• もっと見る

脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


脳科学導入の歴史 [2021年07月29日(Thu)]

                  脳科学導入の歴史



脳科学を教育に生かす。これは長い間の懸案であった。これからの人材育成、その中核に脳科学がある。日本の識者がそこに気付いたのが中曽根内閣の時代である。


臨教審会長岡本博士が


「教育の基本は『不易と流行』のバランスにある。教育の不易は、脳科学なのだ」といったのは1985年であった。更に先駆けがあった。


1971年の四六答申、次が1978年大平内閣政策研究グループ報告であった。いずれも時代のニーズを踏まえた優れた提言であった。「教育の不易は脳科学にある」との下地ができた。



世界の動きは激しかった。1990年、ブッシュ大統領は米国上院において「脳の10年」を宣言し、1000億を投入した。脳科学の研究者は1970年500名から2004年には3万5千人になった。欧州も追いかけた。


日本の科学者は焦った。



  1993年「第1回脳の世紀シンポジュウム」を開催し、

            機運を盛り上げた。


  1994年 日本学術会議会長伊藤正男は英国に飛んだ。

            状況は急を要した。文科省は「脳科学の推進

            について」を発表した。


1995年 天皇・皇后両陛下が理化学研究所を行幸した。


1997年 10月、

           理化学研究所はテント張りの中で、脳科学総合

           研究センターの開所式を挙行したのである。


1998年 05月

           谷垣大臣はMIT(マサッチュセッツ工科大学)

           を訪問、

           08月

           20年間2兆円の国家プロジェクトを発表した。


1999年 米国は第二期「脳の10年」を発表した。


2000年 BSIは「脳科学が築く21世紀」を出版した。


2001年 文科省は「脳科学と教育」プロジェクトを出発さ

          せた。


2002年 3月

           理研は松本元博士が

          「脳科学の設計原理の解明と・・・」講演、

          2月

          「脳と教育」市民公開講演会を実施した。

          一方、同年OECDは国際シンポジェウム

          「脳科学と教育科学の融合」をおこなった。


2003年 7月 

          文科省は

         「『脳科学と教育』研究に関する推進方策について」

          を表した。


          このように世界は「脳科学と教育」推進にしのぎを

          削っのである。


2004年「情動の科学的解明と教育等の応用に関する検討

     会」において座長有馬朗人「医療分野の脳研究

     は進んである。

      特別支援児童の研究も進んでいる。本会のねら

     いは普通児と言われる大多数の子どもである」

     言われた。

         

          わたしはウームとうなった。いよいよ文科省は

     省を挙げて本気になった。しかし、教育現場への

     導入はすすまない。難しかった。


      もう逡巡は許されない。

神経細胞と樹状突起 [2021年07月26日(Mon)]
神経細胞と樹状突起です。
過度のストレスを受けると伸びません。
「適時・適量・適切」なストレスが神経細胞を伸ばします。
「ストレスなし」は無刺激・無成長です。子どものためになりません。
図41.jpg1.jpg

大脳基底核の神経細胞です。ネットワークで働きます、
図16.png

樹状突起を増やした神経細胞です。
新しい刺激が入るたびに反応し突起を増やしていきます。
図17.png
ニューロン結合 [2021年07月24日(Sat)]
ニューロン結合の写真です。
dc0722142.jpg1.jpg

神経細胞・・・ニューロン・・・ニューロン結合
dc0722143.jpg11.jpg

ニューロンは軸索を伸ばしながら結合すべき相手も探しています。
見つかれば結合します。しかし、相性もあります。簡単ではありません。
IMG_9446.JPG
シナプスとスパイン [2021年07月22日(Thu)]
シナプスとスパインは樹状突起の情報伝達 最前線である。
IMG_8076.JPG

感覚を受容するシナプス・スパインには男女差があるのです。
感じ方に違いがでるのです。物理的に同じでも感じ方には違いが出るのです。
法的にも社会的にもは平等ですが、生物学的にははっきりした違いがあるのです。
お互いの違いを尊重し合い、受け入れあって生活するのがよいのです。
IMG_8120.JPG


二重螺旋 [2021年07月18日(Sun)]
 二重螺旋のすがた
IMG_1835.JPG

 全部伸ばすと東京からハワイにまで至るという。
 実に実に見事に包み込まれている。ただただ驚嘆すべきことだ、
IMG_0005.JPG
E382B9E383A9E382A4E3838918-f1124-thumbnail2.jpgIMG_0005.JPG
DNA・染色体 [2021年07月17日(Sat)]
 DNA・染色体です。 
 男と女の染色体は23番
 大きい順に22番までは相同染色体
3-28-thumbnail2.jpg
E382B9E383A9E382A4E3838916-661f7-thumbnail2.jpg
E382B9E383A9E382A4E3838917-fb34a-thumbnail2.jpg

DNAの姿 [2021年07月16日(Fri)]
ヒトのゲノムマップ
 E382B9E383A9E382A4E3838913-945b5-thumbnail2.jpg
DNAは細胞から取り出せる1本のひもです。
E382B9E383A9E382A4E3838914-d6cf4-thumbnail2.jpg
DNAは二重らせん構造をしています。
E382B9E383A9E382A4E3838915-59b5d-thumbnail2.jpg
タマネギのDNA・サケのDNA・ヒトのDNA [2021年07月15日(Thu)]
タマネギのDNA・サケのDNA・ヒトのDNA
dc031968.JPG


dc031969.JPG

dc031970.JPG





ワトソンとクリック DNA二重らせんの発見  [2021年07月13日(Tue)]
1953年2月21日、
ワトソンとクリックがDNAが二重螺旋であることを発見した。
世紀の大発見であった。
まだ名もない青年だった。
こうして歴史は作られていく。

コロナ下の今も研究者は頑張っているのだ。
心から応援したい。

IMG_3253.jpg
脳には、記憶回路と情動回路がある、 [2021年07月12日(Mon)]
 脳には、記憶回路と情動回路がある。
「頭と心」ともいえる。心も体も健康、それが一番である。
頭が良くても心がないのはまずいし、心が豊かでも頭が弱いのはもったいない。
図23.png1.png
プロフィール

日本財団脳研さんの画像
日本財団脳研
プロフィール
ブログ
カテゴリ
https://blog.canpan.info/brains/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/brains/index2_0.xml
ブックマーク
月別アーカイブ
最新トラックバック
情報肥満 (07/16)