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脳科学ブログ(教育への架橋)

脳科学の知見を生かし、実践現場との架橋・融合をめざす。仮説・実践・検証により、教育のエビデンスを生みだし、揺るぎなき教育の一端を担いたい。“教育は愛、愛こそ教育” 願いは子どもの幸せである。


自閉症の対人障害ホルモン投与で改善 [2013年12月21日(Sat)]
自閉症の対人障害がホルモン投与で改善したという。私は
脳科学研究の知見から、“脳の原理は愛他主義” “教育は愛
、愛こそ教育” “愛が脳を活性化する”といってきた。今朝
東大の研究で、愛情ホルモン・オキシトシンがが「自閉症
スペクトラム障害」に効果があると聞いて嬉しかった。
まだ、仮説段階であるが、“愛は万能薬である”と言えるの
ではないだろうか。
祖父は今91歳、昨日緊急入院した。痛い!痛い!を連発
する祖父の、痛いと訴える所に手をおいてさすってやると
静かになる。愛の手当てが薬になっているのではないだろ
うか。明日も見舞おう。愛の手当てをしよう。

1 表情や声色から相手の気持ちを読み取るのが困難という
 対人コミュニケーション障害が特徴の「自閉症スペクトラ
 ム障害」を、特定のホルモンの投与で改善できることを東
 京大のチームが臨床実験で解明した。
2 自閉症スペクトラム障害は、重度の知的障害を伴うタイプ
 の自閉症からほぼ正常な人まで、幅広くみられる発達障害
 で、英、米両国では発見される割合がここ35年で60倍
 以上に増加している。
3 ホルモンは脳から分泌される「オキシトシン」。相手との
 信頼関係の構築に関わるとの報告もある。
4 チームは、自閉症スペクトラム障害の成人男性40人に、
 オキシトシンをスプレーで鼻に1回噴霧。人が話す様子を
 撮影したビデオを見てもらった。
5 ビデオの人は、笑顔で嫌な言葉を発したり、嫌な表情で好
 意的なことを言ったりするなど、表情と言葉が正反対だっ
 たが、オキシトシンを投与した人は、表情から相手の友好
 性を判断する回数が増えた。
6 障害のある人が共通して働きが弱まっている脳の領域も活
 発になった。投与の効果は数時間続くという。今後は連日
 投与しても効果があるかを調べる。
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