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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


「脳科学と教育」を探る [2016年03月28日(Mon)]
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「脳科学の知見を活かす」A [2016年01月26日(Tue)]
11 覚える:
  @ 見て覚える(視覚野)
  A 聞いて覚える(聴覚野)
  B 書いて覚える(運動野)
  C 発表して覚える(運動野)のです。
  D先生の表情や雰囲気は感覚野です。
  感覚野が基盤を形成します。五感をフル回転させることが
 覚えさせるコツです。少なくとも3つ以上は必要です。
  @ 音が出ないようにたちます。
  A そのまますわります。
  B 両足をピタッと床につけてふんばります。
  C この姿勢でノートを書きます。
  D 椅子は引きません。椅子半分に座ります。

12 ピン・ピタ・グー:
  「足ブラブラ」ではペリオスチンが出ないため、細胞が自
 滅し廃用性萎縮を起こすのです。脳内回路より半身回路、さ
 らに全身回路で回るほうがよいのです。

13 授業3要素:
  @ イメージ・・すべてはここから出発します。ここが柔
          らかく育っていないと先が進みません。
          絵も図も表も全てが補助手段です。
  A アレゴリズム・・手順や方法です。料理の仕方です。
          ここがだめだと脳が混乱したり混線した
          りします。わからない子が続出します。
  B トレーニング・・繰り返しの練習です。覚えたはずな
          のに忘れているというのはトレニングの
          不足です。授業の要所要所に随時トレニ
          ングの機会を設けます。宿題も出します。
  3つそろって1セットです。1つ欠けてもいけません。式
  ・計算・答えと同じです。

14 運動量・活動量がポイント:
  体育授業の最大課題は運動量をどこまで伸ばせるかです。
  稲葉講演が要所を全て押さえきっています。(2)から(
  4)は他の教科でもできますが(1)だけは体育でなけれ
  ばできません。子供が望む体育授業の(1)〜(4)、特
  に(1)の具現に向かって全力を尽くすべきです。普通の
  子で1時間1万歩、最低でも5千歩はほしいです。体育の
  ヤッター体験は、思いっきり運動した時しか生まれません。
  汗が出る・汗がにじむが証拠です。技能は運動しながら自
  然と身についていきます。技術主義に陥ってはなりません。

15 過労・ストレス:
  ストレスによって海馬が打撃を受け、樹状突起が萎縮して
 最終的には細胞死にいたるのです。ストレスが続くと細胞死
 が広がり、海馬全体が萎縮しスカスカかになります。
  特に萎縮はCA3領域で起こります。記憶回路が回らなくな
 り、頭がぼんやりした状態になります。もちろん記憶できに
 くくなります。海馬の細胞はいやなことがあると傷つき、う
 れしいことがあると修復するのです。DNAを修復してくれる
 のです。笑いは海馬の妙薬です。

16 言葉のリズム:
 「運動大好き ストレス発散 走ること」5年の黒沼さんの
 言葉です。子どもの感性は鋭いのです。ズバリその通りのこ
 とを言い当てます。しかもリズムに乗って表現します。5・
 7調は日本人にぴったりのリズムのようです。

17 仮説・実験・検証:
  脳の作用が仮説・実験で進行します。今できているニュー
 ロンのネットワークを踏まえて新たな回路を生み出していき
 ます。成功した回路は残り、失敗した回路は消えていきます。
 つながらないからです。無から有を生み出すことはありませ
 ん。「有プラス1」です。教育の世界では「継承と発展」で
 す。仮説―仮説―仮説はイデオロギーです。実践ー検証ー(
 発展)仮説の連鎖が勝負です。

18 周りの影響・社会性の芽:
  鳥はさえずることによって、ヒトは活動することによって
 成長していきます。鳥はさえずることによって、さえずる神
 経細胞を伸ばし、ヒトは書くことによって書くニューロンを
 伸ばし、聞くことによって聞くニューロンを伸ばします。
  と同時にそのときの周りの状況・文脈によって伸びが増幅
 するのです。周りの影響が大なのです。
神経細胞のしくみ [2016年01月21日(Thu)]
人間の情報系は神経です。神経は血管と一緒になって身体を
動かしています。末梢神経と毛細血管が最前線で働いています。

・脳と脊髄、丸い脳と棒状の脊髄、そしてそこからヒョロヒョ
 ロと伸びるヒモの全てが神経細胞です。グリア細胞は神経細
 胞を支える細胞です。10倍もあります。
・まず運動神経、脳に運動ニューロンの細胞体があります。そ
 こから軸索が伸びて脊髄の途中まで行きます。とても長い細
 胞です。
・次に二番目の運動ニューロンの細胞体がその脊髄にあります。
 この細胞体は脳から来たニューロンから信号を受け取り、筋
 肉まで軸索を伸ばし筋肉を刺激します。
・介在ニューロンは脊髄にいて、一番目と二番目の信号の伝わ
 りの強さを調節したりしてます。
・感覚ニューロンの細胞体は脊髄にあります。この細胞は片手
 を皮膚の方へ伸ばし、もう片方の手を前まで伸ばしています。
 これにより、皮膚の感覚を脳まで伝えます。
・脳の中でさらにその信号を受け取る感覚ニューロンもありま
 す。
・さて、最後にセットになってるかどうかの話です。例えば、
 手首の皮膚をベロっと剥がすと、そこには白っぽいヒモが見
 えます。これは正中神経という名前がついてます。この正中
 神経は実は運動ニューロンと感覚ニューロンが束になってで
 きたものです。
・私たちの体の中には、運動ニューロンと感覚ニューロンが一
 緒になってまとまって走行しているのです。
・さらにそこには運動や感覚だけでなく、自律神経も混ざって、
 汗をかかせたり、血管の太さを調節したりしているのです。
 ですから、正中神経を切ってしまうと、すべての機能がなく
 なってしまいます。
誰だって褒められたら嬉しい [2016年01月19日(Tue)]
誰だって褒められたら嬉しい。

子どもも大人も、
男も女も、夫も妻も
おじいさんもおばあさんも
編られたら嬉しい。

単純だが真実だ。
だったらこの真実を活かさない手はない。

褒められたら・・・
・ 褒められていやな気分になる人はいない。
・ 褒められて悪くなる人はいない。
・ 褒められてやる気を失う人はいない。
・ わが子が褒められて、嬉しくない人はいない。 
・ 誰だって褒められるのは嬉しい。
・ 善いことがあったら二重にも三重にも、4重にも5重に
   もほめたらいい。

 私が担任だった頃、いつも30点・50点しかとれなかっ
 た子がいた。私は日頃からきめ細かく褒めていたら、気分
 を良くしてついに85点もとった。
 
 そんな時
 @ 正解には大きく三重○をつけて返した。
 A 「よくがんばったね」「先生も嬉しいよ」と朱書きし
   て返した。
 B 「よかったね。」「よく頑張ったね。」「偉かったね。
   」と声をかけた。
 C クルクルと頭をなぜて、私の喜びを伝えた。
 D 「○○君こんなにいい点をとったよ。」と紹介し、み
   んなで拍手した。
 E 「この次もがんばってね。」「期待しているよ。」と
   励ました。
 F その都度、ミニ症状を与えた。
 G 頑張った賞、努力賞、漢字賞・算数賞・友だち賞・清
   掃がんばり賞などなど。

 いっぱいいろいろな賞を上げた。みんなにあげた。
 どの子もどの子もいい所があった。子どもは宝の山だった。
 子どもたちはみんな良くなった。キラキラ輝く子になった。
 その子どもたちが、中高生となり、大学性となった。

 千葉大に1名、埼玉大に1名、早稲田大に2名、上智大に
 1名、専修大に1名、日本女子大に1名・・・、医療専門
 学校に2名も入学していた。(川口市立戸塚北小学校1-2)

 褒められて喜び、安心して育つと、どの子もどの子も能力
 を発揮し、自分の世界をつくり出していくようです。

 良く育った子どもは、親を超え、教師を超えていくようで
 す。 
 
 お父さん方 お母さん方 二人を足して2で割って平均出
 して上昇移動させて下さい。親よリ一歩良くして下さい。
 それが親の役割・親の責任

 私の願いは褒められ基調社会の充満だ。
 褒められ基調社会をつくりたい。
健康な生活はセロトニンとオキシトシンから・・・ [2016年01月15日(Fri)]
  健康な生活はセロトニンとオキシトシンが必須です。

1 夜は12時までに眠る。
2 夕食後はパソコンを操作しない。
3 夜は携帯電話で長話をしない。ベッドの近くに携帯電話を置
  かない。 1〜3睡眠ホルモン・メラトニン
4 朝日を浴びる(朝型生活に)
5 朝と夕方に30分程度歩く。
 (ジョギング、サイクリング、スイミングなどのリズム運動)
6 呼吸法をする。(これもリズム運動の一種)一日の中で何回
 か、5分程度腹式呼吸をする。
 (ヨガ、気功、坐禅などは呼吸法になります)
 *4〜6はセロトニン神経の活性化
7 家族団らん
8 夫婦、恋人とのふれあい
9 感情を素直にあらわす。
10 親切を心がける。
 *7〜10はオキシトシン分泌を促す。セロトニン神経も活性
  化させる。
                 (有田秀穂先生より)
学ぶ心得 [2016年01月11日(Mon)]
どなたが書かれたのでしょうか。知りたいです。

             学ぶ心得

1. Sleep now and a dream will come out; Study now an
 d a dream will come true.
  今寝ると夢を見るだけ。今勉強すると夢が叶う。
2. Today you wasted is tomorrow loser wanted.
  あなたが今日浪費した時間は、あなたに敗れ去った者たち
 の願った明日である。
3. The earliest moment is when you think it’s too late.
  物事に取り掛かるべき一番早い時は、あなたが「もう遅い
 」と感じたときである。
4. Better do it today than tomorrow.
 今日やるほうが、明日やるよりも良い。
5. The pain of study is temporary; the pain of not study
  is lifelong.
  勉強する苦しみは一時的なものだが、勉強しなかった苦し
 みは一生ものだ。
6. You never lack time to study; you just lack the efforts.
  勉強する時間が足りないのではない。ただ努力が足りない
 のだ。
7. There might not be a ranking of happiness but there
 is surely a ranking of success.
 「幸せ」に順位はないだろう。しかし「成功」には言うま
  でもなく順位が付く。
8. Study is one but not the only component of your life,
  but if you cannot even overcome this single compon
 ent, what can you overcome?
  勉強は確かにあなたの人生のほんの一要素でしかない。し
 かしその一要素を乗り越えられないのなら、一体何が乗り
 越えられるのか?
9. Enjoy the pain if it’s inevitable.
  避けられない苦しみならば、あえてそれを楽しんでしまえ。
10. Waking up earlier and working out harder is the way
   to success.
   人よりも早く起き、人よりも努力する。これが成功への
  道だ。

頑張れ受験生!生活上の注意 [2016年01月01日(Fri)]
   統一試験 頑張れ受験生!

生活上の注意です。活かして下さい。

・鉛はIQを下げる。ビタミンCで解毒をしよう!
・トランス脂肪酸は絶対に避ける!!
・脂質の高い食事に注意する
・1日2リットルの水を飲む
・糖分をしっかり摂る
・ミネラル、ビタミン、DHAを意識してとる
・タバコは百害あって一利なし
・イワシを食べる
・乳製品、魚類、果物、野菜を食べる
・ライ麦パン、小麦、カシューナッツ、ごま、大豆、ピーナ
 ッツ、ひまわりの種を意識して食べる
・GI食品を選ぶようにする!
・集中力を高めたいときにはカフェイン(紅茶、コーヒー、
 お茶)を!!
・カフェインと糖類を一緒に摂取しましょう。

・まずは過去問から取り組もう⇒参考書は辞書として使う!
・解けない問題だけにフォーカスをあてよう!
・睡眠時間を削ってはいけない⇒6〜7時間半寝よう
・睡眠の質にもこだわる!
・睡眠中 
 @ 情報を整理する。
 A 獲得した知識をを脳に固定する。
 B 徹夜で覚えたことは長期的には記憶にとどまっていま
   せん。
読み聞かせの効用 [2015年12月11日(Fri)]
千葉県浦安市の学力は高い。県下で一位だという。全国の平均
より4ポイント、5ポイント、場合によっては8ポイントも高い。
全国一位かもしれない。
学力と読書は相関する。強い相関がある。幼少期にいっぱい読
み聞かせをして下さい。心の栄養になります。頭の栄養になり
ます。
       読み聞かせの効用

@ 読み聞かせは、親と子の絆を深めます。
 テレビなど、一方通行のマスメディアの発達、忙しい現代社
 会の中にあって、読み聞かせは、何もの
 にもかえがたい親と子のふれあいの場となります。読書のた
 のしい語らいで親と子の絆が深まり、信頼関係がつちかわれ
 ます。
A 読み聞かせは、親と子の共通の感動体験です。
 素晴らしい本を読んで得た感動は、親と子の共通の体験とし
 てずっと心に残ります。心に刻まれた共通の感動体験は、一
 生の宝物となるでしょう。
B 読み聞かせは、親から子への愛情表現です。
 本を読んであげる時、子どもの目線にたちかえり一緒になっ
 て楽しみましょう。作品に書かれた言葉はお父さん、お母さ
 んの肉声として聞こえてきます。優しいお父さん、お母さん
 の声に、子どもは親の愛情を感じるのです。
C 読み聞かせ、読書は、子どもの心の発達を促します。
 作者が心を込めてつくった作品は読む者の心に響きます。さ
 まざまな作品に出会い、その中で喜び、悲しみ、考えながら、
 子ども達は、他人を思いやる心や愛情、勇気、自立心を育て
 ていきます。思春期を生き抜く力をつけていくのです。
D 読み聞かせ、読書は、子どもの基礎能力を育てます。
 読み聞かせを続けると、子ども達は言葉を沢山おぼえ、長い
 お話を聞く力が自然についてきます。そして、人間の基礎能
 力である言語能力、想像力、思考力、表現力などの発達を促
 します。
E 読み聞かせで、楽しい子育てができます。
 読み聞かせタイムは、楽しい子育てのひとときです。お子様
 の反応や会話を通して、子どもの気持ちや心がわかります。
 お子様の成長、発達をあたたかく見守り、楽しむことができ
 ます。
「記憶について」 [2015年05月30日(Sat)]
         「記憶について」

・記憶は脳だけではない。脳・心・からだ 全体の仕事だ。
・身体もあるしこころもある。
・心理学はもともと文系ではなく、明治初年は精神物理学とし
 てはじまった理系の学問だった。
・担い手は殆どが医者や科学者、自然科学者だった。
・当時は測定器具・実験器具をつくるのが大変だった。
・そのため、簡便でお金のかからない方法を探り、いつの間に
 か文系の学問になった。
・実験物理学や数学からは離れていった。
・しかし、ここ100年間は多くの研究成果を揚げてきた。
・1990年ごろから脳を計測できるようになった。
・2000年以降は急速に可視化技術がすすんだ。
・今では、あらゆる学問が脳科学に収斂されてきた。
・哲学や神学の難問が脳の計測でほどけるように分ってきた。
・古代史の難問も遺伝子解析からわかるようになってきた。
・日本人のルーツなども分るようになってきた。
・記憶の問題も脳科学の研究分野となった。
・応用研究の第一人者は東大の池谷裕二先生、加藤俊徳先生は
 新しい切り口からだ。
・記憶の基礎研究としては理研の利根川進先生だろう。
・今日若手の教育学者は脳科学をベースに、認知心理学的手法
 を使っている。
・教育心理も発達心理も社会心理も、脳科学の援護を受けて研
 究している。
・「褒める・叱る」は報償系の研究がベースである。
・「短期記憶」と「長期記憶」は海馬研究そのもの
・海馬で覚え、側頭葉や頭頂葉にストックし、ONーOFFしなが
 ら引き出す。
・読書の内容理解は脳の前頭前野や帯状回を活性化する。
・「楽しいから笑顔を作る」のではなく、笑顔を作るから楽し
 いのだ。感覚細胞が一歩先に反応しているということだ。
・確実な記憶には繰り返しが決定的に大事、
 予習:学習:復習= 0.25 : 1 : 4 
・記憶の神経回路は消えることはない。消すこともできない。
・トラウマを消す方法を世界中で研究しているが決定打がでな
 い。光刺戟で改善する方法が進んでいる。
・忘れるのではなく、新たに加わった多くの情報に埋もれて出
 てこれなくなるだけである。
・記憶の痕跡も使えば痕跡にはならない。現役にしておけばい
 い。使えばいい。
・情動回路を活かして記憶回路を発動させる。
・イメージを活かして記憶する。
・空覚えよりも「書いて覚える」方が効果的
・ただ唱えるよりイメージを浮かべながら唱える方が効果があ
 る。
・五感をフルに活用して覚える方が効果的である。
・死活に関わる経験ほど忘れない。脳に深く刻み込まれる。
・教科書の内容は生活実感にひきつけて覚えさせる。
・具体的な行動・経験に結び付けて覚える。
・単純記憶は小学校中学年まで、高学年になると意味と一緒に
 覚える。
・視覚領野だけでも意識に上るのは3%といわれている。
・フラグメントは意識の世界に現れないで無意識の世界を形成
 する。
・重要な役割をする。下手をすると暗黙裡にその人自身を支配
 する。
・言葉は大事だが、言葉では伝えきれないことがおおい。
・夫婦でも少し深くなるとわかりあえないことが多い。
・国語力って、ぎりぎりまで「言葉で表現できる」範囲を拡大
 することだろう。
・「エピソード記憶」の時間・空間も場所細胞の発見で根拠が
  はっきりした。

*現在では、認知心理学と脳科学の分野が手を携えて「脳」の
 不思議を解明している。
*記憶についても、さらに驚くべき科学的な成果が明らかにな
 るかもしれない。
*それが子供たちの教育に活用できる時代が来ることを期待し
 てる。
脳科学に学ぶ子育て・講演の記録 [2015年02月17日(Tue)]
川口市保育士研修会での講演記録です。参考にして下さい。
演題は「脳科学に学ぶ子育て」です。
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 生きる目的は何?、
・脳が知らせる人間の生きる目的は“幸せ” 
・人は愛されるために、愛するために生きている。
・脳は愛し愛され、幸せになるようにプログラムされている。
・幸せになるまで満足しない・できない。
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“幼児教育の父”倉橋惣三は、幼稚園児・保育園児の区別を
全くしなかった。幼保の分離を死ぬまで反対し続けた。
しかし現実は違った。幼稚園は文科省が、保育園は厚労省
が担当してきた。両者は幼稚園指導要領と保育園指導指針
を策定し長い間違った道を歩んでしまった。残念なことで
あった。幼稚園児と保育園児の脳に違いは全くない。倉橋
博士は現天皇陛下の養育責任者であった。「かけがいのな
いお方」の養育である。傳育官は安心して養育に心血を注
いだ。「平成の天皇」p96
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教育研究は「脳科学教育研究」にならねばならない。テス
トのスコアや行動からではなく、遺伝子・分子・シナプス
・神経回路から始めなければならない。世界の教育は方向
転換している。日本だけ旧態依然の教育をしている。
気づいた人から始める。一歩踏み出す。それ以外ない。指
導要領の改訂は10年ごとである。5年前も15年前もでき
なかった。やらなかった。科学者はグループやトップは世
界の動向をつかんでいた。全体のスケッチも創っていた。
プランもできていた。しかし、総則に“脳”の文言一つも入
らなかった。入れられなかった。既得権の壁は岩のように
固い。こうして日本の教育は遅れを取り、発展を阻んでい
く。五ケ条の御誓分も「真理と正義を愛し・・・」の教育
基本法も全く生きていない。愛国の人が生まれて欲しい。
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教育は“脳”から始まる。お腹の中にいのちが生まれてた瞬
間から、ほとんどのエネルギーは脳の形成に注がれている
のです。神経管から始まるのです。神経管が脳に分化して
いくのです。胎児の成長はうんとうんと大事です。
生まれてからの子育ても大切です。小さいほど大事です。
小学校よりも幼児が大事です。願いと期待をこめ、祈るよ
うな気持ちで話します。
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先生方も真剣です。本当に真剣です。真剣勝負の2時間
でした。おわって1枚祈念写真をとって頂きました。
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講演会をしきってくださった役員さんです。準備段階か
ら本当に骨を折って下さいました。ありがとう。ありが
とう。
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追記
*倉橋博士にとっては「東宮の教育」も「国民の教育」も同
 じであった。どの子もみんな「かけがえのない子ども」「
 一視同仁」であった。
*明治国家をつくり上げた人々には「武士道」の心が息づい
 ていた。武士道は
 @人々の心に刻まれた掟、壮大な倫理体系の要の石である。
 A源泉は孔子の教えにあり、知識のための知識を軽視する。
 B「義」は「勇」と並ぶ武士道の双生子であり、「正義の
  道理」こそ無条件の絶対命令である。
 C「義を見てせざるは勇なきなり」平静に裏打ちされた勇
  気である。
 D民を治める者の必要条件は「仁」にあり。
 E「礼」とは他人に対する思いやりを表現することである。
 Fなぜ「武士にニ言はない」のか?真のサムライは「誠」
  に高い敬意をはらう。
 G武士は秩序・統治、商人は商い・流通、しかし、「正直
  が最善の策」、正直さを守り通すことは、嘘をつくこと
  よりも多くのカネをもたらす。
 H「名誉」は苦痛や試練に耐える子どもの心の琴線に触れ
  る。「人に笑われまするぞ」「体面を汚すな」「恥ずか
  しくはないのか」が子どもの振る舞いを正す最期の切札
  である。「羞恥心」は道徳意識の出発点である。
 I日本人には命令に対する絶対的な服従が存在した。武士
  道では個人よりも国を重んじる。しかし、無節操なへつ
  らいや奴隷のごとき追従は嫌われた。真のサムライは自
  己の血をもって自分の言説の誠であることを示した。
*サムライには生きる勇気も死ぬ勇気ももっていた。今も日
 本人にはサムライの心がある。サムライがいると国民は安
 心し応援する。福島原発所長はサムライであった。

          脳科学に学ぶ子育て
                                      
1 はじめに
 ・関根教育長表敬訪問「脳科学と教育実践」
 ・NHK保育士の離職理由
 ・活躍する保育士たち
2 私の実践
 ・教育は愛、愛こそ教育!
 ・生きる目的は幸せ 
 ・学校は子どもの楽園―子どもは遊びの中で・子どもは多
  様な体験の中で・子どもは知・徳・体の中でー 
 ・めざすは「たくましい子ども」
 ・欠席1か月ゼロの学級出現
 ・覚ましい脳科学教育の成果
 ・マスコミ報道63回
 ・愛されると脳は全開する。愛されないと脳は閉じる。
 ・教育=愛の実践、ダイナミックな教育活動
 ・ほめる:叱る=7:1(愛と義) 
 ・褒めの名人渡辺先生・褒めの効用徹底解明
 ・上手な褒め方・叱り方
 ・脳の原則8カ条
3 脳の世紀・・・脳科学を生かす時代がやってきました。
 ・小泉博士前ローマ法王に謁見、天皇・皇后両陛下理研
  訪問
 ・山中教授・茂木健一郎・加藤俊徳・澤口俊之・池谷裕二 
 ・理解・協力する人々(上田知事・関根県教育長・岡村川
  口市長・清水さいたま市長・稲葉さいたま市教育長・吉
  原前県医師会長などなど)
 ・「脳科学と教育」研究のあゆみと東本小の実践
 ・文科省中央は「脳科学」
 ・脳科学を踏まえた教育研究へ
 ・いのちの原理は愛他主義
 ・生体リズムと時計遺伝子
4 脳の仕組みと働き(配線構造+増幅作用)
 ・人間の脳とはたらき
 ・丈夫な脳は木の如し
 ・脳科学の知見を生かす構造図
 ・脳の三重構造と「知・情・意」
 ・右脳と左脳、脳の断面
 ・ニューロンとそのネットワーク
 ・ニューロン結合と伸びた樹状突起
 ・DNA発現とシナプス増強
 ・増幅する心と潜在する心の働き
 ・前頭連合野は脳間・脳内操作系
5 脳科学と幼児教育
 ・幼児教育の父・倉橋惣三
 ・脳の発達と知能の変動
 (発達曲線8才で95%、感受期あり、多重知能)
 ・本能の心が満たされないと・・・
 ・豊富な環境・標準環境・乏しい環境
 ・脳波=遺伝子発現・ニューロンの働き
 ・見事に発達したプルキンエ細胞
 ・男脳と女脳の違い
 ・欠損した神経回路、
 ・乳幼児期の脳障害
 ・脳障害の現れ方
 (微細脳障害―ADHD−行為障害―反社会的人格障害)
 ・キレる(攻撃的行為)
6 脳科学の知見を生かした子育て10カ条
 1条 教育は愛、愛こそ教育
  1-2. 教育は愛、褒めて育てる。
 2条-1 早寝・早起き・朝ごはん
  2-2 生体リズム・時計遺伝子
  2-3 寝る子は育つ。
 3条-1 ゲーム・ケイタイは少ないほど良い。
  3-2 過度のゲームで脳が欠損
 4条 マ・ゴ・タ・チ・ワ・ヤ・サシイ
 5条-1 外遊びのすすめ
  5-2 遊び不足が進んでいる
  5-3 遊びが子どもを育てる
  5-4 ダメはダメ!規範形成は「厳格」に
 6条-1 手は脳の出先機関、足は脳と一体
  6-2 立体が基本・・・砂・粘土で造る
 7条-1.学力は・イメージ
  7-2.脳の叡智が正誤を即判別する
 8条 やったとおりになる。
   (言葉づかい・運動・勉強、感じ方・考え方)
 9条 もう一歩の努力、それが勝負
 10条 豊かな経験が人格を作る
7 おわりに
  教育は愛 愛こそ教育

参考資料
1 発達8つの関門
 @ なめるほど可愛がること。
  *愛着・情動形成に決定的な影響
 A 早寝・早起き・朝ご飯を身に付けること。
  *脳幹・生体リズムとエネルギー
 B 3度3度の食事をきちんととらせること。
  *心身の発達の基盤
 C 外遊びは十分させること。
  *脳幹・辺縁系・新皮質を総合的に育てる。
 D テレビ・ゲームに子育てを任せないこと。
  *前頭前夜(PQ)発達に弊害、1人遊び・一方通行は
   ダメ              
 E 両親と祖父母の愛情と役割を十分にすること。
  *両親の愛情、祖父母の見守り・交流は大脳を発達さ
   せる。
 F 5才くらいまでに十分な情動を体験してきたか。
  *喜怒哀楽の情動体験は辺縁系を豊かに逞しく育てる。
 G 8才くらいまで豊かな環境で育まれたか。
  *総合的に人格の基盤を形成
  「情動の科学的解明と教育等への応用に関する検討会」
                   (文部科学省)

2 脳の原則8カ条 
 @ 脳はオープンマインドである。    
   *脳が閉じれば閉じるほど、人格がゆがんでくる。
    表情も自然でなくなる。
 A 脳は全体最適を求めて機能する。   
   *脳は全体で機能する。全体が良くなるように働く。
 B 脳は相互補完で働く。   
   *脳は補完、人間も相互補完、批判・批判、攻撃・
    排除は組織を破壊する。
 C 脳の目的は「幸せ」である。   
   *脳は幸せを求めて機能する。家庭も社会も幸せを
    求める。
 D 脳は出力に依存する。   
   *脳は出力で発達する。読書したらメモ、一日が終
    わったら日記
 E 脳はネットワークで機能する。   
   *家庭も学校も会社もネットワークで機能する。活
    気がある。フットワークもよい。仕事も早い。混
    乱や混線がない。関根教育長は「自助・共助・公
    助」を提唱
 F 愛が脳を活性化する。
   *教育は愛!愛こそ教育、教育・人材育成の大原則、
    愛のある先生は子どもを可愛がる。粘り強く技術
    を磨く。良い先生になっていく。
 G 脳はウソをつけない。
   *脳はやったとおりになる。DNAは誤魔化せない。
    回路も誤魔化せない。ヒトは生きたように死んで
    いく。ウソをつけない時代がやって来た。
◎ 合脳性が高いほど優れた人間になる。
   *脳に聴こう。脳に学ぼう。優れた人間になろう。
    そして、愛の人になろう。

3 子育ての基本
 @「早寝・早起き・朝ごはん」が鉄則、メリハリが大事。
 A テレビ、ゲーム、携帯電話は少なければ少ないほど良
   い。
 B 昼間思いっきり活動し、夜は「バタン キュッ」と寝
   る。
 C 脳は使えば使うほど発達する。そして体は丈夫になる。
 D 褒める:叱るの割合は、7:1 

4<上手な褒め方>
 ・成功が成功の元、成功させてほめる。・・・成功なけれ
  ば褒めてもむなしい。
 ・間髪入れずに褒める。・・・報償回路は瞬時に作動、後
  追いは効果半減。
 ・全身で褒める。・・・よかった・100点・花丸・頭撫
  ぜ・肩車で教室一回り。
 ・ お母さんも嬉しいと言う。・・・喜びの伝染・伝播。
 ・一歩の努力を褒める。・・褒め効果はショートステップ。
 ・褒めるのに理屈はいらない。ただ喜べばいい。

5<上手な叱り方>
 ・間髪いれず叱る。・・・回路の遮断、理屈はいらない。
 ・見せしめ・人前は注意・・・他人への効果なら別の場で
 ・理由は一言で・・・善、悪は分かっている。長いとくど
           い。               
 ・説明は具体的、要点は絞る。・・・言い訳回路を発達さ
                  せる。
 ・子どもの「言い分」に、日常の不満や願いが投影されて
  いる。・・・ヘドロのように心の底にたまっている。そ
        れが出る。
 ・興奮させない。・・・混乱・混戦の防止。
 ・叱りっぱなしで話を終えない。・・・叱りは愛の表出。
 ・「注意する・叱る・罰を加える」は教育の範疇、いじめ
  ・暴力・暴行は反教育である。

6 学力の高い子
 @ 早寝・早起き・朝ごはん・・・OK
 A 親の熱意、家庭の努力が凄い。
 B メリハリのある家庭学習 
 C 団欒・対話がある。 
 D テレビやゲームは少ない。

7 人間としての土台が育っていますか。(子育て七つの宝物)
 @ 精神が安定していること。
 A エネルギーに溢れていること。
 B 好奇心が旺盛であること。
 C 柔軟で広い価値観を持っていること。
 D 良いプライドを持っていること。
 E 社会性が育っていること。
 F 感性が豊かであること。

8 《脳の発達に大事なこと》 岡本道雄(京都大学)
  脳の発達は刺激によって促される。脳は刺激で発達する。
 @ 最初は模倣が大事
 A 愛情に裏打ちされた教え込みが大事
 B しつけの時の叱責と賞賛
 C 忍耐の要請の必要
 D 情操教育やコミュニケーションの大切さ
 E 感受精期(最も発達しやすい時期)を生かす 

9《これじゃ子どもは育たない》 村上光男(なかよし保育園)
  暖房効かせて寒さがない    冷房効かせて暑さがない
  おやつが過ぎて空腹がない   歩かせないで疲れがない
  おもちゃやり過ぎで興味がない テレビ見過ぎで考えない
  ホイホイ与えて我慢がない   点数以外は関心がない
  判っているけど行わない    これではまともに育たない

10 参考図書
  ◎『脳と人間』 時実利彦著(雷鳥社)
  ◎『脳の話』 時実利彦著(岩波新書)
  ◎『人間であること』 時実利彦著(岩波新書)
  ◎『目で見る脳』 時実利彦著(東大出版会)
  ◎『脳の生理学』 時実利彦編集(朝倉書店)
  ◎『愛は脳を活性化する』 松本元著
            (岩波科学ライブラリー)
  ◎『HQ論 人間性の脳科学』 澤口俊之著(海鳴社)
  ◎『セロトニン欠乏症』 有田秀穂著(NHK出版)
  ○『ゲーム脳の恐怖』 森昭雄著(NHK出版)
  ○『脳の仕組み科学的勉強法』 池谷裕二著(ライオン社)
  ○『元気な脳のつくり方』 森昭雄著(少年写真新聞社)
  ◎『私の脳科学講義』 利根川進著(岩波新書)
  ◎『脳を育てる』 高木貞敬著(岩波新書円)
  ◎『進化しすぎた脳』 池谷裕二著(講談社ブルーブック)
  ○『自分の脳を自分で育てる』 川島隆太著(くもん出版)
  ○『頭のいい子ってなぜなの』ヘンシュ貴雄(海竜社)
  ◎『人間になれない子どもたち』清川輝基著(えい出版社)
  ◎『男脳と女脳 こんなに違う』新井 康充著(河出書房新
                        社)
  
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