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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


脳発達の分子メカニズム [2015年09月30日(Wed)]
子供の脳発達は環境からの影響を受け、その後の脳機能に大きく
影響を与えます。例えば、多様な言語環境が言葉の発達を促すバ
イリンガルなどは、脳にとってプラスの発達です。こうした望ま
しい影響の一方で、発育環境が悪い場合には、健全な脳の発育に
悪影響を及ぼします。ストレス社会では脳機能障害を起こす場合
もあります。リスクを高める場合もあります。子どもの発達期の
成長にどのよう影響するか、脳の中で何が起きているのか。
生涯健康であり続けられる脳を育てる研究が進んでいます。

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脳発達遺伝子の探索とその役割の解析 [2015年09月28日(Mon)]
「脳発達遺伝子の探索とその役割の解析」です。
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研究に貢献、威力を発揮しているのが、2002年ノーベル化学賞
を受賞した田中耕一博士が開発した質量 分析装置です。
 脳発達期の時空間的な遺伝子発現パターンを体系的に探索・
解析する。それにより、脳の発達とその障害の分子基盤を明ら
かにできる。この仕組みに必須の役割を果たすのが成長円錐、
発達期の神経細胞の 先端に形成される運動性に富んだ構造であ
る。成長円錐の機能は古くから非常に注目 されていた。
マウスも人も脳の仕組みは同じ [2015年09月28日(Mon)]
マウス脳傍矢情断面です。マウスも人も脳の仕組みは同じです。
延髄、橋、中脳、間脳、終脳、小脳、嗅球も同じです。小脳小葉
も小脳皮質の仕組みもほぼ同じです。
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小脳皮質のニューロンと神経回路 [2015年09月25日(Fri)]
小脳皮質のニューロンと神経回路
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きれいに撮られたニューロンの写真 [2015年09月23日(Wed)]
染色され、きれいに撮られたニューロンの写真です。
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ノーベル賞に日本人3人がノミネート [2015年09月22日(Tue)]
脳はたくさんの遺伝子の働きで作られます、
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・・・と書いたところで、今朝のニュースで、「今年のノーベ
ル賞に日本人3人がノミネートされている」と伝えられました。
一体どなたでしょうか。今井猛博士でしょうか。五十嵐博士でし
ょうか。小宮山博士でしょうか。宮道博士でしょうか。楽しみで
す。日本には各分野に優れた科学者が多いのでどなたが選ばれて
もおかしくない。期待しています。・・・残念!ガサネタでした。

研究は幾何学級数的に進んでいく。一つ一つの細胞の動きだけ
でなく、動きのネットワークまで追うことができる。
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1000種類もの匂い細胞の作用機所を的確に追うことができ
る。そんな時代になっているのです。
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自然科学の世界はウソがつけない。阻害剤で実験すれば違いが
すぐわかる。手に取るようにわかる。政治の世界は平気でウソ
をつく。ウソで固める。ウソだらけである。それでは確固たる
国家などできようもない。
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「三つ子の魂 百まで」のエビデンス [2015年09月18日(Fri)]
「三つ子の魂 百まで」にはエビデンスがあります。鳥類の実験
ですが、乳幼児期の経験はいつまでも残ります。人間も鳥類も原
理は同じです。

良いことも悪いことも同じく残ります。幼児期虐待され心に傷を
受けた人は、大人になってもその傷から逃れることはできません。

幸せな結婚をしても、何かの拍子にトラウマとなって浮かび上が
って本人を苦しめます。酷いことです。虐待は不幸の“種まき”で
す。

赤ちゃんに最も必要なことは、安心・安全と豊かな愛情です。
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「やったようになる」の根拠(エビデンス) [2015年09月18日(Fri)]
神経細胞(ニューロン)はそれぞれ役割を持っています。感覚を
受容する感覚野、運動を担当する運動野、運動野は更に腕・手・
指・・・と細部にわたって分担されています。ニューロンの活動
部位を調べると活動した部分の細胞が増えていくのです。これが
「やったようになる」の根拠(エビデンス)です。

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脳回路は経験依存的に形成される。 [2015年09月17日(Thu)]
脳回路は経験依存的に形成されます。経験しないことはできませ
ん。誰しも「楽をしながらとくをとろう」と考えるのです。しか
し、長い人生で結果は明らかです。「やったようにしかならない」
それが人生です。
脳科学研究ではスパインの形成で一目瞭然です。                
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昨日、有楽町・朝日ホールで、第34回 脳の世紀シンポジウムが
開催された。沖縄科学技術大学院の杉山陽子博士は講演の中で、
「学習後には聴いた父親の歌にのみ聴覚反応が見られる」ことを
報告した。「教育は体験・経験からしか始まらない」ことがわか
る。
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脳は経験に依存しながら発達する。 [2015年09月15日(Tue)]
左は訓練前、右は訓練後である。このように、脳は経験に依存し
ながら発達する。直接体験や体験的学習が言われる根拠はここに
ある。体験・経験に裏づけられなければ、着実な成長はない。

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