町民が主役のまちづくり・・色々な思いが
あって、結局、ありふれた言い回しにしたんだ
ろうなあと思います。
国や道、外部組織からの、無言の圧力や誘惑、
他町村から要請等、色々、ありますから、町民の
安全安心を第一に考えるという、行うが難しの点
も含まれていると思います。
具体的に挙げないところは、人柄から来るもの
でしょうね。
町のHPでは、
ブナ里ツーリズムについて、詳しく
紹介されています。
その中で、「泊る」という部分で、歌才自然の家が
今でも、紹介されていますが、二月に閉館しますよね。
これ、なんだかんだ、町では、理屈こねましたが、
再開しないと、後々、地域に、ダメージを与えると思
います。
町が、複合交流四施設を整備して、曲がりなりにも、
30年間、続けてきたのは、規模拡大農政だけでは、農業
・農村のコミュ二ティの崩壊を防げないから、北海道では
例のない、
田園回帰運動、環境・景観保全運動、
自然体験・教育運動等として、住民自治活動として、始め
られたものなんです。
観光だけということだけでなく、生産性優先、
稼ぐこと
を最大の目的とした、「従来のビジネス」モデルでなくて、
生産性拡大がもたらした黒松内農業ビジネスから取り残された
非効率な領域を含めて、社会を再構築していく、新
しいソシャールビジネスがブナ里構想でした。
なので、ソシャールインパクトは、この一連の持続的な
取組が、
黒松内の社会や環境にもたらす良い影響、変化が
どうであったかが、問われるのです。 この活動は、
巻き込む、協力して創造する、分かち合う(お金だけでなく信頼関係、繋がり、知識、ノウハウ)の
3つ
視点が大事です。
歌才自然の家は、ブナ里のソシャールビジネスを展開する上での手段
、シンボル施設として、自然体験はもちろん、学術シンポジウム等も開
催し、地域の食文化の発信もしました。
今日でも、姉妹町交流、生物多様性奨励事業報告会、他の政策決定
にあたり、大学はじめ、様々な識者、移住者の意見を取り入れたアプ
ローチが、地域づくりの作法となり、フィードバックされているのは
、最も、評価するべき成果です。
都市デザインと一線を画したルーラルデザイン(地域素材)にこだわ
った、外構も含めた施設づくりは、当時、最先端の知恵を凝縮したもの
です。
😎
自然の家単体の金銭的収益の数十倍の価値が、町にもたらされてきた
のです。 本町の取組は、全道に波及し、とりわけ道の駅は、普及に寄与し
ました。
ニセコのインバウンドの一部の受け皿をとの思いで、観光協会により、
幾つかのチャレンジがありましたが、これは、結果として、黒松内を、迷子
にしてしまいましたね。(書いている私も、揺れた。)
歌才自然の家は、インバウンドに向かず、稼げない施設と、断定されてし
まったのです。 最もな話です。そもそもが、稼ぐことを目的とした従来の観光宿泊施設づ
くりではないからです。 そもそも、ソシャールビジネスを、従来型
ビジネスモデルの物差しで、測定しては、いけないんです。 全ての複合交流施設は、生産施設、宿泊施設も含め、規模は、小さく作っ
ています。
規模を大きくすると、生産性は向上するように見えますが、外部環境の変化に、大
きな影響を受け、持続不可能になるのです。(清里焼酎工場の例)
環境負荷から、再生可能な最大交流人口を20万人と定めていたこと
を、忘れてしまっています。(第二次総合計画)
交流四施設は、あくまでも、町の財産として、民間(私物化)に、するべき
ではありません。
確かに、長寿命化の時代を、迎えてしまっていて、お荷物、手放し
たいという思いは、理解できますが、ふるさと納税は、何故、集まるのかと
いうことを冷静に考えれば、それは、稼ぎとは異なる、ユニークなソシャール
ビジネス、自治体経営の信頼感から来るものではないでしょうか。
町も、議会も、肝心な事を忘れ去り、公社の職員欠員補充ままならないと
いう非常事態に、慌てたんでしょうね。
ソシャールビジネスは、維持していくという覚悟が、町もプレイヤ―の公
社も、議会も、共有できれば、結論は、違ったものになっていたはずです。
プレイヤーの公社を、従来のビジネス路線に、追いやった議会、町民も愚
かでした。

まるで、迷惑施設のように、誇りを奪ってしまったのですからね。

民間の活力に任せるということは、個人の財産にするということで、郵政
民営化で、貯金が外資に、流れて、失敗したのと,似通っています。
規模は、比較になりませんが、企業とのコラボは、相手のベクトルが大事
ですよね。
複合交流施設を持続させながら、地道な移住政策に繋げ、農業との兼業も含
めた就業人口の増加、同じベクトルを持つ大学や企業とコラボして、ソシャー
ルビジネスを発展させてください。
新入生が10人を割るという異常事態です。
石破さんの「楽しい日本」には、ドン引きですが、お金が物言うニセコの
別世界には無い、道民と町民の目線で、ブナ里ツーリズムの質的充実を図っ
て下さい。
いたずらに、ハード施設に、投資せず、若い人を、先進地に出した人づく
りが次の時代を拓きます。
Z世代の育成は、難しいと思いますが、ソシャールビジネスに、関わることを
願ってます。
理事者、幹部職員こそ、意識の大変革が必要だとつくづく思います。