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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


「小沢一郎」の人物評価 脳科学の視点から見ると・・・  [2020年10月06日(Tue)]
「小沢一郎」の人物評価 脳科学の視点から見ると・・・。「脳科学ブログ」2012年6月26日付で書いた記事です。政治家としての、小沢一郎氏の動き方、物事の見方。感じ方は今も変わりません。従って、私の見解も変わりません。今もって変わりません。ご覧ください。脳科学の視点から、私の視点からとらえるとどうなるでしょうか。
 考えがくるくる変わる人、すなわち “ 自分勝手な人”で、家族を大事にしない人、友達や先生を大事にしない人、愛国心や愛郷心のない人・弱い人、歴史の検証に耐えられない人は要注意です。(桑原)

 週刊文春2012年6月21日号に「小沢一郎 妻からの
『離縁状』が掲載された。

 昨年11月岩手県内の支援者10名に送った手紙の全文公開
である。小沢和子夫人は67歳、上智大学卒だという。

 結婚・離婚は個人的なこと、「男女問題には触れない」それ
が政界の常識だという。しかし、政界のリーダー・方向を左右
する超大物政治家の事である。国民の関心は強い。

 人間性の「性」は「性欲の性」、性との向き合い方がその人
の性格・人間性を映し出す、性を生命の交流として尊んでいく
か、遊びとして・遊び道具として扱うのか、社会の半数は女性
である。女性への敬愛があるかないかは政治的にも重要なこと
だと思う。

 新聞・テレビ・週刊誌が飛びつくだろうと思った。1週間待
った。しかし、大手マスコミは全て沈黙し、一言の報道しない。
例外的に地方テレビが報道していた。不思議なことである。実
に不思議なことである。どうしてこれほどの事が報道されない
のか。
 事の重要性に鑑み少しは触れ、ブログ読者の考えを聞いてみ
たい。

 メールアドレスはプロフィールに記載しました。
感想・意見をお寄せ下さい。皆さんの考えを聞きたいです。

     小沢一郎「脳の原則8カ条」診断              

1 小沢一郎は、オープンマインドであるか。

  *評価 △

*理由 自分に都合のよい時だけしか記者の質問に応えない。
 師匠 田中角栄はもともっとオープンだった。リップサービ
 スさえあった。
  時おり、目つき・表情・面構えに歪みが見える。秘密が
 多い分だけ顔がゆがむ。

2 小沢一郎は、この国の全体最適を求めて働いているか。   

  *評価 △

*理由 「天下国家のことしか考えていない。」というが、中
 身は自分の派閥・自分の仲間・自分の野望実現ではないか。
 岩手を考え、東北を考え、民主党全体を考え、国民全体を考
 え、長期的に国の将来を見据えた言動をしているか。

3 小沢一郎は、相互補完を原理に働いているか。   

  *評価 ×

*強い者中心・弱いものいじめ、攻撃・排除が強すぎる。党の
 ために他のグループや執行部を補完する発言があったであろ
 うか。
  政治は権力闘争だと言うが、相手を絶滅させることではな
 く、正・反・合をアウヘーベン(止揚)することではないか。

4 小沢一郎は、「国民の幸せ度」向上を目的にしているか。   

  *評価 ×

*理由 大震災後9カ月も選挙区に入らなかった。何はさてお
 いて、選挙区に入り人々と苦しみを共にすることだ。
  田中角栄は台風災害で私の生まれ故郷・五十沢村(現南魚
 沼市)がやられた時、真っ先に飛んできて陣頭指揮をとった。
 「心配するな、やれることはやる!」
 即断即決でやった。
  村人の「幸せ」を心底考えてくれた。人情味があった。
  政治の目的は「国民の¥幸福度」を一歩でも上げることで
 ある。

5 小沢一郎は、実践を第一にしているか。

  *評価 ○

*理由 無口だがやることはやる。言ったことはやる。口先だ
 けで実行しないのが一番悪い。「入力よりも出力」、「計画
 より実績」、「予算より決算」である。   

6 小沢一郎は、ネットワークを機能させているか。   

  *評価 △

*理由 自民党時代に培った人的ネットワークを全国に持って
 いる。それは宝だが、惜しいことに身内の優れた国会議員ま
 で多く離反させている。敵を作れば作るほどネットワークは
 寸断される。寸断されればされるほど全体は悪くなる。

7 小沢一郎は、愛が溢れているか。愛を動因として活動して
  いるか。   

  *評価 ×

*理由 自分に良くする人には誰だって好意をもって接する。
  当然だ。問題は離反した人に対する対応だ。自分から離れ
 た人にどんな対応をしてきただろうか。複雑な政治の世界の
 ことだ。政治家の人間性が露わになる。
  一時牙を向けた人であっても愛を持って見取っていったで
 あろうか。
  今回の離婚問題に対する対応はどうか。40年間必死に尽
 くしてくれた奥さまに対しどのように報えるのであろうか。
  田中角栄の人情味がでてくるであろうか。

8 小沢一郎は、国民をだましていないか。ウソをついていな
  いか。   

  *評価 △

*理由 人をだませても自分をだますことはできない。
 「ウソは泥棒の始まり」「性の乱れは家庭の乱れ」「家庭の
 乱れが社会の乱れ」である。
  政治家の失脚は「金と女」が多い。「金と女」を誤魔化し
 切れる人はいない。
  自らの経験と鋭い嗅覚で政治家の人間性を判断している。
 その重さ・怖さを一番知っているのが政治家であろう。
  間違いなく選挙に反映するからである。妻からの「離縁状」
 にどうこたえるのでしょうか。
  40年間も苦楽を共にしてきた奥さまを「ウソツキ」とい
 うのであろうか。 

  仮説 合脳性が高いほど優れた人間になる。

*脳の原理に合った行動が優れた人間を生む。本当に優れた人
 間は大木のように幹は太く、枝葉を茂らせる。人々が寄って
 くる。特に弱い人・貧しい人、子どもがよってくる。
  徳川の時代でも公方様の側近は参勤の殿さまの人物評価指
 標を「子どもへのまなざし・対応」に置いたという。
  上杉鷹山公始め名君といわれる藩主いずれも子どもを大切
 にし、教育を重んじた。家庭も大事にした。
  リーダーは「代表的日本人ー内村鑑三ー」に学んでもらい
 たい。
  長年連れ添った妻に対しどうするか。ぼろ雑巾のようにし
 ないでほしい。

*「脳の原理8カ条」を使って政治家を評価してみました。
 政治は超現実ですから、どんなに優れた人間性を持っていて
 も、政治力を発揮できるとはかぎりません。しかし、国家の
 命運を担う政治家なら、ベースとして少なくとも「脳の原則
 8カ条」ぐらいは堅持してほしいのです。
  何よりも、主人小沢一郎を信頼し、支えた和子夫人を大切
 にして欲しい。

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 ところが、8年前隠し子がいることが発覚、夫人の悩みは深
まり、不信がつのった。離婚を決意したのは東日本大震災であ
った。
 「郷土の復興を手助けする気もなく、自分の保身の為に国政
を動かそうとする、こんな男を国政に送る手伝いをしてきたこ
とを恥じています。」
と支持者に私信を書き送った。

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「大震災の後、小沢の行動を見て、岩手、国の為になるどころ
か害になることがはっきりわかりました。
 小沢は放射能が怖くて秘書と一緒に逃げだしました。離婚の
慰謝料を受け取ったら岩手に議員金として送るつもりです。」
と書いた。

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 書きつけられた「離縁状」は達筆な文字で乱れることもなく
正確に自分の気持ちと決意が書かれていた。
 誰かにそそのかされたり、脅されて書かれたものではなく、
長くお世話になった後援会幹部に、「ことの顛末」を伝えたも
のであろう。
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「なんですぐ地元に帰らないのか!!不信はつのる。昨年3
月16日、第一秘書から
「内々の放射能情報を得たので先生の命令で秘書たちを逃が
 しました。先生も逃げますので奥さんもどこかへ・・・」
と言われ、逃げないことを伝えに行くと、家に鍵をかけて外
に出なくなったと言う。
 それどころか、
「4月に入っても動かず、家にこもり、連日夜若手議員を集めて
  酒を飲みながら菅内閣打倒計画をたて始めました。」
というのだ。
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 田中角栄の側近だった父の娘として育ち、田中の話を聞き、
田中の動き方・考え方を身につけている和子夫人にとって想像
もできない言動であったのだろう。激しいショックを受けたに
違いない。
 私の生家も越山会であった。子どものころから田中角栄のこ
とを聞いてきた。「田中とはどこか違う。」「田中とは違う」
「角栄とは何かが違う」と思い続けてきた。
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 便せん11枚に綴られた和子夫人の心、どんなにかつらかっ
たことであろうか。子どもたちはどちらに行くのであろうか。
 父親の方にいくのか。母親の方に行くのか。
子育ては愛 愛こそ育児である。愛した分しか子どもは返して
こない。
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 日本のマスコミがなんで報道しないのか。民主党最大派閥、
その領袖、100人の国会議員を擁し、国政を動かす人物、そ
の人物の研究をなぜしないのか。不思議である。
 私は脳科学の知見を生かし、ささやかながら見解を述べてみ
た。本物の指導者がほしい。日本の平和と幸せのために・世界
の平和と幸せのために。
学力を考えるA [2016年04月26日(Tue)]
学力を考えるA
学力は秋田県・福井県・富山県などがたかい。いずれも日本
海側の厳しい自然環境の地域である。
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ところが犯罪発生率は低い。関東・北陸以北が低い。どうし
てだろうか。こどもも大人も、「ふんだんにお金と時間」を
与えると悪くなるようだ。じっくり・辛抱強く・誠実に生き
ることが大切のようですが、本当はどうなんでしょうか。
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学力を考える@ [2016年04月25日(Mon)]
学力の向上が社会の要請になっています。文科省は本年も全国
学力テストを実施します。学力向上は先進国だけの問題ではあ
りません。世界中同じです。
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目的は能力開発です。社会が何を求めているか。社会のニーズ
を的確に把握し能力開発に活かそうとしています。問題は「基
本と応用」です。
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多くの県では、県独自のテストもやっています。両者を組み合
わせ、より効果的な教育を生み出そうとしているのです。教育
界は目の色が変わってきました。
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幼児教育が国の未来を決める [2016年04月20日(Wed)]
「幼児教育が国の未来を決める」でしょう。
科学的な証拠・エビデンスをもった脳科学が切れ札になるはずで
す。ノーベル賞受賞の利根川博士は脳科学の重要性を強調して止
まる所がありません。黒田博士も「子育ての悩みも脳科学で解決
を!」と訴えています。脳科学から子育てのヒントを見つけて欲し
いです。
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脳の成長は早いのです。幼少期に急激に発達するのです。8歳で
90%も発達するのです。大人の都合だけで子どもを振り回さな
いでください。
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就学前教育がもたらす社会的収益率は決定的に大きいのです。知
的にも情意的にも、経済的にも人間的にも恵まれるのです。恵ま
れた子ども時代をすごした人は大きく成長するのです。
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脳幹も大脳扁縁系も、大脳新皮質も前頭前野も豊かに発達するの
です。同じくノーベル賞を得たマズロー博士は「欲求の5段階説」
を発表しています。
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情動の中枢は大脳扁縁系です。とりわけ帯状回は意欲・やる気の
中枢として大事です。

幼児教育は知的学習よりも情意的学習です。手足を使って下さい。
全身を使って下さい。でんぐり返しや鉄棒、じゃれっこや鬼ごっ
こを一杯やらせて下さい。心と体と脳が三位一体で育っていきま
す。

幼児教育を大事にしない国に、明るい未来はありません。
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熊本地震見舞い [2016年04月15日(Fri)]
熊本地震
心より見舞い申し上げます。

       桑原 清四郎
日本人が最強の脳を持っている [2016年04月12日(Tue)]
脳科学者・加藤俊徳先生が、またまた大事な本を出版されまし
た。題名は「日本人が最強の脳を持っている」です。
先生が“あれっ、日本人の脳って?と興味を持ったのは米国留
学中のことだそうです。良寛さまの故郷で生まれた先生は「
日本人ってPolite(礼儀正しい)だよね」といわれたとき“は
っ”としたようです。
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「日本の生活習慣は、脳の成長にとって極めて重要な内容を持
っている。しかるに、珠玉の如く貴重な“日本の生活習慣を惜し
げもなく投げ捨てて顧みない。誠に残念なことである。」
 先生は現代日本への警告の書として本書を書いたそうです。
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脳はやった通りになる。これは脳の鉄則です。39歳の女性のM
RI画像です。左脳は全体的に発達し、右脳は前頭部のみ発達して
います。後頭葉は発達していません。
何気なく見落としている日常の生活習慣の中にどれ程貴重な宝が
隠されていることでしょうか。是非本書を手にとって読んでみて
下さい。必ずやあなたの生活が一歩だけでも豊かになること請け
合いです。
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教職員異動、先生方への期待 [2016年03月31日(Thu)]
2016年 大学受験の結果が出揃いました。
浦和高校の旧国立4大学合格者数の移り変わりを調べて
みました。いろいろ問題はありながら教育を考える手が
かりになります。
2009(東大36+東工大14+一橋大 6+京大7)
     63  関根校長
2010(東大29+東工大12+一橋大 8+京大7)
     56 〃
2011(東大30+東工大18+一橋大18+京大4)
     70 〃
2012(東大40+東工大11+一橋大14+京大7)
     72 〃
2013(東大46+東工大  8+一橋大16+京大10)
      80杉山校長
2014(東大33+東工大14+一橋大16+京大13)
      76 〃
2015(東大27+東工大16+一橋大19+京大9)
     71 〃
2016(東大22+東工大  8+一橋大16+京大13)
     59 〃
上の数字を見て、つくづくと “教育は人なり”を思います。
浦和高校のことです。最も優れた校長を配置するはずです。
にもかかわらず、実績が変わってくるのです。怖い!
管理能力と指導能力、更に人格力が総合されて実績が生まれる
ようです。

今朝、「県教職員異動」が発表されました。異動者全員の氏名
が使が公表さました。これは教育者だけです。社会がどれほど
教育に関心を寄せているか、期待しているかの証拠です。

良い教師は子どもを良くします。
悪い教師は子どもを悪くします。 

転勤は最大の研修です。
心機一転、更によい教師になるよう研鑽を積んで下さい。
心より期待しています。応援しています。
脳の中がすかすか、空になっている。 [2016年03月14日(Mon)]
左の写真は脳の中が中空になっている。それでも生きる。それが
人間だ。死んでいるわけではない。
脳細胞は頭蓋骨に押しやられているだけ。右の脳は正常で灰白質
も白質もびっしり詰まっている。両者とも日常生活は普通にやっ
ている。人間って不思議なものだ。
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広島県・府中町立府中緑ケ丘中生徒自殺・調査報告書について要望 [2016年03月12日(Sat)]
 広島県府中町立府中緑ケ丘中3年の少年が自殺した。本人も親
も可哀そうであった。その「調査報告書」が発表された。再発防
止のために、次のように要望したい。*要望したいこと

■はじめに
 学校は事実を重く受け止め、調査を始め、情報の整理をした。
その結果、男子生徒への進路指導の際、誤った事実に基づいた不
適切な対応や指導を行っていたことが明らかになり、男子生徒が
自ら命を絶ったことに対して、学校としての責任があったと認識
している。事実を厳粛に受け止め、課題を明らかにし、再発防止
のため、さらにはよりよい学校づくりに向けどう取り組むかとい
う視点で検証を行い、報告書を作成した。
*再発防止のための役割分担を明示して下さい。(緊急時の指導)
*改善項目と達成度を明示して下さい。
*校長の責任を明示して下さい。
*同じく「よい学校づくり」に向けての取り組み方も明示して下
 さい。(平常の指導)
■万引き事案について
 2013年10月6日午後、1年生2人が万引きをしたとコン
ビニエンスストアから学校に電話があり、部活動で校内にいたA
教諭が対応した。本来は指導方針に従い対応しなければならなか
ったが、日曜日で自ら対応すればよいと判断し、他の教諭と一緒
に店舗へ駆けつけて確認。生徒は保護者とともに謝罪した。店は
警察への被害申告は行わなかった。
 翌7日に、A教諭は生徒指導部のB教諭と担任のC教諭に口頭
で報告した。B教諭はパソコンへ入力して生徒指導推進委員会資
料を作成した。その際、誤って男子生徒の名前を入力した。なぜ
そうしたのか、聞き間違えたのか、入力ミスなのかなど詳細な状
況は不明。入力する際は事実確認票や生徒指導ノート(備忘録)
の記録をもとにすべきだが、記録はない。
 資料の誤りは、翌8日の委員会で参加した教員の指摘で修正し
た。しかし元データ自体は修正されなかった。当時資料を作成し
た職員は、会議で事実を確認するための資料と考え、後に別のこ
とに使うとは考えていなかった。管理職不在のため修正を行う指
示もなかった。
 万引きなどの場合、事実確認や保護者連絡、本人や保護者を交
えた面談、別室指導など特別な指導を行う。この事案では、保護
者に連絡し、店に謝罪したことからA教諭は解決したと認識し、
生徒指導部から事後指導の指示もなかった。
 7日に1年生による暴力行為が発生し、生徒指導部はこの対応
を優先し、万引きの対応と指導を怠った。
*だから今から何を・どうするか明示して下さい。
■生徒指導について
 生徒指導の記録は重要な資料として整理しておく必要がある。
しかし当時は明確な取り決めはなく、生徒指導に役立てるものに
なっていなかった。生徒指導推進委員会の会議録も記録担当者が
決まっておらず、管理・保管するシステムはなく、重要性の認識
も低かった。
 男子生徒は「どうせ言っても先生は聞いてくれない」という思
いを保護者に話している。このような思いを抱かせる不十分な相
談体制になっていた。要因は、生徒が抱える多種多様な悩みを、
学校全体を通じて、また全教職員が様々な時と場所において、適
切に対応するための指導計画や共通理解が図られていなかったこ
とだ。生徒と教職員の信頼関係作りができておらず、相談体制が
十分機能していなかった。
*だから今から何を・どうするか明示して下さい。
■誤った資料について
 3年生を担当する教諭らで2015年5月ごろから協議し、こ
れまでは3年生になってからの触法行為を対象にしていた推薦・
専願基準を、今年度は「1・2年時も含めて3年間触法行為がな
いこと」と厳しい基準にする結論になった。
 これまでは3年時の触法行為の確認ができればよかったため、
3学年教員の記憶に頼っていた。1年時からの触法行為を含む
ことになったため、「記憶に頼ると間違いにつながる」と考え
たD教諭が根拠となる資料を探そうと、11月12日、サーバ
ー内の13、14年度の生徒指導推進委員会の会議資料を印刷。
D教諭は委員会資料だから正確なはずと信じ、学年主任に渡し
た。
 1・2年時の触法行為を含めると決めた時点で、何を根拠資
料にするか学校組織として検討すべきだったが、その意識はな
かった。根拠資料の重大さを職員が認識していなかった。
■進路指導について
 推薦・専願基準は、推薦できない条件として「触法行為をし
た生徒」と示しながら、細かな点は決めていなかった。慣例的
に毎年担当学年で検討し、年度によって基準に揺らぎがあった。
かつて基準を緩めて推薦したために高校から信頼をなくした時
期があった。ある程度の厳しい基準は必要であると考えていた。
 1・2年時の触法行為を推薦・専願基準の対象に入れるなら、
入学時から生徒や保護者に具体的な基準を明確に伝える必要が
あった。だが全体への説明は最後までなく、対象と考えられる
生徒と保護者にしか伝えなかった。伝えたのも11月終わりか
ら12月初めで、伝え方も共通な方法ではなかった。5月と1
1月の進路説明会で「中学校3年間を一生懸命頑張って生活を
送ってきた生徒」と説明しているので、大きな違いはないとい
う非常に甘い考えが教職員にあった。生徒は些細(ささい)な
ことにも悩み苦しむものだという認識と深い生徒理解の姿勢が
欠けていた。
 11月12日、担任は委員会の記録に男子生徒の万引きの記
載があることを知り驚いた。優秀な生徒だったので「1年生の
時に何があったのだろう」と思った。専願できないと合格には
高い得点が必要になるので、男子生徒に早く伝えようと1回目
の個人面談で万引きの件を伝え、計5回実施した=別表。しか
し面談にあたって具体的に問いかけたり、落ち着いた場所や時
間を確保して面談したりするなど、生徒の本意を引き出す配慮
に欠けていた。
 個人面談は、廊下で立って行った。学年で同時進行の個人面
談だったため、教室が確保できないと考えたことや面談をして
いない教室内の生徒への指導も必要と考えて、教室内の様子が
感じ取れる教室前の廊下を選択した。受験校や受験方法の確認
が主な内容になり、生徒の思いに寄り添う視点が弱かったため、
学年で工夫して時間や場の設定を行う発想に至らなかった。
 担任は、男子生徒や保護者の希望がかなわなくなったことを
三者懇談までに保護者へ伝えなかった。万引きについても、男
子生徒が保護者に知られたくなさそうな様子を担任は感じてい
たが、事前に保護者へ連絡を取らなかった。生徒の思いに寄り
添った指導を進めたいと考えてとった行動だった。しかし「言
いにくい」と言っているからこそ保護者に直接会って話をする
場を持つ必要があった。保護者との連携が適切に行われなかっ
たことは大きな課題だ。
*だから、今から何を・どうするか明示して下さい。
■学校経営について
 生徒指導上の不十分な指導やずさんな情報管理、進路指導上
の誤認に基づいた不適切な指導があった。要因は、学校経営を
進める上で組織が機能的に運用されるよう、校長として指示・
指導を十分行っていなかったところにある。
 背景には「これまで取り組んできて特に問題はなかった」
といった考え方があった。その結果、生徒指導では、問題行動
に対する事実確認やその後の指導が十分に行われず、誤った情
報が残ってしまった。進路指導においても、推薦・専願基準を
変更したにもかかわらず、全教職員による十分な意見交流をす
ることなく、生徒の成長を認め、進路への意欲を高める観点を
持った基準になっていなかった。教職員、生徒、保護者への周
知もされないまま、進路査定会議を行ったことの課題は大きい。
 学校運営にあたって、組織的な進路指導を進める体制でなく、
指導方針を決めるにあたって、校長が方針を把握していない状
況があった。組織はあっても、機能化という点で課題があった。
 組織的に動くためには校務運営会を活用する必要があったが、
報告だけにとどまり、具体的に協議を行い、考えを共有し、深
める場になっていなかった。職員間のコミュニケーション不足
があり、意見を言い合い、より良いものを作り上げる風土を築
けていなかった。
*だから、今から何を・どうするか明示して下さい。
■結びに
 今回の事案を調査する中で、様々な課題が明確になった。生
徒指導上の課題、進路指導上の課題、そのすべては学校経営上
の課題に行きつくと認識している。
*だから、校長・教頭はじめ学校リーダーは今から何を・どう
 するか明示して下さい。
 本校においては、これまでも生徒指導上大変厳しい状況があ
り、学校を落ち着かせることを最優先に考えていた。規律維持
を求めるあまり、押さえつける指導になっていたのではないか、
*緊急時の指導としては必要な場合もあるでしょう。
過ちを犯した生徒や反抗的な生徒を排除するような指導になっ
ていたのではないか。
*平常の指導は優しさと厳しさの一体化が重要ではないでしょ
 うか。
猛烈に反省している。
*その証として、校長・教頭は「今から何を・どうするか明示
して下さい。!」
 毎月8日を「教職員が自らの姿勢を問い直す日」と位置付け、
特に12月8日は「校内の取り組みを点検し、研修する日」と
して、学校改善を進める。
*改善項目と達成度を明示して下さい。
 私たちはあらためて、子どもたちを教え育てるという職責を
深く自覚し、生徒一人一人の成長にしっかり寄り添い、生徒・
保護者・地域に信頼される学校をつくっていくことを誓う。
*改善項目と達成度を明示して下さい。

『体罰は深刻な状況』 [2016年03月09日(Wed)]
『体罰は深刻な状況』にある。数年前の報告であるが、状況は変
わらない。否、かえって悪化しているようにさえ思える。

・東京都内の公立学校130校で児童や生徒らに体罰があったと
 認定し学校名を公表した。(2013年5月)
・体罰調査で学校名を公表するのは異例。理由について「学校や
 教職員らの意識を高めることで再発防止を狙う」という。
・「体罰」と認定したのは146校182人。このうち、体罰が
  あった学校として都立高校28校、区市立の中学校71校、
 小学校31校を公表。

・報告書によると
 1 中学校の教職員によるものが最も多い(69校92人)。
 2 中・高では、部活動中の体罰が多い(75校87人)。
 3 回数は「1回」が最も多い(115人)。
 4 傷害を負わせる体罰を行った者は31人であった。
 5「感情的になってしまった」(55校65人)が最も多かった。
 6「人間関係ができているので許されると思った」(16校18人)
であった。
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