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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


脳科学教育セミナー@ [2014年10月29日(Wed)]
脳科学教育セミナー@ 
講演まで時間があったので、穴八幡宮に立ち寄った。八幡太郎義家が前九年後三年の役で活躍、凱旋の帰途にあった康平年間創建したと伝えられている。
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穴八幡宮は徳川家の祈願所、流鏑馬の神事が有名。新宿区無形民俗文化財に指定されている。
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生理学賞は「場所細胞」であった。子育てや教育にとっても大きな影響をあたえる発見である。
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一般的な教育研究は、行動や学力・点数を課題とする。脳科学教育の研究はDNA・遺伝子から始まる。遺伝子や神経回路など脳科学を踏まえた研究でなければ、研究の名に値しないし、成果もあがらないだろう。もちろん積み上げはできない。
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物理学は物質の原理を探る。生理学は生命の原理を探る。子育て・教育は生命の成長・発達、当然生理学の上に打ち立てられなければならない。特に脳科学が重要となる。
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講演のU部は質疑応答であった。進行は根本正雄先生である。先生は、TOSS体育授業研究会代表であり、よさこいソーラン学校づくり研究会代表でもある。日本の学校体育指導の第一人者である。校長退職後も全国を回り若手教員の育成・指導に尽力されている。
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          脳科学教育セミナー@
          ―脳のつくりと働きー                  
はじめに
 ・生まれ故郷
 ・ノーベル物理学賞、生理学賞
1 脳科学の時代
 ・日本の現状
 ・迷走する日本(経済力・研究力・学力)
 ・迷走する日本(家計所得・国際比較)
2 日本の脳科学は世界を変えるか。―愛が脳を活性化するー
 ・研究をリードする科学者たち
 ・「脳科学と教育」研究の歩み
 ・変わる学校,―取材・報道63回―
 ・子どもに育てたい能力
 ・教育は愛 愛こそ教育(嬉しい・憂鬱)
 ・脳科学教育の構造図@A
 ・大事なのは12歳まで
 ・脳科学研究教育センター
 ・加藤俊徳博士の研究
3 脳のしくみと働き@
 ・左脳と右脳
 ・頭蓋骨に収まった左脳
 ・大脳の内部
 ・脳の断面
 ・大脳の機能マップ
 ・8つの知能と学力
 ・神経細胞(ニューロン)
 ・ニューロンネットワーク
 ・電線のようにつながっている
 ・伝達物質が「心」を調整している
 ・脳は場所ごとに働く
 ・大脳で数百億個、小脳で1000億個
 ・複雑なつながりで意識が生まれる
 ・ニューロンのすがた
 ・ホムンクルス・細胞数に比例する
 ・脳の病気
4 脳のしくみと働き A
 ・ニューロン結合と伸びた樹状突起
 ・DNA発現とシナプス増強
 ・脳神経の刈り込み
 ・正常な神経と混乱・混線した神経
 ・増幅する心 潜在する心
5 脳計測と新発見
 ・機能的MRI  ・近赤外線  ・脳電図
 ・可視化する脳の姿@ 
 ・可視化する脳の姿A
 ・可視化する脳の姿B
6 男の脳・女の脳
 ・男の脳・女の脳・・・その中は??
 ・食物・性・お金
 ・男の脳・・・仕事と女  女の脳・・・子どもと家庭
 ・したいと考える性・実行する性
 ・性的二型核・男はやりたがる
 ・細胞数がちがう
 ・男が男になるチャンスは3回ある
 ・男のパワー・女パワー
 ・女は強い。守りに強い。
 ・男は戦い。女は育む。
 ・女は共感、男はやる気
 ・男は攻め、女は守る。 女は強く、男は脆い。
 ・男は単純、女は複雑
 ・夫婦愛は「折り合い」「生かし合い」
7 おわりに
 ・教育は愛 、愛こそ教育
 ・真理は「心の食物」「身体の食物」「不死の薬」
新座市保育士会で講演 [2014年10月25日(Sat)]
 10月18日、新座市で講演した。主催は新座市保育士研修委員会であった。新座市は、静かに・豊かに・上品に発展している市のようだ。平林寺は関東の代表的な禅寺、その近くに新座ふるさと館はあった。
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 企画最初は10数人の小さな勉強会のはずだったのに59人に膨れ上がったという。脳科学への関心が広まっている証拠であろう。
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とにかく、参会者の学習意欲が高い。眼を輝かして聞き入っている。満々2時間、話す私も力が入った。時代は幼児教育、その担い手は保育士の先生方、責任はおもい。
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企画運営を担当した役員の先生方。発案をした先生、応援した先生、決裁した会長、市役所の担当者、一体になった結果である。言葉の通り「有り難い(ありがたい)」のです。
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         脳科学に学ぶ子育て
              脳科学教育研究所長 
              桑原 清四郎
はじめに
 ・ノーベル物理学賞
 ・ノーベル生理学賞(場所細胞の発見)「場所細胞」と教育
 ・進展する脳科学を生かした子育て
1 活躍する保育士たち
 ・南保育所の実践
 ・おさなご園
2 幼小一体化に向けて
 ・12歳までに脳の基盤が決まる
 ・脳全体を育てるーまずは右脳が大事ですー
 ・生きる目的は幸せ 
・教育は愛、愛こそ教育!
 ・私の実践・川口東本小
・学校は子どもの楽園
・マスコミ報道63回
・愛されると脳は全開する。愛されないと脳は閉じる。
・教育=愛の実践、ダイナミックな教育活動
・ほめる:叱る=7:1(愛と義) 
・褒めの名人渡辺先生・褒めの効用徹底解明
 ・上手な褒め方・叱り方
 ・脳の原則8カ条
3 脳の世紀・・・脳科学を生かす時代がやってきました。
 ・小泉博士前ローマ法王に謁見、天皇・皇后両陛下理研訪問
 ・山中教授・茂木健一郎・加藤俊徳・澤口俊之・池谷 裕二 
 ・理解・協力する人々(上田知事・関根県教育長・岡村川口
  市長・清水さいたま市長・稲葉さいたま市教育長・吉原前
  県医師会長などなど)
4 脳の仕組みと働き(配線構造+増幅作用)
 ・脳構造の進化・3層構造 
 ・脳の発達曲線
 ・即座核(愛情核)を中心に脳は回る
 ・右脳と左脳、脳の断面
 ・ニューロンとそのネットワーク
 ・ニューロン結合と伸びた樹状突起
 ・DNA発現とシナプス増強
 ・増幅する心と潜在する心の働き
 ・神経シナプスの過剰生成と刈り込み
 ・遺伝子発現→エピジェネティクスへ
5 脳科学と幼児教育
 ・幼児教育の父・倉橋惣三
 ・天才児を育てるポイントー脳を育てることー
 ・右脳を使いイメージしながら・・・
 ・やっぱり、ピアノが一番!
 ・大川翔君もピアノを・・・
 ・好きこそ物の上手なれ!ー好きでなければ続かないー
6 幼小期からの脳障害
 ・脳障害の現れ方
 ・欠損した神経回路
 ・キレる(攻撃的行為)
7 脳科学の知見を生かした子育て8カ条
 1条 教育は愛、褒めて育てる。
 2条 早寝・早起き・朝ごはん
 3条 寝る子は育つ
 4条 ゲーム・ケイタイ NO!
 5条 医食同源ーマ・ゴ・タ・チ・ワ・ヤ・サシイー
 6条 遊びが子どもを育てる しつけは厳格に 
 7条 手足を充分に使うー手は脳の出先機関、足は脳と一体ー
 8条 やったとおりに脳は育つ
おわりに
  教育は愛 愛こそ教育
TED講演「場所細胞」@ [2014年10月24日(Fri)]
 TEDは、年一回アメリカで行われる世界的講演会。講演者
はほとんどが著名人。中には無名であっても時代の挑戦者は
含まれる。聴講は会員に限定、年会費は7,500ドル

   脳があなたのいる場所を認知するしくみ
            ニール・バージェス 

・「海馬」は記憶を司る器官、語源は形が似ている「タツノ
  オトシゴ」のラテン名、海馬は神経細胞でできています。
・アルツハイマー病などで傷つくと 駐車した場所が覚えられ
 なくなります。
・人間の脳には 千億もの神経細胞があり、それらの連絡は 微
 弱な電気パルスやスパイク信号を送り合うことで行われてい
 ます。
・海馬には二つの細胞層があり それらは密につながっています。
・近年、マウスやラットが 飼育ケージでえさを探している間の
 神経細胞の活動を計測することで「空間の認知」に関する記
 憶の仕組みが解明されつつあります
・いま仮にラットの海馬にある1個の神経細胞を計測中としま
 す。細胞が信号を発すると、赤く光ると共にジジジと音がし
 ます。この細胞はラットが特定の場所に行ったときだけ活動
 します。そして脳の他の部分に信号を送るのです。
・この細胞がどの位置を担当しているかがわかります。こうし
 て多くの細胞を計測していくとラットが移動した場所ごとに
 別々の細胞が働いていることがわかりました。
・こうして神経細胞は地図を作って脳全体に「いま自分がどこ
 にいるか」を知らせ続けているのです。
・この「場所細胞」は人間にも見つかっています。てんかんの
 患者が定期的に脳の検査をするとき、小さな街をドライブす
 るゲームをしたことがありました。街の特定の場所をドライ
 ブすると海馬の「場所細胞」が活性化し、電気信号を送り始
 めるのです。
・ではどのように場所細胞は環境の中の位置を知るのでしょう
 か。この2つの細胞は環境における「境界」が重要な事を示
 しています。上の細胞はラットが箱の壁の中央にいる時に興
 奮するようです。箱が大きくなれば範囲も広くなります。
・下の細胞は南側の壁に近い時に興奮するようです。ですから
 箱の中に新しく壁を作ると動物が箱の中を歩きまわったとき、
 壁が南側にあるときに限ってその細胞が興奮するのです。
・このことは、あなたの周りの建物などの距離や方向を感じ取
 ることが海馬にとって非常に重要なことを示します。実際に、
 海馬につながる細胞のなかで、ラットやマウスが歩きまわる
 際に、境界や縁への 距離や方向を感知して、海馬に、正確に
 伝える細胞が発見されています。
・左側の細胞は 実験動物が東側の境界や壁に近づいた時に反応
 します。それが四角い箱であっても、丸い箱の曲がった壁で
 あったとしても、テーブルの縁であったとしてもです。
・そして右側の細胞は南側の境界があるときに反応します。そ
 れが壁やテーブルの縁であっても、離れたテーブルの隙間だ
 ったとしてもです。これこそが「場所細胞」が自分の位置を
 知る一つの手段と考えられます。
・目的物の場所の予想テストもしました 単純な場所の どこに
 旗があるか? 要は駐車場の車の位置みたいなものです まず
 実験する場所を探索してもらい覚えるべき位置を見てもらい
 ます。少し後にもういちど同じ場所に戻ると大体の人は、旗
 や車がどこにあったか、正確に示すことができます。ではこ
 んどの実験では部屋の形や大きさを最初に見たものと変えて
 しまいます。
TED講演「場所細胞」A [2014年10月23日(Thu)]
  脳があなたのいる場所を認知するしくみA
         ニール・バージェス 

・この場合でも私たちは 環境の形や大きさの変化に応じて目的
 物の位置を予想することができるのです。いいですか。例え
 ば、小さな四角形の矢印部分に旗があるとします。そして、
 誰かに旗がどこにあるのか尋ねます。ここで、四角形をもっ
 と大きくすると、彼らの考える旗の位置が、場所細胞の活性
 化領域が拡がるのと同様に拡大するのです。
・つまり、どこに旗があるかの記憶は、場所細胞の活性化パタ
 ーンの蓄積により、行われているようです。だから、少し後
 にその場所に戻っても、場所細胞が同じように活性化する位
 置を動きまわって探すことで、覚えようと思った場所に戻っ
 てくることができるのです。
・一方、動くことで位置を知ることもできます。道を間違えた
 とき、駐車してそのへんを歩きまわりますよね?私たちは、
 動き回れば、もとに戻るためにどの方向へ向かえば良いか、
 ざっくり統合できると知っています。場所細胞は、このよう
 な進路統合信号を「グリッド(格子)細胞」から得ています。
・グリッド細胞とは、海馬につながった細胞で、場所細胞と似
 た性質があります。しかし、ラットがあちこち動き回ってい
 るときの、あるグリッド細胞の働きを調べてみると、別々の
 場所で規則正しく活性化し、驚くほど綺麗な三角形の格子を
 作ることがわかります。
・いくつかのグリッド細胞を記録してみると、ここに、異なる
 色で示していますが、それぞれの細胞が持つ 格子状の活性化
 パターンは少しずつ ずれていることがわかります。赤の細胞
 は、このような格子で、緑はこう、青はこのように活性化し
 ています。
・まとめると、ラットは空間上に、仮想のグリッド(格子)を
 置いているようです。要は、地図にある経線や緯線のような
 ものです。三角形ですけどね。ラットがあちこち動き回ると
 き、ある細胞からある細胞へと活性が受け継がれていくこと
 で、現在位置が把握されます。だから、自分の動きを利用し
 て、今どこにいるかを知ることができるのです。
・人間もそうなのか?まず、全ての格子状のパターンには、対
 称の軸があり、オレンジで示したような方向性があります。
 つまり、私たちが、6つの方向のどれかに向かっている場合
 とそうでない場合で、脳の特定の場所にあるグリッド細胞の
 活動は変わるはずです。そこで何人かにMRIスキャナーに
 入ってもらい、先ほどお見せしたようなゲームをやってもら
 って、この信号を探しました。すると、脳の「嗅内皮質」の
 中に見つかりました ラットのグリッド細胞がある部分と同じ
 場所です。
・では再びホーマーさん、彼は、どこに車を停めたかを、まわ
 りの建物や壁からの距離や方角という情報から覚えているの
 でしょう。それは「境界」を検知する細胞によって示されま
 す。また、彼は駐車場から出る道を覚えていますが、それは
 グリッド細胞によって示されます。
・これらの二つの細胞は 場所細胞を活性化させます。そして彼
 は戻ってくるときに 場所細胞が記録したパターンに最も合う
 場所に移動することで車を停めた場所に戻ってくることがで
 きるのです。そしてホーマーさんは、車という視覚的刺激の
 無い場所に導かれてしまいました。きっと車は、牽引されて
 しまったのでしょう。しかし彼はどこにあったかを覚えてい
 てたどり着けます。
・さて、空間的な記憶だけでなく、脳全体にわたって格子状の
 活性化パターンを探してみると、たとえば最後に行った結婚
 式を思い出すような「自伝的記憶」に関する作業を行うすべ
 ての場所で格子状の活性パターンが見られました。
・つまり、空間を認知するための仕組みは、視覚的なイメージ
 を生み出すためも使われているのかもしれません。だから私
 たちは 過去の出来事を思い出すときその場面を思い浮かべる
 ことができるのです。
・もしこれが本当なら、あなたの記憶は、この密な相互作用に
 よって、場所細胞が互いに活性化させあい、そして、境界細
 胞が活性化し、あなたの視点の周りの空間を構築することで、
 始まっているのかもしれません。
・そしてグリッド細胞は、視点を変えてくれます。まだ言及し
 ていない「頭部方向細胞」は、どの方向に顔を向けているか
 によって、コンパスのように活性化します。それらはあなた
 が創造したい視覚的イメージに合わせて視野角を決めます。
 こうして 結婚式場で起きたことを思い出せるのです。
・以上のことは、脳を構成する無数の神経細胞の活動から、私
 たちがどのように記憶し、想像し、考えるかなどを理解する、
 新たな時代の認知神経科学の 一例にしか過ぎません。
ノーベル生理学賞・「場所細胞」発見に与えられる [2014年10月22日(Wed)]
 今年のノーベル生理学賞は「場所細胞」発見に贈られた。
物理学賞は「物の原理」発見に、生理学賞は「生きものの原
理」発見に贈られる。物性科学と生命科学、これが科学の2
本柱である。
 子育て・教育にとって、「場所細胞」は極めて大事である。
科学の大発見を産業界はすぐに生かすが、教育界は生かさな
い。産業界は直ちに(原理発見ー技術開発ー産業応用)と進
めるが、教育界は鈍い。関心さえ示さない。情けない。

・スウェーデンのカロリンスカ研究所は6日、2014年のノー
 ベル医学生理学賞を、
 @ ジョン・オキーフ英ロンドン大学教授(74)*英米の
   2重国籍を持つ
 A ノルウェー科学技術大のマイブリット・モーセル教授
   (51)
 B その夫のエドバルト・モーセル教授(52)
 の3氏に贈ると発表した。
・授賞理由は、人間が空間の中で自分の位置を把握するのを
 助ける神経細胞を発見したこと。この神経細胞の機能は、
 「脳内GPS(全地球測位システム)」とも呼ばれ、アルツ
 ハイマー病とも関連があると考えられている。
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・通常のマウスでは、迷路を走った後の休息中には直前 に迷
 路を走ったときと同じ順番で海馬の場所細胞が活動してい
 る。
・個々の場所細胞と場所細胞集団には刻むリズムがあり、シ
 ータ位相歳差と呼ばれる。
・ラットが走るとラットの位置の移動に応じて、場所細胞が
 次々活性化する。
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・個々の場所細胞の発火はLFPの特定の位相で開始し、周
 期が進む毎に、前にシフトした位相で発火する。
・早くより出発点に近い位置で活動を始めた細胞は、後によ
 り離れた位置で活動する細胞の位相を追い越すことはなく、
 活動中一定の位相差が保たれる。
・シータリズムの各1周期の間には、活性化した場所細胞が、
 位置の順番に従った位相の順番で発火する。
・その結果、ラットの「走る」という行動の時系列は、時間
 スケールで10倍程度圧縮してシータリズムの周期の中に埋
 め込まれる。
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・海馬のシータ位相歳差は学習との関連が当初から注目された。
・空間を学習した回路があれば、位相歳差ができる。
・神経細胞のリズムとLFPシータリズムとの相互作用によっ
 て、細胞集団としての時間パターンが形成される。それが海
 馬の神経回路に伝えられ、海馬内のシナプス可塑性を選択的
 に生みだす。
・海馬錐体細胞のシナプス可塑性は、純粋なHebb 型ではなく、
 前シナプス細胞、後シナプス細胞が数十ミリ秒の時間差で活
 動した時に選択的なシナプス増強が起こる。
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・位相差に従って活動した海馬内細胞同士が、可塑性に適した
 時間差を持つとき、選択的で一方向的なシナプスが形成され
 るのである。
・位相歳差生成の鍵は、海馬への入力部位にある細胞が、シー
 タリズム程度の振動数で活性化し、その自発振動数が、活動
 持続にともなって徐々に増加することである。
・海馬の入口である内嗅野およびその周辺では、シータリズム
 付近の周波数で活動し、しかも周波数が変化する神経細胞が
 すでに報告されている。(引用 理研・山口研究室)
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彼岸の朝 [2014年10月21日(Tue)]
彼岸の朝、校庭の花壇で目にした草花です。やっぱり植物は
いいですね。気持ちがなごみます。ほっとします。
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「脳科学と教育」メモ4 [2014年10月17日(Fri)]
「脳科学と教育」メモ4

・ノックアウト法、部位局限ノックアウト法が有効

・事実や出来事記憶は海馬、記憶は短期記憶と長期記憶に別
 れ、長期記憶は陳述記憶と非陳述記憶に分かれる。

・海馬は側頭葉内側に左右1個づつある。

・大脳皮質は100億?脳全体で1000億、グリア細胞ま
 で含めると億、電気信号で情報を伝える。

・軸索は出力、樹状突起は入力を担当する。シナプスに情報
 を繰り返し加えると、情報が非常に通りやすい状況になる。
 それを長期増強という。

・記憶は一つの細胞の現象ではなく、細胞のネットワークが
 作り出す現象である。

・実験箱のマウスは最初の5〜10分は活性が低い。10分
 以降CAIの活動パターンが出てくる。

・分子レベル・・・細胞レベル・・・細胞ネットワークレベ
 ルで解明すること。

・シナプス間隙は数万分の一だがそれでも飛び越えられない。
 伝達物質が活躍する。

・記憶情報はそのほんの一部を刺激しただけで、ネットワー
 ク全体が活性化され、記憶全体が想起される。記憶力は想
 起力のことである。

・カルシニュリンのノックアウトマウスには社会性がない。
 一緒にいたがらないし、注意力も欠如している。
                  −利根川進博士―

・大脳皮質は140億、脳全体で1000億、グリア細胞は神経
 細胞の10倍

・電気信号・・・シナプス・・・伝達物質・・・興奮性電位
 の発生・・・閾値を越える・・・
 発火・・・次々に伝達する。

・IPSPは興奮が大きくなり過ぎないようにブレーキをかけ、
 「負のフイードバック」をかける。

・PQを活性化させる3原則
 @ 読み書き計算(黙読より音読、計算は単純なものを速く
  解く)
 A コミュニケーション (直接対面して会話する。電話は
  効果薄、遊びは3人以上が効果大)
 B 指を使って創造する(料理、楽器演奏、工作など目的が
  必要)

・脳は情報を入力し、処理し、出力するという一連の行動が
 あったときに良く働く。

・記憶すると入力の過程が抜け落ち、活性度もおちる。新聞
 の宅配は珠玉のシステム

・脳にはリズムがあり、午前中一番良く働くようにセットさ
 れている。その脳には朝食・エネルギー源としてブドウ糖
 が必須、

・バランンスの良い栄養素も必要、1日に30品目の食材を
 とる。

・酒は基本的には脳細胞を殺してしまう。ほろ酔い状態では
 活性化するが・・・

・朝食抜きは脳をガス欠状態のまま走らせるのと同じ、欠食
 が2・3割の学校もある。

・「料理が脳を鍛える」「料理するとキレイになる」

・学習すると、神経細胞と神経線維をつなぐシナプスの数が
 増え、神経線維も太くなる。
ノーベル物理学賞おめでとう [2014年10月09日(Thu)]
ノーベル物理学賞おめでとうございます。
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勇気がわきます。励まされます。世界に顔向けができます。
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若手の研究者が生きかえります。
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逆境にもへこたれなくなります。
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科学のこころが育ちます。燃やすと色だ出る。叩くと音が出る。
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お役に立ちます。みんなのお役に立ちます。有り難いです。
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先生方の生き方が見事です。邪念が見えません。
「子どもの習い事ランキング」 [2014年10月06日(Mon)]
「子どもの習い事ランキング」つづき

 1位 ピアノ ピアノは脳の同時処理能力をアップさせま
す。子ども時代ピアノを習うことは脳の発達にかなり有効
です。
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 右手も左手も、親指も小指も、足も使います。当然、耳
も目も使っています。五感全部を使い、しかもバランスよ
く調整しながら使っています。高度な作業をしているので
す。
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レッスンでは、聞きながらメモを取ります。
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 2位 ダンス ダンスは脳の瞬発力をアップさせます。脳
の切り替え力を鍛えます。全身運動です。体・頭・心の全
体を使います。当然頭もよくなります。学校の勉強は当然
ですが、“地頭”が良くなります。
 子ども時代は単なる物知りではなく、物事を知るその根
っこを育てるのが肝要です。
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 幼児教育の重要性は限りありません。もし国が本気で教
育が大事というなら、幼児教育に本腰を入れなければなり
ません。私は今月も浦安市で講演します。
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 そろばんも大事です。
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脳科学教育セミナー@ [2014年10月02日(Thu)]
早稲田大学で脳科学教育セミナーを開いた。場所は早稲田奉
仕園、主催はTOSS体育中央事務局、テーマは「脳のつくり
と働き」であった。参加者は、東京・埼玉・千葉・神奈川・
茨城・京都・大阪の先生方と早稲田大・玉川大・文教大など
の学生だった。

今、最も求められている資質は・・・?
 バイタリテー・対話能力・責任感・・・
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語るも真剣、聞くも真剣、何としても時代のニーズを解き明
かしたい。
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講演を受けて、質疑応答、進行は根本正雄先生、聞き上手・
まとめ上手、さすが40冊も本をだされた先生である。
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レジメは下記の通り

      脳科学教育セミナー@
      ―脳のつくりと働きー
         脳科学教育研究所 所長 桑原清四郎
はじめに
・生まれ故郷
・フジテレビ「バイキング」出演
1 脳科学の時代
・日本の現状
・迷走する日本(経済力・研究力・学力)
・迷走する日本(家計所得・国際比較)
2 日本の脳科学は世界を変えるか。―愛が脳を活性化するー
・研究をリードする科学者たち
・「脳科学と教育」研究の歩み
・変わる学校,―取材・報道63回―
・子どもに育てたい能力
・教育は愛 愛こそ教育(嬉しい・憂鬱)
・脳科学教育の構造図@A
・大事なのは12歳まで
・脳科学研究教育センター
・加藤俊徳博士の研究
3 脳のしくみと働き@
・左脳と右脳
・頭蓋骨に収まった左脳
・大脳の内部
・脳の断面
・大脳の機能マップ
・8つの知能と学力
・神経細胞(ニューロン)
・ニューロンネットワーク
・電線のようにつながっている
・伝達物質が「心」を調整している
・脳は場所ごとに働く
・大脳で数百億個、小脳で1000億個
・複雑なつながりで意識が生まれる
・ニューロンのすがた
・ホムンクルス・細胞数に比例する
・脳の病気
4 脳のしくみと働き A
・ニューロン結合と伸びた樹状突起
・DNA発現とシナプス増強
・脳神経の刈り込み
・正常な神経と混乱・混線した神経
・増幅する心 潜在する心
5 脳計測と新発見
・機能的MRI  ・近赤外線  ・脳電図
・可視化する脳の姿@ 
・可視化する脳の姿A
・可視化する脳の姿B
6 男の脳・女の脳
・男の脳・女の脳・・・その頭の中は??
・食物・性・お金
・男の脳・・・仕事と女  女の脳・・・子どもと家庭
・したいと考える性・実行する性
・性的二型核・男はやりたがる
・細胞数がちがう
・男が男になるチャンスは3回ある
・男のパワー・女パワー
・女は強い。守りに強い。
・男は戦い。女は育む。
・女は共感、男はやる気
・男は攻め、女は守る。 女は強く、男は脆い。
・男は単純、女は複雑
・夫婦愛は「折り合い」「生かし合い」
7 おわりに
・教育は愛 、愛こそ教育
・真理は「心の食物」「身体の食物」「不死の薬」
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