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2019年12月06日

お友達と桜を見る会に変色

 社会功労のあった方々を、招待して、慰労する「桜を見る会」が、安倍総理になってから「お友達と桜を見る会」に、灰色に変色していたのではないかと、野党統一の追及本部による周辺情報の収集と、マスコミの拡散で、ほぼ、国民の間に、浸透定着の感がある。

 来年度の開催を中止し、在り方について、総理の責任で、見直しをして、出直すと、迅速な対応を図って見せたものの、逃がさないぞとばかり、野党は、追及の手をゆるめてはいない。

 お友達は、年々増加していることがわかっていて、特に、今フォーカスされているのは、悪徳マルチ商法として、行政処分を受け、破産したJapanライフの元会長や関係者が、総理や昭恵夫人、前加藤厚生大臣や二階幹事長等、与党政治家要人と、接点があり、行政指導を受けていたのにも関わらず、功労者として、招かれ、その招待状等が、会員の入会に際しての、広告塔として、悪用され、被害拡大に、結果として加担したことになったのではないかという疑いである。

 悪いことに、悪徳商法を取り締まる側の消費者庁の内部機密文書が流出し、そこには、2014年に、Japanライフは、行政処分案件に等しいとされ、〇政案件とも併記されていたのだ。
 年度途中で、前任課長は、異動し、後任課長は、処分の流れを指導にしたとされているが、後任課長がその後、Japanライフに天下りしているという事実が、政官財を巻き込んだ、商法事件として、野党や一部のマスコミから、強く疑われている。

 本来、招待されれば、ほんの一時でも、時の総理大臣と同席、面談できる「桜を見る会」は、誉れ高い内閣府が所管する伝統的公式行事であったはず。それを汚した歴史的、文化的、道義的、行政的責任は、大きい。

 真の意味で主君に使える官僚ならば、安倍事務所から、推薦名簿が来て、チェックした後、apanライフの会長や反社会的集団の長については、後々、問題になりかねないし、会の要綱の主旨にも反すると、具申するものは、いなかったのか・・とても残念でならない。

 一国会議員と、総理とは、異なる。政治家であると同時に国家の行政長だ。
常人の理解しがたい魑魅魍魎の国内外の政治の世界で振る舞う総理に、今更、国民は清廉潔白を求めないが、行政の長として、公文書の隠ぺいという、イロハのイの字の問題だから、催事案件なのに、大きく信を失っているのだ。
 政治家の世界は、たえず選挙を意識し、パーフオーマンスも求められるから、様々なお誘いやお近づきには、寛容にならざるを得ないので、良い意味でも悪い意味でも広告塔に利用されるだろう。まして、自民党の党首、総理なら、労働組合を母体とする野党と異なり、清濁併せ飲む党質で育ったのだから、マニュアルどおりには行動しない。

 これが、長期政権となると、行政長しての立場を忘れ、政治家としての思考が勝り、総理を支える官邸の意向にそって、省庁の矜持を忘れ、官僚の多くが、安倍事務所の秘書のように振る舞ってしまうと言えば、お叱りをうけるだろうか。
 野党統一ヒアリングのやりとりを見ていると、私の曇った目には、そう映る。
 
 招待名簿は破棄した、電子データーも消去した。バックアップデーターは、共用性がないから公文書では無いので、八週間残っていても、提出できない。・・なんていう官僚の珍方便を聞いていると、公務員試験を受ける受験生が混乱しないか、心配である。がく〜(落胆した顔)

 シンクラント方式で、国が業務委託料を支払っているのは、公文書だからだ。
 来年から、受注先の文書になるなら、バックデータ分の委託経費を、削減しなければいけないことになる。やっかいだことだ。

 Japanライフとの関係は、濡れ衣だと言うなら、せめて、追及する野党議員に、60番枠を開示すれば済むものを、隠し通そうとするものだから、疑念が疑惑に増殖する。

 敗戦後の復興と発展は、官僚、霞ヶ関が、寝食を忘れ、絵図を描き、システムを構築、稼働してきたからだ。
 永田町は、憲法理念に基づき、国民に、民主主義の担保と国への信頼感を与える希望の装置だが、森かけ以来、その装置の逆走に、霞ヶ関が恐れおののいている。良い意味での切磋琢磨と緊張感は、どこで切れたのか、民主主義の形骸化と不信感だけが蔓延している。

 過度な内閣への忖度指数の増加は、結果として頭脳集団であるはずの霞ヶ関の劣化を招き国力を低下させる。小さな政府どころか、大学入試における英語の民間テストの活用等、霞ヶ関自体のなんでも民営化策を助長することに繋がる。 それは、株主や宋宗国のねらいでもある。

 話は、大きく脱線してしまったが、気骨あふれる官僚OBの皆さんが在野で、活躍している。
これらの人達を、一定数、取り込んで、躍進する政党が、美しい日本を守る。
 これからの日本社会は、公助を核に、ある程度、大きな政府と、第四の公共や株主より社会の発展と、より良く社員が成長する、人を大切にする企業とコラボしながら、自然と人の共生創造する社会を構築することが、持続成長可能な社会をもたらすものと思う。
 二世、三世の世襲議員が六割を占める政党は、結局、経済界にとっても、好ましくない。
 転換できるチャンス、残された時間は、多くは無い。

 蛇足だが、安倍総理の政局判断は、優れたものがある。何かのネット記事で見たが、背後に、個人的に尊敬する宗教家あるいは占星氏が存在する説には、同感である。 非論理的な答弁へのゆるぎない自信は、サイコパスと言われているが、そんなことは無いと思う。古今東西、孤独な宰相には、決断がに迷いが付きまとわない日は無く、人知を超えた啓示に従いたいものだ。
 さすれば、解散時期を占うのは、案外・・・容易かもしれない。わーい(嬉しい顔)

※本文は未校正です。文章として、??が多く含まれております。あしからず。
 
 
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