定着するのか・・勝算
が見えない。

 若者は、エスニック料理を好むので、案外、話題になるかも
しれないけれど・・それでも、どうなんかなあ。

 居酒屋って言ってたから、海鮮もあるのかもしれないけど・・
やっぱり、日本人は、大和心で、タイ料理が、メインではないと
思うが、・・・

 唯一、良いなあと思うのは、お店のロゴ看板・・これはお洒
落。
 
 ただ、横の二階建てのアパートと、車庫に、負けているし・・・
動線的にも、素人も、こんな配置、しないでしょう。

 外構舗装してから、駐車スペースを減らし、ポケットパークの
様に、木と花で目隠し修景すれば少しは、改善されると思うけど
どうなんだろう。 

 諄いようだが、佇まいや、情緒のある街並み、村並を、時間を
かけて、守り、育てていくことが、結局、持続可能な稼げる町に
なるんだよ。

 わからないだろうなあ。

似たような内容で、以前、アップしていたなあ。忘れてた。あせあせ(飛び散る汗)
 

 
posted by 若見 at 11:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒松内

2025年02月16日

旧朱太川の三日月湖でヘラブナ釣り

 60年以上も前の話。

 目名地区の戸沢宅に続く、私道に沿って、幅30m、長さ
100mくらいの、湾曲した大きな沼があった。

 蛇行していた朱太川が、直線化と築堤工事によって、残さ
れた曲線部分が、三日月湖になっていたのだ。
 
 私は、ここで、初めて、父の手ほどきで、フナ釣りを、おぼ
えた。
 
 フナは、底より、少し、上の方を、ゆっくり回遊しているので、
目立つ浮きの下、1メートルくらいの所に、針を付ける。

 餌は、ミミズ。

 台所の洗い水を、素掘りの桝を掘って、地下浸透させていた
ので、桝の付近を掘ると、どぶ臭い土の中に、ミミズがたくさん
いる。・・・・・当時は、それが普通だった。

 横になっていた浮きが、立ち、ツンツンと沈む時は、まだ食い
ついていないが、グウーと、水中に引っ張り込まれると、竿を上げ
る。

 一時間ほどで、銀色に光った、フナで、バケツは、一杯になった。

 鰓は、硬く、泥臭いので、一日、真水で泥抜きをしてから、鱗を綺麗
に取って、から揚げにして食べた。

 ある時、とてつもない大物が釣れた。

 黄金色に輝いていて、口の周りに、髭があって、バケツに入りきらな
い。
 目と目とがあったら、ギューと悲しそうな鳴き声を出した。

 自分は、ここの沼の主、やることがあるので、帰してくれと、聴こえた。

突然、晴れていた空が、真っ黒になって、池の周りだけ、大粒の雨が
降り、突風で、ヨシや柳が大きく揺れ、私の体に、電気が走った。

 怖くなった私は、急いで、池に、巨大なフナを放した。

 放して、数分経つと、空は、再び青空に戻った。

  その日から、フナ釣りは、止めた。

 28歳で、Uターンしてから、仕事で、戸沢宅を訪れることがあったが、
もう、沼は、埋め立てられ、田んぼになっていた。

 奥尻を震源地とす大地震があったとき、この地域の大地は、隆起、陥没
し、液状化現象があちこちで、見受けられた。

 フナの祟りだったのだろうか。がく〜(落胆した顔)

  
posted by 若見 at 16:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒松内

2025年01月25日

 ブナ里ツーリズムは、イバウンドnot・


 町民が主役のまちづくり・・色々な思いが

あって、結局、ありふれた言い回しにしたんだ

ろうなあと思います。

 国や道、外部組織からの、無言の圧力や誘惑、

他町村から要請等、色々、ありますから、町民の

安全安心を第一に考えるという、行うが難しの点

も含まれていると思います。

 具体的に挙げないところは、人柄から来るもの

でしょうね。


 町のHPでは、ブナ里ツーリズムについて、詳しく

紹介されています。

 その中で、「泊る」という部分で、歌才自然の家が

今でも、紹介されていますが、二月に閉館しますよね。

 これ、なんだかんだ、町では、理屈こねましたが、

再開しないと、後々、地域に、ダメージを与えると思

います。

 町が、複合交流四施設を整備して、曲がりなりにも、

30年間、続けてきたのは、規模拡大農政だけでは、農業

・農村のコミュ二ティの崩壊を防げないから、北海道では

例のない、田園回帰運動、環境・景観保全運動、

自然体験・教育運動等として、住民自治活動として、始め

られた
ものなんです。

 観光だけということだけでなく、生産性優先、稼ぐこと

を最大の目的とした、「従来のビジネス」モデル
でなくて、

 生産性拡大がもたらした黒松内農業ビジネスから取り残された

非効率な領域を含めて、社会を再構築していく、新

しいソシャールビジネスがブナ里構想でした。

 なので、ソシャールインパクトは、この一連の持続的な

取組が、黒松内の社会や環境にもたらす良い影響、変化が

どうであったかが、問われるのです。


 この活動は、巻き込む、協力して創造する、分かち合う

(お金だけでなく信頼関係、繋がり、知識、ノウハウ)の3つ

視点が大事です
。 

 歌才自然の家は、ブナ里のソシャールビジネスを展開する上での手段

、シンボル施設
として、自然体験はもちろん、学術シンポジウム等も開

催し、地域の食文化の発信もしました。

 今日でも、姉妹町交流、生物多様性奨励事業報告会、他の政策決定

にあたり、大学はじめ、様々な識者、移住者の意見を取り入れたアプ

ローチが、地域づくりの作法となり、フィードバックされているのは

、最も、評価するべき成果です。

 都市デザインと一線を画したルーラルデザイン(地域素材)にこだわ

った、外構も含めた施設づくりは、当時、最先端の知恵を凝縮したもの

です。
😎
  自然の家単体の金銭的収益の数十倍の価値が、町にもたらされてきた

のです。


 本町の取組は、全道に波及し、とりわけ道の駅は、普及に寄与し

ました。
  
 ニセコのインバウンドの一部の受け皿をとの思いで、観光協会により、

幾つかのチャレンジがありましたが、これは、結果として、黒松内を、迷子

にしてしまいましたね。(書いている私も、揺れた。)

 
歌才自然の家は、インバウンドに向かず、稼げない施設と、断定されてし

まったのです。


 最もな話です。そもそもが、稼ぐことを目的とした従来の観光宿泊施設づ

くりではないからです。



 そもそも、ソシャールビジネスを、従来型

ビジネスモデルの物差しで、測定しては、いけないんです。



 全ての複合交流施設は、生産施設、宿泊施設も含め、規模は、小さく作っ

ています。


  規模を大きくすると、生産性は向上するように見えますが、外部環境の変化に、大

きな影響を受け、持続不可能になるのです。(清里焼酎工場の例)

 環境負荷から、再生可能な最大交流人口を20万人と定めていたこと

を、忘れてしまっています。(第二次総合計画)


 交流四施設は、あくまでも、町の財産として、民間(私物化)に、するべき

ではありません。


 確かに、長寿命化の時代を、迎えてしまっていて、お荷物、手放し


たいという思いは、理解できますが、ふるさと納税は、何故、集まるのかと


いうことを冷静に考えれば、それは、稼ぎとは異なる、ユニークなソシャール


ビジネス、自治体経営の信頼感から来るものではないでしょうか。


 町も、議会も、肝心な事を忘れ去り、公社の職員欠員補充ままならないと


いう非常事態に、慌てたんでしょうね。

 
ソシャールビジネスは、維持していくという覚悟が、町もプレイヤ―の公


社も、議会も、共有できれば、結論は、違ったものになっていたはずです。


 プレイヤーの公社を、従来のビジネス路線に、追いやった議会、町民も愚


かでした。もうやだ〜(悲しい顔)


 まるで、迷惑施設のように、誇りを奪ってしまったのですからね。ちっ(怒った顔)


 民間の活力に任せるということは、個人の財産にするということで、郵政


民営化で、貯金が外資に、流れて、失敗したのと,似通っています。


 規模は、比較になりませんが、企業とのコラボは、相手のベクトルが大事


ですよね。


 複合交流施設を持続させながら、地道な移住政策に繋げ、農業との兼業も含


めた就業人口の増加、同じベクトルを持つ大学や企業とコラボして、ソシャー


ルビジネスを発展させてください。


 新入生が10人を割るという異常事態です。


 石破さんの「楽しい日本」には、ドン引きですが、お金が物言うニセコの


別世界には無い、道民と町民の目線で、ブナ里ツーリズムの質的充実を図っ


て下さい。


 いたずらに、ハード施設に、投資せず、若い人を、先進地に出した人づく


りが次の時代を拓きます。


 Z世代の育成は、難しいと思いますが、ソシャールビジネスに、関わることを

願ってます。


 理事者、幹部職員こそ、意識の大変革が必要だとつくづく思います。
 


posted by 若見 at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒松内

2025年01月19日

 居酒屋の愛称決まりましたね。

 
  三月オープンの町営居酒屋、愛称が決まったそうです。

 良かったですね。クマゲラ・キッチン・キリカとか・・

 長いですね。電話での応対、噛みますね。わーい(嬉しい顔)

 キリカ支店ですとか、キリカ二号店とかだったら、ダサい

 ですか。わーい(嬉しい顔)

全ての燃料費や光熱水費・・四月から爆上りするそうです

 し、野菜も高いし、料理の単価設定、ずかしいですね。

荒海に、漕ぎだす、若者の勇気に、エールを送りますよ。

  蘭越の梅寿司あたりは、ニセコからインバウンドで流れて

 きているらしいです。

  30分ぐらいなら、送迎もありなんでしょうけど・・・

寿都、豊浦、長万部の若者スポーツクラブの打ち上げとか使って

 くれそうですね。 どんどん、新聞折り込みで、営業しましょう。

 新鮮な魚介類の料理あれば良いですね

 お出かけサポート券に、昼食弁当半額割引券も、加えてくれたら

注文したいと思います。ふらふら
 
posted by 若見 at 20:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒松内

2024年12月25日

姉妹市町交流30年・・伝統文化の一つかな。

 愛媛県の野村町(合併して西予市)と、シンボルツリーの
ブナを縁として、姉妹町の締結してから30年も経ったんだ。
 当時、最前線で交流交渉の担当だった関係で、色々な苦
労話もあったはずだけれど、かなり忘れてしまった。
 当初、ブナ南限である鹿児島県の鹿屋市に、秋波をおく
ったが、標高2000mのちょぼブナ林についての認識は、
 それ何ですかみたいな返事で、無かったのだ。

 野村町は、国有林伐採反対シンポで、北限の黒松内の取組
に関心を寄せているという裏情報を、ブナフォーラムのパネ
ラ―打ち合わせで、東京の日本自然保護協会を訪れた際、主
幹の工藤父母道さんから、得ていた。

 ブナフォーラムの翌年、千葉のアカデミーに政策研修のた
め派遣されたが、同じグループで、野村町企画課長補佐の山
崎さんと、奇跡的な出会いをし、意気投合した。

 翌年、予算がついて、交渉を持ちかけた時には、国保病院
の事務長だった。駄目かなと頭をよぎったが、山崎さんは、
企画課にしっかり繋いでくれて実現にこぎつけてくれた。

 3月に、締結の段取りのため、訪問した際には、議員の皆
さん、町理事者、管理職に囲まれて、サドンレスの返杯とい
う儀式を受けた。(30代で、怖いもの知らず)
 飲めないのに、飲まされて、醜態を見せてはいけないと、
緊張しつつ、二次会から、記憶が無くなったことを覚えてい
る。
 朝食時に、定宿の一二三の女将に聞いたら、四次会まで、
引き回されたらしいとのことだった。
 送ってくれたのは、山崎さんだったらしい。涙ぽろり

 両自治体にとって、順風満帆な航海ではなかったはずだが
漕ぎ手が替わっても、往来を続けている。
 様々な交流事業に、関わったことにより、その後の人生を、
を変えた若者も少なくない。
 両自治体には、荒波が留まることなく押し寄せると思うが
直接、人と人が触れ合い、異文化に、出会わないと、自分た
ちの地域特性、潜在資源の優位性を、見失うことが多い。
学ぶこと、感じることは、年齢、経験によって異なるが、
何がしかの変化成長をもたらす。
 これからも、幾世代に渡って、続くことを祈りたい。
 
 
posted by 若見 at 11:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒松内

積もっていないのに、丁寧な除雪

 降らないという予報だったけれ
ど、夜明け前から、家の前の公道
を除雪車が、アスファルト削れて
んじゃね・・と思っちゃうほど、
馬鹿丁寧に、移動している。

 そんなに降ったんかいと、眼を
こすりながら、窓を開けたら、な
んもふっとらんじゃ。

 どっかり積もって、早く来て欲
しいと思う日は、手が回らなくて
 車庫の前に、隣の重く固い雪を
置いておく。

 最悪なのは、畑に利用させても
らっている遠戚の土地が堆雪場に
なっていること。
 ㋄初めまで、氷河になっていて
融雪水が、畑を、湖に変える。

 ブルドーザーで、畑まで押し固
めるためか、家の周りの地盤沈下
も止まらない。

 それでも、町に40年、お世話に
なってきたから、まあ・・いいか。ふらふら

 

 
 

 
 


 

 
 
 
posted by 若見 at 11:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒松内

2024年12月09日

金鉱山の開発と御用学者

金鉱山の試掘を巡って議会の勉強会
が行われたらしい。
講師は、秋田大学の鉱山専門家。
 当然、問題無いと言うはず。
会社や国、道の許認可担当に、忖度
は当たり前。
 投資立国を謳っている日本、すで
に、会社から、関係機関に、手を回
しているのは、どの分野も同じ。
 太古の海底火山当時の環境を、地
表に再現したら、地上の生態系に影響
しないわけないでしょう。
 
posted by 若見 at 09:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒松内

2024年11月25日

日本に悲観的な空気蔓延

ふらふら 昨日にも少し触れたが、欧米の高金利、日本の低金利で、超物価高。多少、賃金が上がっても、消費税、社会保険料で、収入の45%は、国に納めるので、一部の富裕層を除いて、暮らしは、一向に改善しない。
 子供を、都市部の大学に通わせている働き盛りの現役世代の親御さんは、共働きで、仕送りの費用で、頭を悩ませている家庭が大半と聞く。
 300万円の奨学金名目のローンが、卒業後の学生を苦しめ、来年、工学系の大学を卒業する甥は、夜間・休日バイトで、限界大学生と自嘲している。
 国民民主党が103万円の壁突破で、勤労学生の共感を得ているが、 学生本来の学びの時間を、労働力として、提供するというのも、考えてみれば、おかしな話しと思う。
 親の経済力によって、大学に進学できる方は、良い方で、端から、断念している親ガチヤ家庭の子供は、職業の選択肢が限られる。
 女学生のハパ活を、社会問題にしない政府、メディアの在り方からして、病巣は、深い。
 それでも、日本には、ホワイトカラーへの就職幻想が根強いが、案外、ブラックだったりする。
 ドイツのように、マイスター制度で、医師の様に、職人を待遇面、社会的地位で、厚遇する仕組みが、求められるが、一部のスポーツ分野に限られるようで、国の腰が重いなら、自治体独自の政策として取組をするべきだと思う。
 江戸時代には、藩単位で、特色ある人材育成をし、今日のインバウンドに結び付いてている例もあるのだから。

 今、巷の闇情報では、早くて3年後に金融崩壊、リセッションが到来するという背筋の凍る話題が、散見する。
 兌換紙幣や株が、葉っぱになるという際物だが、私の家にも、ひっきりなしに、電化製品や時計、貴金属などを、目的とした買取業者からの問い合わせがあるところをみると、そうなのかなあと思ってしまう。
 低価格の住宅メーカータマホームも、今年、赤字に転落したようだし、若い方の持ち家も、大変になっているようだ。
 
 そんなこんなで、既存与党と野党の多くは、国の税収が最高益となっているのに、選挙の時にだけ、給付金でかわし、消費税減税に踏み込まない。
 私は、基本、減税を主張し、ワシントンのポチ外交から脱皮し、日米安保の維持を図りつつ、独自外交を、主張する政党を支援している。
 リベラル左翼は、理想主義だけ掲げ、非現実的、ヨーロッパ同様、国民ファースト、移民反対、女子トイレと男子トイレの明確な利用区分。真の保守を掲げる政党の躍進を願っている。

 話は、迷い道に入って行ったが、今日、言いたいことは別。

三年後のリセッションに備えて、小規模自治体の本町が、生き残るには、何を急ぐべきか。
生物の多様性を毀損しない自治体版の再エネインフラを、分散整備すること。
 ◎小水路を利用したマイクロ水力発電装置と、蓄電装置の整備。
 ◎食料自給率を上げるため、充電式耕運機をメーカーと共同開発し、新興公社に配備、農業分野        に進出。
 ◎耕作放棄地の排水基盤整備
 ◎町職員の農業への副業を普及
 ◎ヒートポンプ、縦型太陽パネルの普及。
 ◎河川敷内の雑木の特産物資材として、転用
 ◎放牧酪農適地の選定と転換
 ◎既存農業と共存したニッチな農福連携事業の担い誘致と手育成
 まあ、こんなところですか。疲れましたので、この辺で、止めます。ふらふら
  
 
 



 
 
  
 
posted by 若見 at 09:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒松内

2024年11月24日

スタグレーションの中で、危ない賭けの公設居酒屋

 町の景気が良くない気がする。特に、仕入れ価格が上がっている小売店は、冬を迎えて、電気代、燃料費も嵩み、高齢化によって、客足は鈍く、若い人は、都市部の大規模スーパーで、まとめ買いをするため、購買力は、下げ止まらない。
 新幹線工事や風力発電工事関連で、燃料や、作業員の宿泊需要は、当分、続きそうなので、一部の業種では、安定経営をしているが、数年前に、自己資本無く、開業した飲食店は、軒並み、閉店に追い込まれている。
 石油、石炭、ガス等を外国に依存し、欧米との金利差で、円安は改善しない。
 日本は、今、デフレの30年から、景気が悪い上に、物価が高い、スタグレーションとなっている。
アメリカンファーストのトランフ政権になり、中国を筆頭に、アジア諸国は、関税が高くなり、防衛費を増やせ、輸出品目を増やせ脅される。
 ニセコのように、外資が進出しているリゾート地は、インバウド需要の、拡大が見込まれるが、
それ以外の観光地は、益々、暗くなる。
 閉館するとしていた歌才自然の家だったが、飲食機能を、止めて、単価を下げて、営業している。
保安林である森林公園の安全監視機能を兼ねているのであるから、管理上の必要経費として、公社への補填と見なせば、雇用の安定化と含めて、賢明な判断だと思う。
 宿泊施設の維持管理ノウハウは、町の資産である。これを、簡単に捨ててはいけないと思う。

 まあ、夕食で、利益率が出るハードなので、宿泊だけでは、経営改善するとは思えないが、もともと、レストラン部分は、研修施設兼用の食堂として、プロジェクター等が配備され、高い天井、大面積のガラス、床暖房と、エネルギー効率の悪い施設であった。
 {国の起債や道の補助金の制約で、研修施設でなければ、支援を受けられない・・・ギリの工夫}
当然宿泊研修室は、個室等、許可されるわけもなく、洗面、トイレ等も、共用となり、現在の形になっていて、シングル需要には、合わない、スタイルとなっている。
 当然、良質な睡眠を求めるインバウンド、比較的経済的に余裕あるシニア層に対する仕様としては、敬遠されるだろう。
 ビジネス客は、清潔で、安価であれば、閑静な場所なので、食事が無くても、利用すると思うが、朝食のパンとジュースくらいは、セルフシステムで、提供されても良さげな気がする。 
 大きすぎる食堂を、窓際に、細長く、半分程度に、縮小して、新たに、二階部分に、トイレシャワー付きのシングルルームを設けることは、出来ないだろうか。
 短命政権と囁かれている石破政権が、地方再生交付金の増額を打ち出している今が、好機だと思うが、臨機応変な対応を、役場ができれば、良いがなあ。
 まあ、公設居酒屋に踏み出しているわけで、お手並み拝見となるところだが、原価率30パーセントを越えるようでは、頓挫すると思う。
  原価率を下げるには、自社で、電気を発電したり、食材を生産することが必要だと思う。
 せっかく、行政で行うのだから、太陽パネルや、裏の小川を利用したマイクロ水力発電等、一工夫すれば、国の応援も、期待できる。
 要するに、単なるにぎわい創出でなくて、小さくても、地域産業の振興に貢献するパイロット事業と位置付ければ、価値は高まる。複合的視点が必要かな。
 成功して欲しいのは山々たけれど、ともかく、スタグレーションが続く中での、不良資産にならないことを祈りたい。がく〜(落胆した顔)
 
 
 
 
 
posted by 若見 at 10:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒松内

2024年03月15日

 シンボル施設歌才自然の家、残念な閉館

 やあ・・新年度予算を決める定例議会が終わりました。
 コロナ禍で、落ち込んだとは言え、町営である歌才自然の家の宿泊客は、4000人、その前は、6000人前後でした。
 たった6000人かと言われますが、半数近くの人が、道央圏から、エコツーリズム等の目的で訪れます。
 この施設は町民同志のふれあい、町民と来訪者のふれあい、言わば、風の人と土の人による新風土づくりの拠点で、地域づくり発展のための、語り合いから、たくさんの知恵が生まれたシンボル施設であります。手(チョキ)
 食事をすれば、お風呂も利用できるとあって、隠れた愛好者がいるのですが、全体に、価格は、押さえられてきました。
 建設してから、15年後くらいだった頃 でしょうか、1億7千万かけて、指定管理者の提案で、ミニホールの併設工事がおこなわれました。私は、そんなに使用されないと思う。町の持ち出しが増えるし、公社の利益を損なうぞと、再考を迫りましたが、イケイケどんどんの時代、聞き入れてもらえませんでした。もうやだ〜(悲しい顔)
 現場の肌感覚では、右肩上がりだったのでしょうね。
建設から、30年経って、老朽化が、進み、改修工事が必要となってきました。
 流行のインバウンド対応施設かどうかモニターしてみましたが、外国人の方には、不評だそうです。 私は、それがどうした?と思ってます。
最初から、道央圏の中間層を対象にしているんだから当たり前だと思っています。
でも、ビジネス客は別にして、スポーツ合宿でも、トイレやシャワー、洗面台の個室化が必要となれば、2億5千万程度の改修費では済みません。
 管理している公社も、人手不足で、効率良く、稼げる施設を作って欲しいと、無茶振り。
 そんなかんだで、閉館という苦渋の選択をした町。ちっ(怒った顔)
 投資が回収できるくらいなら、とっくに民間が進出してます。このてのビジネスから、撤退するということを意味します。 
 インバウンド富裕層は、ニセコ、洞爺村の、外資系高級リゾートホテルに泊まります。
 スキー、ゴルフ、高級グルメを楽しみにくるのですが、その土俵で闘うのは、民間に任せましょうね。・
 歴史があって、伝統文化、暮らし向き、建築様式が西洋化していない本州は、異文化にふれたい彼らにとって、人気です。
 歴史が浅く、西洋的田園風景の広がる北海道、特に、多くの地方は、インバウンド向きではありません。 
 先日、YouTubeで、インバウド需要を見込んでいた夕張のマウントレイスイスキー場、空港から近いのに日本人だけ、それもガラガラだと報告していました。
 インバウンドは、北海道では、数自治体です。・・・・・
 ニセコの異常なバブルの風景も、落ち着くようになると思います。
 その時、見直されると思うのです。・・延命措置で、なんとか生きてもらうのが、町全体にとって、良さげと思うのですが、現状回復では、問題の先送り、傷を深めることになる・・いずれにしても瀬戸際なのでしょうね。
 地球温暖化対策に、こんなに、まじめに付き合わなくて良いのではと思ってます。
まず、地域が生きる。人口流失を止める。その上で、町 が主体性をもって、長期戦略的に清算するもの選択しながら、コンパクトビレッジにしていくことが必要ではないでしょうか。
わーい(嬉しい顔)  

    
  
posted by 若見 at 19:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 黒松内