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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


心配なこと2つ。小沢と放射能、「顔」で探る [2012年04月28日(Sat)]
心配なことが2つある。
その1   
三重県で1月から3月まで定点観測したその結果がでた。y=ax+b
で書けば、bが毎時0.10マイクルシーベルト、aが0.004(マイク
ロシーベルト/日)であった。外部被曝が1年5ミリになるのは、
2012年1月から3年4ヶ月後、2015年4月1日になる。年5ミリは
「労災」が適応される線量である。科学的に信頼できるデータだと
いうから心配である。日本の法律は「1年5ミリの被曝を受けたら、
白血病になる」と認定してきた。三重県には住めなくなるという計
算結果である。そうだとすると、そこに子どもたちを住ませるのは
酷である。国立研究所が調査・報告して欲しい。

その2
 政治の動きである。震災・原発・放射能、TPP・消費税・小沢裁
判・・・。政治家の動きとその顔・表情である。良い顔が見えない
。深い顔がみえない。何故、吉田茂のような、チャーチルのような
、ドゴールのような、ネールのような顔が生まれないのだろうか。
人の顔はその人の人生を映し出す。「間取り」は遺伝子、「面構え
」は人生履歴、「表情」は日々のいのちの現れである。顔は膨大な
数のニューロンネットワークによって形成される。ごまかしはでき
ないのである。しかし、言葉は違う。脚色する。ウソもつく。政治
的利害得失の表現である。学問の真実とは対極にある。「政治屋」
の言葉には真実がない。本ものの「政治家」が生まれてほしい。
私はその出現をひたすら待っている。3:11以後特に・・・。
 
 政治家とそれを取り巻く国家リーダーの顔、それを「脳の原則8
カ条」で分析する。  
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        脳の原則8カ条
                                       
1 脳はオープンマインドである。    
 *脳が閉じれば閉じるほど、人格がゆがんでくる。秘密が多けれ
  ば多いほど公明正大でなくなる。小沢氏はどうか?
2 脳は全体最適を求めて機能する。   
 *脳は全体で機能する。社会事象も全体で機能する。家長は家庭
  全体を考え、校長は学校全体を考える。市長は市民全体を考え
  、知事は県民全体を考える。当然国会議員は国全体を考える。
  組織の長が全体を忘れたら必ず組織はおかしくなる。小沢氏は
  どうか?
3 脳は相互補完で働く。   
 *目的と相互補完を忘れた時、個人も組織も機能しなくなる。強
  い者中心・弱いものいじめ、攻撃・排除が組織を破壊する。小
  沢氏はどうか?
4 脳の目的は「幸せ」である。   
 *脳は幸せを求めて機能する。個人にとっても社会にとっても「
  幸せ」が目的である。当然ながら政治の目的は「国民の幸福度
  」を一歩でも上げることである。小沢氏はどうか?
5 脳は出力に依存する。   
 *脳は入力よりも出力に依存して発達する。入力しても出力しな
  ければ回路として完了しない。読書したらメモ・感想を書く。
  一日が終わったら日記を書く。認知したら行動する。選挙区住
  民が震災で苦しんでいたら即駆けつける。側近議員に不幸があ
  ったらお悔やみに駆けつける。自分の種子を受けた子は責任を
  とって認知する。小沢氏はどうか?
6 脳はネットワークで機能する。   
 *家庭も学校も会社もネットワークで機能する。ネットワークが
  良い会社は業績が上がる。社員は生き生きしている。活気があ
  る。フットワークもよい。仕事も早い。混乱や混線がない。逆
  の場合は大変、逆の現象が次々に出てくる。小沢氏はどうか?
7 愛が脳を活性化する。   
 *教育は愛!愛こそ教育、教育・人材育成の大原則である。テク
  ニックがどんなに優れていても愛がなければ無に等しい。愛の
  ある先生はどの先生も子どもを大事にし、粘り強く技術を磨き
  良い先生になっていく。愛のある政治家は側近を良く育てる。
  田中角栄氏は党派を問わずみんなを育てた。小沢氏はどうか?   
8 脳はウソをつけない。   
 *脳はやったとおりになる。脳の回路は誤魔化すことができない
  。痕跡として残る。ヒトは生きた通り死んでいく。ウソをつけ
  ない。そんな時代がやって来た。法律の条文さえすり抜ければ
  よいのか。倫理・道徳面は問題にならないのか。究極は良心。
  脳科学の知見から良心を誤魔化すことは誰にもできないことが
  わかっている。人を胡麻化しても自分の良心を誤魔化すことは
  できない。顔に出る。目つきにでる。顔全体の雰囲気に出る。
  ウソつきはウソつきの顔になり、泥棒は泥棒の顔になり、警察
  は警察の顔になる。4億円はどうしたのか。政治家ほど金の凄
  さ・効き目・怖さを知っている人はいない。金が命取りになる
  。それを誰よりも知り尽くしている。秘書に任せっぱなし、印
  鑑まで自由自在に使わせる人など世の中にいない。小沢氏はど
  うか?
まとめ 合脳性が高いほど優れた人間になる。
 *脳の原理に合った行動が優れた人間を生む。合脳性が高いほど
  優れた人間になる。長い修練の結果が滲み出てくる。深い顔に
  なる。
  「政治は最高の道徳」である。とすれば、「優れた政治家ほど
  深い顔をしているはずだ」小沢氏はどうか?側近の輿石氏は?
  鳩山氏は?今動いている人々の顔はどうなのであろうか。
   検察官・弁護士・裁判官の顔も「脳の原理8カ条」で検討し
  、「◎・○・△・×」で評価してみたらどうだろうか。
   根っからの愛国者・私はこの国と子どもたちの未来が心配な
  のです。特に政治家は私利私欲を乗り越えてください。この国
  と世界の共存・平和を生み出すために働いて下さい。
 *国民の脳が苦しんでいます。ミラーニューロンが反応し良心が
  が痛んでいます。天皇陛下・皇后陛下に学んで下さい。「極力、
  国民生活への影響を少ないものにしたい」と語られ、「火葬と
  合葬」を検討するという。両陛下に学んで下さい。両陛下のお
  言葉を聞き、国民の多くは納得したことでしょう。安堵と共感
  を持ったことであろう。国民への愛を感じたことであろう。
 
“褒める”徹底検証  [2012年04月21日(Sat)]
 4月20日、日テレに出ました。番組は「スッキリ!“褒める”
徹底検証」でした。「ほめる」ことの効果が企業でも保育園でも
着目されています。「褒め」を生かした経営が進み、やる気や人
間関係、更に売り上げまで伸ばしています。
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褒められると、お金をもらった時のようにドーバミンが出て嬉し
くなります。報酬回路が作動するのです。「ぶたも褒めれば木に
登る」などという言葉まで世間にはあるのです。特に主婦層では
かなり言われているようです。褒める効果が如何に強力か言い当
てています。
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脳の中では、「褒められた時」と「お金をもらった時」同じ領域
が働いています。お金は広い場所で、褒めは狭い場所で働いてい
ます。重なっていることがミソです。お金は誰からもらっても、
何時もらっても、どこでもらっても嬉しいのです。不正がらみの
お金でも同じく反応します。しかし、褒められるのは違います。
せまく限定されるのです。「自分も嬉しい・相手も嬉しい・お母
さんも嬉しい」時だけ反応します。他者を喜ばせた時だけです。
領野が狭くとも価値が高いのです。
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「明日テストだ!」というとねじり鉢巻きで勉強します。勉強は
すればするほど良い結果がでます。“100点だ!”となると、嬉
しくなります。嬉しくなると、「もっとやろう。」となります。
また100点とります。もっと嬉しくなります。「よし!もっと
やろう」となります。勢いづくと「簡単だとつまらない。今度は
難問に挑戦しよう!」となっていきます。
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小学生や中学生は効果てき面です。「90点、オッ!やればでき
るな。」「もっと・もっと・もう一息」「クラスで一番とるぞ!
」となります。お母さんが喜んでくれるともっと調子が上がりま
す。喜びが増幅します。意欲が増幅します。快感回路がフル回転
します。努力回路が生まれていくのです。
優れた教師は“褒めの効用”をよく知って活用しています。
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 報酬を与えて学習を促進する強化学習アレゴリズムが提案され
たのは、1980年代でした。それが現在の強化学習の研究へと
つながっているのです。学問の成果を生かすこと。具体化するこ
と。学者・研究者からテクノロジー・技術者へ、テクノロジー・
技術者から臨床・現場へとつなげること。「褒めの効用」へと具
体化されなければなりません。原理が発見されたら、臨床や教育
の現場で実践・検証すること。方法は「仮説・実験・検証・修正
・再仮説・実験・検証・・・」とスパイラル的に進めます。

 それにしても社会に活かされるのに時間がかかり過ぎます。教
育現場の鈍さにはほとほと閉口してしまいます。学者の責任も重
いと思います。多額の国税をつかっているのです。社会貢献を軽
視してはいけないのです。積極的に情報を提供しなければなりま
せん。論文を書いて学会で発表して終わりではいけません。「国
民のため」を常に念頭においてほしいです。

 政治も経済も教育も生きものです。停滞は許されません。停滞
したら死ぬのです。“ほんもの” “真理や正義” “国民の幸せ”を
求めて活動しなければならないのです。いのちは「ほんもの」を
求めて動いています。

 私は既に「脳の原則8カ条」を発表しています。脳ニューロン
は本来の行き場(標的ニューロン)を失った場合、自分が死ぬか、
誤った相手と結びついてしまいます。誤った回路つくります。
それが「嫉みやっかみウソツキ回路」「ケチつけ・誹謗中傷・相
手たたき回路」「嫉みやっかみ回路」などを形成してしまいます。

 良いことをしなければ悪いことをするのです。脳には空白はあ
りません。だからこそ、今の今が大事なのです。報償回路を生か
すことは極めて重要なのです。

○哀しいこと。

 ある先生が「ほめてモチベーションをあげ学習効率をあげ幸せ
になる」と自己申告書に書き、管理職と面接したそうです。その
上司は「ほめる教育」に懐疑的で数週間後、「ほめればいいのか
」というタイトルで学校便りを発行したそうです。

内容は、
「中学生は未成熟であるがゆえ、大人が厳しく監視し、叱る必要
 がある」
先生も保護者もその内容に失望し、一時は意欲を失ったそうです。
人間不信から良い教育は生まれません。当然のことながら学校経
営はトップダウンのみ、先生を監視し、保護者を監視し、「問題
のない学校」をつくろうとしているのでしょう。
校長先生はすぐ、指導室に転勤し各学校を指導しているのです。
敏腕を奮って出世していくのでしょう。

東京都の公立学校は一体どうなっていくのでしょうか。
お母さんがたは真剣です。良く勉強しているのです。
「強化学習」だって知っています。
研究成果を無視した教育は通用しません。

脳科学的には、褒める:叱る=7:1 です。
先ずは褒めること・褒めまくること・・7倍も褒めてください。
褒められて子どもは育ち、
叱られてしっかりした子になっていきます。
ヒトはやったとおりになります。

「褒めない教育」はいけません。
日テレ「すっきり!!」に出ます。「週刊文春」にも出ます。 [2012年04月18日(Wed)]
○情報提供
・「脳科学のコメント」でテレビに出ます。
 番 組:日本テレビ「スッキリ!!」
 月 日:4月20日(金) 
 時 間:8時15分〜50分までの間で15分ほどのコーナー
     私の出番はほんの一言(30秒ぐらいか?)です
       。

・昨日、日テレでデレクターにミニ講義、打ち合わせ、その後
 録画しました。講義のテーマは、「“ほめること”の効用と脳
 科学的基盤」
・「脳科学のコメント」で「週刊文春」に出ます。
追記
「週刊文春」4月26日号、タイトルは「モバゲー、グリーの
『落とし穴』あなたの子どもは大丈夫か」p141 椎名玲
 (ジャーアリスト)
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記事内容
「元小学校校長で日本財団脳研究所の桑原清四郎氏は、ギャン
ブル性の高いゲームを続けると、健全な脳の発達に大きな弊害
をもたらすと話す。
『世界的な脳科学者であるで韓国のガチョン医科大学の最新の
研究によると、ゲームをやり過ぎることで脳の前頭前野が発達
しないことが明らかになってきました。
 前頭前野が未発達だと、我慢がなくなったり、人間関係が乏
しくなったりと、大きな影響が出てきます。脳の状況がヘロイ
ンやアルコール中毒患者と非常に良く似ていて、依存性を持た
せることも、中国やイギリスの研究で分かってきています。
 ギャンブル性の高いゲームを行なうことで、ドーバミンホル
モンが過剰に出るため、子どもの脳内ホルモンのバランスが崩
れやすくなり、不安定な精神状況に陥りやすくなります。』と
記載されていた。    
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・川口工業高校「當間喜久雄校長」から講演要請がありました。

・5月8日 横浜・山手教会で講演。演題は「脳科学に学ぶ子
 育て」です。

・浦和高校が素晴らしい成果をだしています。東大合格40名、
 浦高復活です。「高瀬さん東大理U入学せず東京音大に」と
 毎日新聞に載りました。関根校長は研究同人、赴任4年目、
 日本の浦高から世界の浦高へ、世界で活躍・貢献する青少年
 の育成を期しています。
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・躍進館を訪問しました。3時間も情報交換しました。目覚ま
 しい成果を挙げています。脳科学の知見が学習塾で開花して
 います。
 
・脳科学の具体的展開の時代に入りました。各職場で仮説・実
 践・検証のスパイラル研究を進め、成果を確めて下さい。
        
                  脳科学教育研究所
                  所長 桑原 清四郎
 追加
・川口工業高校3年山来さんが19日毎日新聞に載りました。
 高度情報通信推進協議会主催「光ファイバー配線技術競技大
 会)学生部門で銅メダルを受賞しました。當間校長も研究同
 人、赴任してすぐの快挙です。 
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・昨日(21日)理化学研究所一般公開に参加してきました。
 10時から4時45分まで見学、追って報告します。
               
「ブラックボード」ロケのこと [2012年04月17日(Tue)]
4月5・6・7日の3日間「ブラックボード」が放映された。ロケのために宗像社長と職人たちは心一杯の支援・協力をした。零細の鋳物工場の心意気を届けたい。

キューポラ担当の炊き屋さんと鉄を溶解する頃合い、出湯の
タイミングを綿密に打ち合わせる宗像社長。
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ロケのためつくられた鉄鍋、鍋・釜は生活必需品であった。
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日曜日工場に行くと宗像社長が一人で粘土を捏ね、柄杓を作っていた。
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撮影が始まる前、社長は清めの酒を注ぎ、ロケの無事を祈って手を合わせていた。 
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当時の子どもたちは 幾ばくかの駄賃をもらいながら夜なべ仕事をした。
静まり返った工場にカメラを回す音だけが聴こえた。朝からの撮影で子どもたちも疲れていたのだろう。
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自分の欲得だけが幅を利かす今の世の中で、すこしでもみんなのお役にたちたいと考える宗像社長、協力する職人たち、心打たれるものがあった。
 零細鋳物工場が3日間生産を休む。それは大変なことなのです。「ブラックボード」が放映されるまでにはこのような尊い支援があったのです。多くの人に見てほしかったのです。内容は濃いはずです。いずれどこかで再放送されてほしいです。
「何らかの飛翔体が・・・」 [2012年04月13日(Fri)]
13日午前8 時24分田中防衛大臣から、しばらくして藤村官房長官から「13日午前7時40分ごろ、北朝鮮から何らかの飛翔体が発射された」と発表された。私は目が飛び出るほど驚いた。
・「飛翔体!とはなんだ!」
・「瞬時にわかるはずだ」
・「熱源でわかるはずだ」散らばっても(drift apart)わかるはずだ。
・「科学知識がが全く生かされていない」
・「世界にみくびられる」
・「日本の技術はこの程度だと世界に思われる」
 宇宙にどのくらいの地球外生命が分布しているのか、宇宙から発信される情報を地上で受信できる時代なのだ。Butaerflyの動きを地球の裏でキャッチできる時代なのだ。高々北朝鮮、ほんの隣国のミサイル発射を捕捉できない。そんなことはあり得ないことだ。
 学問の成果が何にも活かされていないのだろうか。天文学はどうした。宇宙物理学はどうした。生物学はどうした。脳科学はどうした。現実の社会とどう関連しているのだ。社会に還元されない学問の世界、教育だけかと思ったら国の防衛にまで生かされていないとは泣くに泣けない。この国は一体どうなっているのだろうか!!
「自然科学機構シンポジウム」 [2012年04月11日(Wed)]
3月20日 有楽町・東京国際フォーラムにおいて、「自然科学機構シンポジウム」が開催された。テーマは「知的生命の可能性-宇宙に仲間はいるのかVー」であった。
講演1は国立天文台准教授田村元秀の「地球型惑星の頻度とドレーク方程式」であった。
 宇宙に知的生命はあるのか。仲間はいるのか。まず天文学の立場からの講演であった。次に生物学、最後に脳科学と続いた。学会の総力戦であった。
 
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 地球上における生物とヒトの進化の表である。500万年前(原人)50万年前(旧人)20万年前(新人)が現れた。原始生物は40億年前、多細胞生物は10億年前、哺乳動物は2億年前、霊長類は1億年前に出現した。
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 ドレーク方程式というのは、宇宙にどのくらいの地球外生命が分布しているのか推定する方程式である。この方程式は、我々の銀河系に存在し人類とコンタクトする可能性のある地球外文明の数を推測するために、1961年にアメリカの天文学者であるフランク・ドレイクによって考案されたものである。
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ドレイク方程式は以下のように記述される。
ここで、
N:我々の銀河系に存在する通信可能な地球外文明の数
R*:我々の銀河系で恒星が形成される速さ
fp:惑星系を有する恒星の割合
ne:1 つの恒星系で生命の存在が可能となる範囲にある惑星の平均数
fl:上記の惑星で生命が実際に発生する割合
fi:発生した生命が知的生命体にまで進化する割合
fc:その知的生命体が星間通信を行う割合
L:星間通信を行うような文明の推定存続期間
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あいさつ 佐藤勝彦」(自然科学機構長)
趣旨説明 岡田泰伸 (生理学研究所・所長)   
 講演1.田村元秀「地球型惑星の頻度とドレーク方程式」
          (国立天文台・准教授)
 講演2.藤井友香「地球型惑星におけるバイオメーカー」
          (東大大学院博士2年)
 講演3.平林 久「知的文明探査(SETI)とSKA時代へ
          の期待」(JAXA名誉教授)
 講演4.阿形清和「地球上で脳はどうやって進化したのか」
        ー散在神経系から集中神経系への移行過程ー
          (京大・教授) 
 講演5.齊藤成也「生物のコミューニケーションの発達進化
          について」ー人類学的立場からー
          (国立遺伝学研究所・教授)
 講演6.下條信輔「知性と環境ー感覚・知覚のシェアド・リ
          アリテーをめぐってー」
          (カルフォルニア工科大学・教授)
 講演7.定藤規弘「脳機能イメージング手法を用いたヒトの社
          会能力の解明」(生理学研究所・教授)
 講演8.川人光男「地球外知的生命体は自身の脳の解読と制御
          はできるのか?」(国際電気通信基礎技術
          研究所 脳情報通信総合研究所・所長)
 パネルデスカッション 司会 立花隆
「地球外知的生命探査における天文学・生物学・脳科学の役割」        
  ・佐藤、岡田、成沢、齊藤、下條、川人
閉会のあいさつ 観山正見(国立天文台・台長)

 講演内容は世界の最前線にある。学問の世界は私のような市民・生活人の想像を超えている。しかし、しかし、たった一つでも「教育」のヒントがほしい。科学的研究の現状・成果・方向、現場との架橋・融合・・・。
 何とかして現場に活かせることはないか。そのヒントを探すのが私の仕事である。欧米では学者と現場が緊密だという。小学校・中学校でも、高校なら当然のこと、教育の世界ではベースに「学問の精神」「科学的思考」が脈打っていなければならないと思う。残念ながら日本の教育現場にはそれが欠けている。
 左・右に大きく振れ、彷徨い、子どもや先生を苦しめている。激務に追いやり先生方を精神疾患にしている。特に年をとったベテランと言われる先生方はたいへんである。混乱の原因は「学問の精神」「科学的思考」の欠如である。現場にそれがほしい。
 現場の先生方、是非是非科学者の集まりに参加してください。焼き直しではなく生の研究に触れてください。日本の研究者たちは必死です。優れています。無料のシンポジュウムも多くあります。
春!桜満開、もくれん・桃・つくしまで! [2012年04月08日(Sun)]
春!桜満開、もくれん・桃・つくしまで!
4月6日 川口西公園にて
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4月6日 川口西公園にて
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4月1日 あかつき体操会の帰途撮影 
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4月5日 川口・荒川土手にて
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4月5日 自宅庭にて
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