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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


日本工業大学訪問 [2014年06月29日(Sun)]
 6月25日、友人・日本工業大学に當間教授を訪問した。研究
室棟入り口で待ってくれた。
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 研究室で少し休憩し授業に向かった。講義は教職教養・教育
課程の基準性についてであった。中学・高校の教師を目指す学
生が150人もいると言う。

 現在、工業高校で約900名、中学校で430名が教壇に立って
いるという。日本工業大学は中・高の工業・技術教育のメッカ
である。真剣に学ぶ学生に感心した。

 理解の難しい指導要領の基準性や拘束性を写真や例示で、上
手に解説していた。基準とは何か? 高さは日本水準原点、時
間は日本標準子午線である。

 教育の基準は?それが指導要領、教育の全国基準が指導要領、
教育課程編成上の全国的な基準となる。これによって全国どこ
にいっても同じ教育を受けられる。
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 その基準も時代とともに少しづつ変わっていく。変遷してい
く。しかし、変わってよいこと・変わってはならないことがあ
る。教育法の授業でありながら、法を超えて大切なことがある
ことを當間教授は「不易と流行」と言う言葉をつかって教えて
いた。
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 100分の授業が終わった。学生たちは食堂に向かって一目散
である。ゆったり歩いていくともう満席であった。食いっぷり
がいい。見ていて気持ちがいい。若者はこれでなくては・・・。
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 外に出ると女子高校生の学校見学に出会った。工業大学に女
子高生が入る時代である。女性の感覚が求められる時代になっ
ている。1割は女子学生がしめているという。むべなるかな!
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 鬼が3つどもえで踊る彫刻があった。一瞬、あれ・あれっ、
芸大の作品かな?とおもった。
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 機械工学棟にいった。最新鋭の工作機械がずらっと並んでい
た。学生の作品をパチリ!さすが大学、難しい作品を楽々創っ
ていく。それにしても、多くのマシン、お金がかかる。大学も
大変だ。政府の支援が必要だろうと思った。時代を切り拓くも
のづくりのリーダー育成である。
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脳科学を生かした研究 [2014年06月25日(Wed)]
 脳科学の時代です。脳科学を生かした教育実践につい
て述べてみます。

 脳科学は、
 @揺るぎのない教育の基盤です。
 A総合的人間科学の中核です。
 B明治期の精神心理学の系譜を受け継いでいます。
 C実践的教育学です。

 教育の理論的バックは教育心理学です。その上に教科教
育学があります。心理学の動向が現場の教育に大きな影響
を与えてきます。
 心理学研究は東京帝大・心理学実験室開設以来111年、
医学者・物理学者が主導していたのに、いつの間にか文系
の学問になってしまいました。本来の自然科学から離れ、
1990年代になってようやく本来の自然科学に回帰、脳科
学を軸に据えた総合的人間科学になってきました。

 脳科学を生かした教育実践は圧倒的に成果を上げていま
 す。私が関わったところだけでも、
 @ 川口市立東本郷小学校の実践、
 A 川口市立芝中央小学校の実践、
 B 川口市立芝中学校の実践
 C 埼玉県立川口工業高校の実践
 D 埼玉県立浦和高等学校の実践
 E 東京都練馬区立貫井中学校(英語)
 F 川口・学習塾「躍進館」の実践
 G 日本・フィンランドの教育プロジェクト
などがあります。いずれも大変な成果をあげています。
これからの教育は脳科学にある。それが実感です。
東大・市川研究室 研究交流会A [2014年06月23日(Mon)]
 ワークショップが終わるとポスター発表でした。院生12
名と中学教師1名、先ずは全体会で内容アピールがありまし
た。持ち時間は1分、制限時間の鉦が「チーン」なると、一
瞬発表者はドギマギしながらも交代です。もう少し・・・
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 唯一の現場の英語教師伊藤智子先生。英語教育の実践的研
究者でした。1分間で上手にアッピールしました。先生の実
践の一端は「新英語教育」6月号に載っています。ご覧下さ
い。
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 生徒の授業アンケートです。「英語の授業は面白いですか」
に、何と「はい」と答えた生徒が93.3%、「いいえ」が
たったの5.1%なのです。
「英語が得意ですか」では、「はい」52.0%、「いいえ」
が48.0%でした。凄い数字です。
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 伊藤智子先生の実践がどれだけ凄いかは、中学校英語基本調
査(ベネッセ)をみればよく分ります。
「好き」25.3%、「得意」37.5%である。「嫌い」7
4.0%です。どうしてこんな結果が生まれるのでしょうか。
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 その秘訣は「モヤモヤッとした中学生」を「(脳科学の知見を
生かして)スッキリわかる中学生」に変えることだという。テー
マ「スッキリわかる英文法・考えてできる英作文」、作戦は4つ、
@ ぬりえ作戦 A エゴコロ作戦 B 説明作戦 C 組み立てカ
ード作戦であったといいます。

 授業後の感想は、
 @ 英語を勉強する意欲がわいてくる。 
 A 集団で勉強するので楽しくなる。元気がでてくる。
 B 集団で勉強するので達成感がある。
 C 手と頭を使うので集中できる。かつてない自分の集中にびっ
   くりし、自己肯定感が高まる でした。

 伊藤先生の実践は一夕一朝に生まれたものではありません。
生徒たちは近隣の3つの小学校から来ている普通の区立中学生
です。1年入学時は足並みが揃いません。学習への臨み方・心
構えの作らせ方など最初からから指導しなければなりませんで
した。
 
 伊藤先生は長い間の研究を生かしました。試行錯誤しながら
学級集団を学習集団に変容させていったのです。
そのポイントは、
 @ 脳科学の知見を生かす。 
 A 協同学習の導入 
 B 「教えて考えさせる」
授業の実践でした。

 1年から3年まで二重螺旋のように「仮説・実験・検証」を積
み重ねて現在に至っているのです。いきなりできたわけではな
いのです。先生の研究を学校が理解しているわけでもありませ
んでした。先生の実力はみんなが知っていました。研修主任で
もありました。

 私は先生の応援を兼ねて「脳科学と教育」講演をしました。
授業も参観しました。校長先生とも話し合いました。優れた校
長先生でした。子どもたちに良いと分かっても学校としては導
入できないのです。周囲の眼があります。バランスを崩すわけ
にはいきません。先生の苦しい校長先生の気持ちもわかりまし
た。
 教員も校長も保護者も悩んでいるのです。誰かが突破口を開
かなければなりません。熱意もバイタリテーも、研究力も実践
力も兼ね備えている伊藤先生にその任務が委ねられているので
しょうか。

 現場の先生は悩んでいます。これから教師になろうとする人
も不安でいる。聞く人はみんな真剣であった。「できた・わか
った・楽しかった」「もっとやりたい」感動の授業を求めてい
るのだ。
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東大・市川研究室 研究交流会@ [2014年06月23日(Mon)]
 6月21日、東京大学教育学部市川研究室第7回研究交流会
が行われました。テーマは「意味理解を重視した指導とはー
理論と実践ー」、指導者は市川伸一教授です。
 市川研の大学院生や卒業生が中心になって企画運営をして
いました。院生の研究発表会もかねているようです。
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 市川教授の研究は現場から離れません。実践から乖離しま
せん。2008年「教えて考えさせる授業」を提唱しました。
積極的に現場に入りました。授業もしました。中教審答申で
は、「学校教育においては、基礎的・基本的な知識・技能を
確実に定着させる上で、教えて考えさせる指導の徹底が重要
であることを改めて強調したい。」と記述しています。(20
08年1月)
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午後のワークショップは「教えて考えさせる授業」の事例検
討でした。司会進行は木澤院生、話題提供は、
 @ 佐藤茂太郎先生(所沢市立東所沢小学校)「分数のわり
   算ーわる数はどうしてひっくり返してかけるのかー根
   拠を説明できることをめざして」
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 A 横田智先生(横浜市長期派遣研究生)「【読むこと】に
  おける「教えて考えさせる授業」 
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 B 田中瑛津子さん「東大博士課程)「意味理解を重視した
  英文法の授業づくりに向けて」
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いずれも内容のある話題提供でした。この後 グループの分
かれ、「三面騒議法」を使って授業検討会をしました。
私の脳科学研究の歩み [2014年06月23日(Mon)]
 私の脳研究は長い道のりでした。出会いは1970年代の
ことです。友人とともに、「教育を考える会」を立ち上げ
、年一回2泊3日の合宿研修を行っていました。何年だった
か忘れましたが、講師の清水二郎先生は「脳の研究がすす
んでいる。東大の時実先生の研究に注目するように」と言
われました。数年にわたって、脳のしくみと働きについて
講義を続けて下さいました。もう40年近くなります。
 校長時代「脳科学の知見を生かした学校づくり」に取り
組みました。日々の実践が社会の注目を集めたのでしょう
か。マスコミが続々と押しかけてきました。60回近く報道
されました。
 再任用時代3年間も研究は続きました。学校を挙げての研
究となりました。ここでも社会の注目を浴びました。埼玉県
議会文教委員会も視察にきました。荒れまくっていた学校が
すっかり変わってしまいましたのです。私が去った翌年・4
年目にはフィンランドとの共同プロジェクト研究校になりま
した。
 実践現場を離れてからは、脳研究の深化と講演が私の仕事
となりました。初めは「脳」、次に「右脳・左脳」、それか
ら「男脳・女脳」、今の課題は「女の性・男の性」です。男
女の機微に触れる問題です。難しいのです。しかし、誰かが
やらなければならない問題です。
 脳は、誰もが幸せになるようにプログラムされています。
賢治が言うように「みんながしあわせになるまでわたしの
しあわせはありません」 しあわせの道普請です。
「脳科学ブログ」5月分検索数報告 [2014年06月21日(Sat)]
「脳科学ブログ」5月分検索数を報告します。

        5月合計

1 訪問者数   6692人(最多人数290人)
2 P V 数   26335PV(最多PV1356pv) 
3 PV総数  612963PV
4 部門別順位( 月 日調べ) 
   「脳科学ブログ」・・・226万中第1位
   「脳科学と教育」・・・ 32万中第5位
   「脳科学」   ・・・131万中第28位
 ありがとうございました。
 少しでもお役にたてれば嬉しいです。
 今後ともよろしくお願いいたします。  
               桑原 清四郎
東大合格者と親子の関係  [2014年06月20日(Fri)]
東大合格者の生活実態に学んでみたい。

・受験を決めた時期は、高1ー20%、高2ー25%、中1
 ー7%、小学校ー1%
 *小学校からではムリ、中学校では頭にカスル程度、高校
  に入ってその気になる。

・子育てのスタンス 褒めるー21%、諭すー9%、細かく
 指導ー2%、放任ー35%
 *できる子にはうるさいことは言わない。殆ど任せ、時に
  褒めてやる。その程度で丁度よい。

・受験を決めたのは 本人の希望83%
 *本人第一!親はチョビット刺激を与えるだけ。それだけ
  で十分だ。ムリしても将来が生きてこない。第一線に立
  った時役に立たない。

・子育てで重視したのは 生活習慣ー34%、コミュニケー
 ションー21%、勉強ー4%
 *親の仕事は、しっかりした生活習慣を身に着けさせるこ
  と。良い習慣は一生の宝だ。
 *生活習慣は脳の生体リズムを作ることであり、コミュニ
  ケーションとは、人の話を聞くことと自分の気持ちを表
  現することの一体化である。情動回路と記憶回路をまわ
  すことである。

・会話時間 30分以上69%、10分〜30分28%
 *家庭が「家庭」になっている。みんながオープンマイン
  ドだ。会話のない家庭で子どもは育たない。「脳の原則
  8カ条」参照
 *家庭は心地よく過ごせる子どもの心の居場所であること。
  オープンであること、本があることが大事。
 *子どもにとって最も大事なのは生活リズム。勉強とリラ
  ックスのリズムとそのバランスである。

         脳の原則8カ条

  1 脳はオープンマインドである。 
  2 脳は全体最適を求めて機能する。   
  3 脳は相互補完で働く。 
  4 脳の目的は「幸せ」である。   
  5 脳は出力に依存する。   
  6 脳はネットワークで機能する。   
  7 愛が脳を活性化する。 
  8 脳はウソをつけない。ウソは混乱・混線のもと。 
   *脳の原理に合った行動が優れた人間を生む。

 東大合格者と家庭での親子関係には、「脳の原則8カ条」
が満たされている。脳が啓くのだから、晴精機が良くなるの
もうなずける。
誠実な日本人を取り戻したい。 [2014年06月18日(Wed)]
・日本人は約束を守る誠実な国民であった。世界に冠たる国
 であった。道義の国であった。原発事故後、日本の指導層
 は「都合によって約束を守らない」ということがわかった。
 寂しいことであった。約束破りは恥ずかしいこと。ウソは
 武士道に反することだ。 

・事故前:「1年1ミリは当然だ」と言っていた。マスコミは
 「1年1ミリの100分の1でも許されない」とバッシングし
  た。

・事故後:最初の数日は「1年1ミリ」とNHKは放送していた。
 数日後には「1年1ミリなんていう法令などない」と言い出
 した。朝日新聞は「被爆は大したことはない」と女性記者
 の署名記事を出した。

・しばらく後:1年1ミリという人はいなくなった。 1年1ミ
 リを言う人へのバッシングが始まった。テレビ出演もほぼ
 すべてがダメになった。

・2年後:ようやく1年1ミリが法令の規定であると行き渡っ
 た。なぜそれまで隠していたのか。誰も理由やいきさつを
 説明しない。

・最初の段階では医師、次に放射線の専門家、最後に右翼系
 の思想家などが、1年1ミリを守ることは日本のためになら
 ないといった。

*今の日本においては、「言葉は方便であり、統治の手段で
 ある。」「言葉は、学問ではなく政治である。」「言葉は
 いのちではなく、記号である。」「言葉の重さは限りなく
 減退している。」 「人物判断は言葉ではなく、行動による
 こと。」

*残念ながら、宇宙の指針「北斗星」が見えなくなってしま
 った。限りなく普遍原理から離れてしまった。利害得失が
 判断の基準になってしまった。学問の精神が衰弱してしま
 った。

*一番悪いのは“ウソ”や“ごまかし”である。そこには必ず、
 混乱や混線が起こる。脳が混乱し、夫婦が混乱し、家庭が
 混乱し、社会が混乱する。深い安心・深い納得・深い喜び
 がなくなる。

*脳科学では当たり前のことである。P300も発見されてい
 る。もう“ウソ”や“ごまかし”はできないのである。

*指導層の皆さん、もう一度、“ウソ”や“ごまかし”のない
「道義の国」を取り戻して下さい。庶民・国民はお上を信
 じて生きているのです。“信なくんば立たず”の国なので
 す。リーダーがウソをついたら、この国はもちません。
 戦後、不正を嫌い栄養失調で死んだ裁判官がいたのです。
 それがリーダーの心構えでした。
学校は学問の場、子どもに学問の手ほどきをする場である。 [2014年06月16日(Mon)]
 教育再生会議の小中一貫校の推進提言」が明らかになった。
小中「6・3」9年間を「5年・4年」「4年・3年・2年」な
どの区切れるようにすると言う。何でこんな区切りをするの
か。(読売)新聞でも理由が書かれていない。これでは国民
は困る。判断できない。
 提言の裏には脳科学があるのだ。そのことを押さえないと
何でこんな区切りがでてくのかわからない。脳科学を現場は
分らないかもしれない。しかし、優れた実践は脳科学と共振
する。この事実は重い。淡々と本物の教育を求めていこう。
必ずや脳科学にいきつくであろうから・・・。

現役時代の原稿を載せます。参考にして下さい。
 
 学校は学問の場、子どもに学問の手ほどきをする場である。
学校には学問の精神が息づいていなければならない。学校は
師弟同行・学びの共同体である。

 もし、そうでなければ学校は学校でない。全ての教職員が
「何が真理か真実か。何が正義か・公正か。何が子どもを成
 長させ、何が子どもの成長を阻害させるか。」
を考え、教育実践に全力を注がなければならない。授業研究
と自己修養が相まって進展したとき優れた教師が生まれる。
子どもを生かし学校を創るエネルギーとなって燃え上がって
くるのである。

 教育は人である。教育は教師である。教師が研究と修養を
積み重ねるとき学校は生き返る。
 歴史をひもとくと、日本の教育は、いつも こども一人ひ
とりが生き生きと学ぶ姿をめざしてきた。教師も校長も一体
となって、この課題を追求してきた。地味ではあったが着実
に研究を積み重ねてきた。

学校の仕組みは時として変わってくる。ねらいや趣旨は時代
とともに変わってくる。どのように変わっても学校がやるべ
き事は学校がきっちりやり、家庭でやるべき事は家庭がキッ
チリやる。地域やるべき事は地域社会がキッチリやる。それ
ぞれがそれぞれの教育力を高めて、「知・徳・体」のバラン
スの取れた子どもそだてていくことにある。

 時代が混迷を深め、教育をめぐる状況も極めて厳しくなっ
ている。困難を極めることであろう。そのような中で、「教
育は愛、愛こそ教育」を心に教育活動を進めて欲しい。どん
なに厳しく叱ってもいい。子どもは分かっているのです。可
愛くて怒っているのか、それとも憎らしくって怒っているの
か。子どもの心が離れなければどんなに烈しく叱っても子ど
もは駄目になりません。

 現役時代、私は子どもの心を大事にし、子どもの心を育て
る事を最優先に教育実践研究を進めてきた。子どもの「学び
の姿」が良くなることを願い、こども一人一人の心にいきづ
く「いのちの希い」に心を寄せながら、
 @ 友だち大好き、先生大好き、学校大好きな子 
 A ひとの思いや願いを受入れ、心のコミニュケ−ション
   のできる子 
 B だれからも愛される学校づくり
の3つにとりくんだ。

 これらはいずれも、脳科学の知見をベースにした実践であ
った。おそらく日本初の研究であっただろう。知力・体力・
精神力とも、予測通りの成果が出た。
 新聞・雑誌・テレビなどで報道された。驚いたことに「女
性自身」もでも取り上げた。全面2ページのあつかいであっ
た。
本紹介「理科は感動だ!」@ [2014年06月10日(Tue)]
「子どもが理科に夢中になる授業」が出版された。
本物の教育を修行者の如く求め続けて、たどり着いたのが
「理科は感動だ!」であった。
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 著者は小森栄治、東京大学工学系大学院修士課程修了、
主任教授に「義務教育の教員になるなんて前代未聞」とい
われた。小森先生の教師への道のりは半端ではない。
 19才の時、偶然見たドキュメント。山形・小国にある小
さな学校の鮮烈な教育実践、全身を打ちすえるような衝撃
を受けたという。
 教師になるか,会社に勤めるか悩んだ。最後は,自転車
で埼玉から宗谷岬まで着いたら教師と決めた。雨や向かい
風に悩まされながら,2000km走破し,教師の道に進んだ。
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 大学院の専攻は工業化学、実験は研究の常とう手段であっ
た。物理も化学も、地学も生物も、授業は全て実験によって
組み立てた。本書は実験の手ほどきから始まる。
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 化学分野は39項目、物理分野は14項目に絞り切っていた。
電圧を「電流を通そうとする働き」とし、「水圧」にたとえ
て説明していた。これならわかりやすい。誰にもわかる。
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 太陽の大きさ、宇宙の距離感を距離感を実感させるために、
実物の10億分の一にした。月(35ミリ)と地球(13センチ)
をつくり、月と地球の関係をとらえさせる。ビーズとビー玉
を使ったりもした。
 太陽系モデルは1500億分の一、廊下の端に太陽を置いた。
海王星は30.1mの地点、廊下の向かい先になる。これなら
わかる。実感でわかる。体験できる。イメージがわく。
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 生物は顕微鏡が必須、デジカメを使っての顕微鏡写真の撮
り方。「接眼レンズの上に指を2本、枕木のようにあて、そ
の上にデジカメレンズをあてて調整すると安定する。」とワ
ンポイントアドバイスをする。
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 理科授業の名人でなければできない技である。目からうろ
この指導法である。日本の子どもたちに自然科学の感動を!
小森先生の旅はつづく。
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