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盛土周辺土壌に吸着の安全神話を疑う  [2021年01月10日(Sun)]
サイトモデルと現場比較.jpg


 上段の盛土図は、機構が、北海道新幹線トンネルズリに含まれる自然由来の重金属に対する対策として採用している「サイト概念モデル」による水平、垂直方向の汚染レベルを計算によって推定した二次元解析図です。
 本例では、盛土高さは、10mくらいです。その下には、透水性のある地層が、同程度の深さで、存在していることが、前提となっています。
 盛土の直下の地下水面の溶出濃度は、0,14mg/ℓで、.約二割程度、吸着層によって低下しますが、地下水の流れによって、下流に域に、流れ、三次元で、縦・横方向に、分散し、その推定値が図化され、色分けされています。 
 図の場合、盛土から、約40m下流の地点の地下水上面の溶出濃度は、国の基準値以下になることを示しています。逆説的に言えば、満たすためには、この程度の距離が必要だということでしょうか。

 下段の盛土図は、豊幌A地区の完成時の状態です。
モデルと決定的に異なる点は、@盛土下の底地の地盤が傾斜しいること。A盛土高さの平均値を10mとしても、同程度の深さの透水層が、存在していない。➂盛土地先にも、モデルのような透水層が、存在せず、すぐ、移流水が小川に、まとまって、浸出している。の三点です。
 
 私には、機構が説明するサイト概念モデルに基づく、解析によって、この、条件がまったく異なる現場で、どの地点の、地下水表面が、環境基準以下で、安全だとするのか、理解に苦しむのです。
 国土交通省が定めた、マニュアルによれば、透水層が無い場合には、サイト概念モデルは適用できないと但し書きされています。
 現に、手稲トンネルでは、砕石跡地のため、遮水封じ込め対策を提案し、万一の場合には、地下水を、汲み上げて、凝集ろ過するという方法まで提案していますが、それすらも、住民から理解を得ることが難しい状態です。
 私は、何も、反対のための反対論をわざわざ、エネルギーを割いてまで、公表しているわけではありません。
 本州の事例、道内の他の地区の例を、比較対象すればするほど、後志管内のトンネル残土の取り扱いに、科学的視点から、正しい情報が提供されていないのではという猜疑心にかられるのです。
 是非、この点に、ついて、機構に、確認をし、解析経過や移流分散の図、そして、このような状況が、何百年、続くのか、確認したいと思っています。
 
Posted by 若見 at 07:20
この記事のURL
https://blog.canpan.info/bunanokomorebi/archive/1100
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