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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


講演 参考資料 [2014年11月30日(Sun)]
11月16日、浦安で
「お父さん出番ですよー子育てに脳科学をー」の講演をした。
配布したレジメの参考資料です。合わせてお読み下さい。

1 脳の原則8カ条 
 @ 脳はオープンマインドである。    
  *脳が閉じれば閉じるほど、人格がゆがんでくる。表情も
   自然でなくなる。秘密が多ければ多いほど公明正大でな
   くなる。
 A 脳は全体最適を求めて機能する。   
  *脳は全体で機能する。社会事象も全体で機能する。家長
   は家庭全体を考え、校長は学校全体を考える。市長は市
   民全体を考え、知事は県民全体を考える。当然国会議員
   は国全体を考える。組織の長が全体を忘れたら必ず組織
   はおかしくなる。
 B 脳は相互補完で働く。   
  *目的と相互補完を忘れた時、個人も組織も機能しなくな
   る。強い者中心・弱いものいじめ、攻撃・排除が組織を
   破壊する。
 C 脳の目的は「幸せ」である。   
  *脳は満足を求めて機能する。個人にとっても社会にとっ
   ても「幸せ」が目的である。当然ながら政治の目的は「
   国民の幸福度」を一歩でも上げることである。
 D 脳は出力に依存する。   
  *脳は入力よりも出力に依存して発達する。入力しても出
   力しなければ回路として完了しない。読書したらメモ・
   感想を書く。一日が終わったら日記を書く。情報が書類
   のように積み重なって想起できなくなる。脳が錆つく。
 E 脳はネットワークで機能する。   
  *家庭も学校も会社もネットワークで機能する。ネットワ
   ークが良い会社は業績が上がる。社員は生き生きしてい
   る。活気がある。フットワークもよい。仕事も早い。混
   乱や混線がない。逆の場合は大変、逆の現象が次々に出
   てくる。
 F 愛が脳を活性化する。   
  *教育は愛!愛こそ教育、教育・人材育成の大原則である。
   テクニックがどんなに優れていても愛がなければ無に等
   しい。「よくできる」先生が、いつの間にか、子どもが
   嫌いになり距離をおき、子どもから離れていく。愛のあ
   る先生はどの先生も子どもを大事にし、粘り強く技術を
   磨き良い先生になっていく。
 G 脳はウソをつけない。
  *脳はやったとおりになる。脳の回路を誤魔化すことがで
   きない。痕跡が残る。ヒトは生きた通り死んでいく。ウ
   ソをつけない時代がやって来た。
 ◎ 合脳性が高いほど優れた人間になる。
  *脳の原理に合った行動が優れた人間を生む。合脳性が高
   いほど優れた人間になる。

2 いのちの原理
 @ いのちの原理は、愛他主義です。
 A 自己実現ではありません。他者実現です。
 B 妻の幸せ、子どもの幸せ、チームの成長のためです。
 C 自己実現のために他者をダシに利用してはいけません。
 D 遺伝子もDNAも「愛他」の中で完成します。
 目的を間違うと大変・・・矛盾が起こります。
 @ 混乱・混線が起ります。 
 A ねじくれたり、縮込んだりします。 
 B 死ぬ細胞もでてきます。

3 愛されると脳は全開する。
 @ 嬉しい・楽しい
 A 安心する。安定する。
 B やる気になる。忍耐強くなる。
 C 優しくなる。親切になる。
 D 妬まない・やっかまない
 E 意地悪しない。威張らない 。

4 愛されないと脳は閉じる。
 @ 不安定になる。
 A 荒れる。暴れる。投げやりになる。
 B 短気になる。自分勝手になる。  
 C 意地悪になる。
 D 妬む・やっかむ。
 E 威張る 。

5 上手なほめ方
 @ 成功が成功の元
 A 成功させてほめる。
 B 間髪入れずに褒める。
 C 全身で褒める。
 D お母さんも嬉しいと言う。
 E 一歩の努力を褒める。

6 上手な叱り方
 @ 目的は正常にもどすこと。
 A 間髪いれず叱る。
 B 理由は一言で
 C ガミガミ・くどくどはダメ
 D 「善・悪」「白・黒」を明確に
 E 興奮しない・させない。
 F 脳が混乱・混線する。
 G 最後に褒めるためです。

7 脳の構造
 @ 脳幹
 A 大脳扁縁系
 B 大脳新皮質
 C 前頭前野

8 入れ子の原理
 @ 反射・代謝・免疫
 A 快と苦の行動
 B 動機や動因(仕事や勉強)
 C 挑戦 いきがい・使命・奉仕・献身

9 マズローの欲求5段階説ー最上位は“愛他の欲求”ー
 @ 生理的欲求
 A 安全の欲求
 B 所属と愛の欲求
 C 承認・尊敬の欲求
 D 自己実現の欲求
 E 愛他の欲求

10 脳の配線は・・・
 @ 進化する
 A 変更する
 B 訓練で育つ
 C 意欲の方向に向かう。

11 良くできる子の特長
 @ 早く寝る。寝る子は育つ。
 A 朝ご飯は大事、運動能力も学力も高い。
 B 夜も早い。
 C 家庭の努力が凄い。
 D 長くない家庭学習時間 
 E 家族に対話がある。 
 F 長くないテレビ視聴時間

12 子育ての基本
 @「早寝・早起き・朝ごはん」が鉄則、メリハリが大事。
 A テレビ、ゲーム、携帯電話は少なければ少ないほど良い。
 B 昼間思いっきり活動し、夜は「バタン キュッ」と寝る。
 C 脳は使えば使うほど発達する。そして体は丈夫になる。
 D 褒める:叱るの割合は、7:1 。

13 発達8つの関門
 @ なめるほど可愛がること。
  *愛着・情動形成に決定的な影響
 A 早寝・早起き・朝ご飯を身に付けること。
  *脳幹・生体リズムとエネルギー
 B 3度3度の食事をきちんととらせること。
  *心身の発達の基盤
 C 外遊びは十分させること。
  *脳幹・辺縁系・新皮質を総合的に育てる。
 D テレビ・ゲームに子育てを任せないこと。
  *前頭前夜(PQ)発達に弊害、1人遊び・一方通行はダメ              
 E 両親と祖父母の愛情と役割を十分にすること。
  *両親の愛情、祖父母の見守り・交流は大脳を発達させる。
 F 5才くらいまでに十分な情動を体験してきたか。
  *喜怒哀楽の情動体験は辺縁系を豊かに逞しく育てる。
 G 8才くらいまで豊かな環境で育まれたか。
  *総合的に人格の基盤を形成
「情動の科学的解明と教育等への応用に関する検討会」(文科省)

14 人間としての土台が育っていますか。
    子育て七つの宝物
 @ 精神が安定していること。
 A エネルギーに溢れていること。
 B 好奇心が旺盛であること。
 C 柔軟で広い価値観を持っていること。
 D 良いプライドを持っていること。
 E 社会性が育っていること。
 F 感性が豊かであること。

15 《脳の発達に大事なこと》 岡本道雄(京都大学)
 脳の発達は刺激によって促される。脳は刺激で発達する。
 @ 最初は模倣が大事
 A 愛情に裏打ちされた教え込みが大事
 B しつけの時の叱責と賞賛
 C 忍耐の要請の必要
 D 情操教育やコミュニケーションの大切さ
 E 感受精期(最も発達しやすい時期)を生かす 

16《これじゃ子どもは育たない》村上光男(なかよし保育園)
  暖房効かせて寒さがない    冷房効かせて暑さがない
  おやつが過ぎて空腹がない   歩かせないで疲れがない
  おもちゃやり過ぎで興味がない テレビ見過ぎで考えない
  ホイホイ与えて我慢がない   点数以外は関心がない
  判っているけど行わない    これではまともに育たない

17 参考図書
 ◎『脳と人間』 時実利彦著 (雷鳥社円)
 ◎『脳の話』 時実利彦著 (岩波新書円)
 ◎『人間であること』 時実利彦著(岩波新書円)
◎『情操・意志・創造性の教育』時実利彦著 (第一法規)
◎『目で見る脳』 時実利彦著(東大出版会)
◎『脳の生理学』 時実利彦編集 (朝倉書店)
◎『愛は脳を活性化する』 松本元著(岩波科学ライブラリー)
◎『HQ論 人間性の脳科学』 澤口俊之著(海鳴社)
 ◎『セロトニン欠乏症』 有田秀穂著(NHK出版)
 ○『ゲーム脳の恐怖』 森昭雄著(NHK出版)
 ○『脳の仕組み科学的勉強法』 池谷裕二著(ライオン社)
 ○『元気な脳のつくり方』 森昭雄著(少年写真新聞社)
 ◎『私の脳科学講義』 利根川進著(岩波新書)
 ◎『脳を育てる』 高木貞敬著 (岩波新書)
 ◎『進化しすぎた脳』池谷裕二著 (講談社ブルーブック)
 ○『自分の脳を自分で育てる』川島隆太著(くもん出版)
 ○『頭のいい子ってなぜなの』ヘンシュ貴雄(海竜社)
 ◎『人間になれない子どもたち』清川輝基著(えい出版社)
 ◎『男脳と女脳 こんなに違う』新井 康充著(河出書房新社)
 ○『脳内汚染』岡田尊司著 (文藝春秋円)
お父さん 出番ですよー子育てに脳科学をー [2014年11月30日(Sun)]
11月16日、浦安で
「お父さん出番ですよー子育てに脳科学をー」の講演をした。
配布したレジメです。

はじめに
 ・ノーベル物理学賞・生理学賞
1 脳の時代
・進展する脳科学を生かした子育て(黒田博士・利根川博士)
 ・文科省方針は「脳科学」
 ・「教育研究」から「脳科学教育研究」へ
2 脳の仕組みと働き
・配線構造と増幅作用
・右脳と左脳、脳の断面
・脳と人間形成
・心の安定・学ぶ意欲・人間性
・心の安定=暖かい団欒・暖かい食事・暖かい布団
・8つの知能
・前頭前野は指令本部、コントロールの中枢
・ニューロン結合(知ることは繋がること)
・正常な神経・混線した神経
・心を生み出す3要素
・脳の発達曲線(8才で95%、感受期あり、発達に旬あり、
 しくみは多重多層)
・マズローの欲求5段階説:ー最上位は“愛他の欲求”ー
 ・大脳化指数0.89ー子どもの栄養は脳をつくるためー
3 いのちの原理は愛ー子育ては愛 教育も愛ー
 ・アインシュタイン(物理の原則)もプライス(生命の原則)
  も愛に行き着く
 ・愛を紡ぐスピンドル細胞発見!
・ 愛を紡ぐスピンドル細胞発見! 
・ 学校でも、愛が勝負・マスコミ報道63回・脳科学教育の
 成果 
・愛されたら嬉しい。真っ赤に染まる。疎まれたら切ない。
 憂鬱で心は晴れない。
・ 愛されると脳は全開する。
・ 愛されないと脳は閉じる。
 ・上手なほめ方・叱り方
4 お父さんの出番ー母を守り、母を補完するー
(1)子育ては大変
 ・子育ては大変な仕事です。目が離せない。手が抜けない。
 ・父親の仕事は母親を守ること。補完すること。
 ・たまには相手をすること。叱ってやること。外で遊んで
  やること。
(2)幼児のほめ方・叱り方
 ・ほめる:叱る=7:1(愛と義) 
 ・指導の原理は褒めて育てる「強化学習」
 ・父親がほめる時のポイント
 ・父親が「叱る」目的とその方法
 ・母親が小言を言う時のポイント
(3)子どもが嫌がること
 ・親のケンカ・言い争い
 ・ガミガミ・ネチネチ・気分のままに
(4)子どもが喜ぶこと
(5)困った父親
 ・きれやすい
 ・自己中心的
 ・甘え(妻が寝込んでいても「食事どうした」と要求)
 ・支配的(レストランの店員にいばる)
 ・子どもと遊ぶのが下手
 ・よく自室にこもる
(6)未熟な夫・精神的暴力
 ・大声で怒鳴る
 ・交友関係を監視する
 ・ドアをバタンと閉める
 ・十分な生活費を渡さない
 ・無視する
 ・「自殺する」と脅す
5 子どもの課題
(1)ケイタイと電磁波
 ・歩いていても・・・
 ・スマホなどを渡して、長時間遊ばせる行為 注意を
 ・日本小児医師会 注意呼びかけ!
 ・「アルコール依存・薬物依存・ギャンブル依存」より、ゲ
   ームは強い。
 ・脳が壊れる。すぐキレる。
 ・ケイタイを先進国は規制している
(2)習い事の効果や選び方
 ・12歳までに脳の基盤が決まる
 ・脳全体を育てるー先ずは右脳が大事ー
 ・右脳を使いイメージしながら・・・
 ・やっぱり、ピアノが一番!その理由は同時処理能力
・好きこそ物の上手なれ!ー好きでなければ続かないー
(3)男の子と女の子の違い
 ・同じ入力でも出力が違う
 ・男は挑戦、女は安全
 ・女は強い。守りに強い。
 ・男は単純、女は複雑
 ・女がベース、ホルモンで「男」になる。
 ・ホルモンの変化曲線
 ・男脳:仕事と女 女脳:子どもと生活・お金
 ・男の脳と女の脳、その中は・・・
おわりに
 子育ては愛、家庭も愛 夫婦の愛が基盤
夫婦愛・家族愛をもとめて・講演レジメ [2014年11月22日(Sat)]
前回の「夫婦愛・家族愛をもとめて」の講演レジメです。
浦安市立日の出公民館 男女共同参画課題学習で使ったもので
す。ご覧下さい。
「性の乱れが、夫婦の乱れ、
 
  夫婦の乱れが、家庭の乱れ

    家庭の乱れが、社会の乱れ

      社会の乱れが、国家の乱れ」


   『脳科学に学ぶ『夫婦愛・家族愛を求めて』     
          脳科学教育研究所所長 桑原 清四郎
はじめに
 ・11月22日「いい夫婦の日」でした。その表彰がありニ
  ュースでも報道されました。「いい夫婦」のあり方とは?

1 対立から協調へ
 無知は不幸を生みます。男女の違いを超え、折り合いをつけ、
 お互いを生かし合うことが人間の叡智です。
 ・男は単純ですが、女は複雑・多様です。家事・育児・仕事
  旦那など、男性にはこなしきれない複雑・多様な仕事をや
  り家庭を回しています。家政経済のプロです。
 ・男は狩りにでかけ、女は子育てを主要な仕事とします。
 ・男が女を求めるパワーは2〜3倍あります。
 ・男はやる気脳、女は共感脳が優れています。
 ・男はストレスに弱く、女は強いのです。生命力があり、図
  太い面を持っています。
 ・夫婦ケンカの根っこに無知があり、性や子育て、お金の使
  い方や家事分担にトラブルとなって現れます。 
 ・男は「性から愛」、女は「愛から愛」へと動いていきます。

2 夫婦愛・家族愛の原理―脳科学からー
 ・物理学の天才はアインシュタイン、生命学の天才はジョー
  ジ・プライスです。原理を数式化してくれました。
 ・夫婦愛が十分な人はお互いの脳間操作が多層・多様で、コ
  ミュニケーションが豊かで幸福度が高いのです。ー参照1 
 ・男性と女性のすれ違いは脳の違いから起こるのです。
 ・心の動きは、ドーバミン・ノルアドレナリン・セロトニン
  の増減や相互作用・バランスによって生じてきます。 
 ・海馬だけでなく、他の領野でも新しく神経細胞が生まれま
  す。成長し続けると言うことです。長老脳になります。
 ・細胞は軸索を伸ばし、遠く離れた標的細胞まで繋いでいき
  ます。無目的・ゆきあたりばったりということはありませ
  ん。 
 ・脳には脳の目的があります。人には生きる目的があります。
 ・人間の目的は自己実現ではありません。他者実現・夫婦実
  現・家庭実現です。教師は子ども実現・学級実現です。
 ・40歳を過ぎれば、愛他主義は自己実現より社会実現に移っ
  ていきます。男性は現場の一線から管理職に移っていきま
  す。
 ・マズローは欲求の5階層説を提起しました。・・・参照2
 ・日本では5層の最上部にある「愛他」を無視、「自己実現」
  を最高目的としました。
 ・そのため、多くの女性は「自己実現」こそ人生の目標とし
  て走りました。特に有能な女性に顕著でした。その結果が
  女性の深い絶望感でした。利己主義の再検討が必要です。
 ・性の乱れ→夫婦の乱れ→家庭の乱れ→社会の乱れ(国家
  の乱れ)と連鎖・連動します。政治家の品性をみれば国
  の程度が分ります。
 ・未熟な夫の増加や精神的暴力が問題になっています。
  ・・・参照3、参照4
 ・人間性知能の発達程度による人物像
 ・HQ理論の理想的人間像・・・参照5
 ・HQが育たなかった人物像・・・参照6
 ・大人(中高以上)がHQを高める方法・・・参照7
 ・子どもがHQを高める方法( 川口市立東本郷小)参照8
 ・一般知能と社会的成功の比率

3 脳の原則8カ条ー分かち合いのもと―・・・参照9
  @ 脳はオープンマインドである。
  A 脳は全体最適を求めて機能する。
  B 脳は相互補完で働く。
  C 脳の目的は「幸せ」である。
  D 脳は出力に依存する。
  E 脳はネットワークで機能する。
  F 愛が脳を活性化する。
  G 脳はウソをつけない。
仮説 合脳性が高いほど優れた人間になる。

4. 対立から協調へ、自己愛から夫婦愛へ
(1)「自己実現」に走った現代女性の深い絶望感 参照10
(2)1つのヒント:愛ー日本型とヨーロッパ型ー 参照11
  ・竹取物語ー5人の王子ー・・・参照12
  ・日本型男女の愛・・・参照13
(3)対立から協調へ
  ・生物社会の原則競争しながら、少し我慢して、共生して
   いく。
  ・生態学的最適条件―少し満足・少し厳しい・少し我慢
  ・愛の構造・すがた・・・参照14
  ・脳内の相互交流  ・愛のかたち・・・参照15

5. 夫婦を築くエクササイズ
(1)女は愛されること・触れ合いを大事にする。男は?
                    ・・・参照16
(2)妻は?夫は?、何を大事にしていますか。
  @ 私(妻)が重視している順番は?
  A 多分夫が重視しているだろう順番は?
  B 私(夫)が本当に重視している順番は?
  C 多分妻が重視しているだろうことは?・

(3)女が?男が?心そそられるものは何でしょうか。
  @ 女がそそられるもの(生活そのもの)
  A 男が心そそられるもの(生活とはべつ)
(4)同じことでも男が思うほど女は重視していない。
                  ・・・参照17

6 再度「夫婦」とはなんだろうか。 ・・・参照18
 ・本当の夫婦・家族は・・・参照19
 ・夫婦愛・家族愛の実現度は?・・・参照20

おわりに
 ・結婚!苦労があっても・・・参照21
 ・脳も夫婦も愛、家族も愛、 強く・激しく・優しく

参照1
 ・HQが高いと97%は幸福
 ・HQが低くても58%は幸せになる。
 ・HQが高いと80%は社会的に成功する。
 ・HQが低くても37%は社会的に成功する。

参照2 マズロー:欲求階層説
 欠乏欲求(Deficiency-needs)
  @ 生理的欲求(Physiological needs) ・・・85%
  A 安全の欲求(Safety needs)・・・70%
  B 所属と愛の欲求(Social needs/Love and
               belonging)・・・50%
  C 承認(尊重)の欲求(Esteem)・・・40%
     存在欲求(Being-needs)
  D 自己実現の欲求(Self-actualization)・・・10%
    「自己超越」(self-transcendence)
  E 「自己超越」(self-transcendence) ・・・2%
  ・マズローは晩年、5段階の欲求階層の上に、さらにもう
   一つの段階があると発表した。しかし、日本では殆ど無
   視された。

参照3 未熟な夫の増加
  @ キレやすく、ハンドルを握るとひとがかわる。 
  A 自己中心的で、約束を簡単に変える。
  B 甘ったれで、寝込んでいても食事を要求する。
  C 支配欲が強く、レストランの店員にも威張って命令
    する。
  D 共感性が欠如し、子どもと遊ぶのが下手。
  E 人間関係が結べず、よく自室にこもる。

参照4 これも精神的暴力
  @ 大声で怒鳴る。
  A 交友関係を監視する。
  B ドアをバタンと閉める。
  C 十分な生活費を渡さない。
  D 無視する。
  E 「自殺する」と脅かす。

参照5 HQ理論の理想的人間像(澤口俊之博士による)
  @ 前向きで計画的 
  A 個性的で独創的 
  B 頭が良く、優れた問題解決能力を持つ。
  C 理性的で、自分の行動や感情・欲望をうまくコント
    ロールできる。 
  D 好な協調性をもち、優しく、思いやりがある。 
  E 豊かな意欲、意志力、集中力、達成感、幸福感をも
    つ。
  F 幸福な家庭と社会的成功を得て、人生に成功す
    る。       

参照6 HQが育たなかった人物像(澤口俊之博士による)
  @ 無計画で刹那的である。
  A 独創性がなく、非個性的で、人まねばかりする。
  B「頭」が悪く、問題解決能力が低い。
  C キレやすく、衝動的になる。
  D 状況を無視した自分勝手な行動や非社会的・反社会的
    な行動を繰り返す。
  E 相手の気持ちがよくわからず、協調性や優しさが希薄
    である。
  F 意欲や意志力、達成感などが欠如し、アパシー化する。
  G 幸福な結婚や社会的成功に見放されて人生に失敗す
    る。    

参照7 大人(中高以上)がHQを高める方法(澤口俊之博士)
  @ 豊かな栄養をとる(ま・ご・わ・や・さ・し・い) 
  A 常に目的や夢をもち、未来志向的に生きる。
  B 記憶(知識や経験)をふやし、それを活用する。
  C 文章を速く読むトレニングをする。
  D 新聞の社説を読み、記憶をもとにそれを要約し、批判
    する。
  E 社会と積極的に関わる、恋をする。
  F 芸術的な趣味を持つ。(右脳をつかう)
  G 旅をする。 
  H ときに適度なストレスを求める(新しいことへのチャ
    レンジ)
  I 股関節を柔軟にする。
  J エアロビクス(有酸素運動、ウオーキングなど)を行
    う。
  K 細かい手作業をする。
  L 早寝・早起きをする。

参照8 子どもがHQを高める方法(例 川口市立東本郷小学校)
  @ 早寝(9:00)・早起き(6:30)・朝ご飯 こ
    れが鉄則       
  A 朝ご飯をしっかり食べる。
    (ま・ご・わ・や・さ・し・い)        
  B 外遊びやスポーツをうんとしてバタンキューで寝る。
   (万歩計:低学年1万歩高学年1、5万以上)                  
  C うんと勉強する。暗記する。読書する・感想文を書く。
   (読書はスラスラ読み、感想は1・2・3と3つ以上)
  D テレビ・ゲーム(平日15分、休日でも30分以内、
    テレビでも1時間以内でやめる)
  E 歯をくいしばってやる体験をふやす。(登り棒、鉄棒
    、マラソン)     
  F 細かい手作業をする。             
  G 人が喜ぶことをどんどんする。         
  H 絵を描く、音楽をやる。        
  I 目的やねらいを決めて必ず実現させる。                

参照9 脳の原則8カ条ー分かち合いの基―・・・参照8
  @ 脳はオープンマインドである。
   ・脳が閉じれば人格がゆがむ。
   ・秘密があると公明正大でなくなる。
   ・オープン度が高いほど密着度が高くなる。
  A 脳は全体最適を求めて機能する。
   ・優れた夫婦は夫婦最適を求める。
   ・最適夫婦は家庭全体を考える。
   ・優れた夫婦は弱い子どもを最優先する。
  B 脳は相互補完で働く。
   ・優れた夫婦は自分の欠点を知る。
   ・優れた夫婦は黙ってさっとやっておく。
   ・優れた夫婦は損得勘定を感じない。
  C 脳の目的は「幸せ」である。
   ・夫婦の目的は「幸せ」、幸せを求めて日々努力する。
   ・小さな幸せを大事にし、一つ一つ積み重ねていく。
   ・仕事も家庭も、社会も政治も「みんなの幸せ」を目的
    とする。
  D 脳は出力に依存する。
   ・優れた夫婦は働きものである。
   ・子どもは良く勉強する。運動する。
   ・実行第一、怠け者ではない。
   ・夫婦は愛し合っただけ仲良くなる。
  E 脳はネットワークで機能する。
   ・優れた家庭はネットワークで機能する。
   ・優れた夫婦ほど対話が多い。仲が良い。活気がある。
    フットワークもよい。仕事も早い。
   ・混乱や混線がない。
  F 愛が脳を活性化する。
   ・夫婦は愛、親子も愛、子育ても愛!愛が家庭を活性化
    する。
   ・愛ある家庭は子どもが育つ。子も夫婦も立派に成長し
    ていく。
   ・お金で解決しない。助け合って貧しさを乗り越える。
  G 脳はウソをつけない。
   ・脳は秩序、生命の秩序。脳はウソを直感する。瞬時に
    見抜く。
   ・入力はウソをつけないが、出力はウソをつける。
   ・秩序感覚・義の感覚は己を誤魔化すことができない。
    夫は妻を誤魔化せない。妻は夫を誤魔化せない。妻は
    夫を直感する。
   ・夫婦は一体、心も体も一体を目指す。
   ・ウソは混乱・混線のもと、離反の元。ウソは痕跡とし
    て脳に残る。神経回路に残る。傷として残る。ねじく
    れ回路として残る。
   ・人は生きた通り死んでいく。
   ・夫婦にもウソをつけない時代がやって来た。 
  
 仮説 合脳性が高いほど優れた人間・優れた夫婦・家庭にな
    る。
   ・脳の原理に合った行動が優れた人間を生む。
   ・優れた夫婦を生む。
   ・夫婦は合脳性が高ければ高いほど優れた家庭をつくる。
   *成功=成功経験+脳の知見
   ・脳に順行すれば必ず成功する。
   ・脳に逆行すれば必ず混乱・混線する。人生を踏み誤り、
    成功の人生を歩まない。

参照10 「自己実現」に走った現代女性の深い絶望感
  @「結婚しなくても良い」・・・「惚れ惚れしたいい男」
                  がいれば結婚したい。
  A「男女の破綻」・・・破綻なんか誰もしたくはない。
  B「離婚は良いことだ」・・・結婚式での約束!
  C「家庭内暴力は避けられない」・・女は暴力を嫌悪する。
  D「オヤジは粗大ゴミだ」・・「ゴミ」なんて誰も言われ
                 たくない。
  E「定年で離婚の勧め」・・・それほど「恨み・つらみ、
                怨念」が強かったのだ。
  F「無理でも子育て共同参画」・・・耐えきれない子育て
                  家事・お年寄りの介護 
 
 *「人生は幸福より不幸の方が良い」「幸福になるのに懸命」
                「不幸になるのに一所懸命」
 *女性の絶望は男性が考えているより遙かに深い。
  絶望の底には一体になりたい女性の切望がある。求めて得
  られない女性の心と我慢・忍耐を知り、 つき放さず反省
  し、傲慢にならず謙虚に反省し、愛と一致・共同と共助の
  道を探りたい。
 *本講座を通し、脳科学が語る 
  @ 男と女の違い 
  A 違いを生かす脳のしくみ 
  B 愛に結ばれた夫婦・家族を皆様と共に探りたい。

参照11 愛ー日本型とヨーロッパ型ー
  日本型:最初がいい加減でだんだん本物になる。
  ヨーロッパ型:最初から最後まで興奮を保持する。
 *ヨーロッパ型は最初の熱愛・興奮を継続、日本型はちょっと
  違う。

参照12 竹取物語ー5人の王子ー
  @ かぐや姫があまりにも美しかったので、多くの若者が求
    婚した。
  A かぐや姫は求めに応じたら結婚すると約束
     ・・・難題で本気度を試す。
  B「仏の御石の鉢」「蓬莱の玉の枝」「火鼠の裘」 
   「龍の首の珠」「燕の産んだ子安貝」などであった。
    例えば
   「仏の御石」・・・山寺のタダの石を持ってきてばれた。
   「蓬莱の玉」・・・職人に作らせ、その職人達に報酬を払
            わなかったのでばれた。
  D 天皇陛下:「あまりに美しいから」という理由だけ、「
    人格的交流」があったようには見えない。屋敷に押しか
    けて塀をよじ登り一瞬見えた姫の姿に惚れただけ。
  E 「命をかけてまじめに探そう」という気なし。何とかず
    るく立ち回って偽物でごまかそうとする。
  F 「ドンキホーテ」、「ロミオとジュリエット」と比較す
    るとかなり違う。
  G 日本の男性は苦労せずに求めようとする。ヨーロッパの
    男性は「命をかけて女性の要求に応える。それが男子た
    るものの本懐だ」としている。

参照13 日本型男女の愛
  @ 1年から3年まで・・・男女の恋愛
  A 3年以後・・・夫婦・家族の愛
  B 男女の恋愛から家族の愛に変わる。スイッチ変換に失敗
    ・・・浮気、不倫、離婚に突入する。
  C 日本の「育てる愛」とはどんなものか?

参照14 愛の構造・すがた
  @ 幹の安定・・・逞しい生命力
  A 大脳扁縁系の活性・・・豊かな喜怒哀楽の感情
  B 大脳新皮質の知恵・・・経験・知識
  C 前頭前野の人間性・・・共感・協力・思いやり

参照15 愛のかたち
  @ 一緒に会話している幸せ
  A 一緒に食事している幸せ
  B 一緒に子ども世話している幸せ
  C 一緒に寄り添っている幸せ
  D 一緒に散歩している幸せ
  E 一緒に触れ合っている幸せ
  F 一緒に団欒している幸せ
  G ただただ一緒にいるだけでいい幸せ 

参照16 女は愛されること・触れ合いを大事にする。男は・・?
  @ 人の皮膚は2u
  A 受容体数
    ・痛み受容体:280万
    ・冷たさ受容体:20万
    ・触・圧受容体:50万・・・男の10倍
  B 女の皮膚は男の10倍も敏感
  C 女どうしの会話は男どうし同士の会話より、4〜6倍
    触れ合う回数が多かった。

参照17 男が思うほど女は重視していない。
 魅力的な男性像           男 : 女
  @ 筋肉の逞しい胸と肩   ・・・ 21:1  
  A 背が高い        ・・・13:5
  B ペニス         ・・・15:2
  C 小さくてセクシーなお尻  ・・・4:39
  D 平らな腹(でぶ×)    ・・・7:15
  E 細さ(スリム)      ・・・9:13

参照18 「夫婦」とはなんだろうか。
  @ 愛し合っているだけでは夫婦ではない。-恋人である。
  A 同居しているだけでは夫婦ではない。内縁関係であ
    る。
  B 子供を作っただけでは夫婦ではない。-私生児である。
  C 最低でも結婚届を出す。「同性」を名乗る。
    ・・・これで形式的な要件を整える。
 *結婚後は、二人の力、共有・共助・共通感覚で一心同体に
  なる。周囲も夫婦を尊重する。夫はその収入を妻に渡す。

参照19 本当の夫婦・家族は・・・
  @ 夫婦愛・家族愛に満ちている。
  A 生活を共にし、財産を共有し、結婚届を出して社会的
    にも認められている。
  B 子供を愛の結晶として心を込めて養育する。
  C いつも笑顔が絶えず、苦しいときには助け合う。
  ・シングルマザー、ニコニコ離婚より家族が助け合い、楽
   しい人生を送るのがもっとも良い。
  ・「夫婦愛」は「家族愛」と連動する。
  ・男性はやりたい・女性は愛されたい。愛されると身も心
   も開く。
  ・男は直載だが女は先々を考える。
  ・夫婦愛・家族愛は女性の賢さが大きく影響する。

参照20 夫婦愛・家族愛の実現度は?
  ◎ 85%以上 ○65% △ 45 × 30%以下 
  質問1 夫婦関係・家族関係は円満ですか。
  質問2 朝ごはん・夕ごはんを一緒に食べますか。
  質問3 寝室は一緒ですか。
  質問4 求められたら応じますか。
  質問5 夫婦・家族の家事分担はOKですか。
  質問6 家庭の団欒はうまくいっていますか。
  質問7 すれ違いを上手に埋められますか。
  質問8 一緒にいると心が安らぎますか。

参照21 結婚!苦労があっても・・・
  @ 我が子が育っていくときのあの楽しみ
  A 家族そろって食卓を囲む楽しさ
  B そして子供が大きくなって自分を抜いていく何とも言
    えぬほろ苦さ・・・
  ◎人生は、楽しく、幸福に、平和に過ごすことができれば
   、それにこしたことはない。
  ◎私たちの叡智と人格でなし得ると私は思う。
『男と女・夫婦・家族の幸福の知恵』 [2014年11月22日(Sat)]
前回、浦安市日の出公民館の男女参画課題学習
講演をした。以下講演レジメを報告する。

脳科学に学ぶ『男と女・夫婦・家族の幸福の知恵』
      
はじめに
 ・男と女ーこの不可思議な関係
 ・脳の仕組みを知ろう!
 ・脳は幸せになるようにプログラムされている。
 ・幸せになるまで満足しないしできない。  
1 脳のしくみ
 ・脳も夫婦も愛「つながりと深まり」
 ・脳は3層 (力強く愛し、激しく愛し、優しく愛す)
 ・脳全体・体全体を使って人格の完成に至る。「結婚人格が
  核」
 ・心の安定・学ぶ意欲・人間性
 ・人間力は総合、8知能をまとめて使えば使うほどよくなる。
 ・幼少期が最重要!幸せの基礎・土台
 ・原理は愛!いのちの原理は愛
 ・愛されたら嬉しい。真っ赤に染まる。(別紙)
 ・疎まれたら切ない。憂鬱で心は晴れない。(別紙)
 ・愛の始まりは繋がること(ニューロン結合)
 ・日々伸ばす新しい発見
 ・関心の強さが愛情を増強する。
 ・優れた夫婦はスッキリつながる。
 ・優れた夫婦は、混線させない。
 ・正常な神経と混乱・混線した神経
 ・脳もバランス・夫婦もバランス
 ・だれにも欠損がある。残存能力を生かす。補完と支援
 ・ヒトは野生型が基本、過度に人工的にならないこと。
 ・ヒトは誰でも「腹の虫」で動く。
2. 男の脳・女の脳
 ・外からみたらほとんど変わらない。
 ・しかし、内部をのぞくと・・・
 ・違いが多い、男脳と女脳(神経核の大きさ・神経細胞の数
 ・どこと繫がっているか・シナプス・伝達物質・経験や環
  境への反応度)*反応差が構造差を生む。
 ・女性が優位、優位脳は女性が多い。女性の生命力が強い。
 ・男性は右脳(イメージ立体)、女性は左脳(言語・近傍)
 ・減量・運動・減塩・節酒、男・女に違い、レセプター?
 ・性差医療の導入
 ・年齢別に見た脳重量の性差
 ・生殖器官の重量変化
 ・視床下部の性中枢
 ・性的二型核(SDN-POA)
 ・INAH(1〜4)・PVN(室傍核)・SO(視索上核)
 ・脳の性分化臨界期(アンドロゲン)
 ・男脳・女脳の特徴をまとめると・・・(別紙)
3. 脳科学から見た「夫婦のすれ違い」
 ・違いを生かすー脳の原則8カ条ー・・(別紙)
 ・前頭前野:男女の違い
 ・ホルモンの作用
 ・男はダメージに弱い、ダメージを受ける範囲が広い。
 ・見方・考え方・話し方まで違いが・・男が想像さえしない
  ことまで・・・。
 ・会話の中の性差
 ・性行動にも育て方にも・・・
 ・ホルモンの流れ
 ・視床下部の性中枢 A10快感中枢→第一次性欲中枢→第
  二次性欲中枢(男)・第二次性欲中枢(女)
 ・ヒトの分界条床核(BST)の性差・・・男は女の2〜3倍
 ・性行為に楽しみを見出せない性差率・・・女は男2〜3倍
おわりに
 ・脳も夫婦も愛、力強く・激しく・優しく

参照(別紙)
1 愛されると脳は全開する。
 @ 安定した良い子になります。
 A 先生の話をよく聞き、進んでやる子になります。
 B 忍耐強く親切で、優しい子になります。
 C 当然、勉強のできる子になります。(桑原作成)

2 愛されないと脳は閉じる。
 @ 寂しく、やる気のない子になります。
 A 短気で、意地悪な子になります。
 B 不安定で、自分勝手な子になります。
 C 妬んだり、やっかんだりする子になります。(桑原)

3 男脳・女脳の特徴のまとめ
 @ 男よりネオテニー的(幼児的特徴を持つ)
 A 脳重の比率 女2.2%vs男2.0%
 B 脳梁膨大部が男より大きい。(言語機能)
 C 前交連が12%大きい。退化しにくい。
 D 皮質の厚さに左右有意差がない。
 E 雄ラットでは性的二型核がメスの5倍もある。
 F 視交叉上核は若者2倍、70歳以上は変わらず
 G 男:テストステロン 女:エストロジェン(抗鬱、記憶)
 H 子サルの男はメスの5〜10倍も遊びの喧嘩が好き
 I アルツハイマー病:男性より約3倍かかりやすい。 

4 脳の原則8カ条
 @ 脳はオープンマインドである。
  *脳が閉じれば閉じるほど、人格がゆがんでくる。表情も
   自然でなくなる。秘密が多ければ多いほど公明正大でな
   くなる。
 A 脳は全体最適を求めて機能する。
  *脳は全体で機能する。社会事象も全体で機能する。家長
   は家庭全体を考え、校長は学校全体を考える。市長は市
   民全体を考え、知事は県民全体を考える。当然国会議員
   は国全体を考える。組織の長が全体を忘れたら必ず組織
   はおかしくなる。
B 脳は相互補完で働く。
  *目的と相互補完を忘れた時、個人も組織も機能しなくな
   る。強い者中心・弱いものいじめ、攻撃・排除が組織を
   破壊する。
C 脳の目的は「幸せ」である。
  *脳は満足を求めて機能する。個人にとっても社会にとっ
   ても「幸せ」が目的である。当然ながら政治の目的は「
   国民の幸福度」を一歩でも上げることである。
D 脳は出力に依存する。
  *脳は入力よりも出力に依存して発達する。入力しても出
   力しなければ回路として完了しない。読書したらメモ・
   感想を書く。一日が終わったら日記を書く。情報が書類
   のように積み重なって想起できなくなる。脳が錆つく。
E 脳はネットワークで機能する。
  *家庭も学校も会社もネットワークで機能する。ネットワ
   ークが良い会社は業績が上がる。社員は生き生きしてい
   る。
   活気がある。フットワークもよい。仕事も早い。混乱や
   混線がない。逆の場合は大変、逆の現象が次々に出てく
   る。
F 愛が脳を活性化する。
  *教育は愛!愛こそ教育、教育・人材育成の大原則である
   。テクニックがどんなに優れていても愛がなければ無に
   等しい。「よくできる」先生が、いつの間にか、子ども
   が嫌いになり距離をおき、子どもから離れていく。愛の
   ある先生はどの先生も子どもを大事にし、粘り強く技術
   を磨き良い先生になっていく。
G 脳はウソをつけない。
  *脳はやったとおりになる。脳の回路を誤魔化すことがで
   きない。痕跡が残る。ヒトは生きた通り死んでいく。ウ
   ソをつけない時代がやって来た。
仮説 合脳性が高いほど優れた人間になる。
  *脳の原理に合った行動が優れた人間を生む。合脳性が高
   いほど優れた人間になる。

5 夫婦を生かす5つの愛情表現
 @ ほめる。
   ・事実をほめる。褒めることはいくらでもある。 
   ・「かわいいね」・「愛してる」・「あなたのおかげ」
   ・「一緒で良かった。」
 A 優しくそっと触る。
   ・握手する。・手を添える。・はぐをする。      
 B 情動中枢(心の底)に話しかける。
   ・「○○さん、今日もありがとう。いてくれてありがと
    う。うれしいよ。」
 C 黙ってほほ笑む。 
   ・喜びがジワッとくる。脳内にセロトニンが分泌する。
   ・セロトニンは「癒し系」
   ・「怒鳴る・けなす・ケチ・嫌味」は、セロトニン神経
    を閉じさせる。
   ・誰でも表情に敏感、豊かな表情を好む。
 D 優しく見つめる。

6 脳構造の性差形成
 @ 脳構造の性差形成は発達期より開始され、発達期の精巣
   から分泌されたアンドロゲンが作用すると、性的に未分
   化な脳がオス型に分化する。
 A 一方、メスは発達期にアンドロゲンが作用しないので脳
   がメス型になる。
 B アンドロゲンが作用して脳の性分化の方向性が決定され
   る時期(脳の性分化臨界期)は動物種によって異なり、
   ラットの場合、出生前5日頃から出生後5日頃である。
 C ヒトの性分化臨界期は胎生12週から22週頃と推定され
   ている。
 D 発達期のメスラットにアンドロゲンを与えると遺伝的に
   はメス(XX)であっても脳がオス型になる。
 E 発達期にアンドロゲンの働きが阻害された遺伝的オス
   (XY)は脳がメス型になってしまい、遺伝子と脳の性
   の不一致が起こる。
 F 発達期に分泌されるアンドロゲンは脳の性分化におい
   て極めて重要な働きがある。
 G ラットやマウスの場合、精巣から分泌されたアンドロ
   ゲンは、脳内で芳香化酵素(アロマターゼ)によって
   エストロゲンに変換されて作用することがあり、オス
   型脳の形成には芳香化したアンドロゲン、すなわち、
   エストロゲンが主要な役割を果たす。

7 埼玉大学の性分化研究
 @ 脳の性分化はホルモンに対する依存性が高く、臨界期
   におけるホルモン作用のかく乱は、脳の性分化に影響
   を及ぼす恐れがある。
 A 内分泌かく乱物質による脳の性分化への影響は動物実
   験によって確かめられた。
 B 加えて、内分泌器官のホルモン分泌に対する化学物質
   曝露の影響が、脳の性分化の異常を引き起こす原因に
   なることも考えられる。。
 C 脳構造の性差はヒトの脳にもあります。ヒトでは性指
   向性(異性愛、同性愛)や性同一性(自身の性別に対
   する認識)に関係すると考えられる性的二型核が存在
   し、神経解剖学的にはそれらに相同する部分が動物の
   脳にもある。
 D 動物をモデルに脳の性分化研究を通し、健康リスク低
   減に向けた環境化学物質の影響評価の取り組みや男ら
   しさと女らしさを形作る脳の実体解明に貢献してゆき
   たい。            (埼玉大学理学部)

8 発達期の性的二型核におけるアポトーシス
 @ 発生初期の脳では、過剰にニューロンが産生されてい
   る。
 A ニューロンはその発生部位である神経上皮から移動し
   て最終定位置に辿り着くと、神経突起を伸ばしてシナ
   プスを形成し、神経ネットワークを構築する。
 B この一連過程の中で、ニューロンの半数以上がアポト
   ーシスという細胞死の現象によって脳の構成要素から
   脱落する。
 C 発達段階の性的二型核では、ニューロンの発生、移動
   、アポトーシスなどに性差が生じると考えらる。
 D ラットの視索前野にあるSDN-POA(Sexually
   dimorphic nucleus of the preoptic a rea)
   は内側視索前核のニューロン群であり、オスのSDN-
   POAはメスのSDN-POAよりも大きく、多くのニュー
   ロンが含まれている。
 E 終板器官の直後から第三脳室を取り囲むように存在す
   る前腹側脳室周囲核(anteroventral periventricular
    nucleus: AVPV)は、大きさやニューロン数がメス
   において優位な性的二型核である。(排卵に関与)
 F 発達期のSDN-POAとAVPVでは、アポトーシスを起こ
   して死んでゆく細胞数に性差があり、その性差は成熟
   期のニューロン数の性差と全く正反対であることが知
   られている。
 G メスのSDN-POAとオスのAVPVのアポトーシス細胞数
   は異性に比べて多い。
 H ミトコンドリアのチトクロムc放出調節を介したアポト
   ーシス経路が性的二型核の形成に関与すると考えられ
   る。Bcl-2ファミリーに属するBcl-2はチトクロムc放
   出を抑制してアポトーシスによる細胞死を防いでいま
   す。反対に、Baxはチトクロムc放出を促進してアポト
   ーシスの誘導を促す。

9 アポトーシスの性差
 @ ミトコンドリアからチトクロムcが細胞質へ放出される
   と、カスパーゼという一群のタンパク質分解酵素が次々
   と活性化されてアポトーシスが実行される。
 A 発達期のSDN-POAでは活性型カスパーゼ-3を含む細胞
   はメスにおいてオスよりも多い。AVPVでは、SDN-POA
   とは反対に、活性型カスパーゼ-3を含む細胞はオスに多
   い。
 B このことから、カスパーゼー3の活性化を介したアポト
   ーシスによって、死滅細胞数の性差が生じるのだと考え
   られる。
 C さらに、発達ラットのAVPVとSDN-POAでは、カスパー
   ゼ-3の活性調節に関与するBcl-2とBaxの発現に性差があ
   ることも明らかになった。
 D SDN-POAでは、アポトーシスを抑制するBcl-2の発現は
   オスにおいて高く、アポトーシスを促進するBaxの発現
   はメスにおいて高い。
 E AVPVでは、Bcl-2の発現はメスにおいて高く、Baxの発
   現はオスにおいて高い。
 F Bcl-2とBaxの発現の性差によって、最終的にはアポトー
   シスを実行するカスパーゼ3の活性に性差が生じる。

10 脳の性決定・まとめ
 @ 脳の性決定には発達期の精巣から分泌されるアンドロゲ
   ンが重要であり、ラットやマウスでは、周生期において
   脳内のアロマターゼによって芳香化したアンドロゲン、
   すなわちエストロゲンが作用することで脳がオス型に分
   化する。
 A SDN-POAやAVPVをはじめとする性的二型核の形成もエ
   ストロゲン(芳香化アンドロゲン)が大きく影響を与え
   ている。
 B 出生直後に去勢された成熟オスラットのSDN-POAは成
   熟メスラットのSDN-POAのように小さくなり、出生後
   間もなくエストロゲンを投与された成熟メスラットの
   SDN-POAは成熟オスのSDN-POAと同程度にまで大き
   くなる。
 C 発達期の性的二型核のアポトーシス細胞数もエストロゲ
   ンの影響によって変化し、エストロゲンを投与したメス
   ラットのSDN-POAにおけるアポトーシス細胞数は減少
   することが知られている。
 D 生後間もないメスラットにエストロゲンを投与して、
   SDN-POAのBcl-2とBaxの発現を調べた結果、エストロ
   ゲンを投与しなかったメスラットに比べてBcl-2の発現
   は高くなり、Baxの発現は低くなる。
 E エストロゲンを投与したメスラットのBc-2とBaxの発現
   量はオスラットと同程度になっていた。
 F 以上のことから、発達期の精巣から分泌されたアンドロ
   ゲン由来のエストロゲンは、オスラットのSDN-POAに
   おけるBcl-2とBaxの発現量を調節する働きがあり、これ
   によってカスパーゼ-3の活性化を介したアポトーシス細
   胞死がメスラットのSDN-POAに比べて抑えられるのだと
   考えられます。その結果、発達オスのSDN-POAにおける
   アポトーシス細胞数はメスに比べて少なくなるのだと考
   えられる。

参考図書 ◎研究向き ○実践向き ・一般書
 ◎『脳と人間』 時実利彦著 (雷鳥社)
 ◎『脳の話』 時実利彦著 (岩波新書)
 ◎『人間であること』 時実利彦著 (岩波新書)
 ◎『情操・意志・創造性の教育』 時実利彦著(第一法規) 
 ◎『目で見る脳』 時実利彦著 (東大出版会)
 ◎『脳の生理学』 時実利彦編集 (朝倉書店)
 ◎『愛は脳を活性化する』松本元著(岩波科学ライブラリー)
 ◎『脳科学が築く21世紀』理化学研究所BSI編集
 ◎『HQ論 人間性の脳科学』 澤口俊之著(海鳴社)
 ○『セロトニン欠乏症』 有田秀穂著 (NHK出版)
 ◎『私の脳科学講義』 利根川進著 (岩波新書)
 ◎『脳を育てる』 高木貞敬著 (岩波新書)
 ○『進化しすぎた脳』池谷裕二著 (講談社ブルーブ)
 ◎『男脳と女脳 こんなに違う』新井康充著(河出書房新社)
 ◎『脳から見た男と女』 新井康充著(講談社)
 ○『性感体の科学』大島清著 (ごま書房)
 ○『右脳と左脳』角田忠信著 (小学館ライブラリー)
 ○『性感体の科学』大島清著 (ごま書房)
 ○『したたかな脳』 澤口俊之著 (日本文芸社)
 ◎『女の脳・男の脳』田中冨久子著 (NHK出版)
 ○『男が学ぶ「女脳」の医学』 米山公啓著(ちくま新書)
 ◎『脳と心をあやつる物質』生田哲著(講談社)
 ○『子どもの健全な脳と心は親の愛情が育てる』高田明和著 
                      (PHP研究所)
 ○『話を聞かない男、地図が読めない女』アランバーバラ著 
                      (主婦の友社)
 ○『やわらかな脳の作り方』吉成真由美著 (新潮社)
 ○『ゲノムを支配するものは誰か』グレイグ・ベンター著 
                     (日本経済新聞社)
 ○『DNAとの対話』ロバート・ポラック著 (早川書房)
 ・『日本古典に見る性と愛』中村真一郎著 (新潮社)
 ・『江戸艶本ベストセラー』林美一著 (新潮社)
 ・『性の花伝書』 武智鉄二著 (祥伝社)
 ・『教育と家庭』 内村鑑三著 (岩波書店)
 ・『夫婦この不思議な関係』 曽野綾子著(PHP研究所)
 ・『武士道』新渡戸稲造著 押龍一郎訳 (PHP研究所)
 ・『男と女の迷信の真相500』 運命の謎を探る会編
                   (河出書房新社)
遺伝情報:1文字違うと不妊に [2014年11月19日(Wed)]
・約30億塩基対ある全遺伝情報のわずか1文字・1塩基対の
 違いで不妊が起きることをマウスの実験で確認した。(理化
 学研究所)
・オス、メスともに生殖器の一部が正常に作られず、不妊にな
 っていた。同じ原因でヒトの不妊が起きている可能性もある。
・生物の遺伝情報は、細胞内のDNAに塩基と呼ばれる4種類
 の文字、A(アデニン)、G(グアニン)、C(シトシン)、
 T(チミン)を組み合わせた暗号文字で書き込まれている。
・チームは、生物の組織の形成に深くかかわるベータカテニン
 と呼ばれるたんぱく質を作る遺伝子に注目。このうち1文字
 が、通常のTではなくAに変わったマウスを作った。
・その結果、オスは精液の成分を分泌する精のう、メスは子宮
 につながる膣(ちつ)の異常が確認された。一方、精子や卵
 子は正常に作られ、他の異常もなかった。
・チームの村田卓也開発研究員は「ヒトとマウスのベータカテ
 ニンの構成は同じで、マウスの解析結果がヒトにも当てはま
 る可能性が高い。不妊の早期診断、早期治療につながるかも
 しれない」と話している
経験による脳回路の変化を新モデルで予測 [2014年11月18日(Tue)]
誰も「経験」の重要性は知っている。しかし、「脳回路の変化」
として捉えている人は案外少ない。
「経験」を考える上で参考になる論文が出たので、アウトライ
ンを書いてみます。

・人は経験を通じて学習できる。脳回路は経験によって変化す
 る。
・時間スケールの異なる2種類の可塑性メカニズムが、相互に
 調節しながら働く。
・シナプス結合の強さは動的に変化する。頻繁に使われたシナ
 プス結合がより強くなり、あまり使われなかったシナプス結
 合がより弱くなる。
・一方で、神経活動が極端に弱まったり、強まったりするのを
 防ぐ仕組み「整調型可塑性」」が存在する。
・ 「眼優位性」の可塑性は、左右の眼からの入力情報のうち、
  どちらが大脳視覚野において優先的に処理される。これは
  経験とともに変化する現象である。
・今までの理論だと、2種類の可塑性の時間スケールが異なる
 ため、整調型可塑性がその役割を果たさず、神経活動が高く
 なりすぎたり低くなりすぎたりしてしまう。
・共同研究グループは理論モデルをより現実に近づけるため、
 ヘッブ型可塑性と整調型可塑性の時間スケールの違いと、そ
 れらを担う分子メカニズムを考慮した新しい理論モデルを考
 案した。
・この新モデルによって、2種類の可塑性に関わる分子の依存
 性も含め、眼優位性の可塑性の実験結果を忠実に再現するこ
 とができました。
・経験による脳の変化を司る2つの可塑性が相互に調整しなが
 ら働くメカニズムが明らかになったことにより、今後、脳の
 学習や成長のメカニズムの理解が加速することが期待できま
 す。『Neuron』(10月22日号)
脳科学と教育・授業 [2014年11月10日(Mon)]
2学期も残りわずか、もう一度脳科学の視点から「授業」を振
り返ってみませんか。

○子どもを知ることは、子どもの思考回路すなわち脳回路
 を知ることである。それがわからなければ上手に指導で
 きない。シナプス発火・シナプス結合・シナプス増強、ス
 パインの機能など基本原理を理解することである。
  学習することはシナプスのネットワークは繋げること。
 授業のポイントはイメージと手順である。

  例えば「算数」
  @ 問題をイメージとしてくっきり描かせる。
  A 答えを書く。(7・8割、少なくても5割以上は自然
    に答が浮かぶ)
  B その答えがでたわけ・順序を子どもに説明させる。
  C 質疑応答を通してして、より以上に課題をクリアに
    する。
  D 解き方を整理・確認する。
  E 類似問題をやる。

 教師の仕事は子どもの脳の思考回路を見つけること、教職の
専門性はここに集中する。同一問題でも子どもの浮かべるイメ
ージはそれぞれ異なる。式もそれぞれ異なる。直近の既習事項
を生かした方法が一番多い。日数が離れれば離れるほど、思い
出す力は落ちていく。
脳回路にあった合脳的な指導法を探し当てたい。

      算数はイメージとアレゴリズム(学びの順序)

○文章題は、イメージが勝負!イメージをくっきり浮かばせ
 るのが決め手です。
○答えは全て脳の中にあります。体験と既習学習が生きてくる。
○イメージが浮かべば、真っ先に低学年なら答えが、高学年な
 らやり方がでてきます。次に式がでてきます。
○聞いてイメージ7割強、読んでイメージ1割、(絵や図に)
 書いてイメージです。イメージが勝負です。
  次に、問題文を強くしっかり書いてイメージをくっきりさ
 せます。これでほとんどの子供がOKです。だめ押しが線図で
 す。線図を書くのもくっきりイメージするためです。
○結論が先、理由は後です。
○イメージ力を育てることが重要と思われます。
○説明は脳の原理からみて得策ではありません。説明すればす
 るほど脳を混乱させるようです。上手な先生ほど説明は少な
 いようです。
○そのかわり、アレゴリズム(学びの順序)がしっかりしてい
 ます。手順がピタッと決まっているのです。 
         
例題1 5冊で600円のノートと、4冊で500円のノート
   はどちらがいくら高いですか。(6年)

例題2 分速600mで進む船があります。この船の秒速は何
   mですか。(6年)

例題3 8km離れたおじさんの家に行きます。分速200m
   で走る自転車では、何分かかりますか。(6年)

例題4 A町からB町まで、行きは分速60mで歩いて25分
   かかりました。帰りは、同じ道を自転車で、分速30
   0mで走ると何分かかりますか。(6年)

    脳の働きを良くする生活の改善10ケ条
                   桑原 清四郎
                            
1 「早寝・早起き・朝ご飯」で、生活習慣・生活リズムを整
  える。→早起きして朝の光を浴びると、生体リズムが整い、
  慢性的時差ボケから抜け出し脳が活性化します。
   問題行動の92.5%に生活リズムの乱れがあったの
  です。

2 朝ご飯をしっかり食べる。→睡眠中に使ってしまったエネ
  ルギーを朝食で補給すると、朝から元気に活動できます。
 
3 元気に外遊びさせる。少しは危ないこともさせる。→外遊
  びこそ、体を鍛え、創意工夫の力や空想力を育て、人と関
  わり合う力、心のコントロール力を身につけさせます。

4 テレビゲーム・ケイタイは最低限にする。→テレビゲーム
  は前頭葉を使いません。親子との関わり、人との関わりが、
  脳を活性化させます。

5 毎日、本を読む。→「読み・書き・そろばん」昔ながらの
  勉強が脳を発達させます。

6 明るくうるさい環境で寝かせない。→成長ホルモンは夜寝
  ているときに分泌されます。メラトニンは暗くなると分泌
  されるホルモンです。

7 いつでもどこでも何でも食べる。→空腹の時間があってこ
  そ、食欲がわきます。

8 できるだけ固い物をたべ、麺類や液体状の軟らかい食事ば
  かり食べない。 →噛むことが脳の発達を促します。

9 レンジでチン、インスタント中心の食事はダメ。→調理す
  る音、素材の色、加熱による変化、良い匂い、親が作る姿
  ・・・これらが子供の五感を刺激し、脳を発達させます。
  食は脳を育てる総合コースです。

10 酒・タバコ・薬物はダメ、お母さんも妊娠したらアルコー
  ル、タバコ、そしてコーヒー、紅茶のカフェインは飲まな
  い。→胎児はキュッと体を縮めて嫌がるのです。

         脳科学と学校研修
    ー学ぶ・感動のある教育課程の創造ー
                    桑原 清四郎
1、基本的な考え
 ・脳科学はイデオロギーを超える。                        
 ・脳科学は揺るぎなき教育の基盤となる。
 ・21世紀は、あらゆる学問が社会生物学と脳科学に収斂す
  る。
 ・脳科学の世界には「分かった・分からない・今、実験中だ
  」の3つしかない。 
 ・議論は最小限にとどめる。     
 ・科学の基本は、特定の現象を客観的に観察することです。
 ・「数える、測る、比べる、メモをとる」これが研究の定石
   である。
 ・すすめ方は「仮説・実験・検証」です。

2、「脳科学と教育」研究の課題(文科省)
  @ 学習やパッションの根源(意欲・関心)
  A 学習可能な年齢(臨界期・感受性期)
  B 氏か育ちか(遺伝と環境)
  C 頭の柔らかさ(脳の可塑性)
  D 物覚え(記憶のメカニズム)
  E ご褒美の効果(脳の報償系)
  F リハビリテーション(脳の機能回復)
  G 健やかな老い(加齢と能力維持)
 ○教科指導に関わるもの
  @ 注意力・意欲の増進や動機付け、創造性の涵養
  A 適切な教育課程・教育方法の開発
  B 学習障害や注意欠陥多動性障害などへの対応
    などがある。
 ○脳研究の4つの分野(理化学研究所)
  @ 脳を知る(脳の働きの解明)
  A 脳を守る(脳の病気の克服)
  B 脳を創る(脳型コンピュータの開発)
  C 脳を育む(育児・教育への応用)
○現場で進めるとしたら
 ・基本形の解明(守)
 ・実践・検証の積み重ねから変化のある繰り返しの開発(破)
 ・難問・問題づくりへの応用(離)
  などが考えられる。
○「脳科学と教育」研究の動向
 ・東大で脳科学講座開始
  臨床認知脳科学(松井) 発達脳科学特論(多賀)
  脳神経科学(北澤) 身体教育科学(野地)
 ・エーデルマン(1972年ノーベル賞)
  1987年「神経ダーウィニズム」、
  1998年「ダイナミック・コア仮説」
  2006年「意識」研究の集大成として「Wider-than
         the Sky」発表
 ・ジョセフ・ルドゥー「シナプスが人格をつくる」発行 
 ・2006年ノーベル賞(医学生理学)メロー博士、フ
          ァイアー博士、「RNA干渉」
  ・利根川進博士「海馬の記憶研究」
  ・伊藤正男博士「小脳研究」
  ・澤口俊之博士「前頭連合野HQg研究」
  ・河西春郎博士・松崎政紀助手「記憶とスパイン研究」

3、脳科学の機能・知見
 (1)脳は開放系である。
 (2)経験の束がその人である。「君の人格は君のニューロ
    ンである。」  
 (3)情動が大事、「知・情・意」でななく、「情・意・知」
    の順である。      
  ・脳幹(生きている)価値系回路が重要   
  ・大脳辺縁系ー情動の中枢ー(たくましく生きる)  
  ・大脳新皮質ー知性の中枢ー(かしこく生きる)
  ・前頭前野ー人間性の中枢ー(人間らしく生きる)  
   を一体としてとらえることが大事である。
 (4)ニュロン(樹状突起)は使えば伸びるし、使わないと
    衰える。   
  ・樹状突起やスパインを伸ばし、ネットワークを豊かにす
   ることが教育活動の中身である。
  ・シナプスの発火・結合が原理である。 
  ・1個のシナプスが記憶の素子となっている。 
  ・シナプス増強は、特異性・協同性・連合性の3つがある。
  ◎強い刺激(感動)が到達したシナプスでは、スパインが大
   きくふくらむ。
  ◎大きくふくらんだシナプスは信号が伝わりやすい。  
  ・スパインが小さいシナプスは信号が伝わりにくい。              
 (5)教育の目的は情動のコントロ−ルである。前頭前野の開
    発とも言える。
  ・我慢中枢・思いめぐらし中枢・人間関係中枢などがある。     
  ・扁桃体や視床下部からの本能や情動を前頭前野を使ってコ
   ントロールする。
  ・教育の要締は意志を鍛えること。
 (6)脳は進化の所産、最高傑作である。                     
  ・ヒト脳に生命38億の歴史が込められている。
  ・脳・体・遺伝子が三位一体で今の自己を創っている。
   脳細胞から自己の総体へ
  ・シナプスが人格をつくる。
 (7)実践の優劣は、活動が脳の機能と順行していること。  
  ・脳に順行するとうまくいくし、逆行すると脳が混乱を起
   こし人間がダメになる。
 (8)指導要領は脳の中にある。
  ・指導要領竹内博紀は日本の教師が生み出した最高の財産
   である。            
  ・特別活動などメチャメチャにされてしまった。
  ・文科省でも脳科学を基盤にした指導要領を作ろうとして
   いる。
  ・いずれにしろ子どもに合わないのは成功しない。
 (9)すすめ教職の専門性とは、脳の回路を探り当てること
    である。

4、脳の原理ー脳科学の知見を生かすー
   『愛は脳を活性化するー松本元博士ー』
 (1)脳はスポンジ どんどん吸収する。
 (2)脳は二本足打法 やるかやらないか、暑いか寒いか、
   「生ぬるい」は脳が混乱
 (3)脳は思った方向、願った方向に伸びる。
 (4)脳はネットワークである。
 (5)シナプスは発火し、結合し、増強する。
 (6)1素子1対応である。相手を選び、それ以外は刈り込
    まれる。
 (7)シナプスのスパインは強い刺激で太く膨らみ、弱い刺
    激ではさくしか膨らまない。太鼓と同じ、打てば強く
    響き、弱く打つと弱く響く。
 (8)シナプスが人格をつくる。
 (9)遺伝子は開いたり閉じたりする。遺伝子のONーOFFが
    大事

5、脳科学と授業
 ・「教育は愛」 これがアルファーでありオメガーである。
 ・情動を生かす。扁桃体は大事。側座核はもっと大事。
  愛情核・安心核・意欲核である。
 ・脳科学の知見を授業、例えば算数の中で生かすには、
  @授業にがばっと喰らいつくこと 
  A脳みそしぼりをすること 
  Bどんどん書く、どんどん発表することの3点が重要と思
   われる。(現在検証中) 
 ・脳の切れ味より、体の切れ味が先決である。
 ・入力情報は意識より運動系が先に作動する。
 ・情報処理の基本は「確認」である。
 ・運動はドーバミン系を作動させ、脳を覚醒させる。
 ・「説明」は30秒を超えない。説明よりも体験・体得を大
   事にする。
 ・ドーバミンは快感物質である。快感は更なる快感を求める
  性質がある。快感が快感を、感動が感動を呼ぶ。感動のな
  い授業は定着しない。
 ・「褒める」とドーバミン作動系を刺激する。快感が心を開
   かせる。  
 ・短く力強く褒める。ぼんやりはダメ、「褒める」時は、端
  的に「よし!うまい!
 ・緊張感は、ノルアドレナリン作動系ネットワークを刺激す
  る。
 ・扁桃体は、快不快・好き嫌い。
 ・扁桃体を育てる授業
  @ 見つめる A ほほえむ B 話しかける C 褒める 
  D 触る
 ・教科書は大事、実践研究の成果、教科書通り授業すること。
  脳科学からみても効果的なのです。
 
6、私たちの使命  
 ・脳科学の知見を現場の実践で検証すること。
 ・具体的な事実を一つ一つ生み出すこと
「脳を育てる親の話し方」出版! [2014年11月07日(Fri)]
「脳を育てる親の話し方」出版されます! 発売開始11月20日 子育てのヒントが満載されています。一人一人の子どもの脳に合せた「子育ての処方箋」です。
 
 脳の発達にとって、0歳〜12歳が最重要時期です。臨界期が詰まっています。子育て中のお母さんにとって必読です。是非是非お読みください。

 著者は「脳の学校」加藤博士と吉野博士、加藤博士は「はじめに」において
「『アタマは、使えば使うほど、よくなる』母は私が幼い頃から、この言葉を事あるごとに、ささやいてくれました。」
と書いた。

 好奇心旺盛で、外で遊ぶことが大好き。それ以外のことには全く興味がなく、母や祖母をひどく心配させる子どもだったという。

 しかし、母に叱られた記憶は一度もなかったという。賢いお母さんはガミガミ、キンキン、ギャーギャー言わない。多くは黙って見守る。
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孫は3歳になった。お母さんが叱っている姿を見たことがない。たっぷり愛情を注ぎ、子どもの思いや願いに寄り添い、対応している。毎日外遊びを欠かすこともないと言う。
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上手に手を使い指を使い 数認識でも空回りすることがない。対応が見事である。脳を混乱させることがない。
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おもちゃ、ブロック、パズル、かるた 次々と遊び道具を持ちだしてくる。ジジを相手にいつまでも、いつまでも遊び続ける。
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心が揺らぐ。心が開く。言葉が紡ぎだされる。間とタイミング、早すぎても遅すぎてもヒットしない。やり取りをみていて、その名人芸にただただ驚く。
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脳の原則が流れるように生かされている。「赤ちゃんは天才」、後頭葉・頭頂葉・側頭葉のフル回転だ。赤ちゃんにとって、今が全て、一日は一生である。
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